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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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オカメザクラ満開<あじさい通り>

[サム] 2013年3月11日 12:47

R0020677LS.JPG R0020693RSG.JPG 日本橋本町の「あじさい通り」の<阿亀桜(オカメザクラ)>がこのところの陽気で一気に開花、見頃を迎えた。

オカメザクラはマメザクラとカンヒザクラの交雑種と云われ、淡い紅色をした早咲きの一重。

サクラのなかでは小型品種で樹形がコンパクトにまとまることから狭い土地の植栽にも向くと聞く。

7年前に26本の並木からスタートし、現在は区境まで合計76本植樹されている。

日本橋エリアでは、3月13日~4月9日まで「日本橋・春・さくらウィークス」と題し、自分を高める「美」や「知」、春の象徴である「さくら」をテーマにしたイベントが開催される。

3月31日には人形町甘酒横丁「桜まつり」にて甘酒2,000杯が振舞われる。

4月5日~7日には八重洲さくら通りで日八会主催のさくら祭りが予定されている。

 

      R0020674RS.JPG   R0020675RS.JPG   R0020683RS.JPG

 

 

中央区鉄道ものがたり <番外編> 「日比谷線相互直通運転の歴史」

[下町トム] 2013年3月 9日 09:00

寒かった冬もようやく季節の変わり目を迎え、少しずつ春の兆しが広がってきました。中央区の各地域でも草花の芽吹きやちょっとした風の香りに春を感じる機会も増えてくることでしょう。denim 

 

2013.3_日比谷線 (0)-2_R.JPG春は交通機関にとっても節目のシーズンです。主にこの時期にダイヤ改正が行われるからです。需要と設備事情に応じて新たなダイヤが設定されます。今年は3月16日にJRや私鉄で改正が実施されます。

東京での話題といえば、東京メトロ副都心線と東急東横線が相互直通を開始します。これにより、東武東上線、西武池袋線が副都心線を経由して東急からさらに先のみなとみらい線まで含めた5社相互直通を実現することになりました。これを契機に人の流れを引き寄せようと沿線各地で商戦も活発になっているようです。present 

 

東急(北千住行き).jpgそれだけでは中央区にはあまり関係ないようですが、そうではありません。まず、副都心線と並行運行されている有楽町線では増発などの措置が実施されます。それよりも今回の5社相互直通運転開始に伴い、副都心線・有楽町線のラッシュ時の混雑が増し、特に朝のダイヤの乱れが一層大きくなることが想定されます。区内の有楽町線「銀座一丁目」ならびに「新富町」「月島」各駅を利用される方はご注意下さい。

 

さらに、最も衝撃的なのは、副都心線と東急東横線の直通に伴い、東急と日比谷線との相互直通が終了することです。(東武側は継続して実施)

日比谷線は中央区にとっても重要な路線です。区内に7つもの駅があります。銀座線の4駅、都営浅草線の5駅に比べても多く、身近な路線でもあります。また、始発列車が八丁堀を5時に出発するのも親しみを感じます。subway 

2013.3_日比谷線 (4)_R.JPGそもそも日比谷線と東急東横線、東武伊勢崎線との3社相互直通は今からほぼ半世紀前の1964(昭和39)年に開始されました。東京オリンピックに間に合わせるために日比谷線全線開通が急がれたそうです。もちろん、激増する人の流れを円滑にすることにも貢献してきました。わが国の多路線相互乗り入れのパイオニア的存在でもあります。

当時、議論になったのは使用する列車の長さでした。18m車にするか20m車にするかで意見が分かれたのですが、結局カーブが多いことを理由に営団地下鉄(現東京メトロ)が主張した18m車が採用されました。現在ではほとんどの都市型鉄道では20m車が使われていますので、よく観ると日比谷線の車両は車長が短いことに気づきます。

 

