[GPP]
2017年11月30日 09:00
西郷隆盛屋敷跡に建つ、日本橋図書館で、西郷隆盛に関連する本の展示が始まりました。
2018年にNHK大河ドラマ「西郷どん」が始まると、屋敷跡地を有する人形町に訪れる方も増えそうですね。
【7階展示コーナー】「西郷隆盛と明治時代」展
場所: 中央区日本橋図書館 7階展示コーナー
期間: 2017年11月25日~2018年1月24日
https://www.library.city.chuo.tokyo.jp/infoevent?7&pid=887
「NHK歴史秘話ヒストリア-歴史にかくされた知られざる物語」なども、すぐに読めてお薦めです
[柴犬]
2017年11月28日 14:00
来たる12月3日日曜日の朝9時から、恒例の「大江戸問屋祭り」が開催されます!
このお祭りは年二回開催され、今回で26回目となります。日本橋地区の東端、馬喰町は江戸から続く問屋街。普段は一般の方は店舗に入れませんが、問屋祭りの日だけは誰でもお買い物OK!驚きの卸価格でがっつりお買い物が楽しめます。
毎回、吹奏楽やサンバなど楽しい出し物もあり、もちろん美味しい飲食の出店もあり(ちょっと座って休める場所などもあります)、朝から大賑わいとなります。特に、冬の問屋祭りは大変おすすめ。なぜなら、革製品やカシミア関係がとってもお安いから!一目で「あっ、良いものだな」とわかる手袋やストール、バッグ、コートなどが本当に驚きの価格で販売されています。婦人物紳士物、おばあちゃんが着易そうなもの、若いお嬢さん向けのおしゃれなものもちゃんとあります。雑貨も素敵なものがありますよ!問屋になった気分であれこれお店をはしごしてお買い物をするのはとても楽しく、全国から人が集まります。
舞台となる馬喰町は、実は現在注目のエリア。西に日本橋、東に隅田川を抱え史跡も多く残る場所です。そこに、ここ近年なぜかハイセンスなカフェやレストラン、ギャラリー、インテリアやファッションを扱うお店が増えているのです。街歩きのテレビ番組でもよく訪れられるようになりました(残念ながら日曜日はお休みのお店が多いので、お目当てがある方はどうぞ開店時間をご確認ください!)。
問屋祭りの会場はホームページに載っているだけではありません。現地で詳しい地図が配られますが、幅広い場所でお店が待っています。通りの外れの方にも素敵なお店はありますので、ぜひ体力とご相談しつつ、お好みの「問屋街」を訪ねみてください。各店のマネキンにも個性がありますのでぜひチェックを!
最寄駅は、都営新宿線「馬喰横山駅」・都営浅草線「東日本橋駅」・JR総武線快速「馬喰町駅」・都バス東42「浅草橋」です(『浅草橋駅』の隣のバス停ですので要注意です!)。JR総武線浅草橋駅・東京メトロ日比谷線小伝馬町駅からは徒歩5分ほどです。
詳しくはホームページをご覧ください。→ 大江戸問屋祭り
地味に思われがちですが、とっても面白い、中央区指折りの楽しいイベントだと思いますのでどうぞ遊びに来てください。お待ちしております!
