[ゆりかもめ]
2011年4月29日 08:30
浜離宮恩賜庭園 中央区浜離宮庭園1-1 03-3541-0200
浜離宮「新銭座鴨場」の向かい側土手に八重咲き山吹が群生しています。
細くしなやかに伸びた緑の枝が太陽に照らされると花は黄金色に輝きを増します。
七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに なきぞ悲しき
太田道灌との古事で有名な山吹は八重咲きと考えられ実はつきません。
昔、勉強した事を思い出す方は多いと思います。
八重き山吹
本霧島(江戸キリシマ系)
緋色一重、雄蕊5本・・・江戸キリシマの代表的な品種です。
約350年前に江戸に伝えられました。
当時は江戸にはこのような華やかな色の花はなかったので江戸市民は大変な驚きだったようです。
江戸はもとより全国に伝わりました。
「錦秋枕」には名花として紹介されています。
江戸時代、浜離宮の御亭山には「つつじ」がギッシリ植えられて春は紅く火を噴いた様に輝いていたそうです。
現在は「潮入りの池」の畔や「御亭山」その他に植えられています。
紫琉球(リュウキュウ系)
薄紫色一重、雄蕊は10本。がくに粘りがあります。
紫色の大輪のツツジは総称して「紫琉球」とよばれます。
花色は濃い色や薄い色があり変化は様々です。
「潮入りの池」の「お伝い橋」を「鷹の茶屋跡」の売店に向かって渡ると右側に咲いています。
今が見頃です。
[ゆりかもめ]
2011年4月28日 08:30
浜離宮恩賜庭園 中央区浜離宮1-1
03-3541-0200
浜離宮の牡丹園は今が最高です。
やはり「冬牡丹」より大きく咲いていて種類も数多くあります。
立てばシャクヤク・・・・・座ればボタン・・・・・
カメラを持つ方々が大勢いらっしゃいます。
牡丹園の向こう側ではアヤメも咲きはじめました。
日増しに花の数が増えて行きます。
大きく深呼吸をしてゆっくり花の周りを歩きましょう。
浜離宮庭園に咲く藤は「潮入りの池」の「お伝い橋」、「延遼館跡」の「日本庭園」の藤棚で咲いています。
江戸時代の「浜御殿」であった頃は「お伝い橋」全体が藤棚で覆われていて「中島の茶屋」の北側は紫の藤の花・・・・南側は白い藤の花で覆われていたそうです。
藤棚にするのは「ノダフジ」と云う品種で房の長いのが特徴です。
長いものは2mを越えます。
「ノダフジ」のノダはこの品種の発祥の地名で大阪市福島区野田の「野田」からきています。
[ゆりかもめ]
2011年4月27日 08:30
3月末より美しい花々を咲かせている浜離宮庭園も 柔らかい緑に変わりつつあります。
そのような中で 今シーズン最後の里桜が 競って咲いています。
富士見山へ登る石段の中央からの景観
関山(カンザン)は里桜の中では遅く咲きますが 花が塊になって5月初めまで咲き続けます。
鬱金(ウコン)は 咲き始めの頃は黄色の色がはっきりしていますが 咲き終わりの頃には白っぽく なり 薄くピンクがかって居る様にも見えます。
御衣黄(ギョイコウ)も 咲き初めは もう少し緑が濃いのですが 咲き終わる頃には 少し黄色っぽくなります。
普賢象(フゲンゾウ)は 花の中央の2本の雌蕊が 薄い緑色で その形が 普賢菩薩が乗っている象の牙に似ているところからこのように名づけられたと言われています。
駿河台匂(スルガダイニオイ)は 花に近づくと とても良い香りがします。
一葉(イチヨウ)は 蕾の頃はピンクですが 咲くと白くて 清純な感じがします。
[ゆりかもめ]
2011年4月19日 08:30
春爛漫・・・・の中、少しだけ早く起きての散歩も気持ちの良いものです。
相変わらず浮世絵のあるシャッターを探して歩きました。
