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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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◆中央区 ここに歴史あり<17> ~ヤン・ヨーステン拝領地の八代洲と八重洲~

[巻渕彰/写楽さい] 2010年1月15日 12:00

慶長5年(1600)、1隻のオランダ船が豊後国臼杵(現大分県)に漂着した。その船に乗っていたヤン・ヨーステンウイリアム・アダムス(三浦按針)は幕府の外交顧問として重用された。いま、中央区にゆかりの跡が残っているのはご承知のとおりである。


0913_17_100115yaesu.jpg船の名は「リーフデ号」、その彫刻モニュメント(写真4)が丸ビル南側に飾られている。これは昭和55年(1980)、オランダ王国の首相が来日した際に同王国政府から贈られたもの。帆いっぱいの風を受け、荒波を航海する勇躍の姿を表現している。「リーフデ」とは"愛"を意味する。 


ヤン・ヨーステンが屋敷地を拝領したのは、その名から命名されたという「八代洲河岸(やよすかし)」であった。のちの寛政9年(1797)には歌川広重が定火消組同心・安藤家で生まれたところ。現在の場所でいえば、皇居前の日比谷通り、馬場先濠に面した、丸ビルと同じ 千代田区丸の内二丁目あたりである。 


明治5年(1872)に馬場先門から鍛冶橋にかけての一帯が八重洲町一丁目、同二丁目と呼ばれた〔注:東京市15区成立は明治11年(1878)〕。明治17年(1884)、外堀に「八重洲橋」が架橋。現在の東京駅八重洲口前である。昭和4年(1929)に「八重洲町」が麹町区丸ノ内二丁目と改称され、現 千代田区内から八重洲の町名が消えた。


震災復興事業では東京駅に東口(八重洲口)を建設し、当時の京橋区と日本橋区の区境の道を拡幅、延伸した幹線7号街路が「八重洲通り」と名付けられた。このころから、本来の「八代洲河岸」とは隔てた場所であったが、東京駅の東側、つまり現中央区側が「八重洲」と総称されるようになったのであろうか。 


それから25年後、戦後の昭和29年(1954)になって、こんどは中央区に町名の「八重洲」が一丁目から六丁目まで復活した。と同時に呉服町、槙町など旧町名がなくなった。東京駅東側の外堀が埋め立てられ、八重洲口も整備されつつあるこの時期に、大丸東京店も開店した。


昭和48年(1973)には八重洲一・二・三丁目が統合され八重洲一丁目に、昭和53年(1978)に八重洲四・五・六丁目が八重洲二丁目となって現在に至っている。ちなみに、現八重洲一丁目は旧日本橋区域だが、唯一「日本橋」の冠を付けていない町名であり、八重洲二丁目は旧京橋区域である。


八代洲から八重洲へ――、幾多の変遷を経て、いまも歴史を刻んでいる。 


現在、 中央区内にある2人の碑などは、「ヤン・ヨーステン記念碑」(写真1)が八重洲通り中央分離帯に、「ヤン・ヨーステン像」(写真2)が八重洲地下街に、「三浦按針屋敷跡碑」(写真3)は旧按針町があった日本橋室町に建っている。

 

 

「にっぽんの洋食 新川 津々井」

[柳 さつき] 2010年1月15日 08:30

tvテレビbook雑誌でよく紹介される有名なrestaurant「新川 津々井」さんのランチに行ってまいりました。

tsutsui.1.jpg

これらマスコミに登場する、平日(月~金)のランチタイム各20食限定の「ハンバーグ丼」、「和風ハンバーグ丼」各1050円、そして「トロトロオムライス」1380円が特に有名で、平日のお昼は行列が耐えません・・・・・・・・。danger(それぞれのランチセットにはお味噌汁とお新香がつきます)

ですが、私は「ステーキ丼」1580円(お味噌汁・お新香付き)を選びましたっrock

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牛肉(サーロイン)が使われているそうです。とても柔らかく、デミグラスソースとご飯が相まって・・・・・・美味しい~っhappy02です。

「赤坂津つ井」さんとどう違うの?とよく聞かれるそうですが・・・・・・・・、創業者は現オーナー・シェフの越田健夫さんの叔父様 筒井厚惣さんで、こちら「新川」で創められました。その後、創業者の筒井さんが「赤坂」に新しく店舗をオープンなさり、「新川」のお店を越田健夫さんのお父様に譲られたそうです。

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現オーナー・シェフの越田健夫さんは、この「新川 津々井」を継がれる前に「ホテルオークラ」さんでフレンチの修行をなさったそうです。

