[みど]
2013年11月29日 14:00
日本初の「アイスクリームバー」は中央区から誕生したことを ご存知だろうか。
日本橋小網町にある「協同乳業株式会社」が1955年(昭和30)に
『ホームランバー』を生産開始した。 協同乳業で馴染みのない方でも
"メイトー(MeITO)"のブランド名 は聞いたことがあるでしょう。
昔はアイスといば、カップ入りが一般的だったが、協同乳業は デンマークから
アイスクリームバーを製造する機械を購入し 『ホームランバー』が誕生した。
当時はスティック状のアイスクリームは珍しくて、売り出すと すぐに大ヒットし
たそうだ。中の棒は反りにくい北国の木を使う というこだわりもあった。
発売当時は子どもにも買えるよう1本10円で駄菓子屋に置いたことも ヒットの
要因だったと言われている。そして棒に「あたり」が出たら もう1本もらえると
いうゲーム性を取り入れたことが素晴らしかった。
恐らく、この記事をご覧いただいている多くの方も「あたり」を 引き当てた経験
があると思う。
中央区には色々な「日本初」があるが、こういう身近なもので ロングセラー
商品があるのは少々、嬉しい。もしかしたら 皆さんの周囲にもこういう
「日本初」があるかも知れませんよ。
[下町トム]
2013年11月27日 09:00
区内の様々な立場の方にお会いしてお話をうかがうシリーズの4回目です。今回は「中央区区政モニター友の会」の活動に随行し、皆さんの活動の一端を取材してきました。
「区政モニター制度」は中央区の広報課が所管しているしくみです。区政に関心を持つ区民の方が応募し、区政への意見や提言を行うものです。ぼく自身もかつてこの一員として参画し、いくつかの区政テーマについて意見を述べたことがあります。どなたも真面目に中央区のことを考えていらっしゃいます。
「区政モニター友の会」はこのモニターを経験した人の交流組織です。モニターから離れても引き続き地域のことに深い関心と愛着を持ち、独自にテーマを見つけて自主研究したり意見交換したり、定期的に活動されています。ぼくも何年か前から仲間に入れていただいています。
この日、「区政モニター友の会」として、区内の公共施設を巡りその場所や設立趣旨を再確認するという企画があり同行させていただきました。多くの前向きな皆さんが20人ほど集まり、広報課のご案内で区内を廻りました。いくつかの施設のなかでも印象に残ったのは、今年6月に開設されたばかりの「中央区立環境情報センター」です。再開発中の京橋地区の中心地〔京橋スクエアガーデン〕の6階に設置されています。
http://eic-chuo.jp/
区の環境対策の実情を知ることができるほか、歴史的な環境問題の変化や今後の課題についても学ぶことができます。銀座や東京駅からも歩いていける範囲ですので、皆さんも是非一度お訪ね下さい。
そのほか、〔晴海こども園〕や〔リハポート明石〕なども見て廻りました。中央区は人口増加に伴い、高齢者や若い世代も増えていますので、あちらこちらで公共施設の充実が図られています。区内を散策の折などにも、機会があったらこれらの施設をちょっと覗いてみるのもいかがでしょうか。中央区の普段の姿が浮かび上がってくくるかもしれません。
区内見学後、「中央区区政モニター友の会」会長の浜野美代さんに少しお話を伺いました。何でもこの会は前身組織も含めると20年以上活動を継続しているとのことです。浜野さん自身は10年以上前に会長を引き受けてこの会を引っ張ってこられました。一時は会員の減少を心配したこともあったものの、最近は男性会員も含めて新しい会員も少しずつ増えてきているとのことです。地元のことの関心を持つ方が増えるというのは嬉しいことです。
一方、会を抜けていく方もやはりあって、会長としては会員の定着を図ることと活動をいかに充実させるかということが最も重要な課題と考えていらっしゃるとのことでした。
