お正月の松飾りについて、以前掲載しましたが、
お正月を迎える「松飾り」で、「竹の切り方」について、斜めに切っているのと、節の上で平たく切ってあるもの、そして竹笹を松と一緒に飾っていたり、それぞれのお店で異なっていたりしますね。
今年の「日本橋七福神めぐり」をご案内した時に何人かのお客様から質問が出たので、改めてご紹介しますと、
門松は地方によって違うそうです。
まず切り口ですが、古来は横に切ったそうですが、戦国時代以降、特に武家では斜めに切るようになりました。これを「そぎ」と呼ぶのだそうです。
京都の伝統を重んじる所では、未だに竹は斜めに切らないそうです。ということは、京都では、「寸胴」が多いのですね。
この基本的な二つの切り方の他に、最近では、竹の上部は危なくない様に、横に切って、竹の節を利用して口の形を残して微笑んだ感じの物もあります。
今回は、西洋旅館と言われるホテルの松飾りを写真に収めてきました。
京橋トラストタワーのMarriott Hotel 「そぎ」です。
銀座国際ホテルの松飾り。 「寸胴」です。
銀座グランドホテルの松飾りは、「そぎ」です。
2014年12月にオープンしたMillenium Mitsui Garden Hotelの松飾りは「そぎ」。
三井ガーデンホテル 銀座プルミエの松飾りは、「そぎ+口」
Courtyard Marriott 銀座東武ホテルの松飾りは、「寸胴」。
そして、内幸町まで足を伸ばして、今年125周年を迎えた、現在日本で一番由緒あるホテルの松飾りも見てきました。
こちらは、竹の上部を平たく切って、真ん中に節を残して、下部は控えめに口を開けた感じの、「そぎ+口」です。
各ホテルにも、こだわりがあるようで、なかなか面白い探索でした。
(過去の記事は、これです)
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