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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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「光がおりなす築地本願寺物語」

[サム] 2015年3月17日 08:30

R0032346LS.JPGR0032365ERS.JPG  昭和9年再建された現在の築地本願寺の本堂・三門門柱(正門・北門・南門)・石塀が、当時の最新技術を用いて東洋的な建築を追求した典型例であると共に、秀逸な建築デザインを保持する震災復興期の貴重な建造物(指定基準の "意匠的に優秀なもの" 及び "技術的に優秀なもの" )として、昨年12月10日付で、国の重要文化財に指定されたことを受けての記念行事『ごえん』が、3月14・15日両日開催。

『ごえん』とはさまざまな縁のよって生かされている「わたし」と「あなた」のこととの由。

当該イベントに関しては先日銀造さんが予告ブロクを寄稿されていますが、14日の前夜祭当夜の様子を取り上げてみました。

築地本願寺雅楽会による「舞楽 "蘭陵王" の生演奏」の後、いよいよ本堂への、龍谷大学岡田至弘教授監修による、古代インド様式を取り入れた現本堂が完成するまでの歴史を投影する「プロジェクションマッピング "光がおりなす築地本願寺物語" 」。

関東大震災での本堂の焼失、後に設計依頼へと繋がる建築家伊東忠太と大谷探検隊の中国での遭遇、随所に登場する伊東忠太縁(ゆかり)の妖怪・動物・・・。

19:00と20:00の2回、約10分間のインパクトのある3D映像。

普段目にする姿とは一味違う、色とりどりの光が織りなす幻想的な作品堪能です。 

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翌15日も、「京橋築地小マーチングバンド」などのオープニングイベントを始め、国立歴史民俗博物館玉井哲雄名誉教授を招いての「記念講演 "建築家伊東忠太と築地本願寺本堂" 」、中央区教育委員会委託研究員の案内で、以前の地図や写真と現在の町並みを照らし合わせて巡る「築地町会ツアー」、創建当時の趣が残る建物内の部屋を、築地本願寺職員の案内で巡る「築地本願寺ツアー」、「大江戸助六太鼓演奏」、「パイプオルガン記念コンサート "和を尊ぶ調べ" 」、築地場外市場・安穏朝市・キッチンカーによる飲食ブース「築地の美味しいフードコート」、本願寺のドームをモチーフにした長さ9mの海苔巻きを皆で巻く参加型イベント「築地本願寺巻」等々プログラム盛沢山です。

 

 

 

 

早春のキンポウゲ科の花たち <晴海トリトン>

[サム] 2015年3月12日 09:00

R0032227LS.JPGR0032221RRSG.JPG  晴海トリトンスクエアの「緑のテラス」「花のテラス」等の植え込みでは、草木が徐々に芽吹き、万物が活動を始める春を、漸う肌で感じられる季節になりました。

館内 ポケットプラザ「花・水・木」のグリーンアドバイザーの案内で園内を散策する毎月恒例の「ミニガーデンガイドツアー」。

今月は5日に、「早春の花たち」のテーマにて行なわれた「プランツ ウォーク レクチャー」の中から、春先に、我こそはと競い合って咲くキンポウゲ科の花を取り上げてみました。

キンポウゲ科の植物は被子植物の中では最も原始的な群のひとつとされ、観賞価値の高い花を咲かせるものやアルカロイドを含んだものも多く、園芸植物や薬用植物としても利用されているようです。

現在、朝潮運河沿いのスロープガーデンには、色とりどりのキンポウゲ科の「アネモネ ポルト」に加え、キク科の「オステオスぺルマム キララ」(花の中心までクリアなイエローの花色が魅力)が植栽され、柔らかな陽射しを受け、心地好さそうに咲いています。

"木の芽時"、ゴムチップ舗装で仕上げられた園路を散策し、この時季の「一歩一景」(一歩一歩歩く毎に、違った素晴らしい景色が見られるという意味)を愉しまれてはいかがでしょう。

 

 ☆ラナンキュラス(右上)

  南欧~西アジア原産。

  園芸種の、紙のように薄い花びらが幾重にも重なった八重咲きに人気。

  花型・花色が多彩。

  別名ハナキンポウゲ。   

 ☆アネモネ ポルト

  地中海沿岸原産。

  「覆輪」「暈し咲き」等の花柄、「八重咲き」「菊咲き」「丁子咲き」等の花型が豊富。

  花色も多彩。

  花弁に見えるのは萼片。

  左から、アネモネ ポルト スカーレット/オーキッド/ブルー/パール。

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 ☆所謂 "クリスマスローズ"

