中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

日本橋から東海道へ 土日の銀座は歩行者天国です

[銀造] 2014年4月12日 17:00

 

 

 今日は、日本橋から東海道を楽しく歩きましょう。

おっと、その前に、日本橋でのお土産はお求めになりましたか?

日本銀行、貨幣博物館、煕代照覧などはご覧になりましたか?

名店でのお食事は楽しまれましたか?

それでは、五街道の始発点日本橋から、京橋、銀座を通って品川宿に向かいましょう。

東海道は、中央区にある間は、中央通り、京橋から新橋までの間は銀座通りとも呼ばれます。

そうこうお話しているうちに、もうコレド日本橋まで来ました。

コレドとは、造語で、「東京の中心」という意味の"Core of Edo"を縮めて、Coredo と呼ぶ様に命名されたそうです。

玉露を発見した老舗の山本山さん、百貨店建築としては初めて重要文化財に指定された髙島屋さんに寄る時間が持てれば良いですね。

 

 八重洲通りの真ん中には、中央区が平和宣言をした記念の、「平和の鐘」が置かれています。

http://www.city.chuo.lg.jp/heiwa/monument/kane/index.html

この鐘がオランダ製ということ、そして手前にはオランダ船「リーフデ号」に乗船して、

英国人ウイリアム・アダムスともに豊後に漂着したヤン・ヨーステンの碑があるのも興味深いです。

ヤン・ヨーステンは徳川家康の厚い信任を受けて、貿易、外交、防衛などのコンサルタントとして

江戸城近くに住み、その地は八代洲河岸と呼ばれたとのこと。地名と場所の変更についての説明は割愛しますが、「八重洲」という地名は、彼に由来しているのですね。

さて、贈答用の果物だけでなく、フルーツ・バイキングでも有名な京橋千疋屋さんの前を通り、Tokyo Square Garden をすぎると、

首都高速の手前右手に、江戸歌舞伎発祥の地碑、京橋大根河岸の碑があります。

警察博物館と京橋交番の辺りを一周してみましょう。明治の大火により建設された「煉瓦銀座の碑」など、どれも、江戸時代からの歴史を感じさせてくれる案内碑です。

大正時代の京橋の石柱と京橋交番を見比べてみましょう。 交番を設計した方の美的センスに敬服します。おっ、ガス燈も点灯していますね。

20140407 011.JPG

20140407 011.JPG

ほどなくして、「カバンのタニザワ」さんのお店があります。鞄という漢字、実は、こちらの先代が考案したとのこと。

その鞄という字が明治天皇のお目にとまって、質問を受けたとの話はあまりにも有名です。

ちなみに、中国語では、カバンの事を「 包 」と書くそうです。 

 

 銀座2丁目では、銀座発祥の地碑を読むと、銀座の発祥の由来が興味深いです。

http://www.chuo-kanko.or.jp/guide/spot/ginza/ginza_05.html

 

 中央区初めて物語で紹介されるお店を探訪しながら、ゆったりと街歩き気分で、東海道をゆっくりとお楽しみ下さい。土日は、正午から始まる銀座の歩行者天国をお楽しみ下さい。

銀座八丁目、もう、ブラジルコーヒーのカフェ・パウリスタまで来ました。こちらで、美味しいコーヒーを召し上がり、「銀ブラ証明書」をもらっていきませんか?

 何か、忘れ物? 銀座を歌った沢山の歌謡曲があります。 「銀恋の碑」を見て、歌って行こうという方は、銀座教会の向かいの銀座インズの植え込みへ。素敵な恋の思い出がよみがえることでしょう。

それでは、品川宿そして以降の52次をお楽しみ下さい。 Boa viagem ! 

 

 

桜を愛でて(?)、行き着くところは銭湯におでん...

[けんけん] 2014年4月12日 09:00

初登場でございます。街歩きと飲み食い大好きの「けんけん」と申します。よろしくお願いします。

 

さて、桜シーズンも終わりに近づいた先の週末に、室町あたりからお散歩をしてきました。

BOJ.JPG

新しい施設もオープンし、買い物や食事の方たちでごった返していたCoredo室町周辺の桜はすっかり葉っぱが多くなっていましたが、少し離れた日銀あたりではまだまだみられる感じでした。

 

で、日本橋へ。ここでも少し葉っぱが目立ったかな。

Nihombashi Sakura.JPG

 

Akebono.JPGそこから中央通りを一気に銀座まで。

銀座4丁目交差点に差し掛かると、甘~いいちごの香りに惹かれて、「銀座あけぼの」(銀座5-7-19)さんへ。

 

 

 

店頭では「銀座本店限定」という「いちご大福」が販売されておりました。気が付けば数人程度の行列に並び、家族へのおみやげとして4個購入しておりました。(肝心のいちご大福の写真がピンボケでしたね...

