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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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まち歩き、江戸和菓子と出会う(日本橋編)

[達磨] 2016年9月25日 12:00

慶長8年(1603)創架、5街道の起点となった「日本橋」。歌川広重「名所江戸百景、日本橋雪晴」安政3-5年には物資拠点の日本橋の賑わいが見えます。現在の日本橋は明治44年(1911)完成。この日本橋の袂にある和菓子老舗店のご紹介です。

 

榮太樓總本鋪』 安政4年(1857)の頃から変わらずに日本橋の袂で営業。この安政時代、日本橋にささやかな屋台で「金鍔」を焼いて売り出したのが榮太樓のはじまりとのこと(HPから)。日本橋南詰西側にある「日本橋由来記」の碑からお店の紺藍染めの日よけのれんが見えます。おすすめは「金鍔」をはじめ、「せっかちな江戸っ子に食べやすく」と、歯切れの良い餅が特徴の「黒豆大福」、元祖である「甘名納糖」、「玉だれ」「どらやき」。幕末から明治期に開花した庶民の江戸和菓子...この発展に榮太樓さんの影響度を感じます...。店舗内、喫茶室では「あんみつ、みつ豆の甘味や赤飯弁当など」が楽しめます。

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日本橋1丁目『うさぎや 大正2年創業「上野うさぎや」の初代三男さんが戦後に現在のコレド日本橋の向かいで創業。間口の小さいお店には朝から夕方まで「どらやき」を求めるお客で溢れる超人気店。どらやきは一目一口で何処のお店かが分かる、五感を刺激する和菓子だと思いますが、うさぎやのどらやきは人気通りにトップをかける美味しさです。

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うさぎや

 

以上。

 

 

恒例の似顔絵展〔ギャラリー八重洲・東京〕

[ジミニー☆クリケット] 2016年9月24日 18:00

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八重洲地下街にある画廊「ギャラリー八重洲・東京」で、恒例の似顔絵展が開催されています

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似顔絵作家清つねおさんによる「似顔絵グランプリ」です

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今回で13回目)になる似顔絵愛好家公募展です

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清さんにうかがったところ、応募作品の3分の2が前回も応募された方で、3分の1は今回新たに応募された方とのこと

それにしても、驚くべきレベルの高さです

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この似顔絵展には、課題作品のコーナーがあり、今回のテーマは女優の綾瀬はるかさんです(前回は、錦織圭選手でした)

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課題作品以外にも、たくさんの作品が展示されており、作者ごとに違うとらえ方に感心したり、あまりのデフォルメに笑ってしまったりと楽しい時間がすごせました

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期間は、9月19日)から25日)までです。

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ギャラリー八重洲・東京の場所は、下の地図赤枠の部分です。

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なお、ギャラリー内での写真撮影については、清つねおさんにご了解をいただきました。ありがとうございました

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ギャラリー八重洲・東京のHPはこちら ⇒

http://www.yaechika.com/gallery.php

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芸術芸術芸術

 

 

日本橋室町豊年萬福 知って驚きました

[四方の風] 2016年9月21日 14:00

 台風が矢継ぎ早に日本列島を襲い、天候不順な日が続く中 私がガイドを務める日本橋を巡るイベントが9月17日に行れました。この日は予報に反し雲は在るものの晴天に恵まれ3時間があっという間に過ぎて行きました。イベントのハイライトは今年重要文化財に指定された"日本橋三越本店"。

 

知る人ぞ知る女性マネージャーの名ガイドは三越の歴史に始まり、パイプオルガンの演奏、吹抜の大ホールの景観、巨大アンモナイトの化石等々、他知らないことの連続に参加された方から印象深い一日になったと言って戴きました。皆さんも改めて重要文化財に指定された"日本橋三越本店"にお出かけなさったらいかがでしょうか。

注) 店内ツアーは毎月第二土曜日 11:30~ 14:30~ 2回 参加費 無料 ライオン口案内所

 

今回、私がご紹介するには、このイベントの昼食場所として利用させて戴いた"日本橋室町豊年萬福"さんです。

 

 日本橋川に面した蔵つくりの店舗は、かってこの地にあった魚河岸の蔵群をモチーフにしたのでしょうか。入口から雰囲気がよく気分が高揚します。

私達は2階に上がり川沿いのテラス席でランチを頂きました。階段には擬宝珠が施してありました。さすがです。

川を行き交うクルージングの舟とあいまって日本橋ブランドをおおいに満喫しながらの食事となりました。

 

お店を知るには口コミ情報がよく活用されます。中央区は特派員のブログによる情報がさらに加わります。

昼食場所に決めた際、土曜日に20名の大人数をすんなりと受け入れてくれる食事処は何処にしたらよいかと悩んでいたところ、紹介を頂いたのが豊年萬福さんでした。 この日のイベントは食事後流れ解散。

私は日頃ブログ提供の劣等生を挽回すべくインタビューを試みました。インタビューは行燈風照明が印象深い一階席です。

 

 そして、驚いたのです。 店長は、席につくなり「今日これから勉強会があるんです」と話をはじめました。

 

話を伺うと、月に1回 "豊年萬福塾"と銘打ち、テーマごとに講師を招いて30人で勉強会が開催されて今回で32回目とのこと。 さらに3ヶ月に1回不定期ではあるが朝7:30~ 1時間 なんと100人が集まり全国の旬の食材を使った食べ物を造りながらの勉強会も開催。こちらは12回実施、次回は年内を考えているとのことでした。

 

