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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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明石町 八重の桜が 見ごろです

[銀造] 2013年4月 9日 13:30

 新しい朝が来た! 希望の朝~が♪  と、元気に迎えた月曜日、今朝は明石町。 佃大橋から聖路加病院へ向かう途中に、八重桜の並木通りがあります。 今年は、20度Cという日があったり翌朝は5度C、おまけに嵐も吹けば雨も降るという天候急変が続いた3月末から4月初旬でした。 八重桜の代表格、イチヨウ(一葉)が白無垢に少しほほ紅で化粧して、春の訪れを告げています。

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お隣は、ウコン(鬱金)。紫色で、ギョイコウ(御衣黄)と間違えてしまいそう。 ここは、明石町。 そんな粋な風情もあって不思議はないですね。

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向かいの通りには、カンザン(関山)が、妍を競って、緋色に咲き誇っています。 お天気も良くなってきたので、ちょっとお散歩に出かけて見ませんか? 

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聖路加病院のギャラリーも聖路加タワーやご近所の食事処、どこも美味しい処が満載の明石町です。 日本一饅頭処の塩瀬さんも、すぐ近くです。 築地の名店も、歩いて10分の近さです。

 

 

 

 

 

歌舞伎座 柿葺落4月公演

[杏葉牡丹] 2013年4月 6日 10:00

行って来ましたっ!
新しい歌舞伎座の柿葺落公演、しかも4月2日の初日です!
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早くから切符を売り出していたものの、多彩な演目に豪華な顔ぶれで、どれを見ようか迷っているうちに時期を逃してしまい、ほとんど諦めていました。
ただ、当日しか売り出さない4階の「一幕見席」なら、中日を過ぎて少し落ち着いた頃なら、並べば何とかなるのではと、望みを繋いでいました。

それでもさすがに初日は無理だろうと諦めていたのですが、午前中に用事を済ませた帰りに、一幕見席の切符売場に立ち寄ったところ、6時開演の三部なら、1時間半位並べば買えるというではありませんか!
これは見ない手はないと、早速列の最後尾に。
係の方や前後に並んだ方達と歌舞伎の話をしていたら、あっという間に時間がたってしまいました。(5時30分に照明がついてライトアップされたときは、大拍手でした)

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ちなみに「一幕見席」とは、4階に設けられた、何幕かある演目のうちの一つしか見られない専用席。
お値段は幕によって違いますが、一番安い3階B席よりも安くなります。
幕が替わるごとに入れ替えになるので、通常の席に紛れ込まないように仕切りがあり、食堂や売店・ロビー等には行けないのが、ちょっと残念。

4月公演では第三部は「盛綱陣屋」と「勧進帳」の2幕があるので、「盛綱陣屋」が終わった段階で入れ替えになります。(ただし切符を買う時に「勧進帳」の分も一緒に買う事ができるので、両方買っていれば、居残ることができます)

現在の歌舞伎公演は、他の演劇と違って、一つの物語を最初から結末まで演じることは少なく、異なった物語の有名な一幕を取り上げて独立したものとし、それらを組み合わせて一つの公演とするやり方が、多く行われています。
勿論ストーリーを全て知っていた方が理解が深まるのは確かですが、そこの一幕だけでも十分にお話として成り立ち、見せ場もあって楽しむことができます。

学生時代は少ないお小遣いの中でやりくりしなければならず、この「一幕見席」には随分お世話になったものです。
当時は急な傾斜の階段しかなくて、自由席なので少しでも良い席をと一気に駆け上がったものでした。
ところが、今度の建物は、専用の入口から入ればすぐにエレベーターがあって、楽に4階まで行く事ができて、やっぱり新しさを実感。
更に嬉しかったのは、以前は見えなかった花道がちゃんと見えるではありませんか!

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「花道が見える」というのは凄く重要なことで、歌舞伎では主要な人物が花道から登場したり引っ込んだりしますが、その途中で必ずセリフを言ったり、演技をしたりします。
以前の4階の一幕見席では、音だけが聞こえて想像するだけだったのですが、新しい劇場では、弁慶の飛六方の引っ込みをちゃんと見ることができて大感動です。

勿論、歌舞伎座は劇場全体が一つのテーマパークの様なもので、食事をして、ロビーを歩き、そこでしか買えないものを売店で買い、調度品や装飾品・飾ってある美術品を見たりするのも、大きな楽しみです。
今度こそは頑張って、前売り券を入手したいと思っています。

 

 

佃は古き江戸の島

[阿舒庵亭主] 2013年4月 4日 09:00

 

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劇作家の北条秀司の「雪降れば佃は古き江戸の島」の句碑が佃の渡しの碑の近くにあります。今年は寒い日があり何度か雪の佃を眺める機会があったのだろうが、結局は見ることが出来ませんでした。

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佃島は徳川家康の時代に摂津国西成郡佃村の漁民が江戸に下り築造したものです。爾来佃大橋が完成する昭和39年まで300年にわたり渡船で行き来するところでした。現在では石川島播磨重工業の跡地に出来たリバーシティー21が隣接し、あたかもマンハッタンを見るような景色ですが、ひとたび佃に踏み入れてみると其処彼処に江戸の面影が残っています。

IMG_3575.JPG漁村のように立て込んだ家々は今日でもやっと人一人が通れるような路地を隔てて建てられています。マンション暮らしの私にはとても理解できないような隣近所との濃密な関係が今も生きている街のようです。

 

隅田川の畔には大きな漁船が係留されているし、島内の船溜まりには小さな漁船やモーターボートが係留されています。ここだけ切り取れば誰も銀座から徒歩圏の街とは思わないでしょう。

 

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佃の町並みを見て車の少ない道路で子供たちが買い食いをして遊んでいる様を見ると、まるで半世紀ほど歴史を遡ったような安らぎを覚える不思議な空間です。

 

 

御殿場桜<ミキモトガーデンプラザ>

[サム] 2013年4月 2日 10:00

R0020774LS.JPGR0020788RSG.JPG 銀座ミキモト本店前のミキモトガーデンプラザに、3月27日~4月7日の期間、春の銀座の風物詩「桜」が展示されている。

1996年(平成8年)から実施されている恒例企画。

真珠発明120周年を迎える今年は、高さ約6mの大島桜(白色)と高さ約4mの御殿場桜(薄紅色)の2本の根付きの桜が春を演出。

御殿場桜は御殿場市・裾野市・富士市などで古木が見られ、マメザクラと他種の交配種と考えられている。

小高木乍ら多花性で、花径は中輪、花弁の外縁は濃い紅色が残り、細かい切れ込みが特徴とされる。

挿し木による増殖が比較的容易で、鉢物・小庭園での栽培にも適すと云われている。

展示終了後は公募の上、公共施設へ寄贈し、植樹される予定と云う。

今年は一本は東京近郊、一本は東日本大震災の被災地の一日も早い復興と復旧を願い、福島・宮城・岩手県を対象地域としているとのこと。

 

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