[杏葉牡丹]
2014年8月29日 09:00
8月2日から、郷土天文館(タイムドーム明石)の区民ギャラリー前では、郷土天文館サポーターによる『中央区のモノ・動物供養碑めぐり~「塚」は何を伝えていくか~』というミニパネル展が開催されています。
「ミニ」というタイトル通り、8ヶ所12点の供養碑の、写真パネルの展示なので、こぢんまりとした感じではあるのですが、何気なく通り過ぎている場所に、こんなものがあったのかと、ご覧になった方はびっくりされることと思います。
会場には、「中央区 モノ・動物供養碑マップ」というA4のチラシがありましたので、いただいてきて、早速すぐ近くの波除稲荷神社に行ってみました。
境内には、パネル写真にあったとおりに、海老塚や鮟鱇塚が建立されていていました。
パネルに書かれた説明を読んでから行くと、珍しさだけではなく、魚河岸に生きる方たちの生活と、私たちが生きていく上で奪っている命への感謝に、思いを馳せずにはいられません。
でも魚河岸と言えば、マグロ。
マグロの供養碑は?と思ったら、こちらは地下鉄築地市場駅がある、正門の方にありました。
地図によれば、その他にも、佃の住吉神社には「鰹塚」、鐡砲洲稲荷神社には「針塚」、小伝馬町の身延別院には「鰻塚」など、日頃私たちがお世話になっているモノや動物の供養碑があるとか。
ウォーキングや自転車で廻れるくらいの距離です。
残暑も峠を越えて、これからは過ごしやすくなってきます。
このパネル展を見て、実際に供養碑にお詣りするのも良いのではないでしょうか。
なお、この郷土天文館サポーターによるミニパネル展は、9月28日まで開催されていますが、その後もテーマを変えて、来年3月末まで、合計4回開催の予定だそうです。
とりあえずは、次回10月4日から予定されている「岸田劉生と銀座」展も楽しみです。
[Mr.Chuo-ku]
2014年8月26日 08:09
中央区の「今」と「昔」がわかる単行本があります。
「中央区の今昔―日本橋区・京橋区 (復刻古地図戦前の東京シリーズ)」
出版社:人文社
発売日: 2004年4月
地図や歴史にご興味がある方などにお勧めの一冊です。
この本を片手に中央区内を散策してみるのも面白いかと思います。
[江戸拳士]
2014年8月20日 09:00
勝どきの鍼灸マッサージ院「楽ちん堂」
キッズルームがあり、毎日小さなお子様連れのママさんが来院されています。
院長とそのパパ友で構成した楽ちん堂駅伝部は、平均年齢40歳オーバーですが元気に頑張ってます。
楽ちん堂 info@rakuchindo.com http://www.rakuchindo.com
優しい院長のアットホームな鍼灸院です!
[kimitaku]
2014年8月19日 14:00
銀座一丁目を、昭和通りに沿って西側を日本橋方面へ歩くと、
京橋地区に差し掛かる少し手前、通りに面してお店がありました。
朝早く、煌々と明かりがともり、おなかが空いたので、お店に入りました。
気が付くと、讃岐のうどん屋さんです。
入口に店員さんがいて、ここで、うどんを注文。
そのままカウンター越しに進むと、天ぷらが、
それぞれお好みの具を箸で取り、最後に計算します。
私は、朝食カレーセットを注文。値段は300円。
あたりを見回すと椅子は60席。
広い店内は空いていて気持ちが良いです。
アツアツのうどんと、ミニカレー丼がトレイに。
テーブルまで運びます。
窓際に座り、通りの景色をのんびり見ながら、うどんをほおばります。
程なく、お客さんが数人、歩いて車でと、おいでになりました。
讃岐うどん通のお客さんは、私と頼み方が違って、少し粋。
「あつ」「ひえ」とかいろいろ注文を。食べ方もつるつると、耳に心地よいです。
それを、眺めながら、これからは讃岐うどんの勉強もしなければいけないと思いました。
落ち着いたお店は、これからのたくさんのお客さんを、待ち構えていました。
トッピングもいろいろあります。
瀬戸うどん銀座一丁目店
(電話:お客様窓口 0120355529 です)
24時間営業です。
[whatever]
2014年8月15日 14:00
お盆休みの帰省ラッシュがピークを迎えた8月13日、日本橋公会堂「日本橋劇場」にて尾上松也さんの自主公演「挑む」が初日を迎えました(15日まで)。今年で6年目を迎えるそうです。初日は1回公演。17:30開演でした。
