[ミル]
2017年4月10日 14:00
色とりどりの花びらを使って、地面に美しい絵を描くインフィオラータ。
中央区では、晴海のトリトンスクエアで毎年開催されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
先日、京橋で開催されているところに遭遇しました
こちらは東京スクエアガーデン前の広場。
京橋に暮らした歌川広重が描いた、「名所江戸百景」。
その中の「京橋竹がし」の図が見事に描かれていました。
竹の部分はカーネーションの茎が使われていて、質感やきっちりとした並べ方までもリアルに表現されています。
東京スクエアガーデンの満開の桜からこぼれた花びらが、可愛らしい彩となっています。
あいにくのお天気でしたが、ぱっと目を引く光景に、足を止めてご覧になっている方も多くいらっしゃいました。
そして、京橋エドグラン前の広場には、お神輿と町火消の図が。
江戸の町を火災から守るため、大岡越前によって作られた町火消。
現在の京橋に当たる区域は、二番組の「せ組」が置かれた場所だったそう。
町火消の名誉の象徴、纏(まとい)。
「せ組」の重ね駒形の纏が、白い花びらでひときわ爽やかに表されていました。
江戸の粋と誇りを感じる絵柄です。
このインフィオラータは、今年が第一回目の開催となる、「東京インフィオラータウィーク」の作品。
国内外から訪れるお客様をおもてなしするため、東京中に花びらで彩られたウェルカムカーペットを市民の手で創る、というイベントなのだそうです。
東京のさまざまな場所が会場となっています。
東京インフィオラータウィーク
京橋の展示は4月8日から12日までとなっています。
美しい花びらの芸術、ぜひご覧ください
[滅紫]
2017年4月10日 12:00
桜に誘われ銀座をぶらついていたら8丁目のタチカワ銀座ショールームの前にこの案内を見つけました。江戸好きの私としては見逃せません。早速地下の会場へ。三河屋さんの暖簾の先の壁面を美味しそうな料理とレシピの写真がぐるりと取り巻いています。中央のテーブルにもお料理の写真。隣にはレシピのコピーしたものが置いてあり。「ご自由にどうぞ」。嬉しくなってみんないただいてしまいました。
今回は「江戸料理百選」から代表的な料理を選んでの展示です。江戸料理で有名な「なべ家」ご主人の福田浩さんと女子栄養大学の島崎とみ子先生が料理を再現し、写真は料理写真の第一人者の佐伯義勝さんという豪華版の料理本です。
江戸の料理本といえばあの「八百善」の四代目・栗山善四郎が書いた「江戸流行・料理通」(文政5年1822年刊行)がよく知られていますが、天明期に入った頃には、谷崎潤一郎がすべてを試作したといわれている「豆腐百珍」(天明2年1782年)が発刊されこれが大ヒット。柳の下のどじょうで「鯛百珍」「柚子百珍」「大根百珍」など続々と。中でも人気だったのが「万宝料理秘密箱」別名「玉子百珍」です。享和期に入ると「名飯部類」(享和2年1802)も。そして文化・文政期の最盛期に。この「江戸料理百選」はそれらの料理書の中から選りすぐりのものを再現したものですが、本の案内によると「当時の技術を忠実に再現し現代生活にも応用できるよう作り方に工夫を加えて解説」とのこと。私は「巌石とうふ」(すり鉢ですった豆腐と骨ごとたたいた鶉の肉を合わせ椀種に)と「玲瓏(こおり)とうふ」(とうふを寒天でくるみ冷やしたもの。練り辛子と酢醤油または黒蜜をかけてデザート)に惹かれています。
レシピ見るだけで美味しそうでしょう。原田信夫先生の「江戸の食文化」によると、料理にランク付けがされていて「尋常品」「通品」「佳品」「奇品」「妙品」「絶品」の6等級に分けられていたとか。遊び心が何とも洒落ていますね。因みにこの2つは「奇品」です。
「今の食の原点は江戸だった」とあらためて感じさせてくれる展覧会です。
三河屋さんは「江戸を学ぶ」をテーマにした講演会なども企画されており江戸料理の普及に取り組んでいらっしゃいます。元禄期創業の江戸と共に歩んで来たお店には「江戸のDNA」が色濃く引き継がれているようです。今回の料理本「江戸料理百選」は三河屋さんで特別価格でお求めになれます。お問い合わせは三河屋さんまで。TEL3248-0528 FAX3248-0530
「江戸料理あれこれ展」タチカワ銀座ショールーム(銀座通り)B1 4月16日まで
「銀座・三河屋」銀座8丁目8-18 TEL 3571-013
[ジミニー☆クリケット]
2017年4月 7日 09:00
京橋3丁目の東京スクエアガーデンの6階にある京橋環境ステーション内、中央区立環境情報センターで、「生物多様性を考える~生き物たちの進化~」の展示が行われています
場所は、環境情報センターの展示スペースで、モルフォ蝶の金属的な青い翅の輝きが目に飛び込んできます
木の枝や葉に擬態した姿が特徴的なナナフシの仲間の標本、巨大な蛾やカブトムシの仲間の標本も展示されています
