[佃のうさこ]
2018年11月21日 09:00
11月4日中央区まるごとミュージアム2018が開催され、普段では一般訪問できない会社との共同イベントも数多くありました。その一つ、入船2丁目にあるミズノプリンティングミュージアムでの、手引き活版印刷機の印刷体験に参加して来ました。
コロンビアンプレス機 1850年製造 イギリス
フロアに並べられた、初めて目にする印刷機の黒光りする重厚さと、その大きさに驚くばかりです。鉄製の印刷機が世界で初めて作られたのは、1800年頃のイギリスです。
アルビオンプレス機 1860年製造 イギリス
体験したのは、1860年にイギリスで製造されたアルビオンプレス機です。当初の機械よりは、コンパクトにシンプルになったとのことですが、ハンドルは重くいかに印刷業が重労働であったかがわかります。
この印刷機では、今現在でもデパートのバック売り場や寝具売り場でモリス柄として人気があるウィリアム・モリスが、世界で最も美しい本の一つといわれる「チョーサー著作集」を印刷しました。
モリスの描いた細やかな縁飾りや、挿絵の美しさに息を吞むほどの感動です。モリスは本の完成後、真似られるのを避けるために使用した活字、装飾等すべて廃棄してしまったそうです。
これらコロンビアンプレス機やアルビオンプレス機が明治期に輸入されるようになると、日本での活版印刷の先駆けとなった築地活版製造所の平野冨二は、それを模して国産の印刷機を製造するようになりました。
中央区にゆかりある人の書籍では、福沢諭吉の「学問のすすめ」がありました。
明治5年に初編が出版されると大評判となり、明治9年にかけて全17編が出版されました。明治を通じて350万部の大ベストセラーになった本書ですが、こちらの収蔵品の初編は、現在10部が確認されているものの一冊です。
さらに、明治4年11月から明治6年までの約2年間派遣された岩倉使節団の周遊記がありました。(この間の留守政府を任されたのが、現在日本橋人形町1丁目に居住していた西郷隆盛です。)
「特命全権大使米欧回覧実記」は、平野冨二の師、長崎の本木昌造が鋳造した活字(その後の明朝書体を決定づける)で印刷されています。さらに、明治初期の銀座煉瓦街に印刷関連の会社が集まった史実の証拠に、この本は、銀座4丁目博聞社の刊行物です。
本日のご紹介は、「印刷の存する処文化存する」の一念で収集されたミズノプリンティングミュージアムのごくごく一部ですが、貴重な収蔵品に出会える機会になった中央区まるごとミュージアムでした。
普段、こちらの見学には予約が必要です。希望の方は、事前に電話03-3551-7595へご連絡ください。ご案内者が一名なので、よろしくお願いします、、、とのことでした。
[Hanes]
2018年11月20日 12:00
[サム]
2018年11月18日 14:00
立冬が過ぎ暦の上では冬。
ツワブキはキク科の常緑多年草で、艶のある大きな葉を持ち、太めの長い花茎を伸ばし、毎年秋から冬にかけキクに似た花を咲かせます。
通説では、蕗に似たその外観から、艶蕗と呼ばれ、転じてツワブキになったとされますが、蕗とは別種で、石蕗、艶葉蕗とも呼ばれます。
花色は限定されますが、葉は、斑入り、星斑、覆輪 など様々なものが作出されています。
「石蕗の花」は初冬(立冬から大雪の前頃迄)の季語として、親しまれています。
花の少ない初冬の浜離宮恩賜庭園にあって、明るい黄色の花は貴重な存在。濃い緑色の葉と対照的な暖かな花色は遠くからでも周りの景色に映え、一面をパッと明るくしてくれています。
[ジミニー☆クリケット]
2018年11月17日 12:00
[サム]
2018年11月15日 18:00
11月12日~25日は「女性に対する暴力をなくす運動」期間。
1994年にアメリカで始まったとされる女性に対する暴力を根絶することを目的とする啓発活動で、パープルのリボンがその運動の象徴として選ばれ、国際的に広がり展開されています。
パープルリボンには「あなたはひとりではない」というメッセージが込められているとされます。
11月12日、女性や子供に対する暴力がなくなるようにとの願いを込め、東京タワー他約150ヵ所とされる全国各地のランドマークがこの日限定で、シンボルカラーの紫色にライトアップされ、同キャンペーンのメッセージが発信される予定です。
勝どきの隅田川テラスから築地大橋越しに、東京タワーがダイヤモンドヴェール <ドリームピンク、アクアブルー混合> が輝いています。
[銀造]
2018年11月10日 09:00
11月5日、晴海トリトンスクエアから、晴海大橋の袂の、「ふるさと晴海資料展示館」を外から見学し、立派なお神輿が展示されているのを拝見しました。
そして、晴海大橋を何年振りかで渡り、
豊洲側のゆりかもめ市場前駅経由、
11月4日に通行可能となった豊洲大橋を渡り、
左手に晴海客船ターミナルと開発のすさまじいマンション群の建設現場を見ながら、
ほっとプラザ晴海近くの「選手村建設地」の看板を見て、
東京オリンピック。パラリンピックの開催される2020年の近い事を感じました。
勝どき駅の南側に位置する東京タワーズなどのマンションのある交差点を通過し、築地大橋に向かいました。
築地大橋では、東京タワーズ周辺のマンションからお散歩の親子連れに何組かお会いしました。 一組は、歌舞伎座まで。 もう一組は、銀座8丁目まで散歩とのことでした。 環状二号線のバイパスということで暫定的に開通して頂きましたが、交通が凄く便利になり、中央区が地理的には2倍、人工的にも2倍になり、凄い発展をしていく予感がしました。 そして、環状二号線のバイパスの出口、浜離宮恩賜庭園では、水上バスが離岸しようとしていました。
こんなに手に取る様に、水上バスを見るのは初めてですし、浜離宮の緑が、東京という大都会にいる事を忘れさせてくれました。銀造