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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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さようなら『ふじ丸』 晴海から最後のクルーズへ

[与太朗] 2013年6月28日 17:00

IMG_0750.JPG 晴海客船ターミナルではおなじみの客船『ふじ丸』が、6月末のクルーズを最後に引退することになりました。『ふじ丸』は商船三井の所有、日本チャータークルーズが運航する日本初の本格的豪華客船で、就航した1989年(平成元年)はクルーズ元年とも呼ばれました。25年間で地球70周を超える距離を航海、50万人に利用されたそうです。純白の船体にオレンジ一色のファンネルマーク、シックで美しい姿が見られなくなるのは寂しいかぎりですね。

 『ふじ丸』は商船三井が1987年、三菱重工神戸造船所に発注、翌年9月10日に進水式が行われました。船名は公募されたものから、当時の石原慎太郎運輸大臣が命名、石原夫人が金色の斧で支綱を切ってシャンペンを割り、『ふIMG_0762.JPGじ丸』が誕生しました。1989年に入り、試運転を経たのち、4月から日本初の大型クルーズ客船として活躍が始まります。総トン数は23,235トン、全長167m、幅24m、航海速力18ノット、乗客定員600名。8層のデッキにホール、シアター、プール、大浴場などがあり、船級は国際遠洋、船籍港は東京です。最近では主にチャータークルーズで活躍していました。

 『ふじ丸』は6月30日夕刻、晴海客船ターミナルで「ありがとう! ふじ丸」セレモニーののち、初島へ最後のクルーズに出港、7月1日に帰港したのちはドックに入り、おそらくは外国に売却されるといわれています。名前が変わっても、いつの日かまた晴海に寄港して、美しい姿を見せてほしいものですね。

 

 

 

東京湾大華火祭 晴海主会場

[Mr.Chuo-ku] 2013年6月28日 09:00

 ご存じの方も多いと思いますが、東京湾大華火祭の主会場は中央区晴海にあります。

↓の地図(Google map)の中央付近のコンクリート部分の大きな敷地が、主会場(入場整理券が必要(↓URL参照))になります。

 Harumi.jpg

 

 

ちなみに、2020年に日本でオリンピック・パラリンピックが開催される場合は、この場所は、選手村の候補地になっているようです。

(この敷地内に建てられている選手村イメージ図の看板↓)

 DSC01029.JPG

 

 
東京湾大華火祭に関する中央区ホームページによるお知らせ↓

 

晴海主会場

http://www.city.chuo.lg.jp/ivent/harumitoyomikaijouannnaizu/index.html

 

東京湾大華火祭 入場整理券の応募

http://www.city.chuo.lg.jp/ivent/toukyouwanndaihanabisaimeinn/index.html

 

 

 

 

THE 世界遺産'4K PREMIUM EDITION

[銀造] 2013年6月25日 14:00

  銀座ソニービル 8F OPUS(オーパス)では、

世界中の文化遺産や自然遺産を記録し続けてきたTBSの THE 世界遺産 の特別編となる

THE 世界遺産 4K PREMIUM EDITION を特別上映 します。

 

 期間は6月24日から7月17日迄です。

富士山 が世界遺産に登録されたし、世界中の文化遺産も見てみませんか

 

詳しくは、 http://www.sonybuilding.jp/event/opus

 

 

 

◆第12回ブーケ祭り ~開館20周年「二十歳のブーケ」、にぎわう~

[巻渕彰/写楽さい] 2013年6月25日 09:00

中央区立女性センター「ブーケ21」で6月21・22日の両日、第12回中央区ブーケ祭りが開かれた(写真左) 。ことしは同センターが開館20周年を迎えたことから、「二十歳のブーケ ~共に創り、共に歩む~」をテーマに、30以上の登録団体が参加した。

詳しくは、中央区ホームページ 2013/6/19付 >>こちら

 

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今回は1階ホールが「発表の広場」となり、「金子みすゞ いのちへのまなざし」と題したひとり舞台や各参加団体が活動などを紹介する発表会が催された。同館の1階から4階までの会場を使ったこの祭りには、近くの小学校の児童をはじめ、区民が来場してにぎわった。

 

中央区の歴史・観光ボランティアガイド団体の中央区文化財サポーター協会も初めて参加し、ブース出展や発表会でまち歩き活動のプレゼンを行った(写真右)。@巻渕彰

 

 

 

人形町 かつぎやのおばちゃんの朝市

[kimitaku] 2013年6月22日 14:00

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 梅雨空のなか、人形町通りを歩いていると、甘酒横丁の東角に、朝市が始まっていました。


うわさには聞いていましたが、おばちゃんがひとり、店を広げ、お客さんと笑顔でお話ししています。

 