 Ichigo Daifuku.JPG


  

ここから一本通りを入ってすずらん通りへ。実は室町からはるばる歩いてきた本当の目的地はここ、「金春湯」(銀座8-7-5)さん。

Konparuyu.JPG

街歩きで少し疲れて汗ばんだ時には、町の真ん中の銭湯でリフレッシュするのがいいんじゃないっすか?

さすがは下町の銭湯。お湯は少し熱めの43.6度。ジェットバスで背中・腰・ふくらはぎあたりを程よくマッサージできたころには、首から下はすっかり桜色でございました。(桜つながりね

 

 さ、時間も4時を回りました。

街歩きに加えお風呂上りで少し小腹が...と、金春湯さんを出て少し銀座4丁目方面に戻ったところにタイミングよくあるのが、おでん屋の「やす幸」(銀座7-8-14)さん。Yasuko.JPG


さっそく鍋前のカウンターに通していただき、生ビールを一杯。あぁ、至極のひと時でございます。シャンプーした髪も半乾きのまま、大のお気に入りの豆腐、そして糸こんにゃくをいただきました。

Oden 2.jpg

ほとんど透明のお出汁なんですが、これが絶品なんですね。豆腐にもしっかり味がしみておいしくいただきました

 

調子にのってビールを2杯も飲んだので、すっかりいい気持ちに。

この日の街歩きはほどほどにしてバスに乗り、家路に急いだのでありました。

さ、次はどこへ行こうかなぁ。

 

 

 

 

春のフラワーガーデン2014

[サム] 2014年4月 8日 09:00

R0028362LS.JPGR0028396RS.JPG ファンケル銀座スクエア(銀座5)最上階10Fの「ロイヤルルーム」。

普段は開放していないフロア一面を美しい春の花々で埋め尽くして「春のフラワーガーデン」が開催されています。

会期は4月4日~10日(11:30~18:30)。

珍しい品種も含め、可憐な色とりどりの春の草花と共に、「夢の実現」をテーマに寄せ植えした約30基のコンテナガーデンコンテスト作品も展示され、加えて花の絵をモチーフにした絵画の展示販売も行われています。

テラスガーデンにはウッディーな雰囲気のチェアとテーブルがセッティングされ、花柄のテーブルクロスの上にはフラワーアレンジメントが飾られています。

地上40mのプチ空中庭園で、やわらかな日差しを浴び、春の訪れを体感しながら、くつろぎのひとときを過ごせます。

 

R0028374RS.JPG   R0028398RS.JPG   R0028423RS.JPG   R0028405RS.JPG

R0028386RS.JPG   R0028388RS.JPG   R0028390RS.JPG   R0028407RS.JPG

          

           

 

 

三原橋地下街

[佐平次] 2014年4月 4日 14:00

入り口.jpg階段.jpg地下街.jpg

三原橋地下街(みはらばしちかがい)は、東京都中央区の東銀座駅と銀座駅間の晴海通りにある地下街である。
銀座4丁目の交差点から5分も歩かないところに昭和レトロを感じさせる場所があるのです。

 
 昭和27年12月に三十間堀川を埋め立てられたが三原橋の橋桁を残したまま晴海通りの下に造られた地下街であり、映画館、パチンコ屋、飲食街など娯楽施設として賑わってきた。
地権者である東京都は耐震性への不安などから閉鎖取り壊しをを決定し多くの店も立ち退いて現在も営業している二店舗も今月閉鎖されるという。
 ところが、現存する日本最古の地下街ということで保存、再生しようという活動が専門家や学生の間に広まり、その動きに呼応した建築家や研究者らが「三原橋の将来を考える会」を発足し地下街を残した街づくりを検討するという。
 地下街を設計したのが帝国ホテルを設計したフランク・ロイド・ライトの直弟子の土浦亀城氏であり「江戸からの水の都の歴史や庶民文化の生き証人であり過去のものとして忘れ去ってしまうのはもったいない」...ということらしい。

