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2009年6月30日 17:00
広重が描いた日本橋。
背後には美しく凛とした富士の姿。
・左:日本橋雪晴、右:する賀てふ(駿河町)
・いずれもネット・ウィキペディアから引用
江戸のシンボルに日本のシンボルをここまで大胆に重ね合わせるとは、華麗な感性と深い思い入れが伝わって来ます。
転じて、今の日本橋からは、高いビルにでも上らない限りその姿を見ることはできないのでしょうが、富士を思う心は実は街の中にもあるのです。
そこで、中央区にもあります、こんな富士。 3件ご紹介します。
まずは"世界湯富士"。
人形町の銭湯、世界湯さんの浴室の壁に描かれた富士山です。
青い空と海の間にある秀麗な姿は、西伊豆の雲見海岸からのものと思われ、湯船を海に見立てると、本当にこの光景の前にいるような気持ちになります。
次は"白雪富士"。
茅場橋の畔にある小西酒造さんのビル(白雪ビル)に描かれた富士山です。"山は富士・酒は白雪"にちなんでいるものと推察します。
蛎殻町交差点付近からの眺めが良く、特に今の季節だと午前8時前頃に東からの陽射しを受けて山の輪郭を模る黒い部分が金色に輝き、富士の姿がまるで白雪のように浮かんで見えます。
最後は"鉄砲洲富士"。
鉄砲洲稲荷神社さんの富士塚です。
社殿の右奥にあり、山頂まで登れるように造られています。山頂に置かれた祠は、はまさに富士山頂の浅間神社奥社を思わせ、江戸時代の人々の富士信仰への思いが、その存在感と共に感動的に伝わってきます。
(記事上の富士の呼称はあくまで投稿用の仮称であり、公称ではありません。) (ww)
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2009年6月11日 09:00
何回も近くを通っているのに、こんな場所があるなんて初めて知りました。
ここは堀留児童公園の隅にある小さなガーデン。
撮影日は年6月7日(日)。
紫陽花はもうピークを過ぎた感じです。
庭守のニャン太郎(仮称)も暢気にしてます。
旬な花々の姿をお楽しみください。 (ww)
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2009年5月18日 00:42
銀座に買い物に来る人の何パーセントが和光前からわずか10分も歩かないうちに隅田川に
出ることを知っているでしょうか。
銀座を歩くのと同じように、隅田川のテラスで陽射しを浴びたり風に吹かれたりするのもまた
とても気持ちのいいものですが、意外と知られていないような気がします。
そんなことから、ちょっとだけ足を伸ばしたり、脇道に逸れるだけで意外と楽しめる中央区、を
をテーマにいいスポットを探して紹介していけたらと思います。
さて、初回は何といっても中央区最大のシンボル、
日本橋。
つい機械的に渡ってしまいがちですが、この貴重な建造物を味わはない手はありません。
橋に関する薀蓄は別にして、たまには一歩離れて、ひとつ上流の
西河岸橋から眺めてみる
のはどうでしょう。橋全体を客観的に眺めるにはいいポイントです。
特に夜間のライトアップ(上の写真)は印象的で、邪魔者と言われる高速の柱や車道も見よう
によってはギリシャ神殿の列柱のようで、立体感を演出する効果的な装置のようにも思えてき
ます。そんなふうに想像すれば、橋の上に往時の賑わいも見えてくるかもしれません。
この辺り、季節感にはちょっと乏しいのですが、
三越側から見て左側の両脇に桜があって、毎年
日本橋に春の華やかさを添えてくれます。特に
京橋方面側にある派出所の前にはソメイヨシノ
(右の写真の背景)と枝垂れがあって、朝の陽射
しを受けて輝く姿や夜の灯りにほんのりと霞む姿
には存在感があります。
今年はもう季節が過ぎてしまいましたが、また
来年、機会があったら鑑賞してみることをお勧め
します。 (WW)