中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

築地場外市場秋まつり 2015

[銀造] 2015年10月12日 09:00

 「築地場外市場秋まつり」が10月10日、11日の両日にわたって、市場橋駐車場、公園を特設会場として盛大に開催されていました。

この秋まつりは、築地ならではのイベントで、全国から集荷された海の幸 、山の幸、里での入念な手入れがされたりんご果物を、

ドイツのビール祭りの、オクトーバー・フェスト の様に、沢山ビールを飲んで、楽しむものです。

今年のコンセプトは、「飲みねえ、 喰いねえ、楽しみねえ」で、なんとも威勢が良いですね。

DSC07982 (350x197).jpg

会場には、玉ひで、小春軒、LA BETTOLAさんなど、中央区の名店が出店されていて、来場者に大変な人気でした。

DSC07983 (350x197).jpg

 会場では、ビアー・ジョッキを片手に、大変盛り上がっていました。

DSC07986 (350x197).jpg

 会場の外にも、テントを張って出店していた、

秋の味覚の秋刀魚の焼売り、栄螺のつぼ焼きのお店が出店

DSC07989 (350x197).jpg

 中央区卸売市場青果部の方々の新鮮な果物りんごのブース

DSC07992 (350x197).jpg

 日本食鳥協会さんの国産チキンのブース。こちらは「安全、安心、美味しい:」のが売りで、大好評。13時には売り切れていました。

DSC07993 (350x197).jpg

 新鮮な秋の味覚が美味しく頂けて、楽しめる素敵なイベントでした。

来年も、再来年も、ずっと開催して欲しいと思います。

 

 

◆ 戦後70年・聖路加病院の日野原先生からのメッセージ

[隅田の花火] 2015年10月 9日 12:00

中央区明石町にある聖路加国際病院。この病院の名誉院長を務められる日野原重明先生が10月4日に104歳を迎えられました。日野原先生は太平洋戦争直前の1941年8月にこの病院に着任され、以来70年以上医療に携わり活躍されている方です。

s_hanabi25-1.jpg 

その日野原先生が今秋、「戦争といのちと聖路加国際病院ものがたり」という本を書かれました。

この本を書店で見つけ、表紙の絵を見て一目気に入り気づいたらレジに並んでいました。中をパラパラと見てみると文字は大きな活字で印刷され、漢字にはふりがながふられています。そう、この本はこれからの未来を担う若い世代に向けて書かれている形になっています。

聖路加国際病院の歴史や日野原先生自身の体験を通して、戦争そして平和の尊さについて次世代に伝えていこうという日野原先生の思いが伝わってくるような内容です。

 s_hanabi25-2.jpg 

聖路加国際病院は1902年にトイスラー博士により開設されて以来、キリスト教の精神を中心に据えた医療が行われてきましたが、同時にアメリカと深いつながりのある病院であるため、太平洋戦争の開戦前後から微妙な立場に追い込まれます。

開戦すると病院の名前は変えられ、十字架は取り外されました。病院だけではなく日野原先生自身にも疑いの目が向けられ、憲兵から尋問を受けたりします。そして終戦後は建物がGHQの管理となったりと、この病院は戦争という時代に翻弄されました。そのような歴史と体験が書かれています。

s_hanabi25-3.jpg 

また、よく築地界隈は聖路加病院があるおかげで大きな空襲を受けなかったといわれていますが、それを証明するようなアメリカ空軍機からばらまかれたビラなど、多くの写真がこの本に掲載されているのも特筆すべき点。若い世代だけではなく、老若男女・すべての世代が読めるような内容であると思いますし、中央区の戦時の歴史の一つとしてこの病院の歴史を知ることができるような内容にもなっています。

(下の写真は「かちどき・橋の資料館」に展示されていた隅田川の写真。改築前の旧館が写っていました。)

s_hanabi25-4.jpg 

 

この本を読んだ次の日、聖路加国際病院の旧館に足が向かっていました。中のチャペルに入るのも久しぶりです。

聖路加国際病院には、15年ほど前に銀座で心筋梗塞で倒れた義父の命を助けていただいたり、今年の冬には家族がお世話になったりと、私にとっても縁のある病院。特にこの旧館の前にある庭に来るとほっとする場所だったりします。

 

今は平和な空気が感じられるこの場所ですが戦時の痕跡が残っている所があります。

この旧館チャペルの入り口(写真左)の横の、この旧館が建てられた1930年代からある定礎石です。

s_hanabi25-5.jpg 

この石には、

「ST.LUKE'S INTERNATIONAL MEDICAL CENTER

DEDICATED TO THE GLORY OF GOD

AND THE SERVICE OF HUMANITY」

そして、「神の栄光と人類奉仕のため 聖路加国際医道院」と訳語が書かれています。

s_hanabi25-6.jpg旧館は90年代に改修工事が行われたので、この定礎石は当初は違う場所にあったそうです。この石には12個の釘穴の跡があるのですが、これが戦時の痕跡。憲兵隊にこの石を取り外すように強要されたため、その対応として薄い御影石で覆い隠した時の痕なのだそうです。

