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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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特派員の商店街訪問(第19回)◎歴史と文化が香る街/日本橋三丁目西町会・商店街連合会

[ケン] 2011年7月13日 09:30

商業の中心地・ 中央区 には元気な、にぎわい商店街が数多くあります。


 

地元から愛され、住民とともに栄え、親しみのある商店街を、特派員が訪ねて、見て、聞いた商店街の"今日そして明日"。そのイキイキとした魅力と活力、とっておきの情報などをお伝えしている、 中央区 の商店会・商店街を紹介する「特派員の商店街訪問」第19弾です。

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◎特派員の商店街訪問(第19回)◎

歴史と文化が香る街/ 日本橋三丁目西町会・商店街連合会



日本橋三丁目西町会・商店街連合会の会長・野永喜一郎さんにお話をうかがいました。場所は老舗日本料理店「日本橋ゆかり」。野永さんが社長を務めていらっしゃるお店です。


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Q)商店街はどのくらいの歴史があるんですか?


<会長> 平成21年に商店街連合会を結成したので、今年で3年目です。しかし、近江商人の流れを汲む西川さんなど、"江戸"という街が出来たころからの400年の歴史を有する老舗もあります。


Q)お店の数と、どのようなジャンルのお店が多いのか教えてください。


<会長>およそ60店舗のお店があります。飲食店が多いですが、世界的に有名な骨董屋さんや画廊など芸術・文化関係のお店が多いのも、この商店街の特徴です。


Q)商店街のアピールポイントを教えてください。


<会長>芸術・文化関係のお店が多いこと、また高島屋で展覧会が開かれたり、間近にブリジストン美術館があるという土地柄を生かし、文化の香りを前面に押し出す街づくりを心掛けています。

周りの再開発がどんどん進み、高層ビルが次々と建設されるなか、東京都の景観条例のために、われわれの地区には高層の建物を建てることはできません。しかし、そこを逆に強みとして、街中に緑を増やしたり、低層の建物からなる憩いの空間を提供できれば、と思っています。


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お万の方ゆかりの「養珠院通り」   街中の緑が美しい「さくら通り」



Q)今後のイベントの告知をお願いします。


「名橋・日本橋」保存会が中心となって、日本橋が石の橋になって100年の記念イベントが10月に行われます。アンテナショップや物販の店などが多数出店の予定です。江戸の中心・日本橋の歴史に思いを馳せながら、おおいに楽しんで頂けると思うので、皆さま、ぜひお越しください!



<取材後記>

はきはきと、いかにも江戸っ子っぽい いなせな調子でお答えいただいた野永さん。さすが日本橋生まれの日本橋育ちだなあ、と感じいってしまいました。

街の歴史と文化を大切にするこの商店街がますます繁栄していってほしいと思います。

 

 

 

 

昼から日本酒をたしなむ愉楽~銀座・福光屋~

[ケン] 2011年5月 6日 09:30

休日の午後、美術館の帰り、すこ~しだけお酒を頂こうと訪れたのが、銀座の「光屋」。

金沢にある日本酒の蔵元ですが、店内におよそ8席のカウンターがあって、蔵元自慢の日本酒を頂くことができます。

 

今日(5月3日)は「GW限定イベント酒炭酸BAR」という看板が店前に出ていました。"酒炭酸ってなんだ...?"と期待に胸おどらせながら、カウンターに座ります。

酒炭酸とは日本酒をソーダで割ったこの蔵元のオリジナル商品だそうです。

頂いてみると、日本酒らしい米の風味に柔らかな炭酸が加わった、なんとも初めての味わい。女性でもたいへん飲みやすいお酒だと思います。

そう思って店内を見ると、席のほとんどは女性でした。ここでは酒粕を使ったアイスやロールケーキなどスイーツも充実しています。

 

昼酒を都会的に楽しむ、ちょっとおしゃれな雰囲気が銀座にはありました。

 

 

銀座らしい夜~バー・ルパン~

[ケン] 2010年6月16日 08:45

銀座近くで仕事を終えた平日の宵。前から一度行ってみたかった

銀座の老舗バー・ルパンへ行って来ました。

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およそ余分な装飾のない鉄扉をおそるおそる開けます。

地下への階段を下りて行くと「いらっしゃいませ」と明るい声をかけられました。初めての店でさっとお店の方声をかけてもらうと安心できます。

ずっと歩いていて喉が渇いていたので、まずビール。

喉越しのさわやかさを味わったあと、店を見まわしてみます。

十数席のカウンターとテーブル席がいくつか。そのその8割ほどが

埋まっています。年代はビジネスマン風の中高年の人が多く、

落ち着いた店の雰囲気です。

ビールを飲み終えると、カウンター内の女性がさりげなく2杯目を勧めてくれます。

押しつけがましくない適度な距離感での接客です。

バーらしいものを頼もうと思いギムレットを注文しました。ライムの香りがさわやかでした。

バー・ルパンは昭和3年創業。昭和40年代にはビルを改築しましたが、

内装は以前のものを取っておいて、昔のままに復元したそうです。

くすんだ白壁やオーセンティックな木目の装飾などに老舗バーの風格がにじみ出ていました。 バーなどにふらっと入り、銀座らしい夜を楽しみたいときにはお勧めのお店。

女性一人でも安心して飲むことができると思います。

 

