[巻渕彰/写楽さい]
2014年1月21日 09:00
このたびリリースされた観光地図アプリ「東京中央区まち歩きマップ」を使って銀座を歩いてみた。ガイドブックや大きな地図を持っていかなくても、スマホやタブレット端末を使えば、情報が手元で得られ、活用範囲が広がる便利な無料アプリだ。
エリアは銀座を選ぶ。高橋美江さんの楽しいイラストの絵地図に従って、見たいところでカメラマークのアイコンをタップすると写真と解説文が表れる(写真は銀座四丁目交差点の画面)。歴史・観光や買い物、グルメスポットがいっぱいマークされている。絵地図の「松坂屋」には「再開発のため平成29年、再オープン予定」と親切なコメントもある。
こんどは「古地図」をタッチすると江戸切絵図に切り替わる。嘉永2年(1849)の尾張屋清七版なので色合いも良く見やすい。通常のMap(標準地図)を選べば、位置情報で現在地を確認することもできる。
「おすすめルート」メニューを選ぶと、「"花形"銀座 舞楽舞楽(ぶらぶら)コース」「"高級"銀座 店来店来(てくてく)コース」「銀座で開運!? 八丁神社めぐり」の3種のコースが出てくる。歩きたいコースをタッチするとスタートマークから矢印でルートが表示され、ゴールまで教えてくれる。いろいろ試すと中央区まち歩きも面白くなりそうだ。
今回使ったのはアンドロイドOSのタブレット端末で、晴海通りまで拡張された銀座フリーWi-Fi 「G-FREE」で接続した。@巻渕彰
◇このアプリの詳細は観光協会HP >>こちら をご覧ください。また、中央区HPのテレビ広報「こんにちは中央区です」No.293(平成26/1/12~17放送) >>こちら でも紹介されています。
[橘]
2014年1月15日 14:00
寒さで家に籠りがちな毎日ですが、お天気の良い日にぶらりと散歩するなら「浜町緑道」辺りは如何でしょうか。
首都高の浜町清洲橋出口の向かいから「浜町緑道」が始まります。
アーチ型のトンネルを潜ると両側を道路に挟まれたほぼ真直ぐな緑道があります。
ここは、以前は浜町川(架かっていた橋の名前から"みどり川"とも言われる)が流れていた場所を埋め立てて造った緑道です。
北に向かって歩いていくと甘酒横丁とぶつかりますが、ここには、勧進帳で有名な武蔵坊弁慶の像が立っています(昨年の中央区宝探しの宝箱の一つがあった場所です)。
更に行くと北側の出入口付近には「漢方医学復興の地」の碑が立っています。
この口を出て日本橋消防署人形町出張所の脇を抜けると久松町交差点と人形町交差点を結ぶ「金座通り」に出ます。
「金座通り」が浜町川を渡るために架けられていたのが「小川橋」です。
そして、丁度「金座通り」の反対側、久松警察署の並びに「小川橋の由来」の碑が立てられています。
小川橋の由来は、明治19年12月に馬喰町でピストル強盗事件が発生し、駆けつける途中の久松警察署小川巡査が橘町(現東日本橋3丁目)付近で発見した犯人と格闘し重傷を負いながらも浜町河岸迄追跡しその男を捕えたものです。犯人は余罪が80件あり、5人も人を殺している凶悪犯でした。
しかし、小川警部補(逮捕の功績により2階級特進しました)は2年後にこの時の傷がもとで亡くなったそうです。そこで、警部補の尊い死を惜しみ、久松警察署横の橋を小川橋と命名し不滅の功績を後世に残すことにしたものです。
私は、明治生まれの祖父母から良くこの話を聞かされていましたが、明治時代にピストル強盗(更に刀迄持っていたそうですが)という凶悪な犯罪があったことにちょっと吃驚しますが、この凶悪犯に一人で立ち向かっていった小川巡査の勇敢さには、子供心にもなんて立派なお巡りさんだったのだろうという思いを持っていましたので、ここにご紹介した次第です。
[銀造]
