[お江戸のマーシャ・堀内]
2015年4月28日 09:00
時を遡ること1300年余り前、神田明神は大手町辺りに創建されました。
そして、1616年に表鬼門の守護として今の外神田に遷座し400年が経ちます。
東京の神田祭は、年中行事の一つとして下町っ子には欠かせないものとなっています。
今年は家康公没後400年とも重なり、NHK大河ドラマと共に江戸を身近に感じる現代です。
神田明神
江戸時代のお祭りを再現@資料館特別展(7/26迄)
神田祭の浮世絵@神田明神内
3つの神様(だいこく様、えびす様、まさかど様)をお祭りしているということから、
All Mightyな日本の神社と思います、先週の土曜日、お参りをして来ました。
だいこく様@神田明神境内
えびす様の熊手@資料館特別展
さて、ゴールデンウィーク明けの5/7~5/15に神田祭が開催されます。
メインイベントの一つである神幸祭の5月9日には、
鳳レンと神輿(みこし)を先頭に、たくさんの山車が500人ほどの行列で、朝8時から夜19時まで108の氏子さんの町
(神田、神保町、大手町、日本橋、秋葉原、人形町、神田と約30キロの距離)を練り歩きます。
*お祭りと聞くとワクワクしますが、忙しい方には5月10日のインターネット中継がよいかもしれません。
http://blog.goo.ne.jp/kanda_ch
今年は、徳川宗家第十八代当主の徳川恒孝さんや江戸っ子博物学者で有名な荒俣宏さんも参加されるようです。
(日本橋)室町一丁目のお神輿@三越新館玄関
神田明神 URL http://www.kandamyoujin.or.jp/
[お江戸のマーシャ・堀内]
2015年4月23日 14:00
三井文庫50周年・三井記念美術館会館10周年を記念する特別展覧会が、開館10周年を迎えた三井記念美術館で開かれています。
内容は、前期(4月11日~5月6日)の"茶の湯の名品"、そして
後期(5月14日~6月10日)の日本屈指の"経営史料が語る三井の350年"です。
三井記念美術館 展示室1
(Copyright © 2015 Mithui Memorial Museum All Rights Reserved.)
三井記念美術館 展示室3「如庵」写
(Copyright © 2015 Mithui Memorial Museum All Rights Reserved.)
三井本館7階までエレベーター、落ち着いた佇まいと薄明るい照明でデザインされたこの美術館に入ると
世間の喧騒から解き放たれる感覚があります。戦争に明け暮れた鎌倉、室町時代に発達した茶の湯は、
このようなところで精神の安らぎを求めた武士の一時を提供したのだろう、茶室「如庵」が再現されている。
重要文化財 黒楽茶碗 銘俊寛 長次郎作 桃山時代・16世紀
三井記念美術館蔵 展示期間 4月11日~5月6日
(Copyright © 2015 Mithui Memorial Museum All Rights Reserved.)
多くの茶碗が有る中で、一番印象に残るのはこの黒茶碗、数百年前から多くの人が手に触れたと思われる優しい型、このあたりが日本人独特の感性であるような気もします。
駿河町越後屋正月風景図 江戸時代19世紀 三井文庫所蔵 展示期間 5月14日~6月10日
(Copyright © 2015 Mithui Memorial Museum All Rights Reserved.)
三井両替店の大福帳 江戸~明治時代・18~19 世紀 三井文庫所蔵 展示期間 5月14日~6月10日
(Copyright © 2015 Mithui Memorial Museum All Rights Reserved.)
三井の歴史は、伊勢・松坂に遡ること約350年、江戸時代は
呉服・木綿の呉服店部門(三井越後屋)と金融部門(三井両替店)で多くの苦難の歴史を乗り越えて
今に至っています。富士山の見える室町二丁目の浮世絵は今でもその面影があります。
日本には創業100年以上の企業が2万社以上あるといわれ、世界に類を見ない長寿企業大国のようです、
多くは中小の老舗ですが、この三井は大店(おおだな)を代表するグローバルな日本企業です。
三井記念美術館→最寄駅は地下鉄銀座線の三越前駅
詳細はこちら URL http://www.mitsui-museum.jp/
※各画像は三井記念美術館様の所有となります。二次利用は固くお断り申し上げます。
[お江戸のマーシャ・堀内]
2015年4月 9日 14:00
昨年11月、ユネスコから「和紙 日本の手漉き和紙技術」が、無形文化遺産に登録されました。
ズット気になっていた「和紙」、日本橋本町3丁目に360年以上も続く老舗の小津和紙さん
(伊勢松坂ご出身です)へお邪魔してきました。
元々、日本橋の多くの老舗さんに関係ある"松坂・近江商人"に関心があり、春の陽気に誘われて
勇んで行ってきました。店舗一階には、とても落ち着いた色調の数々の和紙が沢山あり、
この世界無形文化遺産に登録された「石州半紙」(島根県浜田市)と「本美濃紙」(岐阜県美濃市)、
「細川紙」(埼玉県小川町、東秩父村)の3つの和紙はもちろんのこと、書道用具も揃っています。
手漉き和紙の体験工房も一階に併設されていて、A4サイズの紙作りを体験できるようです。
二階はギャラリーと文化教室、三階は5月上旬に小津史料館と小津和紙照覧(無料)もリニューアルされる
とのこと、とても楽しみです。
来年の年賀状は和紙にしてみようかなと考えています。
フト道路わきを見ますと、なんと"べったら市の由来"の記念碑が建てられています、
そう、ここは小伝馬町近くの本町界隈に有ります。
詳細はこちらまで→URL http://www.ozuwashi.net/