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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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「新」歌舞伎座 あれこれ

[滅紫] 2013年4月15日 18:12

「もう行きました?」というのが2日初日以来の仲間内の挨拶に。かくいう私は同行者のスケジュール調整に手間取り、やれやれの後は今度は「何を着るか?」。これも芝居見物の楽しみのひとつとはいうものの・・・。というわけで漸く本日、先ずは第3部、3人連れで2列目のまん真ん中に収まりました。

正面玄関を入ると眼を惹くのは鳳凰をデザインした新しい絨毯。階段が減ったせいかロビーが広々と見えます。流石に杮葺落興行の最初の月、和服姿の方が一際多い。

100_1038.JPG開場を見ずに亡くなった芝居好きの丸谷才一氏が「新しい歌舞伎座には要望がいくつかあるがその一つは是非ロビーを広くしてご婦人方の着物姿が映える様にしてほしい。幕間に着飾ったご婦人方をみるのも芝居の楽しみのひとつ」と書いていらっしゃたのを思い出しました。

松竹さんの案内によると座席の幅が3cm、前後のピッチが6cm広くなったとのこと。早速感じを確かめてみることに。

100_1032.JPG確かに。確かに広いでしょう!これだと他の方の移動の際、立ち上がらなくてもよさそうです。隣の方の侵食する腕に悩まされることも少なくなるかも。・・・

次に今までのイアホンガイドの他に「字幕ガイド」が出来たというので、試してみることに。4月中は特別料金でレンタル料500円、「解説チャンネル」と「台本チャンネル」があり

「台本チャンネル」の方は役者さんのせりふと義太夫さんの語りの部分も表示されます。お馴染みの演目でも「え!こんな詞章だったのか!」と実は今日吃驚しました。(無知だった!だけです)そのうち英語バージョンも出来るとのこと。100_1037.JPG

歌舞伎グッズやお土産の売り場は凄い混雑。幕間が1回しかないので仕方ないかも知れません。新しい商品がたくさん増えているようなので次回の楽しみに。そうそう嬉しいことにトイレの数も飛躍的に増えましたよ。

さて、肝心のお芝居ですが、「盛綱陣屋」の子役、金太郎くんと大河くんがとても可愛く、かつしっかり演じていて、「初お目見え」の時からあっという間の成長振りです。「勧進帳」の四天王は2人のお父さんである染五郎さんと松緑さん、それに左団次さんと勘九郎さんという豪華版。杮葺落公演ならではの贅沢さです。4月公演のチケットは完売のようです。6月までは3部制、「見逃せない」演目ばかりでお小遣いを松竹さんに貢ぐ日々が続くことに。期せずして自然なダイエットが出来るという効果もあるかもですが。・・舞台との距離が以前より近くなったような気がしたのですが「寸法はすっかり建替前と同じ」ということなので新・舞台にかける役者さん方の熱気が伝わってきたのかも知れません。1年続く杮葺落公演是非ご覧ください。

 

 

「書」の美術館〔銀座金澤翔子美術館〕

[ジミニー☆クリケット] 2013年4月15日 08:25

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銀座マロニエ通りを、昭和通りから築地警察署に向かって歩くと、左手にナチュラルローソンのお店があり、そのビルの地下1階に「銀座金澤翔子美術館」はあります。今年2月にオープンした新しい美術館です。常設で、今後数ヶ月毎に展示物の入れ替えを行うそうです。

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テレビでは何度か金澤さんが揮毫されるのを見たことがありましたが、実際に書かれたものを見ると圧倒されます。墨痕淋漓というのか、筆を運んだその勢いが、とても生き生きとしてみずみずしく、その漢字自体が持っている意味と相まって迫ってきます。

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当初、「美術館」という名称に、いまいち違和感があったのですが、金澤さんの書を拝見し、それが力強く見る者に訴えかけてくる、美しい芸術作品であるとわかりました。元気がもらえます!

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「銀座金澤翔子美術館」のHPは ⇒ http://www.shokokanazawa.net/

 

 

 

夜桜が 優しく包む 春の宵 銀座桜通り 

[銀造] 2013年4月10日 15:00

4月8日の夕方、八重洲口から外堀通りを歩き、茨城マルシェの角を銀座1丁目の京橋交番に向かおうと左折した途端に、大きく馥よかな八重桜が迎えてくれました。 ここは、銀座桜通り。 何でも知り尽くしている様に、優しく迎えて包んでくれる、そんな銀座の雰囲気にぴったり!と思う今日、この頃です。そんな素敵な八重桜、賞味期限は、4月14日ぐらいまででしょうか。

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今日は、大輪の八重桜をカメラに収めただけですが、明日はゆっくりと花見を楽しんで、銀座1丁目の名店の銘酒と肴を楽しもうと決め込んでいます。

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皆様も銀座の八重桜と銘酒、肴の名店をお楽しみ下さい。 

 

 

 

初めての歌舞伎座

[織衣舞] 2013年4月 9日 08:26

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日比谷線 「東銀座」駅中央改札口を出るともう歌舞伎座の雰囲気。お弁当・

お土産・お食事処、コンビニエンスストアまであります。もちろん切符売

り場も。奥のエレベーターで5Fに上がると屋上庭園があり、屋根瓦も見

えます。4階には1期~4期までの歌舞伎座の模型が展示されています。 

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いよいよ劇場へ。ロビー・廊下には名画や鬼籍に入られた役者さんの

お写真がところせましと飾られています。

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5種類の緞帳紹介もありました。また受付で菊五郎さん・幸四郎さんの

奥さんもお見かけしました。この日は三部を観た(一・二部は後日)

