中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

「はぐれっ子」の像とクリスマスローズ〔数寄屋橋交番〕

[ジミニー☆クリケット] 2015年3月31日 09:00

外堀通りと晴海通りが交わる数寄屋橋交差点に面して、数寄屋橋交番があります

hagr1.JPG

外壁は明治時代の銀座レンガ街にちなんだレンガ造り。印象的なとんがり屋根のこの交番、屋根のデザインを決める際になかなか決まらず、作成した交番の模型に待ち針を刺していたところ、それがそのまま交番の屋根のデザインとして採用されたとか

hagr2.JPG

この交番の横に、「はぐれ櫻」と、その根元にしゃがんだ女の子の像「はぐれっ子」(作者:岩田勇三氏)があります

hagr3.JPG

はぐれっ子」は交番にちなんだものなのか、1本だけはぐれたように立っている「はぐれ櫻」から、その名前に合わせて「はぐれっ子」の像を建てたのか、はたまた「はぐれっ子」が根元に建ったから、そのを「はぐれ櫻」と名付けたのか、経緯は調べていないのでわかりませんが、「はぐれっ子」はひょっとして、数寄屋橋での「君の名は?」からの想像の産物だったりして・・・

hagr4.jpg

この同じスペースに、クリスマスローズのりっぱな株が花を咲かせています。の開花時期に、クリスマスローズが花を咲かせているというのも、変な話ですが、そもそもクリスマスローズは、名前とは違って、に咲く品種が多いんですよねまた、花びらに見えるのは萼片で、いわゆる花期は結構長いです

hagr5.JPG

ということで、数寄屋橋交差点、の風景でした

ちなみに、「はぐれ櫻」はまだ一分咲きの状態でした(328日午後の時点)

 

 

築地川界隈さくらの見どころ

[ジミニー☆クリケット] 2015年3月29日 14:00

かつて、築地川という二級河川が、築地を取り囲むように流れて、東京湾に注いでいました(と言うよりも、海を埋め立てて築地を造った()時に、埋め残した水路が築地川と呼ばれるようになったと言う方が正しいでしょうか)

今やそのほとんどは埋め立てられ、高速道路になったり、駐車場になったり、暗渠になったりしています

一方、築地川に架かっていた橋はその名前を残しながら、隣接する小スペースが公園になっています

tukij1b.JPG

 (築地川公園のシダレザクラ、3月28日

tukij4b.JPG

 (築地川采女橋公園のソメイヨシノ、3月28日

いよいよ季節は春本番ということで、築地川と橋の名を残す公園に植えられているさくらの見どころについて、歩いて見てきました下の地図にあるからまでの公園です

tukij6.jpg

ちなみに、左側の写真は、すべて3月21日の午後撮影、右側は3月28日午後撮影です

コメントも3月28日時点のものです

築地川公園(明石町10-2)

ソメイヨシノなど約30本。二分咲きから満開までばらつきあり。シダレザクラは満開です

tukij1.jpg

築地川亀井橋公園(築地1-6-1先)

中央区役所すぐ近くの公園で、ソメイヨシノなど約10本。五分咲きです

tukij2.jpg

築地川祝橋公園(築地1-11-13先)

ソメイヨシノなど約10本。二分咲きで、ここが一番開花が遅れているようです

tukij3.jpg

築地川采女橋公園(銀座6-18-1)

新橋演舞場の裏にあたる場所で、ソメイヨシノなど10本弱。七分咲きです

tukij4.jpg

築地川千代橋公園(築地5-1-1先)

銀座中学校に隣接する小さな公園で、カワヅザクラフゲンゾウシダレザクラなど5本。カワヅザクラは咲き終わって葉ざくらに。フゲンゾウはまだつぼみ。シダレザクラは五分咲きです

tukij5.jpg

公園ごと、さくらの木ごとに、開花状況にばらつきがあるなあという感じを受けました

ただ、このブログが載るころには、各公園とも、さくらはより美しく、見ごろとなっていることでしょう

tukij5b.JPG

 (築地川千代橋公園のシダレザクラ、3月28日

 

