[佐平次]
2014年4月 4日 14:00
三原橋地下街(みはらばしちかがい)は、東京都中央区の東銀座駅と銀座駅間の晴海通りにある地下街である。
銀座4丁目の交差点から5分も歩かないところに昭和レトロを感じさせる場所があるのです。
昭和27年12月に三十間堀川を埋め立てられたが三原橋の橋桁を残したまま晴海通りの下に造られた地下街であり、映画館、パチンコ屋、飲食街など娯楽施設として賑わってきた。
地権者である東京都は耐震性への不安などから閉鎖取り壊しをを決定し多くの店も立ち退いて現在も営業している二店舗も今月閉鎖されるという。
ところが、現存する日本最古の地下街ということで保存、再生しようという活動が専門家や学生の間に広まり、その動きに呼応した建築家や研究者らが「三原橋の将来を考える会」を発足し地下街を残した街づくりを検討するという。
地下街を設計したのが帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの直弟子の土浦亀城氏であり「江戸からの水の都の歴史や庶民文化の生き証人であり過去のものとして忘れ去ってしまうのはもったいない」...ということらしい。
晴海通りから数十メートルのところに地下街の入口があり、降りていくと両側にピンク映画の看板や一杯飲み屋、アダルトグッズの店にパチンコ屋、ラーメン屋など少し怪しげな店が立ち並び高校生の頃にはドキドキしながら用もないのに地下街を横断したものだった。
その後数十年、近くには行っても別に立ち寄ることもなく、何となく「まだ映画館なんかやっているんだ?...」とは思っていたけど、華やかなビルや高級ブランドショップの集まる天下の銀座の、そのまたど真ん中からほんの数分のところに、このような猥雑な場所が未だ残されていたほうが不思議なくらいである。
近代的な美しいビルもイイし清潔な街の銀座もイイ、でも、近くに、かって三十間堀川があった場所に造られた古びた地下街があるなんて無機質の街の中で人の存在がかんじられて楽しい。
是非とも三原橋地下街は残して欲しい。 それも昭和レトロを感じさせる雰囲気を残したまま、イヤ、江戸小説のファンとすれば、かつてのお江戸三十間堀川をも感じさせるものに出来ないだろうか?...。
(東京新聞3月26日夕刊から抜粋、写真はWikipediaより著作権放棄によるパブリックドメイン画像をお借りしました)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%8E%9F%E6%A9%8B%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E8%A1%97
昭和40年代の初め頃まで銀座メトロの京橋駅の構内の改札口の脇を通り過ぎるとメトロホテルというラブホ?があったし、もっと前だが銀座メトロ新橋駅の構内には新橋メトロという映画館があり(今は壁になって分らないが銀座八丁目側の階段を降りて左側にあった)、JRの新橋駅に通じる構内にはクリーニング屋、床屋、おもちゃ屋など小さな店数十店が集まったアーケードがあったのですよ。
銀座は八丁目までなのに銀座9があります。 ここは汐留川を埋め立てて高速道路を通し下をショッピング街としたものです。
埋め立て前はボート屋があり、浅草行きの水上バスの乗船場があり、夜になると、おでん屋やラーメン屋などの屋台が連ねていました。
そうそう、「銀座九丁目は水の上...」っていう歌が流行りましたっけ。 そのころの銀座は、間違えなく人の息吹を感じさせる街でありました。
[サム]
2014年4月 3日 16:00
隅田川は河口部の中央大橋上流の佃2丁目地先で東に分流し、佃2・3丁目と江東区越中島1・2丁目の間を流れ、豊洲貯木場で東西に分かれ、それぞれ豊洲運河と春(晴)海運河に繋がる。
大川端リバーシティ21開発の際、中央大橋~相生橋の "隅田川派川" 沿いにつくられた石川島公園は、平成19年に相生橋南まで拡張整備され、近隣住民の憩いの場として親しまれている。
スーパー堤防の採用により、水と触れ合えるように親水性が確保され、堤防上には桜が植栽され、ジョギングや散歩をする人で賑わう。
今回取り上げるのは、その石川島公園南端の相生橋南の複合施設「相生の里」前広場に植栽されている、観賞用に改良されたバラ科落葉低木のハナモモの1品種「源平桃」。
命名の由来は、1本の木に紅・白(加えて薄紅・中間の斑《絞り》)の花を咲き分ける様を、源氏の旗の色<白>と平家の旗の色<紅>が入り乱れて戦った「源平の合戦」に譬えたとされている。
年によって、紅・薄紅・白・斑の花がどう混じり合って咲くか、特定されず、毎年様相を異にすると云われる。
自然の神秘性を秘めた艶やかな八重の花姿、春爛漫の風情を醸し出している。
