[柴犬]
2018年2月23日 18:00
かくたみほさんという写真家をご存知でしょうか。
ブータンやタイ、フィンランドなど、普通の人は中々行けないような場所に旅をして、その場所で暮らす人々の空気感を素晴らしく伝えてくれる写真家さんです。透明感があり懐かしく、自分もそこへ行ったことがあるような切ない気持ちにさせてくれます。人気漫画「よつばと!」の気球のシーンのモチーフにもなっていることでも有名です。
使用機材はハッセルブラッド。カメラ好きな方ならそれだけでご興味を持たれるかもしれません。どのような作品か、見たい方はこちら!
かくたみほ HP
現在、京橋にある「72Gallery」にて、最新の写真集発売を記念した展示会が開催中です。詳しくはこちらをクリック↓
「光の粒子」
2018年2月21日(水)〜3月4日(日)
開館時間 12:00-19:00(最終日 17:00まで)
休館日 月・火
入場料 無料
東京都中央区 京橋 3-6-6 エクスアートビル1F
都営浅草線 宝町駅A4番出口より徒歩1分
東京メトロ銀座線 京橋駅1番出口より徒歩1分
10年間通って撮影し続けたフィンランドの作品展です。柔らかく乾いた光の粒子がキラキラしたかくたさんの世界を、どうぞご覧ください。とても癒されるので、忙しい毎日をお過ごしの方にもとってもおすすめです。フィンランドに行ってみたい方も、ぜひ!3月3日にはギャラリートークも行われます。
まもなく春です。中央区もイベントが盛りだくさん、オンシーズンとなります!
[柴犬]
2018年1月29日 14:00
1月22日夕方から深夜にかけて、東京では4年ぶりの大雪となりました。翌23日にはすっかり晴れて、日本橋周辺の雪化粧も数時間で終わりとなりましたが、当日は夜の雪が降りしきる都心の情景を求めて、多くの人がカメラを携えて歩き回っていました。
そこで、こういった天候の場合にオススメな、安全なフォトスポットをいくつかご紹介したいと思います!川瀬巴水の絵のような場所を求めて。
まずは、中央区北端の柳橋周辺です。柳橋は戦前まで花街として大きく賑わった場所で、現在でも雅な面影があり、船宿もあります。
ドラマのロケ地としてもよく使われています。
続いては、薬研堀不動尊。
こちらは夜になると灯がともるので、周囲の景観と合わせて幻想的な光が楽しめます。
そして、東日本橋駅周辺です。
都心の地下鉄駅前ながら、問屋街ならではの活気ある生活感が素敵です。
もちろん、両国橋から見る隅田川もムード満点です。雪をかき分けて定期的に船が通ります。
日本橋中心部に移動します。
中心部は安全確保のためあっという間に除雪されます。三井本館あたりを狙っても雪感は得られませんので、裏道を行きます。
日本銀行は綺麗に雪が残っていました。どの角度から撮っても異国情緒たっぷりです。
そして、こちらは人気の福徳稲荷神社です。
雪の早朝でも参拝客は途絶えませんでした。
この辺りが、悪天候でも安全に面白い写真が取れるスポットです。日本橋は掘割の跡地がたくさんあるので、細く味のある裏道が多いです。そういった場所は雪も多く残っており雰囲気がありますが、悪天候の日に一人で行くのはおすすめしません...。
各お店が出している、趣向を凝らした雪だるまを見て歩くのも楽しいです!
せっかく日本橋に観光に来たのに雪が降っちゃった...と残念になる向きもあると思うのですが、江戸情緒と東京の最先端が並列している景色に雪が備わるのは中々素敵ですので、ぜひ見にいらして下さい。
[柴犬]
2017年12月25日 09:00
12月26日(火)から28日(木)まで、日本橋で薬研堀不動尊納めの歳の市・大出庫市が開催されます。場所は中央区の東端、東日本橋二丁目。最寄駅は東日本橋駅と馬喰横山駅。薬研堀不動尊界隈で盛大に行われます。
歳の市とはその年最後に立つ市のことで、注連縄などお正月の飾り物、冬用衣類、食品などが安く売られています。現在都内で残っている歳の市は、浅草の羽子板市と、ここ薬研堀です。薬研堀の歳の市は、江戸御府内で年内一番最後に立つ市だったため、「納めの歳の市」と呼ばれるようになりました。戦争で一度途絶えてしまったのですが、地域の方々が再開して下さり、平成の今も江戸風情を楽しみながら年始の買い出しができるようになりました。
薬研堀は江戸時代に蘭学(医学)外科治療を行っていた場所であり、講談の始まりの地でもあります。敷地内に関連の石碑がいくつもあります。そして、とても不思議な街並みをしています。小さな町で、数分歩けば都内有数の大通りに出ますが、薬研堀界隈に入るとそういった現代的な喧騒が消え、昭和のどこかの町に入り込んだような錯覚を覚えます。
訪れるのにおすすめの時間帯は、夕暮れから夜にかけてです。
寒く、忙しい時期なのにそんな時間に買い物に行きたくない...という気持ちもありますが、このころが一番不可思議さが出るのです。
夜景の写真を撮るのがお好きな方にも、大変オススメのスポットです。
獅子舞も来ますし、たくさんの催し物があります。ちゃんと頭を噛んでくれますよ!
