[ケン]
2011年5月 6日 09:30
休日の午後、美術館の帰り、すこ~しだけお酒を頂こうと訪れたのが、銀座の「福光屋」。
金沢にある日本酒の蔵元ですが、店内におよそ8席のカウンターがあって、蔵元自慢の日本酒を頂くことができます。
今日(5月3日)は「GW限定イベント酒炭酸BAR」という看板が店前に出ていました。"酒炭酸ってなんだ...?"と期待に胸おどらせながら、カウンターに座ります。
酒炭酸とは日本酒をソーダで割ったこの蔵元のオリジナル商品だそうです。
頂いてみると、日本酒らしい米の風味に柔らかな炭酸が加わった、なんとも初めての味わい。女性でもたいへん飲みやすいお酒だと思います。
そう思って店内を見ると、席のほとんどは女性でした。ここでは酒粕を使ったアイスやロールケーキなどスイーツも充実しています。
昼酒を都会的に楽しむ、ちょっとおしゃれな雰囲気が銀座にはありました。
[ケン]
2010年6月16日 08:45
銀座近くで仕事を終えた平日の宵。前から一度行ってみたかった
銀座の老舗バー・ルパンへ行って来ました。
およそ余分な装飾のない鉄扉をおそるおそる開けます。
地下への階段を下りて行くと「いらっしゃいませ」と明るい声をかけられました。初めての店でさっとお店の方に声をかけてもらうと安心できます。
ずっと歩いていて喉が渇いていたので、まずビール。
喉越しのさわやかさを味わったあと、店を見まわしてみます。
十数席のカウンターとテーブル席がいくつか。そのその8割ほどが
埋まっています。年代はビジネスマン風の中高年の人が多く、
落ち着いた店の雰囲気です。
ビールを飲み終えると、カウンター内の女性がさりげなく2杯目を勧めてくれます。
押しつけがましくない適度な距離感での接客です。
バーらしいものを頼もうと思いギムレットを注文しました。ライムの香りがさわやかでした。
バー・ルパンは昭和3年創業。昭和40年代にはビルを改築しましたが、
内装は以前のものを取っておいて、昔のままに復元したそうです。
くすんだ白壁やオーセンティックな木目の装飾などに老舗バーの風格がにじみ出ていました。
バーなどにふらっと入り、銀座らしい夜を楽しみたいときにはお勧めのお店。
女性一人でも安心して飲むことができると思います。
[ケン]
2010年5月10日 09:00
とある平日の夕方、銀座を歩いていて気になるお店を発見しました。
「青汁スタンド...?」今まで見たこともないジャンルのお店だったので、
とりあえず入ってみることに。
入ってみると、予想を裏切らない野菜特有のあの青臭い匂いが、
たちこめています。
スタッフらしき女性の方に「ここは、青汁が飲める店なんですか?」と
尋ねてみると、「そうですよ。(サイズは)大にします?小にします?」とのこと。
正直、青汁って
飲んだことが
なかったので、"モノは試し"の心境で、
小をお願いしました。ちなみに大
が500円、小が250円とのこと
(写真のグラスは小です)。
"えいや"と気合を入れてゴクリ、と飲んでみました。苦い液体がのどを
通り過ぎていきます。青臭い匂いがプンプンと鼻腔に充満します。飲みやすいとは
とても言えませんが、この苦みが
身体にいいんでしょうね。
このお店、銀座ではもう25年もやってらっしゃるそうです。
原料となる「ケール」という野菜を、毎朝お店ですりつぶして作るので、とても
新鮮な
青汁を飲めるのが、このスタンドのウリ。平日のお昼や夕方には近隣で
働く
サラリーマンやOLがよく訪れるそうです。
銀座という繁華街にそっとたたずむ意外なスポット。この界隈の人々の健康に、
ささやかな貢献をしているのかもしれません。
所在地:東京都中央区銀座1-6-7 谷口ビル1階(みずほ銀行裏)
[ケン]
2010年4月 6日 09:50
4月2日(金)の仕事終わりに、浜離宮のライトアップを見に行ってきました。
4月に入ってもなかなか春爛漫とはいかない、今日この頃...。この日も夜になると
やや肌寒かったです。
受付で300円支払って中へ。いきなり桜があるのかと思いきやそうではありませんでした。
しばらく順路を行くと回遊路に沿って、灯篭が灯っています。
灯篭には梅、藤、牡丹、水仙など四季折々の花々が
巧みな筆致で描いてありました。ほのかな明るさとあいまって、日本的情趣を
感じさせます(と言っても、立ち止まって見ている人は少なかったですが...)
しばらく歩くと、「わあ~」という声が上がり始めます。夜桜のライトアップです。
「お~ これこれ」とか思いながら桜に近づきます。
闇に淡いピンクの色彩が、
くっきりと浮かび上がっていました。背景には汐留界隈のビル群。
桜と高層ビルが画になってしまうところなど、実に東京らしい風景のように思います。
近くには売店があって、おでんや焼きそば、甘酒など買うことができます。見るからに仕事帰りの
サラリーマンのグループが輪を作って、缶ビール片手に談笑していました。近くの勤め先なんでしょう
か。このライト
アップを見に来るのが恒例になっているのかもしれません(ただしいわゆる地面に座って
のお花見はできないようです。入口に注意書きがありました。件のサラリーマンたちは、売店付近
にしつらえてあるテーブルと椅子を囲んで楽しんでいました)。
見たところ桜はまだ100%満開という感じではなかったので、来週いっぱいくらいは、桜を楽しめそう
です。ソメイヨシノのライトアップは5日(月)までですが、16日(金)からはヤエザクラのライトアップが
始まります。その頃はもっと春らしい暖かな夕べに花を愛でることができるでしょう。
最後に浜離宮が"潮入の池"で有名なことを思い出しての一句。
「潮風に さくらゆらゆら 浜離宮」
[ケン]
2009年7月14日 12:00
じめ~っと蒸し暑い日曜の午後、爽やかな甘味を求めて、日本橋の三井タワー2Fにある千疋屋フルーツパーラーに行ってきました。
日本橋界隈の
人出はさほど多くありませんでしたが、千疋屋に関してはさすが有名店、15分ほど店の前で待つことに。待たされるといやがうえにも、期待が高まります。店の前には旬の味ということで、マンゴーパフェの看板などが置いてあります。
三井タワー1階のフルーツ売場では1万円を超えるものも売られているマンゴー。庶民にとっては"ぜいたく"という言葉の意味を軽く超えているようなその値段に恐れをなし、マンゴーパフェではなくピーチパフェを注文しました。
でもこれが大正解!!
桃はどこまでもみずみずしく、柔らかく、旬の味覚をしっかりと感じさせるものでしたし、生クリームやバニラアイスも、決して前に出すぎない、上品な甘さ。パフェ上から順に頂いていって、最後の締めに登場するのは、ガラスの器の底にそっと残された桃のソース。これがまた美味しいこと!桃で始まって、桃で終わる、あくまで桃が主役のピーチパフェ。大満足でした。
千疋屋の創業は1834年(天保5)。175年の伝統の味をしっかり感じることができました。