様々な環境に適応して生きてきた昆虫たちの、不思議で面白い生態が、紹介されており、生物多様性について考えるきっかけをあたえてくれます
わかりやすい説明のボードもあり、勉強になります
この展示は、財団法人進化生物学研究所の協力によるものです
展示の期間は、4月1日(土)から4月29日(土)までです。
時間は、9時から21時までです。
桜も咲き、お出かけにも最適な季節になりました
京橋にお越しの折には、東京メトロ銀座線「京橋駅」直結の東京スクエアガーデン6階にある環境情報センターにお立ち寄りください
なお、展示スペースでの写真撮影、取材につきましては、ご了解をいただきました
ありがとうございます
中央区立環境情報センターのHPはこちら ⇒
https://eic-chuo.jp/
[お江戸のマーシャ・堀内]
2017年4月 5日 16:00
今、日本橋三越で、第72回「春の院展」が開催されています。
現代日本画の力作300点、多くが淡い基調で、聊か物悲しげなくらいの雰囲気を
感じるのは私だけでしょうか。たぶん、そのほうが春の陽気と相マッチする
ようにも思えてきます。
4/10まで開催されています、お仕事の前後、合間などに行かれてもよいのではないでしょうか。
また、日本橋三井タワーの入り口に、桜が飾られています。
[ジミニー☆クリケット]
2017年4月 5日 12:00
銀座2丁目にある銀座大塚ビルの地下1階にあるメグミオギタギャラリー内のプロジェクトルームで、根本寛子新作絵画展「water mirror」が開催されています
展示されている根本氏の作品は、身近にあるものを描きつつ、それがインスピレーションの核となって、夢の世界が始まるような、童話の絵本のような、現実から離れたイメージの世界が描かれています
油彩と水彩の作品は展示されており、どちらも細密画のような緻密な描写です
すごい
今展のタイトル「water mirror」は、制作のきっかけとなるイメージ(先に見ている未来)に由来するそうです
展示されている作品の中には、ひときわ大きな作品、氷の面の上に浮かぶお城をガラスの鹿が見守っている、メルヘンチックな世界を描いた大作もあります
いよいよ春本番、桜の花も咲き、季節も良くなってきました
銀座2丁目の根本寛子新作絵画展に是非お越しください
開催期間は、3月31日(金)から4月15日(土)までです。
開廊時間は、11時から19時までで、月曜、日曜、祝日はお休みです。
今回も、ギャラリー内での写真撮影については、ご了解をいただき、作品についての丁寧な説明もしていただきました
ありがとうございます
メグミオギタギャラリー 銀座のHPはこちら ⇒
http://www.megumiogita.com/
[銀造]
2017年4月 5日 09:00
中央区には、日本銀行本店から三越前を通りコレド室町へ抜ける「江戸桜通り」、
東京駅北口を出て、丸善、高島屋の通りの「日本橋桜通り」
そして、銀座1丁目のアンテナショップ茨城館、福井館、銀座1丁目交番の通りに「銀座桜通り」があるのは、皆様ご存じかと思います。
先ずは、江戸桜通りからの風景をご案内します。
三井本館と日本橋三越店という二つの重要文化財に囲まれた両方の歩道に沢山のソメイヨシノが植えられていて、間もなく満開です。
日本橋交番の直ぐ前の枝垂れ桜は、今満開ですが、高札場前の枝垂れ桜は未だ蕾ですので、ソメイヨシノと合わせての、お花の賞味期限は、4月9日(日)頃までは大丈夫だと思います。
次に、「日本橋桜通り」の開花状況については、
こちらも百貨店建築として初めて指定を受けた重要文化財、高島屋さんの南側のバルコニーの塑像と共に、ご報告します。
気品ある建物と調和していますね。これも4月9日(日)頃まではお花を楽しめると思います。
中央区観光情報センターのある京橋エドグランのお店に行ってきました。丁度、「日本橋桜フェスティバル」を開催中で、その一環で日本橋から京橋の飲食店では「日本橋桜メニューウオーク」を実施中(それに参加しているお店のメニューを注文すると、特典として"桜ピンバッチ"が頂けます。こちらのお店「魚がし日本一 京橋エドグラン店」では、指定のメニューを美味しく食べて、桜の花びらのピンバッジが貰えました。(私が、飾りつけに、まな板の上に置きました)
寿司の一部には、桜の花が使われたり、お寿司を桜の葉っぱで巻いています。良いアイデアですね。
京橋スクエアガーデンのソメイヨシノもすくすくと育っていて、間もなく見頃を迎えます。
そして、「銀座桜通り」のソメイヨシノは、居酒屋権八の前に四本植わっており、
これも4月9日(日)頃までは私たちを楽しませてくれるでしょう。
この「銀座桜通り」は、実は八重桜が見事なのです。こちらは4月12日頃から20日頃までは、沢山の八重桜が妍を競って私たちの眼を楽しませてくれることでしょう。
八重桜についての過去の記事は、こちらをご覧ください。
/archive/2016/04/-mid-april-2016.html
どうぞ、お買い物とグルメの間に、お花見をお楽しみ下さい。 銀造