[銀造]
2010年1月 8日 12:00
お正月の松飾りも、もうそろそろお片づけ。 その前に、第二弾で取材した名所名店の
松というか竹の切り方をチェック。
聖路加タワーの新阪急ホテルの松飾り。江戸、武家風にスッパリ切っていますね。
「郷に入れば郷に従え」というところでしょうか?
同じ聖路加タワーの入り口。切り方は同じの様でも左右の並べ方が違うかな。
日本で最初に饅頭を作った「塩瀬総本家」の松飾り。竹の切り方は「寸胴型」
奥には1mほどの大きな羽子板。 「新春の寿ぎ」が伝わってきます。
築地の宮川。本店という呼び方で良いのですね。この店という漢字は当用漢字では出てこない。
ここの竹は、「笑い口」で、しかも先端は切り口を削っています。安全安心ですね。
料亭「つきじ田村」 こちらは、関西風に「寸胴型」の切り口。
築地本願寺角の蕎麦屋「更生庵」。篠でお飾り。
しんがりは、築地中央市場向かいの、庶民的な値段で河豚を提供してくれ、ランチも
お手ごろな「天竹」。 こちらは、年中看板に竹飾り。お正月には松飾りはしないのかな。
では、今年も皆様が竹の様に、アクセントのある楽しい一年となります事を
祈念します。
次回は、東京マラソンコースを寄り道しながら楽しくご一緒に歩きませんか
[銀造]
2010年1月 5日 09:45
お正月を迎える「松飾り」で、「竹の切り方」について、斜めに切っているのと、節の上で平たく切ってあるのは知っていたが、さしたる興味もありませんでした。
通常、東京でよく見るのは、節の上から斜め切り、上の節は残さない「そぎ」というきり方です。
門松は地方によって違うそうです。
まず切り口ですが、古来は横に切ったそうですが、戦国時代以降、特に武家では斜めに切るようになりました。
ですので、京都の伝統を重んじる所では、未だに竹は斜めに切らないそうです。
今日は、そんな松飾を写真に収めてきました。
まず、節の真ん中を残したもの(銀座7丁目のいいよ、いいよという番地)
晴海通りの角、「日の出」さんの竹飾り。 商家であり、平たく、無事な様にとの意を込めているのでしょうか?京、関西風の伝統重視でしょうか?お客様がこれで怪我でもしたら大変ですしね。
人形町甘酒横丁の入り口で、横丁の由来の店跡。こちらも平たく切った竹の 「寸胴切り」
こちらも人形町のお菓子舗。「笑門来福」の意味でしょうか?この切り口は、「笑い口?」
七福神の参拝客で賑う松島神社。篠です。
浜町、清澄通りの交差点で。一つは真ん中の節を残し、あとの2つはそれぞれ切り方が違います
浜町の産土神、「濱町神社」も篠で新年の参拝客を迎えています。
日本橋。老舗の山本海苔店。
「にんべん」さんも平たく切った「寸胴」の竹を飾っておられます。
この日は七福神めぐりと日頃宮司さんがいらっしゃらない神社も巡りました。
最後の福徳神社の場所が分からなくて、右往左往して、にんべんさんに伺いました。
親切な女性店員さんが、裏手の赤い格子に囲まれたのがそうですよと教えてくれました。
老舗の伝統、そこに働く方の自然なご親切、温かさに触れて、嬉しく江戸バスに乗りました。
[銀造]
2010年1月 5日 09:00
正月2日、初散歩。
浜離宮庭園に到着、10時からの庭園ガイドの方の詳細な説明を聞きながら回遊式庭園を散歩。
冬牡丹が綺麗でしたし、青鷺もハシビロガモ、金黒羽白などの渡り鳥がいましたよ。
さて、いよいよ待ちに待った放鷹術の披露、沢山の方々が待ちわびていました。
さて、いよいよこの電通ビルの屋上から鷹が放たれます。
すると、思わぬハプニング!(予期せぬから、ハプニングですね)
そう、野生の鷹が現れたのです。
放たれた鷹は、浜離宮庭園に降下せず、敵愾心を見せた鷹の方へ向かいました。
待ちわびたお客達は何があったのか、鷹は何処へ行ったのか、右往左往しています。
大空で、仲良く舞う鷹、二羽 何処へ、何をしに? 鷹と鳶ではないけれど、
いなくなって、これが本当の「高飛び」。 お後がよろしいようで。
(実際には、鷹にはマイクロチップを仕掛けていて、GPSで居所が分かるので
そこまで追っかけて行って、笛で呼び寄せて連れて帰るそうです)
[ゆりかもめ]
2010年1月 5日 09:00
明けましておめでとう御座います。 2010年の幕開けです。
お正月の三ヶ日間は お天気に恵まれ、三日目が今・・穏やかに暮れようとしています。
一富士、二鷹、三茄子の夢は見ませんでしたが 放鷹術や合気道の実演のある浜離宮を訪れました。
冬牡丹の展示があり その美しさに見とれてしまいました。
ホシハジロ(雄)が「潮入の池」で遊んでいます。
波が穏やかで 静かに水面が揺れる度に 空の青や木々の緑による模様の変化を面白く眺めました。
「放鷹術」の実演で鷹匠が鷹を放つ所です。
「振り替え」・・・・30~40m離れた鷹匠から放たれた鷹が 地面すれすれに飛んで来て 急上昇し
別の鷹匠の左腕に止まります。
実演を終えて 鷹と共にホット一息つく鷹匠です。
「据え」・・・・・・・水平に保った拳の上に 鷹を安定して止まらせておく。 すべての術の基本です。
「渡り」・・・・・・・樹上に居る鷹を拳に呼び返します。
「据え替え」・・・鷹匠以外の人の拳に鷹を止まらせる。
「振り鳩」・・・・・一人の鷹匠が細紐をつけた鳩を振り、樹上又は別の鷹匠の拳から鷹を呼び寄せ
近づいた所で 鳩を投げ上げ 空中で掴ませます。
鷹匠の衣装は 明治時代より 鳥打帽子(ハンチング)地下足袋を使用するようになりました。
鷹は非常に繊細であり 大勢の観客に囲まれ ビル風が吹く中での実演は 鷹匠の方々も大変な御苦労をなさっている事と思います。
4世紀頃に日本に伝わったというこの伝統文化は 後世に伝えて行かねばならないと思いました。