[Mr.Chuo-ku]
2013年11月26日 09:00
中央区銀座にある三笠会館さん。歴史があり、美味しい料理で有名ですので、ご存じの方も多いと思います。
この三笠会館さんが、レストランでは初めて「若鶏の唐揚げ」を提供したそうです。
日本唐揚協会のホームページによると、「現代の「唐揚げ」が外食メニューに登場したのは昭和7年ごろ、現在の(株)三笠会館(東京・銀座五丁目)の前身「食堂・三笠」でのことです。」
三笠会館さんのメニュー表での例↓
若鶏の唐揚げ 胡麻塩&マスタード添え
秘伝のタレと伝え続けられた技術で磨き上げた、自慢の逸品。
3ケ ¥600 5ケ ¥1,000
三笠会館
http://www.mikasakaikan.co.jp/restaurant/yoshoku/ginzayoshoku-mikasakaikan/menu
日本唐揚協会
http://karaage.ne.jp/whats/2011/01/karaage-rekishi.html
[サム]
2013年11月25日 09:57
11月23日17:00~18:00、晴海トリトンスクエア2F グランドロビー特設会場にて、年末恒例の「中央区第九の会 晴海トリトンスクエア公演」が開催された。
前日のオープンリハーサルに引き続き本日は本公演。
『中央区第九の会』は、中央区在住・在勤者により2007年に結成され、現在は10代~80代の幅広い年代約200名が在籍の「中央区第九の会合唱団」と、1994年設立の団員数約65名の「中央区交響楽団」とで編成されている。
第1部の中央区立有馬小学校合唱団による合唱、中央区立佃中学校合唱部による合唱、中央区第九の会版「お江戸日本橋」に続き、第2部ではオーケストラ・四人の独唱歌手・四部の混声合唱により、ベートーヴェン作曲交響曲第9番二短調作品125「合唱付き」より第4楽章が高らかに歌い上げられた。
[杏葉牡丹]
2013年11月20日 09:00
10月19日から12月23日まで、郷土天文館(タイムドーム明石)では「こどもの絵本、おとなの漫画」というタイトルで、中央区出身の画家、永井保の原画展が開催されています。
永井保は大正4年に日本橋で生まれ、昭和初期の漫画、キンダーブック等の絵本、そして「月刊日本橋」や「銀座百点」での人物・風景スケッチ等で幅広く活躍し、平成16年に88才で亡くなりました。
この度、ご遺族から4000点以上の作品や愛蔵品が寄贈され、今回の特別展の開催となりました。
この特別展に関連して、公開講座や講演会がありましたが、11月2日には中央区民カレッジ オープンカレッジとして「永井保のみた風景」というシンポジウムが催されました。
司会は法政大学教授で郷土天文館長の陣内秀信先生、パネラーはギャルリ・プス主宰の市川文江さん、「月刊日本橋」の元編集長の上林武人さん、日本画家の小川幸治さん、郷土天文館総括文化財調査指導員の野口孝一先生です。
始めに野口先生から永井保の足跡が紹介され、個人的にも親交があったという市川文江さんからは、その人となりや様々なエピソードが披露されました。
上林武人さんは永井保と日本橋に纏わるお話をされて、小川幸治さんは画家としての目で、江戸時代から中央区がどの様に描かれてきたかを話されました。
途中で、客席にいらしたご遺族や、個展のオープニングパーティーのケータリングを必ず頼んだという、たいめいけんのご主人からも、様々なエピソードが披露されました。
魚河岸があった時代の日本橋の粋な雰囲気と、多くの人に愛され尊敬された人柄が、縁の方たちのお話で生き生きと浮かび上がってくるようでした。
客席からは、あまり話題に出なかった戦争時代の絵が、軍事機密として明かされなかった装備なども詳細に描かれていて、さすがに画家としての視点は素晴らしく、また歴史的にも貴重である、といった指摘もあり、これにはパネラーもご遺族もびっくりしていらっしゃいました。
皆様の楽しいお話を聞いた後に見た展示は、本当に永井保のあたたかい人となりや、大正・昭和の日本橋や銀座の情景がよみがえってくるようで、とても楽しむことができました。