2013.3_日比谷線 (5)-2_R.JPG埼玉県東部や神奈川県北東部から都心に通う通勤・通学客にとって、乗換なしで直通できるこのしくみは大いに歓迎され、長く親しまれてきました。しかし、その後、東京の鉄道網はさらに整備され、たとえば、横浜方面から都心に向かうのに、日比谷線に頼っていた人たちがJR新宿湘南ラインや地下鉄南北線、地下鉄三田線などに分かれていくようになって、だんだんと日比谷線の相対的価値が下がってきました。さらに今度の副都心線直通により、日比谷線の役割は大きく低下することになったと考えられます。

そのうえ、前述の車長の問題もあり、積載容量の比較から18m車を東横線で走らせることに東急が見切りをつけたともいえます。train 

 

20120817日比谷線の東急車輛_R.JPG結果として、3月16日からは日比谷線から菊名方面への直通運転が見られなくなり、一抹の寂しさを禁じ得ません。各駅の時刻表に記されていた行先表示の中から「菊名行き」や「武蔵小杉行き」が消えることになります。

同時に、東急から日比谷線に乗り入れていた<東急1000系>の運行もこれを機に終了となる見込みです。日比谷線直通専用として運用されていたので、廃車になるか他社に転用されるか分かりませんが、この東急カラーを日比谷線で見られなくなることだけは事実です。weep  

以前にたまに運行されていた臨時列車「みなとみらい号」(北千住―元町・中華街)ももう見られないでしょうか。

 

時代とともに交通機関の運用も変化していくのは当然ですが、昭和の都市アクセスをしっかり支えてくれた日比谷線の直通運転の歴史に思いを馳せ、感謝の気持ちでこの節目を見守りたいと思います。confident 


 

 

杉山 寧 展 ~日本橋高島屋~

[織衣舞] 2013年3月 8日 14:00

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杉山寧氏の没後20年にあたる本年、それを機に久方ぶりの杉山寧芸術の粋を集めた回顧展です。


杉山氏は1909年(明治42年)、東京の浅草に生まれました。東京美術学校日本画科に在学中から、第13回帝展で特選を受賞するなど、早くから才能を開花しました。その後、ピラミッドなどをモチーフにした、旺盛な連作を発表し、人気を得ます。

対象をしっかり捉え すぐれた造形から生まれる作品は、どれも強い生命力をたたえています。

永遠なるもの、悠久なる美を求めました。そしてそれを奉持してきた杉山氏のひたむきな写生と考え抜かれた構図に 温かみのある色感と強靭な筆力が一つとなった画面は多くの人を魅了してきました。


今回は初期から晩年まで85点が出品されています。

お時間があれば日本画の力の再認識を味わってみられたらどうでしょうか。


2013/3/6~25 日本橋高島屋8Fホール 10:00~19:30 3/25は17:30まで


 

 

常盤稲荷神社 築地市場内の水神社との関係

[銀造] 2013年3月 7日 08:30

 2月のある日、日本橋小舟町にやってきました。 ふとしたことで知り合いになった方に、地元の歴史秘話、隠れた名店を教えて頂きました。 そんな歴史秘話の一つが、日本橋本町一丁目八番地に鎮座される、「常盤稲荷神社」です。

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 常盤稲荷神社について、こちらの説明板に詳しく記述されていました。

DSC00689.jpg  

 ご由緒について、ご祭神は倉稲魂命(稲荷大神)で室町時代に大田道灌が江戸城築城の際に、京都伏見稲荷大神の御分霊をいただき、常盤稲荷と名づけ同城の守護神として勧請された。後に、徳川家康公開府により、江戸城廓拡張工事が行われ現在の常盤橋辺りに社殿が移された。その後、更に日本橋魚市場内に移り、市場の守護神水神大神(罔象女命みずはのめのかみ)を相殿に祀り、鎮座された。当時は、大市場交易神と称され盛大な水神祭が行われ、神田祭、三天王祭と共に、大江戸の名物行事でもあった。この水神大神は、明治34年に神田神社境内に遷され水神社と改称し、築地市場の守護神として祀られ今日に至っている。・・・とのご説明です。 shine

やはり、地元の方のお話を伺う機会を沢山持たなくてはいけないなと思った次第です。