[橘]
2014年4月16日 09:00
4月13日(日)春らしい日和の元、隅田川で第83回早慶レガッタが開催されました。
早慶レガッタは100年以上の歴史を持ち、オックスフォード対ケンブリッジ、ハーバード対イェール戦と並び世界3大レガッタの一つとして数えられるそうです。
早慶レガッタは第1回が明治38年に隅田川向島で開催されて以来、戦争等で2度の中断、
又、隅田川の汚染や橋梁工事による開催場所の変更を経て、昭和53年の第47回大会から
隅田川に戻って開催されているものです。
一昨年迄は両国橋の上流をスタート地点としていましたが、昨年からスタート地点が新大橋上流に変更となった為(レースの距離も3,000mから3,750mに伸長)中央区にも係わりが出てきたものです。
大会自体は朝から行われていますが、新大橋上流(浜町公園の辺り)をスタートとするのは、第二エイトと対抗エイトの2レースのみです。
第二エイトの開始が14時でしたが、何時まで待っても始まりません。どうも、艇を隅田川上流からスタート地点へ漕いで来る途中で一艘が転覆してしまったようです。
これは慶応大学の艇ですが、こんなに細長いです。ということで、水上バスやモーターボートの横からの波に弱く簡単に転覆してしまうのですね。結局第二エイトは別の日に改めて行われるそうです。
対抗エイトは定刻の15時半に始まりました。
さすが歴史のある早慶戦。スタート前に両校の応援団とチアに依る校歌、応援歌とエールの交換がありました。
スタート時間直前です。両校の艇を正しいスタート地点に留めるために、別の小舟に乗った人がしっかりと艇の後ろを掴んでいます。結構力が必要で大変そう。
スタートです。
そして、あっと言う間に目の前を通り過ぎて行きます。漕ぎ手の8人がそろった動きで見ていて美しいです。
本日の結果は、対抗エイトは慶応大学の勝ちでしたが、勝敗を超えた両校の気合を感じました。
過去には、嵐の様なコンディションで行われたレースでは慶応艇が沈没したとか、ボートレースでは珍しい同着があったとか、対抗意識むき出しの早慶レガッタならではの出来事があったようです。
[滅紫]
2014年4月13日 09:00
新開場から1年を迎えた歌舞伎座は変わらぬ賑わいを見せています。今月の話題は何といっても「三津五郎さんの復帰」です。病に倒れてから7か月振りに歌舞伎座に戻ってきました。八月納涼歌舞伎以来です。演しものは「壽靭猿」。花道に三津五郎さんが登場すると満員の客席から大拍手。少し細くなった三津五郎さんとこの大拍手を聞いているとウルウルしてきました。隣の席の方もハンカチを取り出しています。一段と立派になった息子の巳之助さんが奴を、女大名を又五郎さん、そして動きの度に拍手が起きる子役が演じるお猿さんの可愛いこと。歌舞伎界屈指の踊りの名手三津五郎さんの病後とは思えない切れの良いお元気な姿を見ることができるのは本当に幸せです。今月は昼の部だけで大事をとってしばらくお休みとのこと。他の演し物は開場一周年記念の舞踊「壽春鳳凰祭」鳳凰祭を記念して新しく作られた華やかな舞踊で舞台美術は松尾敏男先生という豪華版です。最後に坂田藤十郎さんが「一世一代」で勤める「曽根崎心中」。お初上演を1300回以上という藤十郎さんのお初を舞台で見られるのもこれで最後かと思うと感慨深いものがあります。それにしても82歳の藤十郎さんの若さといったら。・・・・
松竹が歌舞伎座の経営を始めたのは第2期歌舞伎座となった大正3年(1914)。座紋の鳳凰丸のアイデアは第一期の座主であった福地桜痴ですが、彼は池之端の邸宅を新築した折、座敷の釘隠しとして使われた法隆寺ゆかりの鳳凰丸を気に入って転用して座紋に定めた(「歌舞伎座五代})のだそうです。
夜の部は「一條大蔵譚」「女伊達」「髪結新三」です。
仁左衛門さんの6月復帰も発表されました。あとは襲名が延びている福助さんの回復を待つのみです。
4月歌舞伎は26日まで
お問い合わせはチケットホン松竹0570-000-489(10:00~18:00)
夜の部の開演は16:40です。
[杏葉牡丹]
2014年4月11日 17:45
築地と銀座に挟まれた「新富」。
かつては「町」がついて「新富町」と呼ばれていました。
その名の由来は、明治4年に、西側にあった大富町に対してつけられたという説と、新島原の「新」と「大富町」の「富」を合わせて「新富町」にしたという二説があるとか。
新島原と言えば、明治の初めに、すぐ隣の明石町に外国人居留地ができるのを当て込んで、遊廓ができたのですが、結局は短期間で終わってしまいました。
そんな関係か、新富町には比較的最近までは花柳界もあって、かつてお祭りの時には「新富町芸者」が艶姿を見せていたものです。
そして忘れてはいけないのが「新富座」。
