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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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ピカソ・ミロ・ダリ版画展〔丸善日本橋店〕

[ジミニー☆クリケット] 2015年6月 6日 09:00

6月3日から、日本橋2丁目にある丸善日本橋店3階ギャラリーで、「~20世紀のスペイン三大巨匠~ピカソ・ミロ・ダリ版画展」と題する版画展が開催されています

丸善は、言うまでもなく、日本を代表する大手書店で、丸善の1号店である日本橋店は、明治3年(1870年)開店しました

開店当時は、「七店」と言ったそうです

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キュビズムのピカソ、シュールレアリズムのミロ、ダリだけでなく、シャガール、ユトリロ、デュフィ、マチス、ローランサン、ビュッフェ等々、20世紀を代表する画家たちの版画作品が展示されていました

私自身、「本はインターネットで買う(取り寄せる)」のが習慣になっていたので、書店でのこういうイベントをきっかけに、書店に出向いて、イベントも楽しみつつ本に囲まれてみるのもいいものだなと思いました

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この展示会の開催時間は9:30~20:30、期間は6月9日(火)までで、最終日は17:00閉場です

丸善日本橋店のHPはこちら ⇒ 

http://www.junkudo.co.jp/mj/store/store_detail.php?store_id=5

 

 

 

小黒アリサ展〔銀座三越〕

[ジミニー☆クリケット] 2015年6月 5日 14:00

6月3日から、銀座三越8階アートスペースインフィニティで、「小黒アリサ展-たまとけもの-」が開催されています

onoazu10.JPG小黒アリサさんは、1990年生まれの若手アーティストで、日本の伝統的な根付彫刻に魅せられて、ご自身の作品にその要素を取り込み、どこから見ても楽しめるように裏側まで丁寧に彫り込んだ木彫作品を制作しているそうです

確かに、木の温もりが感じられ、丸くて手で包み込んで鑑賞したいなと思わせるような作品は、根付の雰囲気を残しつつ、斬新で個性的です

コアラ、うさぎ、ひつじ、ぞう、きりん、かものはし(のように見える)けものたちが、まあるく、まあるく愛らしく表現されています牡羊座

onoazu20.JPG開催期間は6月9日(火)までです。

銀座三越のHPはこちら ⇒ 

http://mitsukoshi.mistore.jp/store/ginza/index.html

牡羊座 

 

 

築地居留地研究会 「第5回:築地あじさい祭り」の受講報告

[銀造] 2015年6月 4日 14:00

 NPO法人築地居留地研究会は主催された、「第5回:築地あじさい祭り」が

平成27年5月23日に開催され、その講義を拝聴してきました。

講師は関口忠司氏で、日本学術会議・日本歴史学会・洋学史学会会員の方との触書ですが、

テーマが「わが先祖 ハインリッヒ.von.シーボルトと築地居留地・延遼館・新富座」とあります。

 

講義が始まる前からマイクを握って司会をなさっている方が、てっきり本日の講師かと誤解したり、

本日のテーマの「わが先祖・・・」というのを改めて確認しながら、講義を注意深く拝聴しました。

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拝聴した講義のメモをそのまま報告するよりも、セミナーの後で頒布して頂いた

小冊子、「WHO IS HEINRICH SIEBOLD 」、

副題:明治初期の日本に降り立った一人の青年がいた・・・。彼の名はハインリッヒ・シーボルト

と併せて報告します。

 

1)フィリップ von.シーボルト(敬称略。以下、フィリップ)が、日本に初め赴任したとき、

 長崎で出会った日本人女性「おたきさん」との間に、娘イネが生まれ、後に築地産院を開院したことは知っていました。

2)シーボルトの本拠地、ライン川河畔のボッパルト市で、シーボルトとその妻ヘレーネ・フォン・ガーゲルンの間には二人の男児があり、

 長男の名をアレキサンデル、次男の名をハインリッヒといった。

3)次男のハインリッヒは、父の愛した日本への興味を募らせ、明治期の日本に墺洪帝国(オーストリア・ハンガリー)在日代理公使として駐在し、築地居留地に居住しました。

4)兄のアレキサンドルは、在日英国公使館館員となったのち、徳川昭武公の遣欧使節団通訳としてドイツに帰国。明治期の日本政府の外交顧問として活躍しました。

 ご兄弟の功績は、日奥修好通商航海条約、日本初のウイーン万博への参加、

 延遼館の建設提案、日本博愛社(現、赤十字)設立提案、不平等条約の改正に尽力、明治憲法の制定に助言などがあります。

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5)本日の講師の関口忠司氏は、上記3)のハインリッヒが、日本に滞在中に好きになった日本橋の武蔵屋の娘「はな」さんと結婚。

 花さんが、お婆さんということで、ハインリッヒの孫、フィリップのひ孫さんにあたるとの事等が説明され、日本での活躍、いろんな方々との出会い、

 黎明期の明治維新で外交音痴の政府関係者などを親しく指導したとのお話が映像を使い、分かりやすく解説頂きました。

  シーボルト一族と日本との関わりを教えて頂いた、大変有意義なお話でした。

帰り際に購入した小冊子、「WHO IS HEINRICH SIEBOLD 」、冬青者発行、清水正雄氏著の「東京築地居留地百話」は

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今後の街歩きを楽しくしてくれそうです。 

 

