年末の築地市場朝の風景です。
タンタンとけたたましく動き回るターレーも
前進あるのみ先を急ぐ輸送車も
積み荷の陰から聞こえる値決めの掛け声も
のんびりと荷積みを待つ「潮待茶屋」
買い求めた魚を運ぶ料理屋の主人の急ぎ足も
来年の年末はもう見られません。
築地市場は来年11月に江東区豊洲に全面移転します。
みなさん 年末最後の風景をご覧ください。
「築地中央卸売市場」は昭和10年日本橋から移転開設以来平成28年
80年の歴史に幕を下ろします。
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築地市場(来年は豊洲へ)の年末
年末の築地市場朝の風景です。 タンタンとけたたましく動き回るターレーも 前進あるのみ先を急ぐ輸送車も 積み荷の陰から聞こえる値決めの掛け声も のんびりと荷積みを待つ「潮待茶屋」 買い求めた魚を運ぶ料理屋の主人の急ぎ足も 来年の年末はもう見られません。 築地市場は来年11月に江東区豊洲に全面移転します。 みなさん 年末最後の風景をご覧ください。 「築地中央卸売市場」は昭和10年日本橋から移転開設以来平成28年 80年の歴史に幕を下ろします。
鉄砲洲稲荷神社~新年の準備~
12月3日付ブログ記事(/archive/2015/12/post-2910.html)にてお知らせの通り、鉄砲洲稲荷神社では11月から平成の大改修(社務所の建替えなど)のための工事が進行中です。境内にはダンプや建機が入り白いボードで囲まれていたので、このままでは初詣も行けないのではと心配していましたが、先週来、一時工事が中断され正門からの出入りもできるようになりました。本殿前には大晦日の大祓い(おおはらえ)のための茅の輪(ちのわ)も既に準備され、社務所があった部分は白いボードで囲まれたままではありますが、例年通りこの正月も無事にお参りができそうです。 ブログ読者の皆様にもご心配のことかと思いましたので、取り急ぎお知らせ致します。
追記:1月10日(日)の寒中禊(寒中水浴大会)は、午前11時から、鉄砲洲公園にて行われるようです。【鉄砲洲稲荷神社】 所在地:〒104-0043 中央区湊1丁目6-7 電話:03-3551-2647 交通:都バス「東15」・江戸バス「南循環」鉄砲洲停留所下車目の前。中央区コミュニティサイクル「B01鉄砲洲児童公園」サイクルポートそば。 箱根駅伝と中央区
正月のメインイベント第92回箱根駅伝まであと1週間余りです。鍛冶橋通りには「交通規制のお知らせ」というサインが出て、新年の1月3日にこちらが箱根駅伝のコースとなることを教えてくれます。往路では大手町の読売新聞社本社前からスタート後、千代田区内の日比谷通りをまっすぐに南下しますが、復路1月3日のラストの第10区は中央区内を走ります。このように新春の大きなイベントである箱根駅伝ですが、一番盛り上がる最終区で中央区を走ることに加えて、このレース、実は中央区との縁も深いのです。 現在、スタート/ゴール地点は読売新聞社本社のある大手町となっていますが、戦後から1971年までは読売新聞社の本社が銀座(現在、プランタン銀座のある場所)にあったこともあり、中央区の銀座がまさに箱根駅伝のスタート/ゴールでした。 さらには、今年参加の21チームの中には残念ながら中央区の大学の参加はありませんが、そのうち3校は歴史上中央区と縁の深い大学です。 一つは順天堂大学。こちらは現在は本郷や佐倉(千葉県)などにキャンパスがある大学ですが、1838年(天保9年)薬研堀(現、東日本橋)に佐藤泰然が蘭方医学を学ぶ和田塾を創立したことが起源です。 【薬研堀の「順天堂発祥の地」記念碑】
2校目は中央学院。こちらは現在は我孫子市(千葉県)が本部となっていますが、その起源は1900年に新川に設立された日本橋簡易商業夜学校。その後、日本橋簡易商業夜学校は、中央商業学校、中央商科短期大学となり、短大は2000年に廃止されましたが、その流れを汲むのが今回参加の中央学院大学です。 【新川公園内の「中央商業学校(中央学院)発祥の地」記念碑】
そして3校目は、昨年優勝の青山学院。こちらも現在の本部は渋谷にありますが、その起源は1878年にジュリアス・ソーバーにより築地明石町に設立された耕教学舎。耕教学舎は、その後、麻布の女子小学校(後に明石町に移転して海岸女学校となる)、横浜山手の美會神学校と合併し、東京英学校、東京英和学校を経て青山学院になりました。【明石町の「青山学院記念の地」碑】