江戸三座の一つであった森田座が、明治5年に猿若町から現在の税務署の辺りに移転し、明治8年に「新富座」と改称したものです。
文明開化の社交場として日本を代表する劇場となりましたが、残念ながら関東大震災で焼失してしまいました。
たまたま我が家には、大正時代のプログラムが残っていましたが、名だたる名優が出演していて、当時の様子が偲ばれます。
現在は、そうした「芝居の町」の伝統を今に伝えようとはじまった「新富座こども歌舞伎」が、評判を喚んでいます。
こんな新富町は、知る人ぞ知る大人の隠れ家的エリア、と言われることが多いようです。
とは言え、隠れ家では勿体ない、もっと沢山の人たちに、この町の良さを知ってもらおうということなのでしょうか、4(し)13(とみ)という語呂合わせに引っかけて、『4月13日はしんとみの日』というイベントが行われます。
回を重ねて3回目というこのイベント、まずは前夜祭として12日(土)15:00~19:00まで行われるのが「新富町はしご酒」。
各店共通のチケットを購入して、地元の名店14店をはしごしようというもの。
歩いているうちに顔見知りになる人もいて、一人でも全然大丈夫とのことです。
そして13日(日)は、午前中は松竹衣装の海老沢孝裕さん、午後は歌舞伎ソムリエおくだ健太郎さんの講演+食事という「歌舞伎deうたげ」や、新富座こども歌舞伎の公開稽古があります。
さらに12日、13日の両日は、日本印刷会館にて、歌舞伎の大道具・衣装が公開され、ミニ喫茶も用意されるそうです。
滅多にない機会なので、「新富」にいらしてみてはいかがでしょうか。
なお、イベントには事前予約や入場整理券が必要なものもあります。
その他、展示の時間帯等もあわせて、詳しいことはHP「しんとみさん」でご確認下さい。
[銀造]
2014年4月11日 13:00
久しぶりに若松屋さんのギャラリーを訪れました。
ギャラリーの中には、素敵な絵画が架けられています。
ちょっと中へ入ると、本当に洒落た絵がいくつも飾られています。
Jazz が聞こえてくるし、最高の雰囲気です。
作家さんは、ご近所にお住いの、中尾創一さんとのこと。
こんな素敵な絵を傍らに、Jazz を聴きながら、
ウイスキー・グラスを傾けたら、至福の時を過ごせることでしょう。
個展の開催は、4月14日までです。お見逃しの無い様に!
若松屋さんへのアクセスは、こちらをご覧ください。
http://www.g-wakamatsuya.com/
[征ショーリュー☆]
2014年4月 2日 16:00
中央区観光協会特派員になれるという はやる気持ちを押さえきれず 話題の "コレド室町" "ニホンバシ桜フェス" に行ってきました
"桜ライトアップ" については他の特派員の方にお任せして.....
日本橋三井タワーの前を通りがかり中の様子を見ると 何やら人だかりが
中に入ってみると 美しいヴァイオリンの音色が聞こえてきました
"日本橋三井タワー アトリウムコンサート" という一流奏者による入場無料のミニコンサートでした
この日は 『ブラームスの夜』
ぜいたくなアトリウム空間で 気軽に親しみやすい名曲を堪能し やすらぎのひとときを過ごすことができました
次回は 4月7日(月)18:30〜 『シューベルト:ピアノ五重奏曲「鱒」全曲』 です
教えたくないほどおすすめです
[お染]
2014年4月 2日 14:00
浜町公園ではソメイヨシノや紅シダレザクラが満開で、桜が見頃を迎えています。
観光検定のテキストにも書かれていますが、浜町公園は区立公園の中では最も広い公園とあって、園内では様々な景色を見ることができます。
スカイツリーもちょこっと見えますよ。
総合スポーツセンターやデイキャンプ場もあるので、施設内のゴルフ練習場や温水プールなどで汗を流して、桜を見て...というのも良いかもしれません。
また、広々とした遊具広場やベンチ&テーブルもありますし、スポーツセンター内に児童室もあるので、子連れで行きやすいお花見スポットでもあります。
(デイキャンプ場を利用できるのは中央区の在住、在勤者のようですが、総合スポーツセンターは誰でも利用できるそうです◎)
さらに園内には加藤清正公を祀る「清正公寺」があり、花見の賑わいとは打って変わって、ひっそりと落ち着いた雰囲気になっています。
昔ここには熊本藩主・細川氏のお屋敷があったんですね。
今週末はマルチに楽しめる浜町公園で、お花見いかがでしょうか。
~おまけ~
浜町公園から少し足を延ばして、浜町緑道、隅田川テラスの散策もおすすめです。
都内で自然を感じられるのは嬉しいですね。
◆総合スポーツセンター http://www.chuo-sports.jp/index.html
◆浜町公園地下駐車場 https://www.chuo-kanko.or.jp/guide/parking/detail/detail10.html