 

中央区と地上の線路・駅

[ジミニー☆クリケット] 2015年3月16日 14:00

マニアックな内容であることを最初にお断りした上で

みなさん、中央区の、この赤い三角形の場所をご存じでしょうか?

chuok1.jpg

拡大すると、こうなります

chuok2.jpg

赤い三角形の場所は、山手線の「内側」「外側」という表現を使うとすると、中央区で唯一山手線の「内側」の場所です。日本橋本石町4丁目になります。ちなみに、この赤い三角形の一辺は、かつて日本橋川に流れ込んでいた龍閑川の跡です(中央区と千代田区の区境になりました)。

緑で囲んだ部分は、中央区で、地上を電車が走っている唯一の場所です

ここを、JR山手線、京浜東北線、中央本線、東北・上越新幹線が並走しています。駅名で言うと、JR東京駅と神田駅の間です。

そして、走る電車の窓から、この三角形の場所を写真に撮ると、こんな感じです

chuok3.JPG

道路は外堀通り、左端に見えている高速は、首都高速都心環状線と首都高速八重洲線が合流する神田橋ジャンクションで、その下を流れているのは、日本橋川です。

逆に、三角形の場所から山手線を撮ると、こんな感じです

chuok4.JPG

上の写真を撮った場所は、ここです

chuok5.jpg

地上の線路がここだけなので、当然、中央区には地上の電車のはありません(地下にははたくさんありますけどね)。

だからといって、卑屈になる必要はありません

中央区には、日本古来の交通制度、伝馬制度の名を今に残し、江戸時代から陸上交通輸送の中心であった日本橋小伝馬町、日本橋大伝馬町があるのです(あまり説得力無し

 

 

高野山の美術品展〔日本橋タカシマヤ〕

[ジミニー☆クリケット] 2015年3月 6日 14:00

     ありがたや 高野の山の 岩かげに 大師はいまだ おわしますなる

kookai3.JPG

日本橋タカシマヤでは、3月5日から、「開創1200年記念 高野山 祈りの美と題して、明治時代以降、高野山に奉納されてきた美術品の展示会が開かれています仕事帰りに立ち寄りました

kookai4.JPG

今年、2015年は、弘法大師空海が高野山に密教の道場を開いてから、1200年目にあたるそうです

会場には、守屋多々志、高山辰雄、木村武山、富岡鉄斎、平櫛田中といった名だたる芸術家が奉納した作品が展示されていました皇室から下賜された美術品も多数展示されていました

こちらは、高屋肖哲画伯による「弘法大師像」です。実物は、すごく大きいです

kookai1.jpg

また、本展では、日本画の中島千波画伯が、この開創1200年に合わせて制作した金剛峯寺奥殿の襖絵12面が、初めて公開されています

会場では、見る者を三方から取り囲むように襖絵4面ずつが配置され、「見せる工夫」がされていました。

こちらが、その「桜の間障壁画」(部分)です

kookai2.jpg

開催期間は、3月5日(木)から16日(月)まで

会場は、日本橋タカシマヤ8階ホールです。

入場時間は、午前10時~午後7時30分ですが、最終日は午後5時30分になります

何か大変厳かな気持ちになって日本橋タカシマヤを出て、中央通りを北に向かい、日本橋を渡り、三越本店のあたりまで来ると、建物が桜色にライトアップされていましたの襖絵を見た後の、ビルの壁面いっぱいのでした

kookai5.JPG

まったく予期していなかったことなので、何だか得したような気分になりました

寒さも和らぎ始めたこの季節、目的無しの宵の逍遥もよいものです

kookai6.JPG

 日本橋タカシマヤのHPはこちら

 ⇒ http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event/syousai.html?id=4144

 

 
1