[下町トム]
2012年10月17日 08:45
中央区の魅力をいろんな角度から探っていますが、今回は神社仏閣に注目し、その界隈の話題を中心にご紹介するシリーズを始めることにしました。
あわせて、「文化の秋」ですから、素人がその気になって〝吟行気分〟で訪ねたいと思います。あくまでも〝気分〟ですので、不出来な点は何卒ご容赦下さい。
さて、第1番は『寶田恵比壽神社』(以下、「宝田恵比寿」と表記します)を選びました。
今度の週末(10月19・20日)はこの神社の祭礼である〝ゑびす講〟が催されますが、どちらかというと同時に参道で開催される〝べったら市〟のほうがよく知られているかもしれません。
〝べったら市〟で売られる名物の〝べったら漬け〟は大根の麹漬ですが、ほんのり甘くて季節感を感じる食べ物です。中央区観光協会の推奨名産品にも指定されています。
そもそも、宝田恵比寿神社は江戸城の拡張に際して、旧・宝田村から移住してきた住民たちが自らの鎮守様を祭ったのが始まりです。もとの宝田村は今の千代田区役所付近に在ったそうです。このときに、家康公の三河以来の家来であった馬込勘解由という武士が徳川家由来の恵比寿様を神社に安置したということです。
馬込勘解由はこの一帯の土地を支配しただけではなく、三伝馬取締役という役職を務めました。大伝馬町という地名はこの役職に由来しています。伝馬とは当時の交通・文書を司る役所であり、江戸だけではなく各地の要所に置かれたものです。神社の近くにその由緒を記述した説明版が設置されています。
この日は祭礼を控えて準備が進んでいるところでした。今から祭礼当日の賑わいが目に浮かびます。お参りを済ませて、名物のべったら漬けをお土産に帰る人が参道にあふれることでしょう。
ぼくの場合は、参詣の後に人形町もしくは室町あたりへ歩いて旨いものを食べたり、ちょっと一杯ひっかけるのが楽しみとなっています。それじゃ、どっちが目的か分からないですね。
何年か前の夕景の様子を載せておきます。 秋の爽やかな風と夕方の淡い色彩の中で気分もリラックスし、まっすぐはなかなか帰れないものです。でも、中央区はどこにも魅力ある町があるので、寄り道してしまうのはしかたないですね。
〝ゑびす様〟は商売繁盛、家族繁栄、日伏せにご利益があると言われています。七福神のなかで唯一日本古来の神様です。(その他はインド・中国からの渡来)原初は海の神様であり、海の向こうからやってくるものへの畏怖や敬意から神格化したのではないかという説もあるようです。
上方では正月の〝えべっさん〟が有名ですが、東京では秋の〝ゑびす講〟が最も賑やかです。もちろん12月の〝しまいゑびす〟や正月の〝初ゑびす〟も大切な縁日ですよ。
帰りの楽しみも含めて、皆さんも是非お出かけ下さい。
では、一句。
『宵酒や べったら市の 波の果て』
続きを読む: 区内寺社巡礼~第1番『寶田恵比壽神社』
[滅紫]
2012年10月16日 14:00
「七世松本幸四郎 追遠」と銘打った10月演舞場公演は「勧進帳」の弁慶と富樫を七世の孫にあたる当代の団十郎さんと幸四郎さんが昼夜交替で勤めるのが話題。記録を調べてみると、1965年2月~4月に行われた「7代目幸四郎17回忌」は東京宝塚劇場、歌舞伎座、大阪新歌舞伎座と3ヶ月連続の大興行で当代の父親である七代目の3人の息子、11代目団十郎、8代目幸四郎、初代松緑が日替わりで弁慶、富樫を演じるという空前絶後の公演で女形が演じる義経も延若、雀右衛門、福助がやはり日替わりで演じ、3月の歌舞伎座公演前には日にちによる配役表が張り出され観客はそれを見ながらどの日にするのか悩んだという。ファンにとっては本当に嬉しい悩みだったことだろうと今読んでもわくわくする。
私が観たのは幸四郎さんが弁慶、団十郎さんが富樫、藤十郎さんが義経を演じる夜の部。太刀持ちの金太郎くんが可愛い。これで予定であれば染五郎さんが出ていたので孫、ひ孫、玄孫と揃ってさぞかし七代目も喜んだことだったでしょう。七代目は弁慶を生涯で1600回以上演じたとのこと、当代の幸四郎さんも既に1048回(本公演前)。余裕の弁慶でした。うっかりして最前列をとってしまったので花道で六方を踏む弁慶の後ろ姿を見ることになってしまいましたが。それにしても藤十郎さんはお若い。「本当に80歳?」と隣席の方と同時に口に出してしまいました。
来年4月開場の新歌舞伎座上演演目希望のアンケート募集中です。抽選で「開場式」の入場券が当たるそうなので応募してみようと思っています。ご興味のおアリの方は松竹HPをご参照ください。
夜の部のもう1幕は「御所の五郎蔵」です。今回は仮花道がないので上手と花道を使っての五郎蔵と土右衛門の出になるのと、めったに上演されない「五郎蔵内腹切」が出ます。平成15年以来です。
