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2018年3月13日 18:00
あかつき公園(築地7)のハクモクレンが開花中。
ハクモクレンは中国原産のモクレン科モクレン属の落葉低木で、古く日本に渡来。モクレンの名でも知られていますが、本来 "モクレン" は赤紫色の花を咲かせる "シ(紫)モクレン" を指します。
春先に、葉に先立って、倒卵形で肉厚の、上向きで、閉じ加減の花を咲かせます。
3枚の萼と6枚の花弁は同形同色で、全部で9枚の花弁のように見えます。
ハクモクレンが持つ白い清楚な美しさは格別。
柔らかな陽光を浴び、純白の花を枝いっぱいに付ける様は見事で、風が上品な香りを運び、春先の季節感を醸し出しています。
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2018年3月12日 12:00
東日本大震災から7年となる3月11日、東京スカイツリーでは、被災した地域の復興への思いを込めた「明花」と名付けられた特別ライティングが点灯。
17:45~24:00
永代橋越しに色鮮やかな輝きが望めます。
「明花」は、「明るい未来」をテーマに2013年地元墨田区の小学生からライティングデザインを募集した際の代表作で、東日本大震災で被災した日本を花になぞらえ、萎んだ花が種を残し、再び咲く様子を色とりどりの5種類の花をモチーフに表現した、復興への気持ちが込められた作品と聞きます。
東京大空襲から73年に当たる前日の3月10日には、犠牲者への鎮魂の思いを込めた厳かな白い光で照らし出されました。
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2018年3月10日 18:00
旧佃島地区には稲荷社が3個所4社鎮座しています。
一部(上町)には、住吉神社境内社のひとつで、明治2年に大伝馬町1丁目より遷座したとされる「入船稲荷神社」。二部(下町)には、森孫右衛門一族が奉祀した屋敷神が発祥とされる「森稲荷神社」。三部(東町)には、玉垣の刻銘に元漁師町の残影が色濃く残る「浪除稲荷神社・於(御)咲稲荷神社」。
今年は、3月初午に近い日曜日に当たる3月4日10:00から、住吉神社平岡宮司が各稲荷社を回り、初午祭修祓式が斎行されました。
江戸時代からの伝統である、芝居などの台詞や成句などを捩(もじ)った、地口(駄洒落の意)絵行灯が社殿を飾っています。「ゑんま舌の力もち(縁の下の力持ち)」「元値で売られた桃だろう(桃から生まれた桃太郎)」・・・
各々の稲荷社名を染め抜いた奉納旗が風になびき、稲荷社前に据えられた太鼓の音が町内に響き渡ります。
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2018年3月 8日 12:00
季節毎にデザインを変え、季節に因んだ演出が楽しめる、毎週末の特別ライティング「ダイヤモンドヴェール」。
3月1日(土)、春を告げる桜色カラーのダイヤモンドヴェール「ドリームピンク」が点灯しました。
勝どきの隅田川テラスから築地大橋越しに、ピンク一色の耀きが望めます。
本年12月に開業60周年を迎える東京タワー。2016年10月より大改修されていた高さ250mの特別展望台が、3月3日、「トップデッキ」としてリニューアルオープンし、事前予約制、ツアー形式の「トップデッキツアー」がスタート。
「東京の未来を映しだす鏡」をイメージした「ジオメトリックミラー」と「LED照明」により、近未来感が体感できる空間が演出されています。
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2018年3月 8日 12:00
日本橋本町「あじさい通り」のオカメザクラが開花中。
オカメザクラはイギリスのサクラ研究家が、マメザクラとカンヒザクラを交配して作出したとされ、花はカンヒザクラの形質がある関係からか、色が濃く、特に萼が濃い紅色で目立ち、控え目に下向きに垂れ下がって咲き、風情があります。
名前は日本美人の代名詞として名付けたのではないかと考えられているようです。
樹高も3m程と小型であまり大きくならず、枝も横に広がらない為、狭い土地の植栽にも向くとされています。
千代田区との区界まで桜並木が続きます。
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2018年3月 6日 14:00
晴海トリトンスクエア 朝潮運河沿いの「さくらの散歩道」に植栽されている「カンヒザクラ(寒緋桜)」が開花。
別名「ヒカンザクラ(緋寒桜)」。
台湾、中国南部原産の暖地性の桜とされ、花弁・萼筒・萼片が鮮やかな緋色で、釣鐘状の花を俯き加減に小枝いっぱいに付け、独特の佇まいです。
その名の通り、まだ寒さの残る浅春に咲き始める、緋桃か紅梅のような花色は、人目を引きます。
散り際も、花弁がひらひらと散らず、儚げなソメイヨシノとは一味違う情感です。
桃の節句が過ぎ、まだまだ寒暖が繰り返す季節ながら、陽射しに着実に温もりを感じます。