ちどり屋 日本橋人形町 1-7-6
絵師 歌川広重
浮世絵 「名所江戸百景 神田紺屋町」
割烹とよだ 日本橋室町1-12-3
絵師 歌川豊国 歌川広重
浮世絵 「東都高名会席尽」
上記 写真の上半分の「店構え」だけを写したのが下記の写真です。
昔の店の雰囲気を何となく感じる事ができますね。
利久庵 中央区日本橋室町1-12-16
絵師 葛飾北斎
浮世絵 「富獄三十六景 尾州不二見原」
日本橋東洋 絵師 歌川広重
浮世絵 「東海道五十三次日本橋朝の景」
日本橋文明堂
絵師 伊東深水
浮世絵 「伴天連主従図」
[ゆりかもめ]
2011年4月14日 10:00
今年は御天気に恵まれ里桜が咲き始めています。
カンザンの赤 フゲンゾウのピンク 白の白妙、スルガダイニオイ、センダイヤ
緑のギョイコウ 黄色のウコン・・・・・等と5色の桜を楽しめます。
広い敷地の中の桜並木を歩くと都会の中に居る事を忘れてしまいます。
江戸時代に浜御殿に招かれた賓客達が桜を眺めたり、鷹狩りをしたり「中島の茶屋」「松の茶屋」で和歌を詠みあったり、高価な掛け軸や壷を眺めたり、釣りをしたり楽しく過ごした様子が想像できます。
里桜はいろいろな種類があり名前が不明だったり・・・・・以前に覚えた名前と違ったりしてなかなか興味深く楽しめます。
シャガ
新銭座鴨場やその他の目立たない静かな場所に咲いています。
写真を撮ろうとしたら花に包まれている気分になりました。
モミジの柔らかい葉と赤い小さな花が咲いています。
少し遅く咲いた染井吉野は今満開を少し過ぎました。
木が大きい為に少し距離を置いて眺めている方が多かったです。
モミジの若葉の向こう岸は「松の茶屋」ですが水面に「松の茶屋」や木々の緑が美しく
映っていました。
今日は春本番の御天気となるそうです。今、テレビのアナウンサーが話しています。
これから里桜は益々、美しく咲いてくれます。
昨日は「お伝い橋」を渡っていると「潮入りの池」でエイ(魚の名前)が泳いでいでいました。
浜御殿であった江戸時代の頃を想い是非お出掛け下さいませ。
浜離宮恩賜庭園
東京都中央区浜離宮庭園1-1
入園時間 9時~4時半
サービスセンター 03-3541-0200
無料入園問合せ 中央区役所総務課 03-3546-5234
[ゆりかもめ]
2011年4月12日 10:30
浜離宮の染井吉野は散り始めています。
でも今から5月はじめまでは、里桜が次々に開花して何時たづねても桜が私達を迎えてくれます。
その他 オドリコソウ カントウタンポポ ムラサキケマン フジ ボタン等・・・花で埋まります。
写真で見るより美しい青空の下に咲く花々を楽しんで下さい。
明治維新後、将軍の御庭は皇室の所属になりました。
明治中期から大正初期まで浜離宮で毎年 観桜会が開催されていました。
現在は新宿御苑で「桜を見る会」となっております。
白妙
「お伝い橋」を「中島の茶屋」から「富士見山」に向かって渡り終えた右側に咲いています。
八重の大きな花を咲かせています。
この写真は5日程前に撮りましたので「今日は7分咲きかな?」と想像します。
花の向こうに見える対岸の「中ノ島」・・・・・・・再現された「松の茶屋」
この素晴らしい景色の中に立ってみませんか???・・・
山吹
桜やハナモモとは違った少しだけ山の中の気分を味わう場所で静かにさいています。
ボタンの芽
俳句の世界では春の季語にもなっています。
この芽を見ていると自然の力強さを感じると共に「どんな花が咲くだろうか??・・・・」
と期待に胸がふくらみます。
浜離宮恩賜庭園
東京都中央区浜離宮庭園1-1
サービスセンター 03-3541-0200
入園時間 9時~4時半
無料入園問合せ 区役所総務課 03-3546-5234