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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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築地獅子祭りの賑わい

[下町トム] 2009年6月15日 10:09

20090614築地獅子祭り_R.JPG東京の入梅後はじめて週末となった14日(日)、築地地域の夏祭り〝築地獅子祭〟が催されました。

この祭りは本来3年に1度、本祭りが行われるもので、昨年がその年でした。

今年は〝築地350年記念〟として、波除稲荷神社の名物でもある大きな獅子頭を神輿にして、町内受け渡しの巡行が行われたものです。

大勢の人が集まり、にぎやかに獅子が地域をめぐりました。

徳川江戸入府間もない350年前に、この地が新たな江戸の町としてスタートしたことを想起しながら、歴史と伝統に培われた中央区の文化の深み改めて時間できるひとときです。

ほかの地域でも様々な夏祭りやイベントが続きます。区内の見所はまだまだ豊富です。楽しみがさらに広がります。

 

 

グルメとお散歩コース①日本橋

[まぴ★] 2009年6月11日 09:00

今日は前から行ってみたかった「たいめいけん」に行ってきました。
たいめいけんは昭和6年創業の洋食屋さんで、コレドの近くにあります。
1階と2階があり、料金体系が違うみたいです。

今日のお目当ては2Fの「洋食小皿ランチ」3000円。
色んなものをちょっとずつ食べるのが好きな私にぴったりのランチでした。
本日のメイン三品は、
牛タンシチュー温玉添え、海老クリームコロッケ、特製ローストビーフ

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ちなみにたいめいけんのビルには「凧の博物館」もありました。
日本橋たいめいけん http://www.taimeiken.co.jp/ 

お腹がいっぱいになったので、散歩がてら東京駅まで歩くことに。
まず、日本橋のプレートを見ながら、コレドのアネックスへ。
観光検定のテキストに載っていた、白木屋名水の碑を見に行きました。

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そして、次は日本橋高島屋へ。
途中、とても雰囲気のあるお店があるなと思ったら山本山の本店でした。
次回はここの喫茶室で煎茶と人形焼きのセットにしよう。

本日は高島屋8Fにあるフォション・サロン・ド・テでティータイム。
一番奥の一画、たまたま空いてて座れたのですが、
仕切られてはいないのですが、特別なお部屋みたいです。

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ここはお客さんの年齢層も高く、スタッフのサービスもよく、
静かに落ち着いてお茶の飲めるいいサロンでした。

少し歩いたし、デザートは別腹です(笑)
おすすめのオレンジアイスティーとエクレールショコラが美味しかった!

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そこから八重洲通りに出るまで、丸善があったり、
その裏には山梨県や山口県のアンテナショップのあるプラザビルもあります。

八重洲通りの左向かいにはブリジストンの立派な本社があります。
美術館もあるので、時間のあるときに行ってみたいと思います。

そして、八重洲通りに入るとすぐに目に付くのが平和の鐘。
中央分離帯の中にあります。

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中央区が平和都市宣言をして、その1周年記念に造られたそうです。
オランダ製の鐘です。
音が鳴っているところに出くわしたことはないのですが、
こんな音がするそうです。

平和の鐘の音(中央区の歌(わがまち)」
http://www.city.chuo.lg.jp/heiwa/monument/kane/index.html

東京駅の手前には、京都や北海道のアンテナショップもあります。

こんな日本橋の散歩とグルメコースはいかがですか?

 

 

「町」ものがたり・・・箱崎町今昔その1

[寿敦卿] 2009年6月11日 09:00

 蛎殻町に生まれ育った私が、長年住み慣れた蛎殻町2丁目の家を畳み、箱崎町のマンションに終の棲家を定めたのは平成9年のこと。

 この10年足らずの間に箱崎町は、またまた大変貌を遂げ、この一帯が40年程前まで「永久島」と呼ばれる島だったことなど、覚えているのは住民の中でも少数派ではないでしょうか。

 この間に特に目立ったことの一つは、町中に赤ちゃんの顔とベビーカーの数が格段に増えたこと。

 10年前、うちのマンションでは赤ちゃんの顔は殆ど見ませんでしたが、いまやお誕生ブームです。

 聞くところによると,中央区、特に日本橋地区の人口増加率は全国トップレベルとのことで、少子化が云々されている折から誠に心強いデータではないでしょうか。

 

 

 

Happy Walk in Tsukiji #1

[Happy Talk] 2009年6月11日 09:00

6月に入り、紫陽花が雨にしっとりとなじむ季節になってきましたね!

260年以上の太平の世が続いた江戸時代にあって、鎖国時代に唯一海外との接点であった長崎の出島、そこから江戸に参上したオランダ商館のカピタンたち(定宿は日本橋の"長崎屋")から世界情勢を聞き出そうと、蘭学をベースに西洋の知識を吸収しようとする者たちが築地から日本橋に通い詰めた!

安永3(1774)年、杉田玄白、前野良沢、桂川甫周らにより翻訳された『ターヘル・アナトミア』は『解体新書』となった。(桂川甫周の屋敷跡が平成通り、京橋築地小学校の斜め筋向いにある。)

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現在の聖路加国際病院(および看護大学)付近にあった中津藩中屋敷にてその翻訳作業が行われた。この屋敷ではその後、安政5(1858)年に福沢諭吉が蘭学塾を始めたことから慶応義塾大学もここがその発祥地!("蘭学の泉ここにあり"と碑に記されたようにグローバル思考のDNAがしっかりとこの地に受け継がれた!)