日本橋を拠点とする団体とともに活動されているそうです。

事前の下調べもなく、「人気のメニューはなんですか?」と伺う前に、お店の志を伺うこととなりました。

 

日本橋の幾つかの老舗の食材はもとより、全国の生産者の想いのこもった食材を使いながら和食を通して文化情報発信型飲食店を目指している豊年萬福さん

早朝7:30~通勤前の方々含め100人もの人が集うとは熱のこもった想いを感じられずにはいられません。店舗内では、自然発酵商品(醤油・味噌等)や日本橋の老舗商品を販売するコーナーもあります。 

 

お店は11:30から開店しています。

 

五街道の起点・アジアハイウェーの起点である日本橋からこれからも多くのニュースが発信される一つになることを期待させてくれるお店でした。

http://www.hounenmanpuku.jp/

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店頭 ライトアップ

  

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店扱い 「神茂」の はんぺん

  

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2階テラス席 奥に日本橋・船着き場臨む

 

 

 

水天宮の安産子育河童と絵馬

[ぺんぺん] 2016年9月21日 09:00

皆さま、こんにちは。

 

今月は、安産祈願についての記事を書きます。
‥長かった悪阻がやっと治まりつつあった頃、家族と水天宮(中央区日本橋蛎殻町2-4-1)にお参りに行きました。
 
手水舎のお隣に発見!こちらが、「安産子育河童」です。写真では分かりづらいのですが、足元と肩と胸に、可愛い赤ちゃん河童がいます。
愛らしいですね。
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さらに、こちらの安産祈願の絵馬には、安産の縁起物である「福犬」が描かれています。
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犬は、「お産が軽く、多産」であることにあやかっているようです。可愛いですね。福犬には、安産祈願のほかに、生まれて来た赤ちゃんの無事な成長を見守るという意味も込められているようです。
私はこの他、両親からお守りをもらいました。
 
これから安産祈願をされる皆さま、是非水天宮に足を運んでみてください♪
 
 

 

八重洲地下街、オータムフェスタ開催中!

[ジミニー☆クリケット] 2016年9月19日 18:00

八重洲地下街ヤエチカ)では、現在、オータムフェスタが開催されています

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開催期間は、9月14日)から27日)までです

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期間中、メイン・アベニューには、巨大なガチャポンヤエポン」()が登場し、ヤエチカ約85店の「お得チケット」が当たります

何が当たるかは、出てからのお楽しみ

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参加は無料ですが、時間は未定ゲリラ的に行われるそうで(1日2回1時間ずつ)、開催時間は、前日の17時に発表とのことですから、ヤエチカ公式twitterLINE@で確認してください

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八重洲地下街オータムフェスタのHPはこちら ⇒

http://www.yaechika.com/y_event_160907_00.php

 

 

松島 瑞巌寺と伊達政宗

[お江戸のマーシャ・堀内] 2016年9月16日 09:00

松島といえば、厳島、天橋立とともに日本三景の一つですが、松に覆われた数多くの小さな島々で有名です。

 

先ずは、三井記念美術館の左手前にあるビデオルームで20分ほど、「今年が生誕450年となる伊達政宗、松島、瑞巌寺」について鑑賞しました。瑞巌寺というのは桃山文化(京都、豊臣秀吉)を髣髴とさせる芸術的なお寺だということを初めて知りました。

 

伊達政宗は関が原の戦いで勝ち組、仙台の松島(元々、霊場だったということ)の地に、1603年から5年の歳月をかけて、豊かな穀倉地帯へとその国造りへの思いを胸に、木材は紀伊から取り寄せて建立したお寺である。

 

展示会場に入ると、国宝の本堂にあるという釈迦生誕の地であるインドの孔雀が極楽浄土として描かれた障壁画、禅宗の寒山拾得の図、平安時代からの不動明王など五大明王、中国周の文王と太公望の絵図など、政宗の達筆の直筆と甲冑など政宗の多芸多才ぶりが伺える。

政宗はこの江戸初期に慶長の遣欧使節をヨーロッパに派遣している、世界に眼を向けていた武将の一人である。

 

瑞巌寺の庭には、政宗が植樹したという紅白の梅が、毎年、花を咲かせているそうである。

東日本大震災で被災された方たちの地に、この瑞巌寺があることは、なにかの"救い"なのだろうと思えてくきます、一歩ずつの歩みです。

 

11/13まで展示されています。
http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html

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重要文化財 黒漆五枚胴具足 伊達政宗所用 桃山時代 仙台市博物館蔵

( 9/10~9/30 展示)

 

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図3 重要美術品 吉野懐紙 伊達政宗詠
文禄3年(1594)2月29日 仙台市博物館蔵(前期 9/10~10/10 展示)

 

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図6 重要文化財 五大明王像(不動明王)
平安時代 瑞巌寺蔵

 

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図7 重要文化財 瑞巌寺本堂障壁画
江戸時代 瑞巌寺蔵(前期 9/10~10/10 展示)

 

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図10 伊達政宗甲冑倚像
江戸時代・慶安5年(1652)瑞巌寺蔵

 

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図14 重要文化財 黒羅紗地裾緋羅紗 山形文様陣羽織 伊達政宗所用
桃山時代 仙台市博物館蔵(10/1~10/14 展示)

 

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図15 仙台市指定文化財 紫羅背板地 五色水玉模様陣羽織
江戸時代 仙台市博物館蔵 (9/10~9/23 展示)

 

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図16 伊達政宗書状
天正18年(1590)6月14日(小田原参陣)仙台市博物館蔵

 

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図19 梅小禽図 伊達政宗筆
江戸時代個人蔵(新発見)