 

また旧館のとなりの建物の本館の1階には、この病院の年表が大きく掲示されており、歴史を見ることができるようになっています。

s_hanabi25-7.jpg

戦後70年という節目である今年。政治でも、戦争そして平和について考えさせられる大きな出来事がありました。

 

終戦から時間が経つにつれ、戦争と平和について考えるのはだんだん難しくなってきている気がします。

日没が早くなった秋の夜長。こういう類いの本を読んでみるのも良いかもしれません。

 

 

 

つきじTASS ギャラリー若松屋 「ひょうたんライトフェア」は、10月10日まで

[銀造] 2015年10月 7日 18:00

  つきじTASS ギャラリー若松屋さんで、10月5日から10月10日まで「ひょうたんライトフェア」が開催されています。

夕方にお邪魔しましたが、中身をくりぬいた瓢箪から優しい光が灯っています。
1444033427369.jpg1444033436698.jpg
10月10日(土)ワークショップが開催されますので、あなたもチャレンジしてみませんか?

ワークショップの時間は11:00~13:00、14:00~16:00の二回開催されます。

参加費用は3千円で、出来上がった作品は、お持ち帰り頂けるとの事です。

昨年は若い女性二人が、素敵な作品を作成されていました。(写真で紹介できないのが、残念です

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
もう一つ、お知らせです。
若松屋さんは、「まるごとミュージアム2015」にも参加され、10月26日から11月7日の間、出展するそうです。

配布中の「中央区まるごとミュージアム2015」の最終ページにご案内がありますが、

11月1日(日)には、ワークショップが開催されるとのことです。(参加費は実費負担です)

 時間は、それぞれ①13:00~14:30、 ②15:00~16:30

A:[段ボールとスパンコールで創る「ハートアート」]

 講師は、虹 丸氏

B:[墨彩で作る和のハートアートを創るワークショップ ]

 講師は、柴山明子氏

ギャラリーへのアクセス、お問い合わせ、詳細等はこちらをご覧ください。
http://www.g-wakamatsuya.com/gallery.html

 

 

築地場外市場 秋まつり 2015

[銀造] 2015年10月 7日 16:00

 「築地場外市場 秋まつり」が今年も開催されます。

開催日時は、10月10日(土)9:00から16:00、

11日(日)は、9:00から15:00です。

1443856401697.jpg

「飲みねえ 喰いねえ 楽しみねぇ」と威勢が良いですね。

出かけて、美味しい物を食べて、楽しく 飲んで 、元気をつけましょう

おっと、美味しいお魚、魚介類のお土産もお勧めです。

イベントの内容は、こちらをご参考に!http://www.tsukiji.or.jp/know/info/2014/10/post-107.htm

 

 

松竹120周年祭〔東劇〕

[ジミニー☆クリケット] 2015年10月 6日 12:00

築地4丁目にある映画館、東京劇場東劇)で、特集上映が行われます

syotik12.JPG 

これは、今年11月に創業120周年を迎える松竹が、「松竹120周年祭」と銘打って、特集上映を企画したものです

期間は、10月10日(から11月27日(金)までです

syotik13.JPG 

特集上映は、松竹の名監督の傑作を、最先端デジタル技術でよみがえらせたものです

syotik15.JPG

残菊物語』、『カルメン故郷に帰る』、『青春残酷物語』や、小津安二郎監督の『晩春』、『東京物語』、『秋日和』、『秋刀魚の味』、や『男はつらいよ』、『釣りバカ日誌』シリーズもセレクト上映されます

syotik11.jpg 

松竹120周年祭のHPはこちら ⇒

http://www.shochiku.co.jp/120festival/

 

 

 

川面に映り込む光の煌き

[サム] 2015年10月 5日 18:00

DSC01417 (2)ELS'.jpg 中央区の水域面積は18.1%と都内随一。

堀や運河に端を発する都市河川が縦横に流れ、そもそもの水運機能に加え、川面に吹く風や、水辺そのものが持つ冷涼効果、水と緑の景観等々、水辺空間の恩恵は多彩です。

夜間は、高度に集積した商業・業務・住居施設のさまざまな光源・灯具から発せられる "あかり" に加えて、水辺の存在が反射の媒体のひとつとして夜景の景観に大きな影響を与えています。

川面には、川岸の建造物の灯り、信号機、橋梁ライトアップの光り等々が融合して映り込み増幅され、きらびやかな景観をつくりだします。

また風により水面に波紋が生じると、映り込み方も微妙に変化します。

 

亀島川に架かる高橋。

橋の欄干の下部には等間隔でオレンジ色の電球。さらにその下の台枠部分には鮮やかなライトブルーの帯状の光。

亀島橋から眺めると、後方の、オレンジ色にライトアップされたアーチ状の南高橋と一体化して見えます。

背後には佃リバーシティの高層マンション群。

高橋付近は上流下流とも船着き場として使用できる構造になっており小舟が係留され運河の雰囲気が感じられる空間。

水面の映り込みは縦に長く伸びています。

昼間と全く様相を異にする煌めく夜景です。