全国各地の歳の市には、実際にたくさんの不思議なお話が伝わっています。その年に亡くなった方が買い物に来ているとか、地域の妖怪が夜店を出しているとか。一年の終わりにみんながみんな、街角ですれ違っていき、新しい年を迎えて行くのです。
現在の薬研堀歳の市は、近隣の問屋街パワーも加わってとっても賑やかな雰囲気です。ぜひ、賑やかな中に不思議さがある「一年最後の歳の市」に遊びにいらしてください!
[柴犬]
2017年11月28日 14:00
来たる12月3日日曜日の朝9時から、恒例の「大江戸問屋祭り」が開催されます!
このお祭りは年二回開催され、今回で26回目となります。日本橋地区の東端、馬喰町は江戸から続く問屋街。普段は一般の方は店舗に入れませんが、問屋祭りの日だけは誰でもお買い物OK!驚きの卸価格でがっつりお買い物が楽しめます。
毎回、吹奏楽やサンバなど楽しい出し物もあり、もちろん美味しい飲食の出店もあり(ちょっと座って休める場所などもあります)、朝から大賑わいとなります。特に、冬の問屋祭りは大変おすすめ。なぜなら、革製品やカシミア関係がとってもお安いから!一目で「あっ、良いものだな」とわかる手袋やストール、バッグ、コートなどが本当に驚きの価格で販売されています。婦人物紳士物、おばあちゃんが着易そうなもの、若いお嬢さん向けのおしゃれなものもちゃんとあります。雑貨も素敵なものがありますよ!問屋になった気分であれこれお店をはしごしてお買い物をするのはとても楽しく、全国から人が集まります。
舞台となる馬喰町は、実は現在注目のエリア。西に日本橋、東に隅田川を抱え史跡も多く残る場所です。そこに、ここ近年なぜかハイセンスなカフェやレストラン、ギャラリー、インテリアやファッションを扱うお店が増えているのです。街歩きのテレビ番組でもよく訪れられるようになりました(残念ながら日曜日はお休みのお店が多いので、お目当てがある方はどうぞ開店時間をご確認ください!)。
問屋祭りの会場はホームページに載っているだけではありません。現地で詳しい地図が配られますが、幅広い場所でお店が待っています。通りの外れの方にも素敵なお店はありますので、ぜひ体力とご相談しつつ、お好みの「問屋街」を訪ねみてください。各店のマネキンにも個性がありますのでぜひチェックを!
最寄駅は、都営新宿線「馬喰横山駅」・都営浅草線「東日本橋駅」・JR総武線快速「馬喰町駅」・都バス東42「浅草橋」です(『浅草橋駅』の隣のバス停ですので要注意です!)。JR総武線浅草橋駅・東京メトロ日比谷線小伝馬町駅からは徒歩5分ほどです。
詳しくはホームページをご覧ください。→ 大江戸問屋祭り
地味に思われがちですが、とっても面白い、中央区指折りの楽しいイベントだと思いますのでどうぞ遊びに来てください。お待ちしております!
[柴犬]
2017年10月13日 14:00
現在、再開発中の大手町二丁目地区。
日本橋川を挟んで千代田区と中央区をまたぐこの地域に、新しい橋が架かる事になりました!その名も「竜閑さくら橋」。開通予定は来年の春。ちょうど桜の頃です。
日本橋川から竜閑さくら橋を見上げたところ。
JRと並んで橋を渡る、鉄道ファンにも嬉しい景色となっております。
現在の竜閑橋交差点から東神田1交差点までの南側道路、ちょうど中央区と千代田区の端境に、かつて竜閑川と呼ばれる堀がありました。人工的に作られた水路で、江戸から戦後にかけて何度か埋め立て・掘割を繰り返し、平成の現在では完全に埋め立てられています。しかし重要な掘割だった痕跡や面影はあちらこちらに残っており、現在の交差点名にも竜閑川に架けられていた橋の名が使われています。
こうした歴史もあり、この新しい橋の名前に「竜閑」の文字が入る事になりました。
場所は、東京駅と神田駅の中間あたり、新常盤橋の近くです。この再開発で、商業施設やオフィスが入る超高層ビルが建つ...ことよりも、日本橋川のほとりで桜を楽しめる散歩道、プロムナードが作られるという事をとっても楽しみにしています。大手町と日本橋が緩やかにつながる事により、人の流れが変わる事も予想されます。
来年の春は、ぜひこのあたりで春の宵の日本橋、花見のお散歩を楽しんでいただけたらと思います。
[柴犬]
2017年9月 7日 14:00
現在、新橋のリクルートGINZA8ビルにて「東京東- シタマチDiscovery」が大好評で開催中です。
東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)の23回目となる展覧会です。今年のテーマは、中央区を含む江戸下町。新しさと伝統が混在しイースト東京と呼ばれるこのエリアを、163人のイラストレーターさんたちが描きあげます。
場内はこのようになっており、部屋ごとに描写するエリアが分かれています。
みなさんのお気に入りのエリア、お住いのエリアは、どのイラストレーターさんがどのように表現しているでしょうか!たくさんの素敵な絵を見ているうちに思い出す景色やイベントもあり、「久しぶりにあそこに行ってみようかな...」という気分になります。
場内は写真撮影可、絵の販売、グッズの販売もあります。
【東京東 - シタマチDiscovery】
- 〒104-8001 東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル1F TEL 03-6835-2260
- 11:00 ~ 19:00
- 日・祝日休館
- 入場無料