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2015年6月15日 18:00
ファンケル銀座スクエア(銀座5)10Fテラス付サロンスペース「ロイヤルルーム」にて「あじさいガーデン2015」が開幕。
会期:6月12~19日 11:30~18:30
初日は生憎雨模様となりましたが、"あじさいは雨が似合う" 例えの通り、しっとりとした瑞々しさを漂わせ、寧ろ風情ある眺めです。
雨天の日は上部がテントで覆われ、雨を凌いで観賞することが出来ます。
今回は育苗家松永一氏が作出した、四季咲きで、5月から開花し始め、晩秋まで順次咲き続ける可憐なあじさい「霧島の恵み」も展示されています。
花弁が9月頃から色づき始め、11月頃までアンティーク風の美しい紅葉色を楽しむことが出来ると聞きます。
また6月15~18日には同会場にて、フラワーアレンジミニレッスン「ミニバラとあじさいのプリザーブドフラワーのオリジナル額」「カラーサンドを使った涼やかな観葉植物の寄せ植え」も予定されています。
銀座の真ん中、地上40mのプチ庭園で、梅雨時はややもすると塞ぎがちになる心を和ませてくれる、あじさいの彩りを楽しまれては如何ですか。
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2015年6月15日 09:00
6月10~14日、築地波除稲荷神社では、江戸時代から続く、夏越し大祭 「つきじ獅子祭」が行なわれています。
同祭の起源は、一面海だった築地が埋め立てられた今から約350年前に遡るとされます。埋め立て工事が困難を極めた折、海面を漂う稲荷大神の御神体を社殿を造り祀ったところ、波風は止み埋め立て工事は無事終了。ご神徳のあらたかさに驚いた人々が、稲荷大神に「波除」の尊称を奉り、また雲を従える龍、風を従える虎、一声で万物を威伏させる獅子の巨大な頭を数体奉納し、これを担いで回ったのが祭礼「つきじ獅子祭」の始まりとされています。
「つきじ獅子祭」には3年毎に開催される本祭りと、その間の年に行なわれる陰祭りがありますが、今年は本祭りの年。
10日 大祭式、11日 鎮花祭・宵宮祭、12日 御神楽祭・江戸里神楽奉納 に続き、13日はいよいよメーンの渡御祭。
今回は築地市場移転前の最後の本祭りということで、市場内「水神社大神輿」も一緒に築地内を巡行。
違う神社の神輿が一緒に巡行することはめったにないとされ、「神社千貫宮神輿・弁財天お歯黒獅子」が「水神社大神輿」と一緒に巡行するのは最初で最後の機会と聞きます。
宮出し(12:50)~水神社参拝・魚河岸会渡御~宮元渡御~築地町内渡御~宮入り。
普段ターレー・フォークリフトや小車が行き交い活気に溢れた場内も、この日は清々しく掃き清められた上で、巡行迎え入れ。
半纏姿も粋な魚河岸衆の威勢のいい掛け声が響き渡る中、殊に2基の神輿揉みシーンは迫力満点で、いやが上にも祭り気分が盛り上がります。
大勢の見物人の人いきれに加え、当日の東京地方の最高気温は29.0℃。
場内は感動の熱気に包まれました。
翌14日は、弁財天お歯黒獅子宮入り・各町神輿連合社参が予定されています。
続きを読む: つきじ獅子祭 渡御祭 2015
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2015年6月10日 14:00
「宗家 源吉兆庵」銀座本店(銀座7)2F特設会場にて、恒例の「源氏ボタル観賞会」が開幕。
2004年にスタートし、今年で12回目を迎える同観賞会。
かつての銀座では、初夏には柳に飛び交う「ホタル」が多く見られたと言い伝えられており、往時の銀座に思いを馳せ、日本の夏の風物詩を楽しんで貰いたいとの思いから毎年継続開催されているとの由。
会期:6月8日~14日 18:00~21:00
昨年の観賞会期間中に産卵された卵を同店本社のある岡山に持ち帰り、自然の中で元気に育てた「銀座生まれの岡山育ち」の源氏ボタル約600匹が放たれています。
今年は壁面に加え、天井にもホタルケージが設えられています。
会場の照明は落とされており、来場者はスタッフのペンライトで案内されます。
ホタルが成虫になるまで約1年、成虫の寿命は10日~2週間とされます。