通りから見えるガラス越しの1階のキッチンが、いつもいつもきれいにshineピカピカに磨かれているのが、近くを通るたびに印象的です。

 

住所:東京都中央区新川1-7-11

℡:03-3551-4759

定休日:日・祝・祭日

営業時間:(昼)11:00~14:00、(夜)17:00~21:00 

 

 

 

銀座のタウン誌★ギンザタイムス

[まぴ★] 2010年1月14日 15:00

一昨年の11月から毎月購読しているギンザタイムス。
08年の表紙は和光や、くのやさんなどの銀座のお店のイラスト、
去年はパリの風景のイラストでした。

凱旋門、エッフェル塔、ノートルダム寺院など、
パリの有名な風景が優しいタッチのイラストで描かれていますhappy01

パリのモンテーニュ通りと銀座通りは姉妹提携をしていて、
シャンゼリゼ通りとも商業連合会の姉妹提携をしてるようです。
並木通りも仲間にしてあげたいです!

ギンザタイムスは銀座の色んな情報が掲載されていて、
ガイドブックでもあまり見かけないようなお店も載っています。
デパートのイベント情報や映画やギャラリーのスケジュールなど、
チケットや本のプレゼントもあったりして
内容的にもすごく充実しているタウン誌です。

以前は銀座四郵便局にあったのですが、
最近は三越入り口のインフォメーションでもらうことが多いです。
中央区観光協会のカウンターにももちろんありました!

私はだいたい月初めに銀座へ行って、
このタウン誌で情報収集をしています。

今年はまだ銀座に行けてないのですが、
2010年の表紙イラストはどんなシリーズかな?
楽しみです♪

 note08年11月号              note08年12月号

200811823136VQC2P.jpg 2008128234342b7Sg6.jpg

 note09年3月号               note09年6月号

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大晦日から新年-深夜の人形町

[Bird] 2010年1月14日 08:30

遅ればせながら、新年の人形町の様子です。1145分、紅白歌合戦が終わると、テレビは一転、厳かな鐘の音になります。それを合図に私たちは家を出、ぶらぶらと深夜の人形町へ。

 

まずは大観音寺。零時になるのを待ってお参りします。お年越しの晩は、いつもは秘仏の観音さまがご開帳されます。新年早々、嬉しいですね。そして、温かいお茶と、お菓子が振舞われます。心のこもったおもてなしに、心豊かになります。ところで、この観音さまは頭しかありませんが、その頭は高さ1.7mもある大きなものです。北条政子が鎌倉に創建した新清水寺のご本尊として造られたものが、一度は失われたものの、頭部のみ見出され、縁あってこの大観音寺に安置されたものです。零時から、住職さんによるお護摩がおごそかに始まります。私もお護摩に清めていただいて、新しい年を迎えました。

さあ、初詣は水天宮。大観音寺から歩いて5分です。2010年が明けて、30分くらいでしょうか。ほやほやの新年。水天宮はもう大混雑です。お参りまで30分くらい並んだでしょうか。水天宮は、言わずと知れた安産の神様。ちょっと縁がないのですが、健康と幸せを祈って拍手。

 

真夜中の人形町は、お参りの人々があちらこちらから。静かに、厳かに、でも華やかに2010年が始まりました。皆さんにとって、日本にとって、そして世界中の人々にとって、2010年が、平和で幸せな年になりますように。合掌。

 

 

 

FREE CAFE byおかき処 播磨屋

[柳 さつき] 2010年1月13日 08:45

「日本一おかき処 播磨屋本店」さんが展開する、おかきとドリンクを無料でお試しできるjapanesetea「FREE CAFE(フリーカフェ)播磨屋ステーション」東京銀座本店さんです。

FREE CAFEは、社会と人々への利益還元の一環として運営されているそうです。free.1.jpgこのパンフレットをeye読ませていただきますと。

大きな目的は二つ・・・・・・

①若い世代の人に、日本古来の伝統食品である、おかきやおせんべいをPRする。

clover地球環境問題を正しく理解していただき、完全に解決できる策が実現しており、その進行状況を随時お知らせすること・・・・・・・だそうです。

入り口から奥へ、たくさんのお席があり、この日はほとんど満席でした。free.10.jpg free.9.jpg

ドリンクバーで、トレーにドリンク用の紙コップと、おかきやおせんべいのための赤いプラスティック容器を(一人一枚です)載せます。 ドリンクは、ホットコーヒー、ホットティー、オレンジジュース、ほうじ茶、緑茶がありました。

free.3.jpg近くにはこのような注意書きがございました。

free.4.jpg

別のカウンターに おかきやおせんべいが8種くらい用意されています。

free.5.jpg free.2.jpg

いろいろな味が試食でき、購入もしやすいですね!

