新酒が出来たことを知らせてくれる杉玉。
軒先に吊るされたばかりの真っ青な葉は、やがて茶色に
枯れ、この色の変化が新酒の熟成を伝えてくれます。
杉玉が目印として使われるようになったのは江戸時代から。
初物好きの江戸っ子は、挙って新酒を求めました。
今では、縁起物のインテリアとしても飾られます。
意味合いは変わっても洒落た宣伝ですね。
杉玉散策のあと、少し喉を潤すのはいかがですか。
◆甘酒横丁
東京都中央区日本橋人形町/浜町
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杉玉 趣ある新酒の看板
軒先に吊るされたばかりの真っ青な葉は、やがて茶色に 枯れ、この色の変化が新酒の熟成を伝えてくれます。 杉玉が目印として使われるようになったのは江戸時代から。 初物好きの江戸っ子は、挙って新酒を求めました。
今では、縁起物のインテリアとしても飾られます。 意味合いは変わっても洒落た宣伝ですね。 杉玉散策のあと、少し喉を潤すのはいかがですか。
◆甘酒横丁 中央大橋 東京とパリの友好のシンボル パリ市章
中央大橋を歩いていると、橋の上流側の袂で橋名を記した上に、東京都の銀杏と、何か見たことの無いシンボルマークを見つけました。
早速帰宅して調べると、このデザインは、パリ市の紋章の一部を模した「帆船」 であることが確認できました。 帆船が市章になっているのは船頭の組合長が代々シテ島を支配してきたことに由来するとのことです。
橋の中央部の上流側に設置された「メッセンジャー」の銅像(彫刻家オシップ・ザッキン作)が、行き交う船舶を見守っているかの様です。 この銅像は、当時パリ市の市長だったジャック・シラク氏が、パリのセーヌ川と東京の隅田川の友好を記念して贈ってくれたとのことです。 なお、この向こう岸には「パリ広場」が見え、皆さんの憩いの場となっています。 7月14日は、「パリ祭」。フランス共和国の成立を祝う日 (Fête nationale)です。 世界の人々が手をつなぎ、友好が末永く続くことを祈念しました。 「家康、江戸を建てる」
遅まきながら、昨年出て話題になった本「家康、江戸を建てる」(祥伝社)を読みました 作者は、門井 慶喜氏。ミステリーから歴史小説まで、幅広い作風の小説家です 豊臣秀吉により、関東に転封された徳川家康が、さびれた荒れ野や湿地帯だった当時の江戸を世界一の大都市に作り上げていく過程で、功績のあった人々の話が大変おもしろくまとめられています 当然のことながら、中央区にかかわるところもいくつもあり、日本橋川に架かる「一石橋」(五斗と五斗で一石)の名前の由来とも伝わる幕府金座御用の後藤(五斗)庄三郎による慶長小判鋳造の、金座、銀座にかかわる話などは、まさに中央区で起こっていた話です 当時は東京湾に注いでいた利根川の付け替え、神田上水の引き込み、江戸城石垣のための伊豆の石切り、江戸城天守閣建築の話など、「プロジェクトX」や「ブラタモリ」的な目線が新鮮でした 何代にもわたって、江戸の大規模なインフラ整備に尽力する文官、技術者の家柄の話は非常に興味深く、一気に読んでしまいました お勧めです |
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