[江戸旅太郎]
2014年8月 8日 14:00
■夏の銀座 能楽金春祭り。
□7月31日は、前夜祭。夕暮れの金春通り。
□「東哉」店頭の金春稲荷大明神。新橋会館屋上から7月31日から8月7日までここに御遷座。
□「東哉」前の抽選会場。
□「伊勢由」前の試飲会場。「バー保志」開発の「金春フィズ」が登場。美味しかった!!
□8月1日から7日まで、能楽写真展示会(撮影:辻井清一郎氏)が「タチカワ銀座ショールーム」地下1階で開催されました。
■8月1日~6日の期間、同会場で「能楽師による能楽講座」が毎日行われました。
私は8月6日の「体験講座 謡」に参加。金春穂高氏のご指導で「猩々(しょうじょう)」の謡を参加された方々と共に教わりました。
■8月7日夕方、路上奉納能が金春通りで奉じられました。
□7日に、金春稲荷大明神「東哉」前から「銀座888ビル」1階に御遷座。
□通常は人・車が行き交う金春通を通行止めにして、会場の設営が開始。
□着席して開始を待つ大勢のお客さま。
■奉納能は、町会役員が先導役を務め、能奉行の矢田美英中央区長の『はじめませい』の発声で開始されました。
今回は5年目毎の節年にあたるため、「獅子三礼(ししさんらい)」も奉じられました。
爽やかな風もあり、幽玄の世界に気持ちよく浸ることができました(御神事能の為、能の撮影は行っていません)。
□終了後、「銀座888ビル」1階のご祭壇にお参りされる方々。
□終了後の金春通り。
■江戸時代に現在の銀座8丁目6・7・8番地全体を占めていた金春屋敷(3、000坪)に因む催しです。
来年夏には、ぜひ金春通りに。
[遊山ものみ]
2014年8月 7日 11:30
毎日お暑うございます。
でも暑さには負けていません。10日に1度は銀座に出かけないと、
何だか寂しくなる私です。
NHK朝の連ドラ「花子とアン」でお馴染みになった「教文館ビル」。今は使われていませんが、回転ドアは銀座初だとか。
双子階段が空間を楽しませてくれます。
こちらでは聖書関連のグッズが沢山購入できますが、主にプロテスタントのもの。
カトリック関連グッズは四谷ですって!
双子階段と言えば、レトロな<奥野ビル>。
エレベーターの表示は↑やじるしです。
古いけれど、若人の小さいギャラリーが沢山入居しています。
その近くの<ヨネイビル>も神戸の<アンリ・シャルパンティエ>が入店して、マダムやマドモアゼルの人気店ですね。
「花子とアン」では<銀ブラ>を、「銀座でブラジルコーヒーを飲むこと。」と言っていましたが、<銀座をぶら歩きすること>が私流。
ドラマの<カフェ・ドミンゴ>は<カフェ・パウリスタ>がモデルだとか。
老舗のもう1軒は<トリコロール>ですね。
すぐ近くの清月堂ビルのB1はまたレストランが代わっています。2代前はランチタイムのフォアグラ丼が美味しかったけれど・・・。
その前は南米の「~モンテス」で、南米ワインここにありの感でしたが・・・。
近々こちらの<ドミニク・ブシェ>にもお邪魔せてみましょう。
あんみつ初めて物語の<若松>のあるビルの間の小路を通って、<茶ぎんざ>へ。
2~3F喫茶室は夏季休暇中。でも2Fで茶器展示会が開催中。
特典はお茶の購入時と2F展示会で、美味しくって、冷たいお茶のサービスがありました。
ワインと同じように日本茶も、茶器や急須の大きさにより、味にも変化があるとのこと。せっかく購入したお茶、家庭ではもっと心して入れたいものです。
[下町トム]
2014年8月 4日 15:00
佃にある住吉神社は徳川家康公の江戸入府とともに創建された由緒ある神社です。3年に一度の例大祭においては、珍しい"八角神輿"が巡行することでも有名です。前回の大祭では江戸時代以来新造された神輿が披露されて話題になりました。
次の大祭は来年2015年です。神社創建370周年の節目を記念し、盛大に開催されることでしょう。是非皆さん今から楽しみにしておいて下さい。
そんなわけで、今年はいわゆる"陰祭り"にあたるため、神輿の巡行は行われません。といっても毎年の祭礼はきちんと行われます。今年は8月6日が祭礼の日にあたり、おごそかに執り行われます。
古くは旧暦の6月末に行われていたこの祭礼は、夏越の厄払いの意味もあったはずです。真夏の盛りに、健康を祈り、暮らしの喜びを感謝する祭事だったのではないかと思います。
さて、祭りの花形である神輿を中心とした祭礼行事を受け持つのは、地元佃の「佃住吉講」の皆さんと、月島地区(佃の一部、月島・勝どき・豊海・晴海)各町内の「若睦」のメンバーです。神輿巡行の無い年でも、必ず一同揃って参詣し、域内の無病息災と大祭の成功を祈願するのが伝統となっています。それぞれの町内から提灯を掲げてお参りするところから「献燈祭」と称しています。
8月2日(土)、その「献燈祭」当日にあたり、勝どきにある「お旅所」(神様が巡幸の際にお休みになる場所であり、神社のサテライトみたいな場所です)に、各町内からそれぞれ揃いの浴衣(「長着」(ながぎ)といいます)を身につけた面々が集まりました。拝殿に参拝したあと、列を組んで住吉神社までゆったり参詣の歩みが始まります。
進むにつれて次第に日が暮れていき、神社に到着するころには提灯の明かりが薄闇に浮かび上がります。「佃住吉講」の皆さんが丁重に出迎えるという形式をとり、一体となって神社に拝礼します。神官の祝詞奏上や代表者の玉串奉奠などの神事の後、お神酒を頂戴します。最後に三本締めが境内に響き、無事祭事は終了しました。
下町の男たちは祭りや人情が大好きで、今から来年の例大祭が楽しみで仕方ない様子です。夏の夜のひととき、隅田川の川風がほのかに流れ込む中、風情と情感のあふれる風景でした。
[巻渕彰/写楽さい]
2014年8月 3日 17:00
中央区立郷土天文館(タイムドーム明石)で、同館サポーターが企画制作した第1回のパネル展示となる「中央区のモノ・動物供養碑めぐり展」が8月2日からはじまった。区内の「針塚」「鰹塚」「玉子塚」などの「塚」と名付けられた供養碑の由来などをパネルで紹介している。会期は9月28日まで、観覧無料。詳しくは「区のおしらせ中央」(8/1号)HP こちら>>
日常のモノを大切にし、感謝して供養する風習が古来から伝わっている。モノや動物に関連した供養碑は、現在、区内の社寺などに12基の「塚」が確認されている。塚が伝えていくものは何か。
鉄砲洲稲荷神社の「針塚」は古い裁縫針に感謝し、裁縫の上達を願う「針供養碑」で、陰暦「事八日(ことようか)」に由来し、毎年2月8日に供養祭が行われる(写真)。
築地・波除稲荷神社には「玉子塚」「海老塚」「すし塚」など食べ物に関連した供養碑がある。場所柄、海産物などの業者団体によって建てられた塚で、大切に供養されているのは、中央区ならではのものとして注目される。
今後、同館サポーターによるパネル展示は、第2回「岸田劉生と銀座」10-11月、第3回「区の境界線」12-1月、第4回は総集編として2‐3月に開催が予定されている。@巻渕彰