なお、今回セミナーを主催して頂いた「NPO法人 築地居留地研究会」では、

新会員を募集中とのチラシを頂きました。

詳しくは、電話:03-3551-7595、HPは、中央区社会貢献活動情報サイト http://chuo.genki365.net/

活動紹介は、http://www.tsukiji-kyoryuchi.com     でご覧下さい。

 

 

 

 

赤いクリップ、銀座中央通りに戻る〔伊東屋〕

[ジミニー☆クリケット] 2015年6月 4日 09:00

赤いクリップが銀座中央通りに戻ってきました

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銀座2丁目のブルガリとティファニーのビルに挟まれて立つ伊東屋本店の新装オープンが間近です

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伊東屋は、銀座で1904年(明治37年)創業の文房具専門店、本館建て替えのため、2013年から銀座マロニエ通りに仮店舗をオープンして営業を続けていました

赤いクリップは、伊東屋トレードマークです

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6月7日(をもって仮店舗をクローズして、16日(火)12:00に、新本店が新装オープンするそうです

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伊東屋のHPは こちら ⇒ http://www.ito-ya.co.jp/

 

 

今年の築地「獅子祭」は見逃せない!

[下町トム] 2015年6月 3日 09:00

中央区内は初夏から真夏にかけて夏祭りのシーズンです。各地域ごとに歴史と特徴ある祭礼が催されます。江戸文化を今に伝える貴重な民俗行事です。

 

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その中で、今年3年に一度の"本祭り"を迎える、築地・波除神社の「獅子祭」はひときわ盛大に開催される見込みです。そもそも、築地町内の地元愛の濃い面々が手づくりで運営するこのお祭りは和やかで品格のあるものですが、今年はさらに魅力アップしそうです。

ご存じのとおり、町内にある〔築地市場〕がいよいよ来年秋に豊洲に移転することになり、市場関係者の方も一緒になって祭を盛り上げるのも今年が最後になります。いつも本祭りの際には宮神輿が市場構内に繰り込んで、市場の繁栄を祝うとともに魚河岸に働く方々の安寧を祈って巡幸されます。

H24_築地祭1.jpg築地市場の構内には〔水神社〕という神田明神ゆかりの社があります。魚河岸が日本橋から築地に移転した時に元の場所で信仰されていた水神様の遥拝所として設立されたものです。この社でも独自の神事が毎年行われています。

 

そして、今年の築地「獅子祭」では、何と〔波除神社〕と〔水神社〕のコラボレーションが実現するのです。築地市場での思い出を込めて両神社の神輿が並んで巡幸するという極めてまれな神事が執行されます。もちろん最初で最後です。

 

この記念すべき祭事を皆さん是非ご覧になってください。もともと、「獅子祭」は「夏越の大祭」として、一年の折り返しの厄払いの意味を持っています。ご参詣いただいて邪気を祓い、この夏を健康に乗り切っていただきたいと願っています。そして魚河岸が移転した後もこの土地が繁栄することを祈りたいと思います。

 

 

ミー子、ガイドになる。

[はりねずみミー子] 2015年6月 2日 14:00

皆さん、元気にお過ごしですか?
はりねずみミー子です。

 

 

5月30日は、「江戸まち歩き 引率者ガイド講習」で、10名の素敵な受講者の皆さまとご一緒に学んできました。
これは中央区観光協会主催で、特派員になった特典の一つとして受講できる講習です。

 

 

講師は、添乗員ガイド協会 代表理事でこれまで20年以上ガイドを務められている、埒見(らちみ)雅行先生です。

 

 

4月から講習を受け始め、今回はその総集編として、自分たちでコースを決めて実際にガイドをしてみる!という初心者の私にとっては緊張感で痩せそうな内容となっていました。

...というのも、これまでの埒見先生は、鬼教官のように見えていたのです。(ゴメンナサイ)

 

皆さまと話し合いの結果、1時間半で築地場外〜歌舞伎座をガイドすることになりました。

 

 

IMG_4267.JPGのサムネイル画像
私はツアー冒頭の挨拶・ツアー概要説明と安全誘導の担当になり、築地社会教育会館からスタートしました!

  

(ミー子初登場!まだ針はありません)

 

1時間半、それはそれは濃密な時間でした。
埒見先生は誰よりも額に汗を浮かべながら、熱心に、参加者を惹きつけ喜んでいただく方法を惜しみなく見せてくださいました。

 

 

IMG_4264.JPGのサムネイル画像のサムネイル画像その一つがこちらです。

 
(上:埒見先生おすすめのガイドコースで撮影した写真、下:受講生で選んだコースから撮影した写真)
 

 

歌舞伎座の前で写真を撮るなら、アップもいいけれど、全体がわかる写真があったらいいですよね。
 
実は、人を入れて写真を撮るにも、人の往来の少ない向かい側の歩道は撮影の穴場なのです。



こんな配慮の積み重ねが満足を生むと教えていただきました。

 

 

そんな学びを通じての収穫は、"おもてなしの心を伝える"には技術が必要。そして、喜んでもらいたいという想いを持ち続けるほどに技術が深まるということです。

 

 

今回、ボランティアガイドとして教育を受けた私たちは、こちらのまち歩きツアーでガイドを務めさせていただきます。

http://www.chuo-kanko.or.jp/machiaruki/

 

 

当日を迎えるまでに、より楽しんでいただける、より中央区を好きになっていただけるガイドができるよう、励んでまいります。

 

多くの方のお申込みを心よりお待ちしています。