2014年1月10日 09:00
12月に中央区文化・国際交流振興協会の催しが、築地社会教育会館で開催されました。
今回は、スポーツを通して国際交流を図ろう、浸透しようというものでした。
私も若い人たちに交じって、ソフト・バレーボール、ピンポンに汗を流しました。
何と、バレーボールは16年ぶり、ピンポンは30年ぶりです。
バレーボールでボールをレシーブした時には、何て声をかけたら良いのか分からずに、
me, you なんてボール をつないでいましたが、プレイが連続してくると、チームワークが芽生えたような感じがしました。
今後もこういう活動に参加したいと、強く感じました。
翌日、築地6丁目を歩いていると、外国の方がスマートフォンで、何やら探しているようで、
May I help you ? と声をかけると、築地5丁目の寿司屋さんを探しているとのこと。
歩きながら会話をしていると、ブラジルのサンタカタリナ州から観光で来られたとのことでした。
国際交流は身近な一言から始まるのかなと思いました。 想い出に写真を撮影させてもらいました、
とても素敵なご夫婦でした。
東京オリンピック2020の開催が決定しました。NHKの語学番組でお手軽に外国語が
学べる環境が整っています。 さあ、あなたも2020年に向けて、おもてなしの準備をしませんか?
中央区文化・国際交流振興協会のお知らせは、こちら。 1月も楽しいイベントを考えてくれています。
http://www.chuo-ci.jp/salon/
Ginzo
[銀造]
2014年1月 9日 14:00
1月4日 10:30、日本橋七福神詣を楽しむため、日本橋を渡ろうとしたときに、榮太樓總本鋪さんのお店の前に、火消しの梯子が立てられ、梯子乗りの見事な技が披露されていました。
急いで駆けつけて何枚かの写真を撮らせて頂きました。印半纏には、「江戸消防」とあります。
あれれッ! 目の錯覚かと思いながらも、華麗な技とその後の木遣りに聞きほれてしまいました。
店先で、立派な挨拶を受ける榮太樓總本鋪さんのご主人やお店の方の応対も堂に入ったもので、「江戸の粋」を感じました。
お忙しい中、「あの方々は、消防団の方々ですか?」と質問したところ、「江戸消防ですよ」と教えてくれました。
はてさて?と思いながら、インターネットで調べると、その活動がHPに紹介されていました。
ご活動について、日本橋地区については、このように記述されていました。
「新春恒例の行事になっているが、1月4日は日本橋三越・髙島屋が新春を寿ぐ初売りに合わせて、新年の挨拶として、木遣り・纒振り・梯子乗りを披露している。・・・・」
いやあ、日本橋の奥は深いですね。 しっかり勉強せねばと思った次第です。
江戸消防についての詳細はこちらをご覧下さい。正式名称は、一般社団法人 江戸消防記念会 です。
江戸時代から連綿と続く鳶火消しの伝統を守る、伝統芸能の木遣りを伝承していくなどの立派な活動が歴史とともに紹介されています。敬服しました。
http://www.edosyoubou.jp/
[Mr.Chuo-ku]
2014年1月 6日 14:00
お正月に銀座三越の大きな門松を見られた方もいらっしゃると思います。
この銀座三越の門松は、関東風で、3本の竹(「寸胴(ずんどう)」が使われている)を中心に、周囲に長めの若松がしっかり配置されています。下部は一般的な藁(わら)でなはく、杉皮巻きになっています。
この杉皮巻きの縛りは、3段縛りで、上から順に、3回巻き、5回巻き、7回巻きとなっており、これは、三越の商標「越」の払いの髭が、3本、5本、7本となっており、その本数に因んでいるそうです。
結び目は、上から、おめでたい「鶴」「梅」「亀甲」を見立てた形に荒縄で結び目が作られています。