心中する2人が尺八と胡弓を弾きながら息絶えるーというちょっと無理と思われる設定ですが黙阿弥が小団次の「役者が困るようなものを」との依頼で書いたものとのこと。結果の気になる方は劇場へ。昼の部は「国性爺合戦」です。
お問い合わせ:チケットホン松竹0570-000-489(10:00~18::00)25日千秋楽
[鞠つき]
2012年10月16日 09:00
来る10月20日(土)、築地本願寺でインド祭りが開催されます
☆インドレストラン
☆紅茶、ワイン、スパイス
☆ボリウッドダンス
☆シタールの演奏会
☆インドグッズバザール
☆ヨガデモンストレーション
☆カラリパヤットゥ(インド式カラテ)
☆観光ブース
☆インド舞踊など、楽しいイベントが盛り沢山
抽選会もありますので、皆様ぜひお越しください
開催時間:10時~16時
場所:築地本願寺
入場無料
インド祭りのHP
[まぴ★]
2012年10月14日 08:30
そして、まち歩きツアーの3軒めは小津和紙さんの前の昭和通りを渡って
第一三共本社の隣にある薬ミュージアムです。
館内は撮影禁止なので、写真がないのですが、
薬のことをゲーム感覚で理解できる面白いシステムです。
時間があまりなかったので、少ししか見れませんでしたが、
私が試して見たのは、身体にどんな感じで薬が効いて行くかわかるものでした。
登録したメダルを置きます。そして、注射、錠剤、座薬などの薬を選びます。
注射を選んでボタンを押すと、
前の人体模型の静脈のところから色が変わっていき、
薬がどんな行程で体内を巡って行くかがわかります。
これを見ると、当たり前のことなのですが、
錠剤より注射の方が効き目が早いなと、はっきりわかります(笑)
日本橋本町は「くすり」の町。
10月17日には薬祖神祭というお祭りが行われ、
福引きや御神酒、お汁粉の接待に、おはやしなどもあり賑わいそう。
薬祖神社にお詣りして1年の無病息災を祈願するのもいいですね!
受付のところでグッズが売っていたので、コレクションしているクリアファイルを。
これ黄色とブルーもあって、胃の形でクリアになっていて面白いです★1つ200円♪
そしてこんなお土産とパンフレットも頂きました!
ここももう一度ゆっくりきたいと思います。
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中央区観光協会のまち歩きツアー、
締め切り日が10月末や11月のものもまだあります。
この機会にぜひご応募ください。
[織衣舞]
2012年10月12日 20:53
第7回「人形市」が開催されています。
平成24年10月11~13日 人形町商店街大通り
10:00~19:00
今年も人形町で「人形市」が始まりました。 人形町商店街大通り両側舗道55テントです。
和人形・西洋人形・ハンドメイド人形・陶器人形・木づくり人形・和紙人形・ブローチ人形・
笠間焼き人形・玩具人形・・・etc いろいろな人形があります。どれを見ても可愛くて、手
にとってしまいそうです。
人形町の歴史は、江戸随一の繁華街で、"あやつり人形座"が数件あり、人形を作る人・
操る人がおり、それに各地の名物の人形を作る人が集まってきて人形の町と呼ばれるもの
続きを読む: 人形町の人形市2012/10/11~13
[まぴ★]
2012年10月12日 08:30
まち歩きツアー・江戸屋さんの続きです!
江戸屋さんの前の道をそのまままっすぐ行くと角にある大きなビルが小津和紙さん
お店の他に、資料館やギャラリー、文化教室など
色んな施設が併設されています。1階では、手漉き和紙体験もできるようです。
館長さんから、小津和紙の歴史など色んなお話を伺いました。
和紙ってほんとに強いんですね!
そして、いい炭を使った墨で書いたものはにじまないそうで、
東日本大震災の津波で流れたものでも文字は滲んでなかったそうです。
資料館には昔の古文書がたくさん保存されていました。
紙は虫食いでいっぱいなのに、文字は滲んでいない・・・不思議です!
さて最期の5分ほどでお買い物!
猫好きの友達にお土産をと思い、猫のレターセットとハガキを購入。
してこのハガキ・・・慌ててたので値段見ずに買ったのですが、なんと1枚610円!
手触りのいい和紙に、猫の部分は墨地に手染め典具貼紙と金箔を使って
ちぎり絵カードになっています。
自分用にはもったいないけど、プレゼントとしてはいいですね(*^^*)
紙漉きの国宝の人がいるなんて始めて知りましたが、
機械で作る紙と違って手漉きの和紙っていいですね・・・・。
今度は1人できて、紙漉きもぜひ体験をしてみたいし、
ギャラリーにも和紙で作った人形や花など、多くの作品があり、じっくり鑑賞したいです。
そして3軒めの薬ミュージアムへ続きます