儚い命の営み輝く幻想的な世界です。
同観賞会に合わせ、同店各階ではホタルに関連した企画が展開されています。
1階和菓子売場では、初夏の夜に舞う幻想的な光を写した甘酸っぱい日向夏のぜりぃ「銀座の蛍」を、3階の「松濤 粋」では、ホタルをイメージしてかき氷に黒豆や蜜煮した黄トマトをあしらった創作デザート「幻蛍」を、4~6階の「松濤」では、懐石料理「蛍が舞う頃」が6月限定メニューとして提供されています。
2階観賞会会場出口では、梅酒「梅蛍」が振る舞われています。
全館ホタルづくしの一週間です。
ゲンジボタルは初夏の風物詩として人気が高く、保全への試みが各地で行なわれているようですが、その生存を支えるには、水際の湿った苔・草等の産卵環境、孵化した幼虫の餌となるカワニナの生息条件とも絡み、水質・流速・植物プランクトン・陽当たり・底質等の水辺環境、幼虫が上陸し土中に潜り蛹化するに際しての川岸・土壌環境、羽化した成虫が飛び回り休息する周辺環境等々、産卵・(孵化)水中生活・上陸(蛹化)・(羽化)飛翔の各々の生育段階に応じた「多様な生態系」がポイントとされ、自然にホタルが飛び交う様は「里山環境の結晶」に例えられると聞きます。
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2015年6月 8日 14:00
6月6日は二十四節気の「芒種」。太陽の黄経が75度に達したときをいい、芒(のぎ)のある穀物や稲や麦など穂の出る穀物の種を蒔く季節の意。
晴海トリトンスクエア館内ポケットプラザ「花・水・木」のグリーンアドバイザーの案内で園内を散策する毎月恒例の「ミニガーデンガイドツアー」。
6月4日開催の今回のテーマは「ハーブの香る庭」。
「花のテラス」「緑のテラス」、朝潮運河沿いの「スロープガーデン」を中心に、様々なハーブが植栽されています。
*ハーブとは一般に、料理の香り付けや保存料・香料・染料・防虫・防臭等に利用されたり、薬草として色々な薬効を有する、人の生活に役立つ有用植物を指しますが、本来は草または草本植物を表す広い概念ともされること。但し薬効が強く、副作用があるとされる有害なものもあり、注意を要すること。同様の有用植物でも種子、実、根、樹皮等は香辛料と呼ばれることが多いこと。
*一口にハーブの芳香といっても、柑橘系・フローラル系・エキゾチック系・樹脂系・スパイス系・樹木系と幅広いこと
*ラベンダーはハーブの中でも人気のあるガーデンアイテムのひとつですが、
(a)アングスティフォリア系(別名イングリッシュラベンダー/トゥルーラベンダー/コモンラベンダー) (b)ストェカス系(別名フレンチラベンダー/スパニッシュラベンダー) (c)デンタータ系(別名フリンジドラベンダー) (d)プテロストエカス系(別名レースラベンダー) (e)ラバンディン系(アングスティフォリア×スパイクラベンダー)に大きく分けられ、
①薫り高く鮮やかな色彩 ②多用途に利用可 ③育てる楽しみ が魅力とされること
*所謂カモマイル(カモミール/カミツレ)には、花のみに芳香がある1年草の「ジャーマンカモマイル」と、花・茎・葉に独特の芳香がある多年草の「ローマンカモマイル」の代表2種があり、それぞれキク科の別属であること
等々今回もまたプランツウォークを通じて、いろいろと学びました。
今回取り上げたハーブの中では、茎葉からカレーのようなスパイシーな香りを放つ「カレープラント」、睡眠導入/鎮静/リラックス効用があるとされる「バレリアン(セイヨウカノコソウ)」、園内のオトギリソウ科の花の中で最も小振りな「セントジョンズワース」等が印象的でした。
因みに「ラベンダー アロマティコ」はイングリッシュラベンダーの園芸種です。
左から ラベンダーアロマティコ、ヒソップ、モナルダ、オレガノ、ジャーマンカモミール
左から ポリジ、コモンマロー、カレープラント、バレリアン、セントジョンズワース、
尚東京地方は5月26日に、季節の便りの生物・季節観測のひとつ、「アジサイの真の花の開花宣言」が出されましたが、園内でも、アジサイ "ダンスパーティ" (右上画像)、アジサイ "雨に唄えば" 、アジサイ "マジカルシリーズ(秋色アジサイ)" 等々の個性的なアジサイも楽しむことが出来ます。