中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

梅林の「思いの儘」開花

[サム] 2017年2月15日 14:00

DSC_0976ELS'.jpg 

DSC_0978RS'G.jpg 浜離宮恩賜庭園に植栽されている梅は、全体で約10種類、130本と聞きます。

先月、サービスセンター周辺 / お花畑から旧稲生神社周辺 / 花木園の早咲きの梅が開花したのに続き、漸う約80本からなる梅林の梅が咲き始めました。

11代将軍家斉が好んだとされる、八重咲き大輪の「見驚(けんぎょう)」、枝や萼が赤く八重咲き大輪の「八重揚羽」、枝や萼が黄緑色の「緑萼」等々も植栽されていますが、今回の注目は「思いの儘」。

古典的な和風の名前が多い梅の中で、珍しい命名で、変わり種と称される、野梅系の八重咲きの中輪。

一本の木に紅・薄紅・斑・白の4パターンの花が正に "思いの儘" 混じり合って咲きます。

年によって、何処に、どういう混じり具合で咲くか、不定で、毎年様相を異にするとされます。

自然の神秘性を秘めた艶やかな花姿です。

 

 

東京タワー 満月ダイヤモンドヴェール

[サム] 2017年2月14日 18:00

DSC_1006'RRELSF.jpg 

DSC_1011RSR'G.jpg 週末、記念日、イベント、プロモーション等に応じて、点灯され、目を楽しませてくれる、東京タワーの「特別ライトアップ」。

毎月1回、満月の夜限定イベントとして、「満月」の明かりを引き立てる為、タワー上部を消灯し、下部をピンク色に輝かせるライトアップ「満月ダイヤモンドヴェール」が点灯します。

更に大展望台1階の窓側と展望カフェ「カフェ・ラ・トゥール」に合計100個のキャンドルが灯されます。

大展望台の中にて、「キャンドル+夜景+満月の光」で、究極の癒し空間を体験して貰おうとの演出と聞きます。

今月は2月11日、日没~22:00「満月ダイヤモンドヴェール」、19:00~22:00「大展望台のキャンドル」点灯。

今回も、勝どきの隅田川テラスから築地市場越しに、「満月ダイヤモンドヴェール」が望めます。

因みに22:00~翌明け方迄は、定番の「ランドマークライト(冬バージョン)」が点灯。

 

 

佃島4稲荷社初午祭・地口行灯の風情

[サム] 2017年2月13日 12:00

DSC03691'ELS.jpg 

DSC03695RS'G.jpg 2月12日は初午。

旧佃島地区には稲荷神社が3個所4社鎮座しています。

一部(上町)には、住吉神社の境内社のひとつで、明治2年、大伝馬町1丁目より遷座したとされる「入船稲荷神社」。

二部(下町)には、佃島の開祖森孫右衛門一族が奉祀した屋敷神が発祥とされる「森稲荷神社」。

三部(東町)には、玉垣の刻銘に元漁師町の残影を残す「浪除稲荷神社・於(御)咲稲荷神社」。

稲荷神社の総本社、京都伏見稲荷大社の祭神が臨降したとされるのが、和銅4年(711年)2月初午の日。

豊作を祈る農村のお祭りが原型となり、稲荷信仰が結びついたのが「初午祭」とされます。

江戸時代、初午祭には、地口(駄洒落の意)の絵行灯が神社を飾り、賑わったとされますが、佃地区には、今でもその風情が残っています。

芝居などの台詞や成句などを捩(もじ)ったもので、飾られた行灯のひとつは「ゑんま舌の力もち(縁の下の力もち)」と読めます。

祭典の運営は佃住吉講の講員があたり、10:00から住吉神社平岡宮司が各稲荷神社を回り、修跋式が執り行なわれます。

神饌として油揚げの他、酒、海の幸、山の幸等々が供えられ、各々の神社名を染め抜いた奉納旗が並び、太鼓の音が響き、祭りムードを盛り上げています。

 

 

霊岸島水位観測所のユリカモメ

[サム] 2017年2月10日 12:00

DSC00519'ELSR.jpg 

RIMG0970RSG.jpg 霊岸島水位観測所の上部パイプ部にずらりと並んで羽を休めている「都民の鳥」ユリカモメ。

冬の柔らかな陽射しを浴びて気持ちよさそうです。

ユリカモメは冬鳥として日本に渡来するカモメ類の大半を占めるとされます。

足と嘴は赤色、冬羽は頭部が白く、目の後ろに黒い斑点があるのが特徴で、愛嬌のある顔をしています。

他のカモメ類と同様に雑食性で、小魚類や水棲昆虫などを摂食しているようです。

羽は鳥の命。野鳥たちの羽づくろいは丹念で、一度始めると結構繰り返し行なっています。

ユリカモメが居並ぶパイプ部は真っ白。

鳥類には、膀胱、外部尿道孔がなく、尿を糞と一緒に排泄します。

白く見えるのは、蛋白質代謝の最終生産物である尿酸の結晶と聞きます。

 

 

追儺祭 <豆まき>

[サム] 2017年2月 6日 12:00

DSC_0962'ELS.jpg 

DSC03647SQRS'G.jpg 2月3日の節分の日に行なう、除災招福の神事儀礼のひとつとされてきた豆まき。

住吉神社(佃1)では、追儺祭祭典齋行後、15:00より、恒例の豆まきが行なわれました。

舞台より、豆とお菓子がまかれると、境内に集まった大勢の子供たちが一斉に手を伸ばします。

節分とは、本来、季節の変わり目で、立春・立夏・立秋・立冬の前日。立春は1年の始まりとして特に重んじられた為、次第に節分といえば春の節分を指すようになったとされます。

立春新年という言葉もあり、宮中では、節分に旧年の厄や災難を祓い清める「追儺」の行事が行なわれてきており、室町時代以降は、豆をまいて悪鬼を追い出す行事へと発展し、次第に一般民衆にも広まり、現在に至ると考えられています。

尚豆まきに用いられる豆は炒り豆とされ、炒るは射るに通じ、"魔目" を射ることで、"魔滅" に通じるとする説もあるようです。

 

 

 

「細雪」四姉妹、初お披露目の舞台衣装で豆まき

[サム] 2017年2月 6日 09:00

DSC_0973ELS'.jpg 

DSC03678RS'G.jpg 2月3日は「節分」。

2018年に江戸鎮座200周年を迎える記念事業として、昨年社殿と社務所が建て替えられた水天宮にて、14:00より節分祭が執り行なわれました。

祭典齋行後、「冬だ!豆まき!ミニライブ」を挟み、祭典参加者並びに一般参加者(参加料 大人5,000円 小人2,000円)に加え、16:15~16:45には特別ゲストによる豆まき。

特別ゲストの、同所から程近い明治座にて上演予定(3月4日~4月2日)の「細雪」四姉妹役の女優陣(長女・鶴子役:賀来千香子、次女・幸子役:水野真紀、三女・雪子役:紫吹淳、四女・妙子役:壮一帆)が、この日初お披露目と聞く舞台衣装の着物に身を包み、境内のバルコニーに登場すると、艶やかな姿に大きな歓声が沸き上がりました。

休憩を挟み前後2回、1回目は水天宮 有馬頼央宮司(有馬家16代当主)と、2回目は明治座 三田芳裕社長を交えての豆まきイベントの会場は、終始華やいだ雰囲気に包まれました。