  "クリスマスローズ" は本来、ヘレボラス属の中の、クリスマスの頃開花する 「ニゲル」という

  種につけられた名とされますが、日本ではヘレボラス属全体の呼称というのが一般的。

  言い換えれば、前者は狭義の "クリスマスローズ" 、後者は広義の "クリスマスローズ"。

  国内では、早春から春咲きの「オリエンタリス」を元にした園芸品種が広く普及している為、

  "クリスマスローズ" という名に若干違和感を覚える方もいらっしゃるかも知れません。

  "クリスマスローズ" は冬のまだ寒い時期に俯き加減に咲く清楚な姿に人気があり、

  「冬の貴婦人」の異名もあると聞きます。

  花弁に見えるのは萼片。 

  左から、ヘレボラス オリエンタリス/アーグチフォリウス/リビダス。

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日本橋桜フェスティバル開幕

[サム] 2015年3月10日 09:00

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20150212C_04.jpg  春寒も時によりまだ覚えますが、日毎草花の息吹や陽射しの温かさを肌で感じられるようになった頃。

今年も3月6日、日本橋エリアの春のイベント「日本橋桜フェスティバル~ビューティフル日本橋~」が開幕し、日本橋の伝統的な名所や新名所が春の装いに包まれています。

同エリアには「江戸桜通り」「日本橋さくら通り」など桜の名所があることに因み、春の訪れを象徴する桜をテーマに様々なイベントが組まれています。

 ①「花見舞台」

  開催日時:3月6日~4月12日 11:00~23:00

  昨年再興された福徳神社の参道「仲通り」沿いに、桜をモチーフにした装飾と約2万個の

  LEDによる「花見舞台」と銘打った、幻想的で華やかなお花見空間「桜回廊」が出現。

 ②「桜ライトアップ」

  開催日時:3月6日~4月12日 18:30~23:00

  歴史的建造物の三井本館、日本橋三越本店本館や、コレド室町1・3、日本橋三井タワー

  などの商業施設が桜をモチーフにした「桜色」のライトアップ。

 ③「食べるアート展 L'art de Rosanjin ー魯山人と新・美食倶楽部ー」

  開催日時:3月6日~4月5日

  日本橋三井ホールにて開催。

  当代一の美食家として名を馳せた北大路魯山人。

  その美学を紐解き、日本の美食をテーマに、観て食べて体感できる、

  和食とデジタルの融合アート展。

 ④「夜桜オープンバル」

  開催日時:3月28・29日 18:00~21:00

  仲通り、浮世小路を封鎖しての2日間限定オープンテラス。

  日本橋料飲組合の「三四四会」加盟飲食店やコレド室町内の飲食店が屋台を出店。  

 ⑤「ニホンバシ桜バル2015」

  開催日時:3月30日~4月5日 17:00~23:00

  日本橋北詰商店会やコレド室町/日本橋内参加店舗約50店を回遊できるチケット制催事。

この時季ならでは春らしい街の賑わい。

情緒漂う、伝統と革新が行き交う街並み散策、一足早い春景色との出逢いはいかがでしょう。

 

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東京スカイツリー <日出~日没>

[サム] 2015年3月 3日 09:00

R0032097ELS.JPG  東京スカイツリーは塔体に日本の伝統色である最も薄い藍染めの色「藍白」をベースにしたオリジナルカラー「スカイツリーホワイト」を採用。僅かに青みがかった白色が青空に映え、繊細な輝きを放つとされています。

エレベーターシャフトはグレー、展望台は硝子とメタリック色のパネル、頂部は鮮やかな白を採用。先進性と未来を表わしていると聞きます。

「白」は潔さ・神聖さを想起させ、日本人の伝統的な美意識に通じる色であり、空の表情などを映し込み、時刻・天候・季節により変化に富んだ様々な表情を見せる色でもあるとのコンセプトのもとに決定されたようです。

そんなスカイツリーの、中央大橋から永代橋越しに臨む、日出から日没までの表情を追ってみました。

日出時はオレンジ色の朝陽に輝き、隅田川の川面にも反射し映り込んでいます。

日中は陽射しを受け銀白に輝き、時には陽射しが翳り黒のシルエットが浮かび上がります。

日没時は霞む所為か、やや薄ぼんやりとした茜色です。

尚日没~23:00は、「粋」と「雅」の通年イルミネーションの他、季節やイベントにより期間限定の特別イルミネーションが行なわれます。

因みに3月1日当日(18:00~23:00)は、Brown Chocolat(チョコの濃い茶色やキャラメル色を光のグラデーションで表現)の特別ライティング。

 

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