[下町トム]
2011年10月18日 08:30
中央区の秋はイベントがいっぱいです。
10日(月)の「スポーツフェスティバル」に続いて、16日(日)は浜町公園で「子どもフェスティバル」が開催されました。
未明まで降った雨も上がって秋晴れの一日となりました。この日を待ちかねていた子どもたちが家族や友達連れで大勢集まってきました。
運営のスタッフとして、区内各地域の皆さんや各小学校・幼稚園のPTAの方々がそれぞれの役割を受け持ってご尽力いただいています。まさしく〝区民の総合力〟を象徴するイベントです。
会場内では様々なコーナーが準備されています。子どもたちは思い思いに好きな種目を選んで体験しながら遊びや文化に親しむ一日です。
「子どもフェスティバル」は毎年こ時期に開催されています。今回訪れる機会のなかった方も来年は是非覗いてみて下さい。子どもたちの元気な声に出会うことができますよ。
さて、こんな賑やかな浜町公園も、園内の木々や草花に目をやると、そこここに秋の訪れを感じさせてくれます。
イチョウの木からはほのかに銀杏(ぎんなん)の香りも流れてきます。少し色づいた木の葉もあります。川から吹いてくる風には、秋らしい澄んだ空気が載せられています。
中央区の秋はいままさしくたけなわを迎えました。お近くの公園や川辺の散歩道に季節感を感じるためにお出かけになってはいかがでしょうか。
[下町トム]
2011年10月 8日 09:00
隅田川とセーヌ川の友好河川の縁に沿って、比較しながらも改めて中央区の魅力を再発見するシリーズの第4回です。 (プロローグ〟は≪序≫の項をご覧下さい。 『隅田川とセーヌ川』≪序≫
さて今回は、それぞれの川につながる運河(堀)とそれを囲むまちの様子を取り上げてみます。
セーヌ川はそれ自体が観光の名所ですが、実はちょっと脇道に入って、本流につながる運河や堀割をめぐるのも一味変わった風情を楽しむことができます。
サンルイ島近く、バスティーユ広場のほうへ向かうあたりの運河にはヨットや観光船の船着場があり、〔アルスナール港〕と呼ばれています。小さな橋を渡ってこの運河のたたずまいを眺めるのも一興です。
また、この〔アルスナール港〕からさらに水路は延びます。一部地下化されていますが、再び地表に姿を現すのが〔サンマルタン運河〕です。
水辺は市民や観光客がそぞろ歩きを楽しんだり、河畔のカフェで憩いをとったりしています。
古き時代の雰囲気を今に残す、おすすめの散策コースです。
中央区はもちろん〝水運のまち〟ですから、江戸開府以来、区内には多くの運河が設けられてきました。
その後かなりの堀が埋め立てられましたが、その往古の姿をしのばせるのが、新川近辺です。かつて酒や醤油の集積地として舟運で賑わった河岸は、今でもどことなく懐かしさを感じさせてくれます。隅田川本流のリバーサイドとあわせて散策するのにはこれまたおすすめです。
また、比較的歴史は浅いものの存在感があるのが〔晴海運河〕です。ちょうど石川島のところで隅田川本流と分かれて、江東区との区境を成し、相生橋、春海橋をくぐって東京湾へとつながっていきます。休日にはジェットスキーを楽しむ人を見かけることもあります。中央区の新しい水路の顔です。
隅田川にもセーヌ川にも多くの支流がつながり、船が行き来するとともに、人が動きます。人が動けば物語りが生まれます。都市の歴史を綿々と綴ってきた運河とそれを取り巻くまちの風景にしばし溶け込んでみるのはいかがでしょうか。
続きを読む: 中央区の魅力 ~ 『隅田川とセーヌ川』 ・・・・・ その4≪運河の町≫
[下町トム]
2011年10月 4日 08:30
中央区観光協会が今年も実施している【中央区新発見!「まち歩きツアー」】のうちの一つのプログラム<産業コース~日本橋老舗コース②>に同行してきました。 〝中央区新発見!「まち歩きツアー」〟
今回の訪問先は〔木屋〕さん、〔貝新〕さん、〔山本海苔店〕さんの3店です。いずれも江戸時代以来続く老舗であり、多くの固定客を有する名店ばかりです。
最初に訪ねたのは〔木屋〕さん。〔コレド室町〕の1階にリニューアルオープンしたのは記憶に新しいところですが、昔ながらの品々や新しいコンセプトに基づく商品も取り揃え、見飽きることがありません。
この日は、包丁の研ぎ方を実践していただきました。研ぎ方次第で包丁の切れ味がこれほど変わるのかと実感しました。また、利き腕の向きにより研ぎ方も左右逆になるという話を聴いて「納得!」というところです。
次いで訪ねたのは〔貝新〕さん。伊勢・桑名を発祥の地とするこのお店は、独特の味付けを施した〝しぐれ煮〟が名物。桑名ゆかりの〝蛤〟をはじめとして、〝あみ〟や〝昆布〟〝しじみ〟など、いずれも食欲をそそる香りを放っています。
お店の方にうかがうと、素材により味付けが異なるのはもとより、季節や気候に応じて甘さや濃さを調節しているということで、味覚の奥深さに感心するばかりです。
最後にお邪魔したのが「山本海苔店」さん。九州・有明海をはじめ、国内の有料産地から集められた素材をもとに、香り豊かな海苔を商品化されています。
海苔の良し悪しを見分けるのはなかなか難しそうでしたが、やっぱり一番分かりやすいのは「食べておいしい」ということのようです。最近は日本の海苔の品質の高さを求めて、海外のお客様も多く訪れるとのことでした。
日本橋はほかにも老舗がいっぱいです。歴史や由緒とともに商品の説明を受けながら買い物をするのは心豊かなひとときです。
ちょうど、今日から〝中央区観光産業まつり〟(中央区商店街連合会60周年記念)が11月末まで催されます。「中央区観光商業まつり」
日本橋地域でもイベントがありますし、10月30日(日)には〝名橋「日本橋」まつり〟も開催されます。
秋の爽やかな風に誘われて、ショッピングウォークに出かけられませんか。
続きを読む: 中央区新発見!「まち歩きツアー」で日本橋へ