P1000208-1.jpg 写真のキュウリが見事です。カゴいっぱいのキュウリ。

朝採れのツヤツヤ、数えようとしましたが、何本あるか、数えきれません。持てばすごく重そう。。

 お客さんは、なじみらしく、皆さん、ひとことふたこと声をかけて店を後に。手にはいっぱいの野菜が。

おばちゃんの写真を撮ろうとしますが、なかなか人ごみが切れません。

 

 遠くから、おばちゃんの様子を見ていると、来る人来る人に、いつも同じ笑顔。この女性、ただ者ではない・・・・。

店がやっと空いたので、近くに行き、私はしゃがみこんで「こんにちは」とご挨拶。

 

 おばちゃんは、 「こんちは、お客さん・・キュウリが良いよ、4本で100円、もう少し負けようか・・ 」なんて笑顔で挨拶。

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 伺うと、始めたのは、まだ20代のころ、「まだ私だって、ぴちぴちだったよ・・・はははははは」 昭和3年のお生まれ。

若い人はご存じないかもしれませんが、あの、かの有名な京成電鉄で「かつぎや」をしていたそうです。今から20年前にやめて、

その後は、ここ人形町で朝市をやっているとのこと。朝自分の家で採った野菜を持ってきてるとのこと。

 

 「あんた どこだいこの近くかい、いいねえ」なんて言われて、しまいました。そのすぐ後で。

 「トマトはどうだい、これもあさどれだよ、どうだい・・」 喜んでみんな買いました。4袋で500円。

P1000209-1.jpg「儲けなんか、ないじゃない・・」なんて聞くと。

「いいんだよ、わたしゃあ・・趣味なんだよ」 「家にいてもつまんないし、ここにいりゃ話し相手がいるかんね」

「今の若いもん、こんな荷物持てないよ、この何倍も重たいのもって電車に乗ったんだから、大変だったよ」

 昭和40年代、そのころの京成電車の先頭車両、佐倉あたりから「かつぎや」のおばちゃんたちが乗り込み、

都心に入ると、各地のお得意さんを回って、野菜を売り歩いたのだ。

 

P1000212-1.jpg 今、おばちゃんは、我孫子にお住まい。旦那が、朝7時 ここまで、軽トラで乗せてきて、ここに置いてかれて、11時まで商い。

今日のおばちゃん、野菜の売れ行きが良くて、あと残すはキュウリだけ、旦那の来るのを、ひたすら待っていました。

  お店は一週間に一度、雨や天気の悪い日はお休み。体調の良い時でないと、出られないそうです。

おばちゃんと握手して。 「また来るね」「あんたも、元気でね」とわかれました。

 

 「お名前は・・?」  と尋ねると

 「名乗るほどのもんでねえ  ははははははー」

昭和の熱い青春のほとばしりをおばあちゃんからいただきました。

 

 

 

築地・波除神社のこどもたち

[下町トム] 2013年6月10日 08:00

築地の波除神社の祭礼は毎年6月上旬に開催されます。そもそも「夏越の祭り」として脈々と受け継がれてきました。大きな獅子頭を神輿に仕立てて練り歩くところから「獅子祭り」として知られています。

 

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本祭りは3年に一度と決まっており、昨年実施されました。したがって今年はいわゆる〝陰祭り〟です。それでも日曜日には本社神輿が各町内を巡行します。築地のみんなが楽しみにしている夏のイベントです。

メインイベントのほうはきっとどなたかがレポートしていただけると思いますので、8日(土)に催された〝子供神輿連合渡御〟の模様をお伝えします。

 

当日午後三時に、IMG_20130608_191325.jpg築地本願寺脇から出発した子供神輿や山車の一行はぐるっと各町内を巡りながら、波除神社へ。ここで神職に御祓いを受け、休憩した後、各町内へ戻っていきます。

都会の真ん中なのに、大勢の子供たちが集まってきて賑やかです。中央区は今子供の人口も増えているんですね。子供の歓声は本当に気持ちが和みます。

 

 

 

IMG_20130608_191113.jpg神社の前を出発する際には、子供たちの代表が台の上に並んで拍子木を打ちます。一般に祭りでは「柝(き)を入れる」といいます。こどもたちは緊張した面持ちながらもしっかりと締めの柝(き)を入れ、後半のスタートを切りました。

ひときわ気合の入るひとときです。

 

 

P1000352.JPG子供神輿はサイズは小さいといえども、大きな神輿と同様に本職の技と細工が施されています。これを子供たちが「わっしょい。わっしょい」との掛け声も勇ましく進んでいくさまは、微笑ましくもあり、頼もしくもあり、というところです。

ひととおり、巡行が終わって解散となると、子供たちはホッとして親の手に引かれて帰っていきます。

 

 

こうして伝統行事が世代を超えてしっかりとつながっていくことは嬉しいことです。そして、地域社会の交流が広がることの有意義さと大切さを改めて感じました。