 

気になって入ってしまったお店~銀座 青汁スタンド~

[ケン] 2010年5月10日 09:00

とある平日の夕方、銀座を歩いていて気になるお店を発見しました。

青汁スタンド...?」今まで見たこともないジャンルのお店だったので、

とりあえず入ってみることに。

外観(~1.jpg

 

入ってみると、予想を裏切らない野菜特有のあの青臭い匂いが、

たちこめています。

スタッフらしき女性の方に「ここは、青汁が飲める店なんですか?」と

 

尋ねてみると、「そうですよ。(サイズは)大にします?小にします?」とのこと。

 

正直、青汁って 飲んだことが なかったので、"モノは試し"の心境で、

 

小をお願いしました。ちなみに大 が500円、小が250円とのこと

(写真のグラスは小です)。

青汁(~1.jpg  

"えいや"と気合を入れてゴクリ、と飲んでみました。苦い液体がのどを

通り過ぎていきます。青臭い匂いがプンプンと鼻腔に充満します。飲みやすいとは

とても言えませんが、この苦みが 身体にいいんでしょうね。

 

このお店、銀座ではもう25年もやってらっしゃるそうです。

原料となる「ケール」という野菜を、毎朝お店ですりつぶして作るので、とても

新鮮な 青汁を飲めるのが、このスタンドのウリ。平日のお昼や夕方には近隣で

働く サラリーマンやOLがよく訪れるそうです。

ケール~1.jpg

銀座という繁華街にそっとたたずむ意外なスポット。この界隈の人々の健康に、

ささやかな貢献をしているのかもしれません。

所在地:東京都中央区銀座1-6-7 谷口ビル1階(みずほ銀行裏)

 

 

浜離宮のライトアップ~東京らしい夜桜~

[ケン] 2010年4月 6日 09:50

4月2日(金)の仕事終わりに、浜離宮のライトアップを見に行ってきました。

4月に入ってもなかなか春爛漫とはいかない、今日この頃...。この日も夜になると

やや肌寒かったです。

 

受付で300円支払って中へ。いきなり桜があるのかと思いきやそうではありませんでした。

しばらく順路を行くと回遊路に沿って、灯篭が灯っています。

灯篭_1~1.jpg

 

灯篭には梅、藤、牡丹、水仙など四季折々の花々が

巧みな筆致で描いてありました。ほのかな明るさとあいまって、日本的情趣を

感じさせます(と言っても、立ち止まって見ている人は少なかったですが...)

 

しばらく歩くと、「わあ~」という声が上がり始めます。夜桜のライトアップです。

 

「お~ これこれ」とか思いながら桜に近づきます。 闇に淡いピンクの色彩が、

くっきりと浮かび上がっていました。背景には汐留界隈のビル群。

桜と高層ビルが画になってしまうところなど、実に東京らしい風景のように思います。

夜桜と~1.jpg  

近くには売店があって、おでんや焼きそば、甘酒など買うことができます。見るからに仕事帰りの

サラリーマンのグループが輪を作って、缶ビール片手に談笑していました。近くの勤め先なんでしょう か。このライト アップを見に来るのが恒例になっているのかもしれません(ただしいわゆる地面に座って のお花見はできないようです。入口に注意書きがありました。件のサラリーマンたちは、売店付近 にしつらえてあるテーブルと椅子を囲んで楽しんでいました)。

 

見たところ桜はまだ100%満開という感じではなかったので、来週いっぱいくらいは、桜を楽しめそう です。ソメイヨシノのライトアップは5日(月)までですが、16日(金)からはヤエザクラのライトアップが 始まります。その頃はもっと春らしい暖かな夕べに花を愛でることができるでしょう。  

桜_1_~1.jpg  

 

最後に浜離宮が"潮入の池"で有名なことを思い出しての一句。

 「潮風に さくらゆらゆら 浜離宮」

 

 

 

さすが老舗のジューシーな味~千疋屋フルーツパーラー~

[ケン] 2009年7月14日 12:00

じめ~っと蒸し暑い日曜の午後、爽やかな甘味を求めて、日本橋の三井タワー2Fにある千疋屋フルーツパーラーに行ってきました。

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日本橋界隈の 人出はさほど多くありませんでしたが、千疋屋に関してはさすが有名店、15分ほど店の前で待つことに。待たされるといやがうえにも、期待が高まります。店の前には旬の味ということで、マンゴーパフェの看板などが置いてあります。  

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三井タワー1階のフルーツ売場では1万円を超えるものも売られているマンゴー。庶民にとっては"ぜいたく"という言葉の意味を軽く超えているようなその値段に恐れをなし、マンゴーパフェではなくピーチパフェを注文しました。  

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でもこれが大正解!!

桃はどこまでもみずみずしく、柔らかく、旬の味覚をしっかりと感じさせるものでしたし、生クリームやバニラアイスも、決して前に出すぎない、上品な甘さ。パフェ上から順に頂いていって、最後の締めに登場するのは、ガラスの器の底にそっと残された桃のソース。これがまた美味しいこと!桃で始まって、桃で終わる、あくまで桃が主役のピーチパフェ。大満足でした。

千疋屋の創業は1834年(天保5)。175年の伝統の味をしっかり感じることができました。