この特別展「こどもの絵本、おとなの漫画~永井保原画展」は、12月23日まで開催されています。
入場は無料です。
お時間がありましたら、是非いらしてみてください。
詳細は、こちらをご確認下さい→特別展「こどもの絵本、おとなの漫画~永井保原画展」
[巻渕彰/写楽さい]
2013年11月19日 09:00
「秋の中央区歴史散歩2013~旧日光街道の歴史を歩く~(第1回)」が11月16日(土)午後、小春日和に恵まれて開催された。この歴史散歩は、江戸繁栄の基礎を築いた日光街道を日本橋から浅草御門跡まで2回にわたって歴史を訪ねるもの。第1回のこの日は日本橋から小伝馬町牢屋敷跡までをまち歩きした。参加者募集は「区のおしらせ中央」11月1日号で公募し、まち歩きボランティアガイド団体の「中央区文化財サポーター協会」が主催・実施した。
日本橋三井タワー前に集合した参加者は定員の30人に達し、2組に分かれて出発した。五街道の起点日本橋から日本橋魚市場跡を歩く。江戸期からの老舗が建ち並ぶ一帯はいまも歴史を物語っている。旧本町通りは江戸の町づくりがはじまったところだ。3人の町年寄屋敷が置かれ町政が執り行われた。旧日光街道と並行した江戸通り周辺には十軒店跡、長崎屋跡、石町時の鐘鐘撞堂跡など史跡が残る。
昭和通りを越えると、大伝馬町に入る。べったら市で知られる宝田恵比寿神社(写真左)、この地を支配した筆頭名主の馬込勘解由屋敷跡など歴史は古い。現在「大伝馬本町通り」と名付けられた旧日光街道には伊勢松坂商人などが集まり、江戸随一の木綿店問屋街として繁盛した。街道の名残は旧日光街道の石碑に刻まれている。
伝馬町牢屋敷の全体像は、中央区まちかど展示館になっている十思スクエア内の模型で建物配置や牢獄の構造などを確認することができる。十思公園内には吉田松陰終焉の地碑や300年前から今日まで受け継がれた石町時の鐘(写真右)が残る。ここで約2時間の歴史散歩が終了した。
第2回は11月30日(土)、旧日光街道歴史散歩の続きとして十思公園から浅草御門跡まで開催予定(参加申し込みは締切済)。@巻渕彰
[サム]
2013年11月 8日 09:00
11月4日、浜離宮恩賜庭園延遼館跡にて「見せます!この技~伝統技能 "松の剪定" 見学会」が開催された。
(10:30~11:30、13:30~14:30)
松の年間管理の中で主なものは、春に行なう「みどり摘み」と秋~冬に行なう「整枝・剪定、古葉取り(揉み上げ)」。
この他、冬季を中心としての作業に「コモ巻き」「雪吊り」「コモ外し」がある。
今回の「剪定」は、主要な枝を選び、上下の枝のバランスを考慮して、立ち枝・逆さ枝・絡み枝を切り、2~3年後の形状を考慮して、手のひらの大きさの中で3~5芽程度を残すもので、樹形を整え、生育に必要な日差し・雨・風の通りを良くする作業を云い、庭園職員の解説付でその様子を見学。
尚松毬(まつかさ)は樹勢が弱る原因になるので見つけたら取ったほうがよいとのこと。
園内にはクロマツだけでも約600本植わっており、手入れもなかなか手間がかかる様子。
[サム]
2013年11月 7日 09:00
11月4日、重要文化財「日本銀行本店本館」「三井本館」、都指定歴史的建造物「三越日本橋本店」と、歴史的建物が並ぶ江戸桜通りで、今年で5回目となる「日本橋・江戸桜通り演奏会」が開催された。(17:30~18:30)
今回は「中央区まるごとミュージアム」連動企画「オープン・アーキテクチャー」の一環イベントとして開かれたもので、三井本館の荘厳な列柱がライトアップされた中で、イタリア人テノール、ステファノ・ロドラのイタリア歌曲の歌声が響き渡り、最後は「ふるさと」の大合唱で幕を閉じた。
✎「オープン・アーキテクチャー」では、街や建物の素晴らしさは、何といっても実際に訪れ、その空間が持つ豊かな雰囲気を体感することと捉え、音楽をエッセンスに空間の魅力を一層引き出し、建物を感じて貰うことを目的として、第1回のイベント以来、建造物を舞台とした演奏会に取り組んでいる。