[江戸旅太郎]
2014年4月 3日 14:00
4月より中央区観光協会特派員になりました江戸 旅太郎(えど たびたろう)です。
中央区を歩き、目に触れたいろいろな光景をお知らせしていきたいと思っています。よろしくお願いします。
今回は、4月1日(火)午後、銀座から日本橋に歩いた時の五箇所の桜をご紹介します。
■荘川桜(しょうかわざくら)二世(電源開発本店 東銀座6-15-1 2010年に植樹)
今年も桜の花を見ることはできなかった(一年でも早く咲いてくれ!)。
荘川桜とは、岐阜県高山市荘川町にある樹齢四百五十余年の桜の古木二本のこと。 この桜は、御母衣(みぼろ)ダム建設の為に水底へ没する運命にあった。
ダム建設計画を行ったのは電源開発。初代総裁高碕達之助は、「御母衣ダム絶対反対期成同盟死守会」との7年間にわたる交渉が終わった後、この桜を惜しみ
日本随一とされた桜研究家の笹部新太郎に移植を頼み込んだ。
重量合わせて73トン。移動距離600m。高低差50m。
移植された幹だけの桜に対し、地元の方々、植物研究者、マスコミなどから「桜伐(き)る馬鹿(むやみに枝を伐採すると枯れる)」と叩かれた。
その老桜が再び咲いた。まさに奇跡であった。
荘川桜二世については、電源開発のHPに次のようにあります。
電源開発(J-POWER)創立50周年を機として、2002年度以降、荘川桜二世植樹プロジェクトを実施。(中略)この活動の趣旨は、高碕達之助が残した魂である「人間の営みをしていく上で開発は必要であるが、できる限り自然環境に配慮し、大切にする精神」を荘川桜を通じて子供たちのこころの中に育もうとしたのです。具体的な内容は、荘川桜の種を実際に拾い発芽させた実生を1メートル程度の苗木まで育てポットに入れた上で、荘川桜のいわれを綴った銘板とともに寄贈するという活動であり、荘川桜の苗木が育っている所には、銘板が一本立てられており、荘川桜の説明がされています。
■阿国桜(歌舞伎座5階屋上庭園)
昨年落成なった歌舞伎座。5階屋上庭園の阿国桜は、まだ蕾が多かった。
■銀座桜通りの桜
高速脇の桜、満開。
■日本橋2丁目さくら通りの桜
街の満開の桜トンネル(見事!)。
■日本橋の桜
乙姫広場と滝の広場の桜、満開。
皆さんも街の中にある桜を満喫して頂けたらと思っています。
[勝鬨太郎]
2014年4月 3日 09:00
櫻満開が近い、佃地区の景色です。
これは聖路加ガーデン内、隅田川のほとりに位置する『銀座クレストンホテル』の32階のパーティルーム「すみれ」からの光景です。
写真では、ちょうど隅田川をめぐる松本零士プロデュースによる宇宙船をイメージされた【HOTALUNA ホテルナ】が運行していました。
佃公園に咲き誇る櫻がとても印象的で、右に見える櫓のような建物は公園内のトイレです。
銀座クレストンホテルは、東京新阪急ホテル築地を継承したホテルで、本年2月に1周年を迎えました。南側の景色も絶景で、ゴールデンウィークには、チラシ持参の方に祝祭日限定の飲食割引やドリンク・デサートのサービスもあるそうで、景色やお料理を是非お楽しみ下さい。
詳しくは、銀座クレストンホテルhttp://www.crestonhotel.jp/ginza/
[お染]
2014年4月 2日 14:00
浜町公園ではソメイヨシノや紅シダレザクラが満開で、桜が見頃を迎えています。
観光検定のテキストにも書かれていますが、浜町公園は区立公園の中では最も広い公園とあって、園内では様々な景色を見ることができます。
スカイツリーもちょこっと見えますよ。
総合スポーツセンターやデイキャンプ場もあるので、施設内のゴルフ練習場や温水プールなどで汗を流して、桜を見て...というのも良いかもしれません。
また、広々とした遊具広場やベンチ&テーブルもありますし、スポーツセンター内に児童室もあるので、子連れで行きやすいお花見スポットでもあります。
(デイキャンプ場を利用できるのは中央区の在住、在勤者のようですが、総合スポーツセンターは誰でも利用できるそうです◎)
さらに園内には加藤清正公を祀る「清正公寺」があり、花見の賑わいとは打って変わって、ひっそりと落ち着いた雰囲気になっています。
昔ここには熊本藩主・細川氏のお屋敷があったんですね。
今週末はマルチに楽しめる浜町公園で、お花見いかがでしょうか。
~おまけ~
浜町公園から少し足を延ばして、浜町緑道、隅田川テラスの散策もおすすめです。
都内で自然を感じられるのは嬉しいですね。
◆総合スポーツセンター http://www.chuo-sports.jp/index.html
◆浜町公園地下駐車場 https://www.chuo-kanko.or.jp/guide/parking/detail/detail10.html