年間に概ね10回程度の例会を開催し、「中央区をもっとよい町にしたい」という真面目な思いに基づいて様々なテーマで話し合いをしたり、具体的な啓発活動を展開されたりしています。このような真剣な活動が実って中央区の魅力が高まれば、地元の方はもとより、区外から来られる方にとっても楽しみなことではないかと思います。
最後に、浜野さんの当面の目標を伺いました。「区役所や関係機関とのコミュニケーションをもっと活発にし、会の意見をできるだけ届けていくことが大事だと思います。思うように伝わらないこともありますが諦めないで地道に取り組みたいと考えています。また、会員相互の交流をさらに深めるためにいろいろ工夫していきたいと思います。」
けっこうご苦労も多いはずなのに、皆さんの笑顔と中央区の発展を楽しみにして張り切っていらっしゃる浜野さんの姿に触れて、ぼくも勇気づけられました。爽やかな気持ちになった一日でした。
[kimitaku]
2013年11月13日 09:00
人形町、小網神社から近いところに、
有松絞りの
竹田嘉兵衛商店東京店 「笹加」 があります。
間口は狭いけれど、お店に入ると、絞り染めの素敵な着物がいっぱい。
ちょうどお昼前、店員さんが笑顔で応対してくれました。
本店は名古屋市にあり、寛保年間(1741年ごろ)に「竹田庄九郎商店」本店から分家したとのこと。
有松絞りの説明をしていただきました。
図案に従い、生地を糸で括り、それを絞り、染め上げてつくる。
その行程は非常に高度で、白生地に目安無しで、糸で括った模様が、そのまま反物になるとのこと。
一人一人がそれぞれ一芸の絞り技法を持っており、その種類は100種にも及ぶとのこと。
絞りの一粒一粒、一筋一筋を、その手先指先に一生をかける伝統工芸だそうです。
例えば、良く知られている 「鹿の子絞り」でも、手結び鹿の子、突出し鹿の子、一目鹿の子、京極鹿の子、横引き鹿の子。そのほかにも数えだすときりがないとのことです。
染め上げにも熟練度が要求されますが、染め上げた反物の糸を抜く作業がまた大変。それぞれの絞りで「糸抜き」の方法が異なるとのこと。
そして 世界での絞り染めの技法の9割は日本で発達した技法であり、他の染色と異なり糊や蝋は使用しませんとのお話でした。
私も可愛い「絞り染めの」の手拭い、江戸文化の伝統を醸し出す美しい模様でとても欲しくなりました。
注:絞りとは 生地を染める前に糸で括ると、その場所が白くなり、以外の場所が染め上る、それを高度化したもの。日本書紀以前からの技法。
有松絞りは世界に発信。パリコレ(19993年)ドイツ、オーストリア、アメリカ、各国で、展覧会を開催しています。
長寿で有名だった「きんさん ぎんさん」も絞りの技術者だったそうです。
笑顔の写真は東京店長さんです。
お店の住所 中央区日本橋蛎殻町1-11-9
電話番号03-3666-4649
お店の行き方 :
人形町の日本橋小学校の裏手、小網神社の前の通りを日本橋川方面に突き当たると、左手にビジネスホテルが見えます。 そのホテルの手前の道を左に入って徒歩 数十秒です。 最寄駅は「人形町」です。徒歩数分。
[銀造]
2013年11月 8日 14:00
銀座の街角で、こんなチラシを貰いました。
なるほど、最近 自転車の利用が増えて 、交通マナーも悪くなっているし、駐輪違反 も増えています。
そんな状況ですが、三越銀座店の地下に駐輪場があることをご存知でしょうか?
駐輪場の場所は、晴海通り沿いで三越銀座店内でのお買い物のみならず、周辺での用事の時にちょっと駐輪するのに便利です。
利用可能な時間は8:00から、翌朝1時まで。 料金は、初めの2時間は無料。4時間ごとに100円とは、商売度外視のサービスですね。
地下1階の駐輪場には、親切な説明書があります。 また、施設内はとても清潔で安心して、愛用の自転車を預けられると思いました。(WOG)
銀座4丁目公共駐車場 の詳細は、銀座三越のHPからご覧になれます。
http://www.mitsukoshi.co.jp/store/1210/map.html 三越さん、ありがとう