[滅紫]
2013年11月22日 14:00
今年の秋は猛ダッシュで行ってしまい、もうすっかり冬。Tーシャツからいきなりダウンの変化には対応しきれないこの頃。
今日は「女流義太夫演奏会」-女たちの忠臣蔵を聴きに「お江戸日本橋亭」さんにお邪魔しました。落語好きの友人から「こじんまりとして落語を聞くのにはとてもいいサイズのホール」と聞いてはいたものの足を踏み入れるのは初めて。平土間20席、椅子席50~60席のアトホームな印象でお客さん同志も馴染みの方が多いらしく案内の方と「やあやあ」という会話が聞こえてくるのも何かいい感じ!です。
人の思い込みというのは強いもので私は文楽公演は見ているものの「義太夫は太い男性の声でなければ・」と先週まで思いこんでいました。国立劇場が会員向けに行っている講座で初めて「女流義太夫」の「堀川」を聴き圧倒され馬鹿げた私の先入観は見事に覆された次第。
「女たちの」と謳ってあるだけに演じられるのは「六段目の身売りの段」「八段目の道行」「九段目の山科閑居」です。何と言っても「舞台が近い」まるでお座敷で演じられる芸をみているようで贅沢、贅沢。人間国宝の竹本駒之助さんと人気の若手竹本越孝さんの息もつかせぬ掛け合いも見事であっという間の2時間でした。江戸期には風紀を乱すとしばしば取締りの対象となった「娘浄瑠璃」「女義太夫」ですが、明治期の漱石や志賀直哉がファンだったというのもよく知られています。この時代のファンクラブの「どうする連」「追っかけ連」が、
今も生きている「追っかけ」の語源だそうです。「食わず嫌い」はやはり損ですね。
お江戸日本橋亭さんでは落語芸術協会の定例寄席の他、講談、義太夫、新内、小唄、長唄等古典芸能中心にバラエテイに富んだ催し物を行っています。www.ntgp.co.jp
お江戸日本橋亭:日本橋本町3-1-6日本橋永谷ビル1F TEL3245-1278
銀座線三越前駅A10出口より2分、総武線新日本橋駅2分
[メニイブックス]
2013年11月21日 14:00
11月19日(火)『まち歩き』老舗ツアーに行ってきました。
地下鉄日比谷線・小伝馬町駅で集まり大伝馬町、本町、小舟町と回りました。
参加者は男女合わせて9名、それと特派員2名、観光協会の方1名の計12名。
まずは「江戸屋」さんから。
享保3年(1718)から続く刷毛、ブラシ屋さん。社長さん自ら説明していただきました。
手にしているのは、漆塗り用の刷毛で、材料は女性の髪との事。
また染色用の刷毛は鹿の毛で、毛が中空になっているので染料の含みがよいので、それが使われていることでした。
社長さんの左手に見える展示棚は「中央区まちかど展示館」のため用意しているものだそうです。
次にお邪魔したのは、日本橋本町にある「小津和紙」さん。
創業は承応2年(1653)、4代将軍徳川家綱のころ。
現在耐震工事中でしたが、2階の博物舗で倉田さん(勤続50年!)が和紙と洋紙の違いを水につけた状態で説明してくれました。
左が和紙と洋紙。
これをくしゃくしゃに
丸め引っ張り、実際に自分たちで強度を
確かめました。
右の写真は
洋紙と(小津)和紙を水に浸しているところ
この写真は、パネルに水浸した洋紙と和紙を貼り付け、それぞれの紙の強度を実際に示しているところです。
洋紙はぼろぼろになって貼り付けることができませんでした。
そのほか古文書、大福帳など紙に関する資料がたくさん展示されていました。
時間の関係でゆっくり見られませんでしたが、また日を改めて見学するのもよいかと思います。
最後に「伊場仙」さんにお邪魔しました。
創業は天正18年(1590) 徳川家康が始めて江戸に入府した年です。「伊場仙」さんも吉田社長自ら説明していただきました。
団扇、扇子を扱っており、かつては浮世絵などの版元だったそうです。
団扇絵についての艶っぽい話を楽しく話してくれました。
この「伊場仙」さんで今回の「老舗コース」は終了しました。
10時から11時半ころまでの老舗めぐり。天気もよく、それほど寒くなく老舗のよさを感じたツアーでした。
[サム]
2013年11月15日 09:00
11月8日、日本橋エリアのクリスマス・イルミネーションが点灯。
コレド日本橋、コレド室町、三井タワーの今年度のテーマは「桜色のひかり」。