のですが、やっぱり杮落し公演ですね。人気沸騰の役者さんの揃っ

た顔ぶれ、勧進帳では勢ぞろいです。長唄・三味線・鳴物もすごい

メンバーです。里長さん、栄津三郎さん、田中傳左衛門・傳次郎兄弟

をはじめとして豪華メンバーでした。杮落しってこういうところまでも

はりつめているのですね。うれしくなりました。

 

 

 

 

歌舞伎座 柿葺落4月公演

[杏葉牡丹] 2013年4月 6日 10:00

行って来ましたっ!
新しい歌舞伎座の柿葺落公演、しかも4月2日の初日です!
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早くから切符を売り出していたものの、多彩な演目に豪華な顔ぶれで、どれを見ようか迷っているうちに時期を逃してしまい、ほとんど諦めていました。
ただ、当日しか売り出さない4階の「一幕見席」なら、中日を過ぎて少し落ち着いた頃なら、並べば何とかなるのではと、望みを繋いでいました。

それでもさすがに初日は無理だろうと諦めていたのですが、午前中に用事を済ませた帰りに、一幕見席の切符売場に立ち寄ったところ、6時開演の三部なら、1時間半位並べば買えるというではありませんか!
これは見ない手はないと、早速列の最後尾に。
係の方や前後に並んだ方達と歌舞伎の話をしていたら、あっという間に時間がたってしまいました。(5時30分に照明がついてライトアップされたときは、大拍手でした)

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ちなみに「一幕見席」とは、4階に設けられた、何幕かある演目のうちの一つしか見られない専用席。
お値段は幕によって違いますが、一番安い3階B席よりも安くなります。
幕が替わるごとに入れ替えになるので、通常の席に紛れ込まないように仕切りがあり、食堂や売店・ロビー等には行けないのが、ちょっと残念。

4月公演では第三部は「盛綱陣屋」と「勧進帳」の2幕があるので、「盛綱陣屋」が終わった段階で入れ替えになります。(ただし切符を買う時に「勧進帳」の分も一緒に買う事ができるので、両方買っていれば、居残ることができます)

現在の歌舞伎公演は、他の演劇と違って、一つの物語を最初から結末まで演じることは少なく、異なった物語の有名な一幕を取り上げて独立したものとし、それらを組み合わせて一つの公演とするやり方が、多く行われています。
勿論ストーリーを全て知っていた方が理解が深まるのは確かですが、そこの一幕だけでも十分にお話として成り立ち、見せ場もあって楽しむことができます。

学生時代は少ないお小遣いの中でやりくりしなければならず、この「一幕見席」には随分お世話になったものです。
当時は急な傾斜の階段しかなくて、自由席なので少しでも良い席をと一気に駆け上がったものでした。
ところが、今度の建物は、専用の入口から入ればすぐにエレベーターがあって、楽に4階まで行く事ができて、やっぱり新しさを実感。
更に嬉しかったのは、以前は見えなかった花道がちゃんと見えるではありませんか!

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「花道が見える」というのは凄く重要なことで、歌舞伎では主要な人物が花道から登場したり引っ込んだりしますが、その途中で必ずセリフを言ったり、演技をしたりします。
以前の4階の一幕見席では、音だけが聞こえて想像するだけだったのですが、新しい劇場では、弁慶の飛六方の引っ込みをちゃんと見ることができて大感動です。

勿論、歌舞伎座は劇場全体が一つのテーマパークの様なもので、食事をして、ロビーを歩き、そこでしか買えないものを売店で買い、調度品や装飾品・飾ってある美術品を見たりするのも、大きな楽しみです。
今度こそは頑張って、前売り券を入手したいと思っています。

 

 

「口福」な時間をー「すし善」 銀座店ー

[滅紫] 2013年4月 5日 09:00

「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは・・・・・」とかの兼好さんは書いていますが、やはり凡人には「満開の桜」がいいですね。昨日に続く今日の雨嵐で名残の桜も流石に最後となった中、銀座にやってきました。食いしん坊の友人が最近通いつめているお店です。

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「すし善 銀座店」は花椿通りの資生堂ビルの向い、福原ビルのB1にあります。「すし善」さんの本店は札幌にある有名店なのでご存知の方も多いかと思います。「喫茶去」(きっさこ)に迎えられた暖簾の先は程よい広さの13席のカウンター(奥にも9席)。この雨だというのに満席です。初めてのおすし屋さんはちょっと緊張するものですが、お店の方のほっとするような語り口にすっかり心地よくなりました。流石プロの接客です。


ランチは「福」(3,675円)、「禄」(5,250円)、「寿」(7,350円)でそれぞれサラダまたはお浸し、お椀、デザートのシャーベットがついてお値段の違いは握りの数の違いです。 


以下の写真は「寿」のものです。全種類ないのは私が先にいただいてしまったからです。スミマセン。(反省)

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アサヒ熟鮮をいただきながらウニを海水から真水に移し握る鮮やかな手許に見とれている内に絶妙のタイミングで出される12貫はすっかりお腹に収まっておりました。しっかり自己主張するアワビや口の中でほろっと崩れる穴子などどれも美味しくて食い意地の張っている私にはまさに至福の「口福」の時間。本日のデザートはさくらのアイスクリーム。今年の桜の季節の終りにぴったりのシメの味です。ちょっと贅沢なお昼をとお考えの時にオススメのお店です。ランチには特製ちらし(5,250円)もあります。


すし善 銀座店 銀座7-8-10 FUKUHARA GINZA B1

TEL3569-0068 営業時間 11:00~14:30,17:00~22:30 日曜定休

HP http://www.sushizen.co.jp/