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この記念碑の後方にあかつき公園がある。そこには、何故かシーボルトの胸像と記念碑がある。

文政6(1823)年、シーボルトはドイツ人医師であったがオランダ商館員として長崎に赴任、鳴滝塾を開き、江戸の長崎屋では幕府の学者に面接指導も行った。その傍ら植物採集や研究にも没頭、日本の植物図鑑も出版した。愛する日本人妻の呼び名は"お滝さん"、愛らしく咲く紫陽花に同じ想いを寄せたのか、編纂していた植物図鑑には"おほあじさい"、原文ではH.Otaxsan(おたくさん)とあった。

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2人の愛娘"いね"(楠本いね、オランダおいね)は明治3(1870)年、この築地で産院を開業し、日本人初の女医として父のDNAを引き継いだ。

あかつき公園に隣接する中央区立郷土天文館、"タイムドーム明石"では現在、第7回特別展として"築地小劇場展"を開催中!

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『築地小劇場〜震災から戦災までの軌跡をたどる〜』と題した全33ページのフルカラー特別展図録には展示してある公演ポスター、劇場模型、検閲台本、伊藤熹朔による舞台装置(美術)原画、舞台写真等がまとめてあり永久保存版!特別展の入場料も(記念講演会も含め)この図録もすべて無料でTriple Happy! 

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今年は築地小劇場の開場85周年、第一回記念講演会(6月3日)は明治大学名誉教授の菅井幸雄氏による『築地小劇場・新劇史上の意義』、自ら演出家でありパトロンとしてこの劇場をサポートした土方与志、新劇の父と言われる演出家の小山内薫(慶応義塾文学部出身)を中心に、爆発的エネルギーを持って共に青春を駆け抜けた劇団員たちのパッションがそのまま伝わってくるようなとても力強い講演に会場はヒートアップ!

江戸幕末から明治、大正へと次第にグローバルな視野を持ち、移り変わって行く新生日本にあって日本の伝統的戯曲でなく、翻訳劇を中心にした"新劇の実験劇場"として小山内薫が亡くなるまでの58ヶ月間に何と84回の定例公演に加え、40回近い地方公演や特別公演を行った!現代の演劇界では絶対不可能?!

俳優陣(千田是也・滝沢修・杉村春子等)のみならず、経営(浅利鶴雄)、舞台装置(伊藤熹朔)、音響効果(和田精・山田耕筰)等に関わった人たちも含め、そのDNAは子孫や弟子たちにしっかりと受け継がれ、日本を代表する俳優、劇団プロデューサー、イラストレーター、音楽家となって各方面で活躍している人も少なくない。

 大正13(1924)年6月13日から昭和20(1945)年3月まで築地にあったこの築地小劇場は、わが国初の"クッペル・ホリゾント"(ドーム型の湾曲壁)やプロンプター・ボックス(出演者へのセリフ出し用)を備えたゴシック・ロマネスク様式の劇場(設立当初468人収容)。時代の最先端を行く実験劇場としてチャレンジ精神を失わず幾多の荒波を乗り越えたが、今はそのおもかげを跡地にレリーフとして残すのみとなった。

この築地コミュニティーには時代を超えて何かを伝えるエネルギーとパッションという命を受け継ぐDNAが流れているかも知れませんね!

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Let`s find our roots in Tsukiji!

 

 

 

古典芸能鑑賞会

[坂の上のねこ] 2009年6月11日 09:00

皆さんご存知のとおり、中央区では、様々な古典芸能を楽しむことができます。

でもちょっと敷居が高いかなと感じている方、そしてもちろん普段から古典芸能に

親しんでいる方にもおすすめなのが、毎年、中央区文化・国際交流振興協会

主催により開催されている、「古典芸能鑑賞会」です。

 

今年は、6月20日(土)に日本橋劇場で開催される予定です。まだ申込受付中

とのことですので(区内在住・在勤者でなくても申し込めます)、興味のある方は

中央区文化・国際交流振興協会(電話:03-3297-0251)までお問い合わせ下さい。

 

私も毎年楽しんでいますが、一流の出演者によるすばらしい芸の数々にいつも

驚嘆しています。これまで古典芸能に触れる機会のなかった皆さんには、

気軽に鑑賞するよいきっかけになると思いますし、プログラムの初めには講話・

対談もありますので、古典芸能に詳しい方も、いつもとちょっと違う舞台を

楽しむことができるでしょう。

 P6040076.JPGのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご覧になりましたか、『築地小劇場』展

[ドームくん] 2009年6月11日 09:00

 区立郷土天文館では、5月23日より7月12日迄、専属の劇場を持つ『築地小劇場』がこの築地に誕生してから85周年にあたるのをきねんして、『築地小劇場』特別展を開催しております。

 激動の昭和に、劇団の分裂、今度の戦争、東京大空襲に遭遇したこの劇団、劇場の顛末が展示されております。

 毎土曜日には郷土天文館サポーターがガイド解説を致しております。

 特別展御観覧後は築地界隈をゆっくり散策しながら、築地小劇場跡も御覧になってはいかがでしょう。