点灯期間は来年1月13日まで。点灯時間は16:00~24:00。
江戸時代から商業・文化の中心地として栄え、伝統と新しさが共存する街に因み、日本人の心を象徴する花として「桜」をモチーフに、桜色と白色の優しいLEDの光で、雪の結晶に包まれた繊細かつ華やかで奥ゆかしい、美しい冬の桜を表現との由。
<コレド室町> <コレド日本橋> <三井タワー>
[サム]
2013年11月10日 09:00
11月7日は暦のうえでは立冬。京橋「東京スクエアガーデン」では11月1日、一足早く 「1st. WINTER ILLUMINATION」が点灯。
銀座・中央通りでは最大規模のイルミネーションと云う。
点灯期間は来年2月16日まで。点灯時間は16:00~24:00。
東京スクエアガーデンは今年3月17日竣工(商業ゾーンは4月18日オープン)。太陽光発電や地中熱利用、BEMS(Building Energy Management System)など最先端の環境技術を集結させた環境配慮型大規模複合ビルで、2つの街区を集約し、建物1階中央を旧区道と同じ広さの貫通道路として開放。地下鉄京橋駅に直結し、30のショップ&レストラン、様々なオフィスレイアウトに対応する無柱空間の各フロア1,000坪のオフィススペースに加え、地下1階~5階までの低層部に広さ3,000㎡の重層緑化空間「京橋の丘」がつくられ、四季の草花を楽しめるだけでなく、都市のクールダウンにも貢献している由。
6F京橋環境ステーション内には「中央区立環境情報センター」がある。
今回「京橋の丘」のB1F・1F・2F・3F部分がライトアップされ、重畳的な光の煌めきを楽しむことが出来る。
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2013年11月 7日 09:00
11月4日、重要文化財「日本銀行本店本館」「三井本館」、都指定歴史的建造物「三越日本橋本店」と、歴史的建物が並ぶ江戸桜通りで、今年で5回目となる「日本橋・江戸桜通り演奏会」が開催された。(17:30~18:30)
今回は「中央区まるごとミュージアム」連動企画「オープン・アーキテクチャー」の一環イベントとして開かれたもので、三井本館の荘厳な列柱がライトアップされた中で、イタリア人テノール、ステファノ・ロドラのイタリア歌曲の歌声が響き渡り、最後は「ふるさと」の大合唱で幕を閉じた。
✎「オープン・アーキテクチャー」では、街や建物の素晴らしさは、何といっても実際に訪れ、その空間が持つ豊かな雰囲気を体感することと捉え、音楽をエッセンスに空間の魅力を一層引き出し、建物を感じて貰うことを目的として、第1回のイベント以来、建造物を舞台とした演奏会に取り組んでいる。
[阿舒庵亭主]
2013年11月 5日 09:00
夕方、飲み会までに少し時間があるので東京スクエアーガーデンでアウトドアー用品の店をのぞいた後で、中央FMのスタジオを見に行きました。中央FMには何回か行ったことがあるのですが、その日は大変なことに気づいてしまいました。なんと隣に山口県の旭酒造の直営店「獺祭(だっさい)バー23」があったのです。やはり人間、昼と夜とでは見えるものが違うのだと変な感心をしてバーをのぞいてみました。お店の方に声を掛けられて中に入ってみました。
カウンター席8人、テーブル席8人の小さなバーですがランチタイムには軽い食事ができる店になっています。蝶ネクタイのバーテンダーさんがいてとてもおしゃれなお店です。お店のコンセプトは「酔うため、売るための酒でなく、味わう酒を求めて」とある。ウーン。人間、残念ながら、味わうために飲むうちに酔ってしまいます。
お店の入り口には適度に冷やされたお酒のストッカーがあり旭酒造のお酒を見ることが出来ます。なんと720ミリリットル31,500円の「獺祭 その先へ」という高級酒もおいてあります。私などは、こうゆうお酒は見るだけの楽しみですが、ショットバーの感覚で通りがかりにチョッと一杯、芳醇な日本酒を味わいたいと思っています。
残念ながら当日は既に飲み会の会場が決まっていたのでお話を聞いただけで店を出ました。次回の中央FMの「大好き中央区」の収録は夕方にしてもらい終わったら軽く飲むのはイイな、と思っています。