[杏葉牡丹]
2013年7月28日 09:00
銀座と築地に隣接する新富町は、新橋と同様に、かつてはたくさんの料亭があった、粋な町。
知る人ぞ知る、隠れ家的な美味しいお店が、幾つもあるエリアです。
その新富町につい最近オープンしたフレンチが、Sensibilite(サンシビリテ)です。
小さな肩のこらない居酒屋、という意味の『ビストロ』という呼び名がぴったりのお店で、席はテーブルが4つとカウンターが4席。
カウンター席の前はガラス張りになっていて、シェフが料理を作っている姿を見ることができます。
今作っているのが私のかしらとか、へぇーあんな風に盛付けるんだとか、飽きずに見入ってしまいます。
ランチは、前菜とメインにパンと飲み物が付いて、1200円。
デザートはプラス200円です。
前菜もメインも、魚系と肉系の二種類の中から選びます。
私は、前菜には魚貝のマリネ バジリコ風味、メインは白身魚のグリエ 静岡産有機野菜添えに、コーヒーを選びました。
マリネはイカ、蛸、小海老、アサリがたっぷり。
ソースはマイルドでちょうど良い感じ。
添えられた生野菜も新鮮でしゃきしゃきしていましたが、びっくりしたのは、キュウリの輪切りが、星型やハート型になっていたこと。
これは型抜きをした訳ではなく、そうした形になるように作っている、農家があるのだそうです。
そして出てきたメインは、あっさりとした白身魚にきれいに焼き目がつき、さりげなくソースがかかっていましたが、こちらも添えられた野菜の美味しいのに感激。
グリーンアスパラ、かぶ、オクラ、インゲン、モロッコインゲンは軽くボイルされていて、とても鮮やかな色合いで、甘さと野菜本来の味がしっかり出ています。
これは、静岡から毎日送ってもらっているのだそうです。
最後はたっぷりのコーヒーをいただいて、大満足でした。
この後に用事があったので、ワインは頼まなかったのですが、やはり美味しい料理には美味しいワインは欠かせませんね。
今度は夜にもう一度行ってみたいお店です。
Sensibilite(サンシビリテ)
住所 中央区新富町1ー8ー7 新和ビル1階
電話 (6280)3481
営業時間 ランチ11:00~14:00、ディナー18:00~23:00
定休日 日曜日
[杏葉牡丹]
2013年7月11日 14:00
日比谷線築地駅から歩いて30秒、
聖路加看護大学2号館の、看護実践開発研究センター1階にある『るかなび』は、誰もが気軽に立ち寄って、看護師など医療の専門家に、健康などについての相談をしたり、必要な情報を得る手助けをしてもらったりする事ができる場所です。
自分自身の事だけでなく、家族や親の身体の事や心の事で、ちょっと気になってはいるものの、ついついそのままにしてしまっているとか、何処に聞いたら良いのかわからない、なんて言う事が、有りますよね。
もちろんインターネット等で様々な情報を得ることはできますが、それをどう判断して選択するかは、情報量が多ければ多いほど、かえって迷ったりするのではないでしょうか。
「るかなび」では、身長・体重・体脂肪・血圧等に、女性は特に気になる『骨密度』等を測定して、健康チェックをしてもらえると同時に、看護師などの医療の専門家が常駐して、そうした様々な相談にアドバイスをしてくれます。
骨密度測定だけは有料(500円)ですが、それ以外の測定・相談は、無料です。
入口を入ってすぐの図書コーナーには、これだけ揃っているのは珍しいという、約1500冊もの闘病記が病気ごとに並ぶ他、約400冊もの医療・健康に関する本やパンフレットもあります。
これらは自由に閲覧する事ができますが、何を読んだらいいか迷うような時には、専門スタッフからアドバイスしてもらう事もできますし、ボランティアの人たちが実際に読んで内容を紹介しているデータベースもあるので、これを参考にする事もできます。
月の第2水曜日11:30~13:30には、
椅子に座ってお抹茶とお菓子をいただきながら、健康などについて自由にお話しする「CHADO(ちゃどう)」、
第3木曜日12:30~13:10には「ランチタイムミニ講座&ミニコンサート」が行われます。
いずれも予約不要、参加無料です。
7月18日(木)は、花村睦先生の『家事ヨガ・介護予防』のお話と、フルートとギターの生演奏です。
「家事ヨガ」ってどんなものか、ちょっと見てみたい気がしませんか?
ハーブティーの無料サービスもあるのだそうで、お時間のある方は、いらしてみてはいかがでしょう。
なお『るかなび』がオープンしているのは、月曜から金曜の10時~16時(土日祝日を除く)ですが、聖路加看護大学の夏期および年末年始の休暇中は休みになりますので、ご注意下さい。
詳しくは『るかなび』のホームページを→http://rcdnp.slcn.ac.jp/lukanavi/
[杏葉牡丹]
2013年7月 3日 09:00
築地駅近くで「聖路加病院はどこですか?」と聞かれたら、「この道を真っ直ぐ行くと、十字架の塔のある建物があるので、それが旧館。
外来やお見舞いの受付は、その隣の新館の方になります」とお答えしています。
という具合に、明石町のランドマークである聖路加国際病院といえば、地元の人間にとってまず思い出されるのが、このチャペル。
正確には『聖路加国際病院 聖ルカ礼拝堂』といい、日本聖公会東京教区の教会としての役割も担っているのだそうです。
建物の前庭や、隣接する築地川公園は、さほど広くはありませんが、春は桜の並木が見事で、今はクチナシと、季節毎に 花々が咲き誇り、雨上がりには草の匂いがたちこめるくらいに緑が豊かなので、「閑静」と言っても良いくらい。
観光客で賑わう魚市場がすぐ隣にあるとは、信じられないくらいです。
十字架の塔からは、毎日8時30分、12時、18時にカリヨン・チャイム(鐘楽器)の美しい音色で、聖歌のメロディーが鳴り響きます。
奏でられる曲は季節毎に変わり、先日までは「アメイジンググレース」でしたが、クリスマスの時期には「もろびとこぞりて」になったりします。
そして、目を見張るほど素晴らしいのは、ライトアップされた夜の姿です!
建物正面からはもちろんですが、自宅ベランダから見る姿は、背景の高層ビルの灯りが宝石をちりばめたようです。
よく「良い場所に住んでいて羨ましい」と言われるのですが、その言葉を実感するのは、まさにこんな景色を見ている時です。