[達磨]
2017年11月26日 09:00
江戸一番の旅館街として活況を呈したといいます馬喰町。
日本橋を起点に室町の通りをぶらぶら、総武線が走る江戸通りに出て、「石町時の鐘」の鐘楼に立寄る。
落語【ろくろ首】の鐘撞堂のおつねを思いつつ、浅草橋に向う。
日本橋から歩いて30分、馬喰町のファッションのまち並みです。
「郡代屋敷跡の植込みから馬喰町方面」↓
ここには初音の馬場があり、浅草橋のふもとに「郡代屋敷跡」「初音森神社」。浅草橋から蔵前を抜けて浅草へ、「両国広小路」「両国橋」も近くです。
この馬喰町には、郡代の役所に行くものとか、興行に行く!参拝!遊郭!買物!に都合のいい投宿場所だったようです。落語のネタでは馬喰町を舞台にたくさんの登場人物が行き来します。 以下、名作落語3席のあらましです。
落語『江戸の夢』では。静岡丸子宿の庄屋の下男・籐七、素性を言わなかったが、品性もあって、娘の婿にする。両親が江戸見物を計画。【馬喰町の宿】に入った。婿から「浅草の並木にある奈良屋に寄って、自分が育てた茶の出来栄えを鑑定してもらってほしい」。奈良屋宗味に会った「よい男でしたが、酒癖が悪く人に手をかけて、遠いところに行ってしまった」「よくぞ、この秘法を会得なされたと宗味が喜んでいたと、婿殿にお伝え下さい」...「あの人が藤七の親御さんだったんだね」、「氏(宇治)は争えないものだ」。・・・・歌舞伎作者宇野信夫が6代目円生のため落語化した噺です。
古典落語はいいです!江戸時代の「世情・文化・人情味・くらし」など・・・想像が広がります。
落語『文七元結』では。本所達磨横丁に住む左官の長兵衛、娘お久が吉原に身を沈めて作ってくれた50両を懐にして、大川の吾妻橋へ。「欄干から手を離せ!」、私は【横山町の鼈甲問屋】の手代です。「待て!待て!飛び込むな!...50両ここにあるから持っていけ!」、・・・お久は問屋主人から身請けされて、文七と夫婦になった。文七があみ出した元結は後々まで持て囃されたという。・・・圓朝の創作落語で人情噺の名作です。
落語『御神酒徳利』では【馬喰町一丁目の大店・旅籠】で働く番頭の善六さん、ソロバン占いで成功した。一回目は善六さん自身がしまい忘れた家宝の御神酒徳利を見つけたことにして礼金をせしめた。・・・3回目は、苦しい時には神頼みで、水垢離を続けた。大阪鴻池主人の娘の病気も治って、金を出してもらい【馬喰町に立派な旅籠屋】を建てた。ソロバン占いで、生活が桁違いに良くなった!のだという。(笑い)・・・大阪から入った噺です。
おわり!
[下町トム]
2017年11月24日 12:00
今回もまた人形町の魅力をご紹介します。
ご存じのとおり、この界隈は江戸時代初期から江戸府内屈指の繁華街として栄えたところです。人形浄瑠璃や歌舞伎の小屋や寄席が立ち並び、喧騒を極めました。
また、花柳街としても賑わいを見せ、弦楽の調べが絶えることのなかった町です。近代化とともにその面影はほとんど失われましたが、まだところどころに残り香を感じることができます。
そんな人形町の風情を味わうには夜の散歩も格別です。
人影も絶えた〔水天宮〕を起点にぶらぶらと親しい知人と一緒に歩いてみました。
路地にともる小料理屋の灯りや、どこからか漂ってくる芳香に興味を惹かれながらそぞろ歩きです。
今となっては珍しい居酒(角打ち)を楽しめる〔加島商店〕は貴重な存在です。今夜も多くの常連客で賑わっています。
この一帯には「日本橋七福神」の神社が点在していますが、夜になって小さなともしびを照らす風情もまたなかなかのものです。三の酉を控えた〔松島神社〕や、元葭原総鎮守の〔末廣神社〕などを経巡りながら、徐々に気持ちが高まっていきます。
葭町の雰囲気が残る路地で味わい深い和食文化に親しんだ後は、おしゃれなバーで名残を惜しむひとときです。
皆さんもぜひ、人形町界隈で大人の散歩をお楽しみください。
[あすなろ]
2017年11月22日 09:00
この時季、造り酒屋さんの軒先では、吊るされた杉玉を
新しいものへと取り換えられるのを目にします。
新酒の搾り始めを告げる風物詩ですね。
その起源は江戸時代、酒の神を祭る奈良の神社で
毎年冬に行われる酒のお祭り、「酒栄講」に集った
杜氏さんたちが、神籬の杉をお守りとして持ち帰り、
軒先に吊るしたのが始まりらしいです。
伝統行事を大切にしてる酒屋さんを探すのも
楽しいですね。日本版ボジョレー ヌーヴォーは
はいかがでしょうか。
[巻渕彰/写楽さい]
2017年11月21日 09:00
日本銀行本店と三井本館に挟まれ日銀通りに2基の消火栓が残っている。今ではほとんど見かけなくなった「時代物」で、日銀の趣ある建物とともに懐かしさが感じられる。
左の消火栓には「防火水道」とあり、記章は警察のものだろうか。
右には「使用できません」と書かれている。
ついでながら、消火設備として、場所が異なるがこんな消火水槽があった。
首都高6号向島線箱崎出入口付近の箱崎橋跡にあり、「消火水槽 中央区」の表示がある。近頃はマンホーラーと呼ばれるマンホール写真を集めるマニアがいるそうだ。@巻渕彰