帰るときに(もちろん)自分で返却コーナーにトレー、紙コップとプラスティック容器を所定のとこに返します。

試食に出されていたもの以外にも、いろいろな商品、また、それぞれ小袋や大袋、化粧箱入りなどのサイズが用意されていますので、自分用に、ご贈答用にと選択しやすいです。

場所:中央区銀座4-9-13 銀座四丁目タワー2階

 

pcPCサイト:http://www.harimayahonten.co.jp/pc/

mobilephone携帯サイト:http://www.harimayahonten.co.jp/mobile/

 

 

第55回 寒中水浴大会(鐵砲洲稲荷神社)

[ゆりかもめ] 2010年1月12日 12:00

1月10日(日) 鐵砲洲稲荷神社で寒中水浴大会が行われました。

新春に神前で冷水を浴びて心身を清め、禊祓(みそぎはらえ)と無病息災を祈願する神事です。

江戸時代では寒禊(かんみそぎ)、寒垢離(かんごり)と呼ばれていましたが戦後に「寒中水浴大会」と現代語に置き換えて復活しました。

 

男性は越中褌、女性は白の着物を着て氷水に入ります。

2010年で 55回目を迎える伝統の祭礼です。

 

 9時半より神楽殿では 笛・太鼓・鼓による 鐵砲洲稲荷囃子が 奉納演奏されていました。

 

      鉄砲洲いなり笛太鼓笙.JPG 

 

 氷柱が トラックで運びこまれました。

空はよく晴れ渡り 絶好のコンディションです。

11時より宮司さんの御話の後、鳥船(とりふね)などの準備運動を行い、公道に出て神社1周のランニングの後、道彦さんの指導で和歌を何度か歌い、掛け声を掛け、声を出す事によって 呼吸を整え 霊魂の浄化を促しました。

この日は一般公募も含め 80名の方が参加し、中には75歳位の方もいらっしゃいました。

女性は7人程でした。       

北海道、宮城、福島、石川、静岡、福岡等、飛行機での参加者も あったそうです。

       

 鳥船行事(とりふねぎょうじ)・・・船を漕ぐ動作が中心となります。

 振魂(ふりたま)・・・・・・・・・・・・・心と霊魂の浄化統一する作法です。

 雄健行事(おたけびぎょうじ)・・・下腹に力を入れて雄叫びを上げます。 

               道彦さんが全体の纏め役で 身体の動かし方や 和歌を先導します。

 雄詰行事(おころびぎょうじ)・・・大地の霊気を受ける作法です。

                     二本の指で邪気を切る動作。

  気吹行事(いぶきぎょうじ)・・・・・深呼吸のことです。

       

 

      鉄砲洲 入水前の氷柱.JPG

 

寒禊(かんみそぎ)

 「エイッ!」と剣印で水を切った後、氷水に身を投じます。

 「祓戸大神(はらえどのおおかみ)、はらえどのおおかみ・・・・・」と何度も唱え 振魂(ふりたま)という動作を行いながら 心身を祓い清めます。

水槽から上がっているグループは 道彦さんの指導で 鳥船行事その他を行います。(道彦とは この儀式を先導して執り行う方です)

 

      鉄砲洲 冷水修業 大勢.JPG

 この神聖な行事の最中に 事故は今まで一度も おきていないそうです。

又、これに参加する事により 風邪は絶対にひかないとの事です。

お正月や 年の初めを意識する事が少なくなった現代では、この様な事に参加する事に大変な意義を感じました。 

 

     鉄砲洲 冷水修業.JPG

 氷水につかって居る人は 振魂(ふりたま)を行っています。

今年は 80人が 2組に分かれ 交互に3度水に入りました。

何度はいるか?とか、どの位 氷水に入っているかは、全て その時の道彦さんの判断で決められます。

         鉄砲洲 氷とニコニコさん.JPG 

行事がすっかり終った後 氷を抱いて見せる豪傑さんがいました。

 

・・・・・感謝・・・・・・

この記事を取材するにあたり 鉄砲洲稲荷神社「弥生会幹事長」の石川辰夫様に大変に御世話になりました。

突然に お訪ね致したにも拘らず 御家族で応接間に迎えて下さり親切に ご説明下さいました。

伝統文化を守り維持継承しておられる石川様はじめ 弥生会の皆様に感謝するとともに 江戸っ子の優しさと 懐の深さに触れた思いでした。