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2017年9月17日 18:00
9月20日は彼岸入り。
そしてこの時期を象徴する花が「ヒガンバナ」です。
中国から渡来したとされる多年草で、有毒のアルカロイドを含有し、独特の妖艶な花姿。地方により、「曼珠沙華」「死人花」「墓花」など様々な呼び名があり、古来より人間の生活に深く関わってきた様子がうかがえます。
通常3倍体の染色体をもち、花は咲けど実は結ばず、鱗茎が分かれ栄養繁殖し、秋の彼岸の頃、葉のない花茎の先端に、一斉に、真っ赤な花を咲かせます。
秋に花が咲いた後に線形の葉が伸び翌春に枯れ、通常の草花とは逆の生態を持ち、その葉と花を一緒に見ることがない性質から、別名「葉見ず花見ず」。
浜離宮恩賜庭園では、延遼館跡一面にヒガンバナが開花中です。
併せて、2倍体染色体種のヒガンバナと黄色のショウキズイセンの交雑種とされる、白色の「シロバナマンジュシャゲ(シロバナヒガンバナ)」も楽しめます。
[サム]
2017年9月14日 12:00
ハギとはマメ科ハギ属の総称。
日本人には古くから親しまれており、万葉集に最も沢山読まれている植物。
秋の七草のひとつで、「くさかんむり」に「秋」と書き、正に秋の花。
8月12日に、東京管区気象台より、気象庁生物季節観測情報のひとつ、開花期がやや早めの「ヤマハギ開花」が報じられましたが、浜離宮恩賜庭園の "ハギ" も漸う咲き始めました。
園職員に尋ねたところ、園内の "ハギ" は、センダイハギ(別名ミヤギノハギ)とマルバハギの2種との由。
センダイハギは、茎先に総状花序(蝶形花で赤紫色他)をつけ、枝垂れ、葉は先の尖った長楕円形。またマルバハギは、葉腋部に短い総状花序(蝶形花で赤紫色)をつけ、枝垂れず、葉は倒卵形~楕円形とされます。
澄みきった青空に秋らしい雲が浮かび、この季節ならではの景観を醸し出しています。
[ジミニー☆クリケット]
2017年9月12日 14:00
聖路加国際病院の通りをはさんで西側に細長く広がる、築地川公園の一角に繁茂しているパンパスグラスです
ススキっぽくて秋を感じさせるため、過去に何度かこのブログで紹介させてもらいました
場所は、上の地図、赤〇の場所です
和名はシロガネヨシ、イネ科シロガネヨシ属の多年生植物です
羽毛のように見えているのは花穂で、雄株と雌株があり、雄株の花穂は細長いのに対し、雌株は幅広く綿毛を持つそうです
ここのパンパスグラスは雄株なのでしょうか、雌株なのでしょうかわかりません
とにかく、この風景、秋ですねぇ~
2016年9月のブログ記事「秋の訪れ」はこちら ⇒
/archive/2016/09/post-3627.html
2014年9月のブログ記事「築地川公園の秋」はこちら ⇒
/archive/2014/09/post-2177.html
[銀造]
2017年9月12日 12:00
波除稲荷神社では、9月9日に「重陽の節句」の節句の催しがありました。
9:30から旧暦の祭典が執行され、
旧暦の重陽(菊)の節句にちなみ、加賀の菊酒に本物の菊を散らした菊酒の無料の振る舞いを執り行われました。
また、『重陽の節句限定 御朱印』(300円)、
「長寿祈願の御神木枝垂銀杏御守り」(800円)が授与して頂けました。
[サム]
2017年9月 4日 12:00
イベントや記念日に加え、基本的に毎土曜日の20:00~22:00の2時間限定で実施されている東京タワーの特別ライトアップ「ダイヤモンドヴェール」。
躯体から外に向かって輝く総ライト数は276とされ、17段ある光の階層がそれぞれ、7色に可変で、色ごとにメッセージが込められていると聞きます。
9月2日(土)、「プラネットグリーン」が点灯。
「地球の大地の緑」に因むという、青みがかったグリーンのライティングです。
「地球・平和」というメッセージが込められている由。
勝どきの隅田川テラスから築地市場越しに、安らぎを覚える印象の、ダイヤモンドヴェール・プラネットグリーンが輝いています。
[ジミニー☆クリケット]
2017年9月 2日 09:00
毎年春になると、入船橋付近で美しい赤、白、ピンクの花を咲かせるハナモモは、既にこのブログでも紹介済みですが、花が終わってからは、近くを通ることはあっても、あまり関心を持ってこの木を見ていませんでした
先日、近くを通ると、ハナモモの木に、梅の実よりも大きな実がたくさんついていて、びっくり
しかも色と形がモモそっくり(ハナモモだし)
場所は、築地2丁目、築地橋と入船橋の間の、もとは築地川だったところの南側の植栽エリアです
想像を超えて大きな実だったので、さっそく、観賞用に作られたと思われるハナモモの実が果たして食べられるものなのか調べてみると、なんと、ジャムなんかにして、食べられているようです
そもそもモモの仲間なのだからそうなのでしょう(食べられない品種もあるようですが)
「ハナモモの実は食べられますか」的な質問とそれへの回答が、インターネットの中でたくさん交わされていて、みんな考えることは同じだなあと一人納得しました
今年4月の「ハナモモ満開」の記事はこちら ⇒
/archive/2017/04/post-4196.html