[CAM]
2016年6月 7日 16:00
平成28年6月4日(土)、三島由紀夫研究会が開催した「橋づくしツアー」に参加しました。 新橋の「末げん」で昼食をとった後、銀座板甚道、銀座、昭和通りを経て、小説のとおりに7つの橋をめぐり、無事にゴールとした築地本願寺に到着しました。以下、小説を引用しながら(小説は、昭和31年に雑誌文藝春秋に掲載され、単行本は昭和33年に刊行された。引用は新潮文庫『花ざかりの森・憂国』による)、当日のコースを紹介します。
新橋末げん
明治42年創業の鳥割烹店。三島由紀夫と盾の会メンバーが、決起前夜、最後の晩餐を行った。平成9年に現店舗に建て替えられている。
銀座板甚道
「陰暦八月十五日の夜、十一時にお座敷が引けると、小弓とかな子は、銀座板甚道の分桂家へかえって、いそいで浴衣に着かへた。」(177)
岡半本店
「たとえば夕刻髪結へ行くと、同じ土地の妓が、順を待つあいだを、岡半の焼肉丼なんぞを誂へて、旨そうに食べているのを見ることがある。」(178)
伊勢由
「厨口の三和土に満佐子の下駄が揃えてある。伊勢由の黑塗りの下駄である。」(184)
昭和通り
「小弓が先達となって、都合四人は月下の昭和通りへ出た。自動車屋の駐車場に、今日一日の用が済んだ多くのハイヤーが、黒塗りの車体に月光を流している。それらの車体の下から虫の音がきこえている。
昭和通りにはまだ車の往来が多い。しかし街がもう寝静まったので、オート三輪のけたたましい響きなどが、街の騒音とまじらない、遊離した、孤独な躁音というふうにきこえる。」(185)
三吉橋(第一・第二の橋)
「程なく四人の渡るべき最初の橋、三吉橋がゆくてに高まって見えた。それは三又の川筋に架せられた珍らしい三叉の橋で、向う岸の角には中央区役所の陰気なビルがうずくまり、・・・・」(187)
説明標示標には「橋づくし」が引用されています。
[佃のうさこ]
2016年6月 6日 18:00
石川島公園パリ広場から中央大橋を見上げたら、澄んだ青空が広がっていました。
こんな日は、みんなでお弁当ランチタイムとしましょう。
おっ!ウミネコさんが、大きなお魚ゲットです。
喉を通るかな?大丈夫?
あれ!!アオサギさんだ。
通常アオサギさんは、この近辺では
浜離宮恩賜庭園・日比谷公園・清澄庭園で見かけますが、
今日は珍しく隅田川テラス常連のコサギさんとご一緒にお食事中です。
この時期、隅田川河口にはハゼの幼魚が群でやってくるので、
それをお目当てに食欲旺盛なサギさん達。
アオサギさん1羽、コサギさん7羽と隅田川の干潮タイムに大集合ですね。
みなさんも、青空ランチを隅田川テラスで鳥さん達とご一緒にいかがですか?
[銀造]
2016年6月 2日 18:00
6月1日、聖路加国際大学の構内を散歩。
トイスラー記念館の前の泰山木が白い花を咲かせて、甘いケーキの様な芳香を放っています。
その左手には、アメリカキササゲが、大きな集散的円錐状の花序を付けています。この花は珍しいでしょう。
大学の入り口付近には、立派な紫陽花が紫と青が混ざった様な素敵な色で咲き誇っています。
築地川公園では、黄色いビヨウヤナギの花や、クチナシの白い花、柘榴の紅の花をご覧になれます。
築地、明石町の花散歩をお楽しみ下さい。
[ジミニー☆クリケット]
2016年6月 2日 12:00
[サム]
2016年6月 1日 12:00
5月26日、東京管区気象台から生物季節観測情報のひとつ「紫陽花開花」が発表されました。
平年より12日早く、昨年同様との由。
梅雨入り前の晴れ間、浜離宮恩賜庭園でも、春を彩った花々が一段落し、アジサイが開花中です。
一般的なアジサイは中心部の "真の花"(両性花)を覆って花弁状の萼片の "装飾花"(中性花)が球形の花序を形成していますが、「アジサイの開花」とは、『標準木の "真の花" が2ー3輪咲いた状態になった最初の日を云う』 とされます。
交配され改良された品種も多く、"装飾花" が "真の花" を取り囲むように咲く「ガク咲き」と "装飾花" が球状に密集した花序を形成して咲く「テマリ咲き」に加え、"装飾花" が一重咲きか八重咲きかの違い、形状の違い、色の違い等々、多様です。
入梅間近ですが、その落ち着いた穏やかな花色と、七変化と喩えられる移ろう花姿はこの時期ならではの風情を醸し出してくれています。
園内ではアオスジアゲハをよく見かけるようになりました。
成虫の出現は5ー10月、年3ー4回発生すると聞きます。
アゲハチョウ類には珍しく静止時には通常翅を閉じて止まることが多いようです。
幼虫の食草は園内にも多く植栽されているクスノキ科植物(クスノキ、タブノキ等)で、動きは敏捷、樹木や花の周りを目まぐるしく飛び回っています。