1月3日の復路第10区、日比谷通りを上ってきたアンカーのランナーたちは馬場先門(千代田区丸の内)で右折して鍛冶橋通りに入ります。新幹線のガードと外堀通りを越えて中央区に入ると、東京スクエアガーデン前を左折して中央通りに入り、日本橋を渡って常盤橋まで一気に区内を駆け抜けます。実はこのコース17年前までは別のコースでした。平成11年に日本橋架橋88周年、箱根駅伝75回大会を記念して、京橋、日本橋を通るコースに変わりました。この沿線には明治生命館(千代田区丸の内)、三菱一号館美術館(丸の内)、第一生命相互館(京橋)、明治屋(京橋)、高島屋(日本橋)、三越(日本橋室町)、日本銀行(本石町)など、伝統のある美しい建物が多く立ち並び、各校アンカーのデットヒートが予想される最終区ですが絵になるコースです。応援とともに街並みを楽しむのにも良いコースですね! なお、昨年の箱根駅伝の様子は特派員・江戸旅太郎さんが詳しく写真入りでレポートしています(/archive/2015/01/post-2270.html)。
【順天堂発祥の地 記念碑】 所在地:〒103‐0004 中央区東日本橋2-6-8(薬研堀不動院境内)
【中央商業学校発祥の地 記念碑】 所在地:〒104‐0033 中央区新川1-32(新川公園内)
【青山学院記念の地の碑】 所在地:〒104-0044 中央区明石町6-26(ニチレイ明石町ビル目の前) 京橋通(きょうばしとおり)郵便局と京橋郵便局
もういくつ寝るとお正月。。。 ブログ読者の皆さん、そろそろ年賀状の準備は終わりましたか?来年は申年ですね。「申」には「果実が成熟し明らかになる」という意味があるらしく、来年は「努力の成果が実る年」のようです。前向きに頑張って行きたいですね。 さて、ちょうど家族で京橋に夕食に行く前だったので、そんなことを話しながらレストラン近くの郵便局に無地インクジェットの年賀状を買いに行きます。 【京橋にある京橋通郵便局】
郵便局には同じように年賀状を求める人がたくさんでしたので順番を待っていると、例によって「質問小僧」の息子から素朴な質問が出されます。 「この郵便局って京橋通(きょうばしとおり)という名前だけど、この前にウチに不在配達票が入っていて、伯母さんからの小包を受け取りに行ったのは京橋郵便局だったよね。京橋にある『京橋通郵便局』というのはわかるけど、どうして(晴海通りの)あっちは『築地郵便局』ではなくて『京橋郵便局』なの?」
~~京橋通郵便局は、中央通りを挟んで東京スクエアガーデン向かい側にある道を少し昭和通り方面へ入ったところにある郵便局です。こちらの通りは鍛冶橋通りと京橋竹河岸通りの間の通りで、このあたりはむかし具足町、南伝馬町などと言ったようですが、現在は特に通りの名前はありません~~
「そうだね、こちらの京橋通郵便局は、京橋にある郵便局くらいの意味なんだろうね。目の前の通りの名前が「京橋通り」とでも言うのかと思ったけど特に通りに名前も付いていないみたいだしね。」【goo地図 明治時代の京橋付近】⇒中央にある京橋の少し北に「京橋郵便局(現在の京橋通郵便局の前身?)」が見える。
~~日本郵便総務部に京橋通郵便局の由来について伺いました。京橋通郵便局は昭和の初め(昭和4年?)に設立されたとのことでしたが、名前の由来は残念ながら郵便局でも判らないとのことでした。一方、明治時代の古地図(goo地図 古地図)を見ると、京橋の北詰あたりに「京橋郵便局」というやや小さめの郵便局があったことが見て取れます。あくまでも推定ですが、こちらの郵便局ももとは京橋郵便局としてスタートしたものの、2つ同じ名前の郵便局があるのも紛らわしいので、昭和の初めに(京橋のそばにある)「京橋通郵便局」と改名したということでないでしょうか(この点についてご存知の方があればご教示頂ければ有難いですし、私も質問小僧と一緒に更に調べてみたいと思います)。~~【晴海通り沿いの京橋郵便局】
「。。。『京橋郵便局』というのは、昔中央区が京橋区と日本橋区で別々の区だった時代の『京橋区』の郵便局という意味だったんじゃないかな。こちらの郵便局は、現在でも集配達も行う大きめの郵便局だけど、昔からこの地域(旧京橋区全体)の中心となる郵便局だから京橋郵便局という名前になったんじゃないのかな。」 ~~明治時代の古地図(goo地図 古地図)を見ると、築地4丁目の現在地に「京橋郵便局」の名前が見えます。明治初期の地図(別の内務省などの地図)を見ると「海軍省属地」、「農商労省用地」などで未だ郵便局にはなっていないことから、明治後期(明治39年(1906年)?)に京橋郵便局が設置されたことが推定されます。~~ 【goo地図 明治時代の築地付近】⇒左中央あたりに「京橋郵便局」が見える。右下のピンク色の土地は築地本願寺、赤線は都電。
「へぇ~、京橋区ってなんかかっこ良い名前だね!」 「今の中央区ができたのは1947年で、京橋区と日本橋区が一緒になって中央区ができたのは知ってるよね。今は東京23区と言うけれど、明治時代には50区があった時代、100区(正確には、11大区と103小区があり大区小区と呼ばれた)の時代、15区の時代、35区の時代と区の数も大きく変わっていったんだ。京橋区と中央区は1878年に15区になった時代に誕生したんだ。」 「ちなみに、中央区は日本の郵便の歴史とも縁が深いのは知っているかい?日本で初めて郵便局ができたのは日本橋だし、今は総務省の外局で郵政事業庁と云うのだけれど、そのもととなった逓信省は明治時代に木挽町(現在の銀座中学校、銀座郵便局あたり)にできたんだよ。」
