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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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4月1日・桜五題

[江戸旅太郎] 2014年4月 3日 14:00

4月より中央区観光協会特派員になりました江戸 旅太郎(えど たびたろう)です。

中央区を歩き、目に触れたいろいろな光景をお知らせしていきたいと思っています。よろしくお願いします。

 

今回は、4月1日(火)午後、銀座から日本橋に歩いた時の五箇所の桜をご紹介します。

 

■荘川桜(しょうかわざくら)二世(電源開発本店 東銀座6-15-1  2010年に植樹) 

今年も桜の花を見ることはできなかった(一年でも早く咲いてくれ!)。

 

荘川桜とは、岐阜県高山市荘川町にある樹齢四百五十余年の桜の古木二本のこと。 この桜は、御母衣(みぼろ)ダム建設の為に水底へ没する運命にあった。

ダム建設計画を行ったのは電源開発。初代総裁高碕達之助は、「御母衣ダム絶対反対期成同盟死守会」との7年間にわたる交渉が終わった後、この桜を惜しみ

日本随一とされた桜研究家の笹部新太郎に移植を頼み込んだ。

重量合わせて73トン。移動距離600m。高低差50m。

移植された幹だけの桜に対し、地元の方々、植物研究者、マスコミなどから「桜伐(き)る馬鹿(むやみに枝を伐採すると枯れる)」と叩かれた。

その老桜が再び咲いた。まさに奇跡であった。

 

荘川桜二世については、電源開発のHPに次のようにあります。

電源開発(J-POWER)創立50周年を機として、2002年度以降、荘川桜二世植樹プロジェクトを実施。(中略)この活動の趣旨は、高碕達之助が残した魂である「人間の営みをしていく上で開発は必要であるが、できる限り自然環境に配慮し、大切にする精神」を荘川桜を通じて子供たちのこころの中に育もうとしたのです。具体的な内容は、荘川桜の種を実際に拾い発芽させた実生を1メートル程度の苗木まで育てポットに入れた上で、荘川桜のいわれを綴った銘板とともに寄贈するという活動であり、荘川桜の苗木が育っている所には、銘板が一本立てられており、荘川桜の説明がされています。

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■阿国桜(歌舞伎座5階屋上庭園)

昨年落成なった歌舞伎座。5階屋上庭園の阿国桜は、まだ蕾が多かった。

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■銀座桜通りの桜

高速脇の桜、満開。

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■日本橋2丁目さくら通りの桜

街の満開の桜トンネル(見事!)。

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■日本橋の桜

乙姫広場と滝の広場の桜、満開。

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皆さんも街の中にある桜を満喫して頂けたらと思っています。

 

 

中央区蕎麦紀行~「銀座のおしゃれな蕎麦カフェ」

[下町トム] 2014年4月 3日 11:00

ぼくは無類の麺好きですが、なかでも特に"蕎麦"が大好きです。昨年、NPO江戸ソバリエ協会認定の"江戸ソバリエ"の資格を得ることができましたので、一層蕎麦の魅力に惹き込まれている昨今です。

中央区には人気の蕎麦屋さんがたくさんありますし、蕎麦にかかわる歴史や文化もところどころに残っているはずです。これから時々区内のそんな蕎麦文化を訪ねて、皆さんとともに魅力を再発見していきたいと思います。

naru0 (2).JPG第1回めの今日は、東銀座に最近オープンした〔蕎麦リストランテna-ru〕をご紹介します。既にテレビ番組でも紹介され注目されている店です。そのおしゃれな外観はとても蕎麦屋には見えないのですが、中に入ってみると何とも居心地がよく、清潔感あふれる内装や調度にはセンスが感じられます。

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さまざまな創作料理も素敵だし、日本酒も厳選された銘酒が揃っています。相談すると料理に合うお酒をアドバイスしてくれます。そして蕎麦をイタリアンな味付けでいくつかの種類で楽しむことができます。例えば濃厚なチーズが蕎麦に合うなんて不思議な気がしますがこれもベースの蕎麦の味がしっかりしているからなんですね。

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もちろん、もりそばにして蕎麦そのままにしていただくのもいうことありません。つけ汁に少しオリーブオイルを垂らすというのもこの店のお薦めの食べ方です。

3月からランチタイムも始まりました。千円ほどでうまいそばと小さなどんぶりものが楽しめます。

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若くてかっこいい新進気鋭の店主が確かな腕と意欲ある姿勢で臨んでいます。〔中央区観光協会〕事務局の入居する〔京橋プラザ〕のすぐそばですから、皆さんもぜひ一度お立ち寄り下さい。新しい蕎麦の楽しみ方を見つけることができるかもしれませんよ。

 

 

銀座マロニエ通りと1本の桜

[ジミニー☆クリケット] 2014年4月 2日 11:00

銀座には、樹木の名前を冠した通りが、中央通りと交わる形で北から順に、銀座桜通り柳通りマロニエ通り通っています

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この銀座マロニエ通りには、文字通りマロニエ(トチノキ科)が街路樹として植えられていて、マロニエは落葉樹のため、冬が終わって春が来たこの時季、一斉に芽吹き始めたところです

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そんな銀座の通りに、1本だけの木があり、今、満開ですこのの木、よく見ると、街路樹に巻きつくように生えていますの木は、それなりの樹齢を感じさせる幹の太さで、不思議な光景です

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場所は、マロニエ通りが外堀通りから始まって昭和通りの手前で終わるので、正確には、マロニエ通りが終わってその延長上、昭和通りと交差してさらに東側に延びた通りに、このの木はあります

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銀座桜通りも満開、この通りの1本のも満開です

 

銀座和叶

[阿舒庵亭主] 2014年4月 1日 14:00

観光ガイドの仕事をしていると「キモノが見たい」というお客様のご希望が多いので、街を歩いていても和服や和装小物の店が気になります。そんなお店の一つが銀座一丁目の「銀座和叶」さんです。

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お店の中をのぞいてみるとラベルに英語の説明が書いてあったのでますます興味をもってついには中に入ってみました。最初に目についたのは「花嫁のれん」という加賀友禅に家紋を染め抜いた暖簾。加賀では結婚式の当日、婚家の仏間の入り口にかけられ、花嫁はそれとくぐって仏壇にお参りしてから結婚式に臨むという縁起物です。

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そして、帯地だろうか、金襴を額に納めたものや、着物地で作った表紙のノートやリボンなどが展示されています。また、沢山の綺麗な着物が保管されています。マネキンに着せて展示している着物や衣桁にかけた着物も見られます。どれも外国人が好きそうな美しい着物ばかりです。

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お店の方に伺うと関西方面を中心に古い着物を集めて、主としてネットで中国や欧米に販売するのが主とのことでした。値段もピンからキリまであるが思った以上に安い価格で販売されています。すでにこの地で七年ほど営業されているとのことですが、近々、日本橋の新しいオフィイスに移転されるとのことでした。この次は海外からのお客様と訪れてみたいと思うお店です。