開場時間とほぼ同時に中に入り、ロビーのお花やポスターを眺めていました。松也さんのお母様を発見。関係者の方々に挨拶をされていました。大変なお勤めだと思います。
そして、松也さんプロデュースによる、人形町の「江戸甘味處水天宮つくし」さんとコラボレーションした「風鈴(ぷりん)あんみつ」が、有田焼の小さなそば猪口に入って販売されていました。こちらは、各公演時に50個販売されるそうですが、全公演終了後も店頭でもお買い求めいただけるようですよ(事前予約制。8月16日〜31日)。
***
まずは口上から。松也さんが演目とその見どころを説明されました。ちなみに今回私は、花道真横の席を取ることができたのです。「これが歌舞伎座だったらな・・・」と心の中で欲深く考えておりました。口上が始まって数分経ったところで、ドタドタと花道を歩く足音が・・・。ん?と思い振り返ると、なんと、遅れて入場されたお客様が臆することなく花道の上を渡ってご自分の席に着かれたのです。確かに、歌舞伎専用の劇場ではないし、小規模の劇場かもしれませんが、まさか花道の上を歩いてくるとは。こうなると「歌舞伎座がただ五月蝿過ぎるだけなのか?」と、思いもよらぬ出来事に動揺した自分に問いかけながらも、なぜ係員の誘導がなかったのかと不思議でなりません。口上途中の松也さんも少し驚かれていたように見えましたが、まぁ最近なにかと世間を騒がせているお方、もちろん滞りなく口上を終え、幕開きとなりました。
最初の演目は「双蝶々曲輪日記 引窓(ふたつちょうちょうくるわにっき ひきまど)」。
口上で、外の明かりを採るために屋根に取り付けられた「引窓」と、庭に置かれた「手水鉢」がキーになります、と説明があった通り、はっとさせられる場面があり、この作品の慈しみや情愛を表現していました。
二つ目の演目は、赤坂日枝神社の「山王祭」で賑わう江戸の町が舞台の「お祭り」。
歌舞伎座六月大歌舞伎で、片岡仁左衛門さんによる同じ演目を拝見したときは、復帰公演ということもあり、非常に華やかで、舞台と客席が一体となった演目であったと記憶に新しかったのですが、今日の「お祭り」も、尾上徳松さんと上村吉弥さん演ずる芸者と若い者たちが、松也さんと尾上音一朗さん演ずる鳶頭を引き立てる、これも軽快でそして晴れやかな踊りを披露する舞台となっていました。
幕間には抽選会もあり、飽きさせない演出が観客を喜ばせていました。残念ながら私は何も当たりませんでしたが・・・。
8月の日本橋公会堂のスケジュールはこちら。歌舞伎イベントがいくつかありますが、今月はすでに歌舞伎座も観に行ったし我慢ガマン・・・
歌舞伎って楽しいですね
挑む
日本橋公会堂「日本橋劇場」
中央区日本橋蛎殻町1−31−1 日本橋区民センター内
[江戸旅太郎]
2014年8月 8日 14:00
■夏の銀座 能楽金春祭り。
□7月31日は、前夜祭。夕暮れの金春通り。
□「東哉」店頭の金春稲荷大明神。新橋会館屋上から7月31日から8月7日までここに御遷座。
□「東哉」前の抽選会場。
□「伊勢由」前の試飲会場。「バー保志」開発の「金春フィズ」が登場。美味しかった!!
□8月1日から7日まで、能楽写真展示会(撮影:辻井清一郎氏)が「タチカワ銀座ショールーム」地下1階で開催されました。
■8月1日~6日の期間、同会場で「能楽師による能楽講座」が毎日行われました。
私は8月6日の「体験講座 謡」に参加。金春穂高氏のご指導で「猩々(しょうじょう)」の謡を参加された方々と共に教わりました。
■8月7日夕方、路上奉納能が金春通りで奉じられました。
□7日に、金春稲荷大明神「東哉」前から「銀座888ビル」1階に御遷座。
□通常は人・車が行き交う金春通を通行止めにして、会場の設営が開始。
□着席して開始を待つ大勢のお客さま。
■奉納能は、町会役員が先導役を務め、能奉行の矢田美英中央区長の『はじめませい』の発声で開始されました。
今回は5年目毎の節年にあたるため、「獅子三礼(ししさんらい)」も奉じられました。
爽やかな風もあり、幽玄の世界に気持ちよく浸ることができました(御神事能の為、能の撮影は行っていません)。
□終了後、「銀座888ビル」1階のご祭壇にお参りされる方々。
□終了後の金春通り。
■江戸時代に現在の銀座8丁目6・7・8番地全体を占めていた金春屋敷(3、000坪)に因む催しです。
来年夏には、ぜひ金春通りに。