ちょうど、ここで待っていた順番が来たので話は終わりましたが、息子も中央区と郵便の歴史について興味を持った様子。冬休みを使って京橋図書館や押上(墨田区)の郵政博物館などへ行っていろいろ調べてみるようです。
【京橋通郵便局】 所在地:〒104‐0031 中央区京橋3‐6‐3 電話:03‐3561‐1086 営業時間:9:00~18:00(土日祝休)
【京橋郵便局】 所在地:〒104‐8799 中央区築地4‐2‐2 電話:03‐5546‐1068 営業時間:9:00~19:00(土は~17:00、日祝は~12:30) 雪吊り〔銀座松竹スクエア〕
歌舞伎座から歩いて万年橋を渡って首都高速を越えたすぐのところにある銀座松竹スクエア(築地一丁目13番1号)の松の雪吊りの様子です 雪吊りは、冬、雪が付着することで、樹木の枝が折れないように縄で枝を保持することですが、雪国金沢の兼六園のものなどが有名です 雪国では実用と装飾を兼ねていますが、雪の少ない東京では庭園に趣を添える装飾として採り入れられたそうで、中央区では、浜離宮恩賜庭園の雪吊りも、冬の風物詩として11月中旬頃行われます 今まで気が付きませんでしたが、身近なところにも雪吊りがあったんですね このスクエアには、竹の植栽エリアもあり、雪吊りの松と竹で「松竹」だからかぁ~と一人納得 上の地図、赤○が銀座松竹スクエアです
コミュニティサイクル、2月から都内4区広域相互利用を開始!
10月の開始以来、雨の日以外はほぼ毎日お世話になっている中央区コミュニティサイクル(CCC)。通勤のみならず区内の買い物・観光でも大活躍です(10月6日付ブログ記事「中央区版Vélib(コミュニティサイクル)~その2~」/archive/2015/10/velib-1.html)。 そんなCCCから、来年2月に都内でコミュニティサイクルを導入している4区(中央区、千代田区、港区、江東区)での相互利用を開始する旨の発表がありました(4月末までの期間限定での実験、利用実績に応じ延長の可能性あり)。これは朗報です!今でもCCCを使えば、南は銀座・築地、晴海埠頭から北は東日本橋まで広い区内を縦横無尽に移動することができるようになり、区内の移動は大変便利にはなりましたが、まだまだポートの絶対数が少ないことや、区内でも一部ポートが全く無い地域(銀座、箱崎TCAT周辺、築地南部や佃の北部など)もあり、行先によってはCCCを停めたポートからかなり歩かねばならないこともあります。【JR・地下鉄有楽町駅前のちよくる・東京国際フォーラムポート】
一方、銀座の西エリアのプランタン銀座などに行く場合には、区内のポートである京橋・柳通りの東京スクエアガーデン(B02)よりも千代田区コミュニティサイクル(「ちよくる」)の東京国際フォーラム(千代田区丸の内3丁目)ポートに停めたほうが近いですし、東京駅からどこかへお出かけの場合にも、丸ビル(千代田区丸の内1丁目)ポートから東京駅丸の内南口利用の方が便利です。
先日も神保町まで出かける用事があったので、ちよくるに新規登録し(現状では、CCCに登録していてもちよくるは利用できず、別途登録が必要です)丸ビルのポートから借りてみました。2月以降は、このような二重登録や乗り換えの手間もなく、区内ポートから直接神保町三井ビルディング(千代田区)まで直行することも可能となります。更には中央区の観光特派員の立場としては、江東区、港区、千代田区など区外の方が、中央区観光特派員ブログを見て、観光や買い物で中央区を訪れる時の利便性も高まるとも思いますので、今から2月の相互乗入れ開始が楽しみです! 【ちよくる使用自転車】⇒色は同じ赤色ですが、CCCよりはちょっとごっつい感じでした。
更には、今後これらの4区だけに留まらず中央区とも観光や江戸の歴史の観点から縁が深く、隣接している台東区、墨田区などでもコミュニティサイクルの導入が進めばなぁと思います。事業者の㈱ドコモ・バイクシェアさん、頑張ってください!
【中央区コミュニティサイクル、ちよくる、港区自転車シェアリング、江東区臨海部コミュニティサイクル各ホームページ】 CCC: http://docomo-cycle.jp/chuo/ ちよくる:http://docomo-cycle.jp/chiyoda/ 港区自転車シェアリング: http://docomo-cycle.jp/minato/ 江東区臨海部CC: http://docomo-cycle.jp/koto/sitemap/ ㈱ドコモ・バイクシェア: http://www.d-bikeshare.com/ |
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