 晴海通りから数十メートルのところに地下街の入口があり、降りていくと両側にピンク映画の看板や一杯飲み屋、アダルトグッズの店にパチンコ屋、ラーメン屋など少し怪しげな店が立ち並び高校生の頃にはドキドキしながら用もないのに地下街を横断したものだった。
 その後数十年、近くには行っても別に立ち寄ることもなく、何となく「まだ映画館なんかやっているんだ?...」とは思っていたけど、華やかなビルや高級ブランドショップの集まる天下の銀座の、そのまたど真ん中からほんの数分のところに、このような猥雑な場所が未だ残されていたほうが不思議なくらいである。
近代的な美しいビルもイイし清潔な街の銀座もイイ、でも、近くに、かって三十間堀川があった場所に造られた古びた地下街があるなんて無機質の街の中で人の存在がかんじられて楽しい。
 是非とも三原橋地下街は残して欲しい。 それも昭和レトロを感じさせる雰囲気を残したまま、イヤ、江戸小説のファンとすれば、かつてのお江戸三十間堀川をも感じさせるものに出来ないだろうか?...。
(東京新聞3月26日夕刊から抜粋、写真はWikipediaより著作権放棄によるパブリックドメイン画像をお借りしました)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%8E%9F%E6%A9%8B%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E8%A1%97


 昭和40年代の初め頃まで銀座メトロの京橋駅の構内の改札口の脇を通り過ぎるとメトロホテルというラブホ?があったし、もっと前だが銀座メトロ新橋駅の構内には新橋メトロという映画館があり(今は壁になって分らないが銀座八丁目側の階段を降りて左側にあった)、JRの新橋駅に通じる構内にはクリーニング屋、床屋、おもちゃ屋など小さな店数十店が集まったアーケードがあったのですよ。

 銀座は八丁目までなのに銀座9があります。 ここは汐留川を埋め立てて高速道路を通し下をショッピング街としたものです。
埋め立て前はボート屋があり、浅草行きの水上バスの乗船場があり、夜になると、おでん屋やラーメン屋などの屋台が連ねていました。

 そうそう、「銀座九丁目は水の上...」っていう歌が流行りましたっけ。 そのころの銀座は、間違えなく人の息吹を感じさせる街でありました。

 

 

銀座の猫専門の画廊~シャトンdeミュー

[杏葉牡丹] 2014年4月 4日 09:00

世界中の一流ブランドや、グルメが集まるお店が並ぶ「銀座」。

様々な顔を持つこの街ですが、実は「画廊の街」でもあるのをご存知でしょうか?

ちょっと気をつけて歩いてみれば、国宝級や億単位の価格のつく美術品を扱う画廊もあれば、雑居ビルの小さな一画で開催されている個展やカフェギャラリー等、様々な画廊が目に入ります。

毎年恒例の、観光協会特派員がご案内するまち歩きにも、「銀座の画廊めぐり」というコースがあって、たくさんのご応募をいただいています。

 

ck1203_20140401 (5).jpgそんな中で、一年中『猫』をテーマにした作品だけを展示しているのが、銀座7丁目の「シャトンdeミュー」です。

オープンしたのは昨年9月ですが、もともとこの場所は「ボザール・ミュー」と言って、美有さんという方がやっていた、銀座で初めての「猫専門」の画廊。

約30年も続いた歴史に一段落つけようとしたところ、この画廊を「故郷」とも慕っている作家さんたちが、閉廊するのを惜しみ、そのうちの有志が引き継いで営業する事になったものです。

その為、新しい画廊の名前は、ミューの子供たち、という意味で「シャトンdeミュー」と名付けられたのだそうです。

 

新しくなって少し変わったのは、バックヤードの一部が猫グッズのショップになったこと。

個展を開いている作家さん以外の方の、小物やポストカード等も販売されています。

ck1203_20140401 (4).jpg ck1203_20140401 (3).jpg

 

それ以外は何も変わらず。

作家さんと来廊した人だけでなく、たまたま居合わせた人同士で、猫談義に花が咲く温かい雰囲気は相変わらずです。

 

3月31日~4月8日(2日は休)までは、花の中に遊ぶ猫や妖精を描いた作品を揃えた『花と猫と妖精展』が行われています。

 

ck1203_20140401 (2).jpg

そしてその次の4月10日~19日は、中央区出身の山中翔之郎さんの個展『光の中へ...再び』が行われます。

山中さんは、特別に専門的な勉強をしたわけではなく、リハビリの為に自宅の飼い猫をモデルに描き始めたのがきっかけで才能が認められ、40才を過ぎてからプロの画家になった人。

今は亡き愛猫「元さん」を初め、彼の作品に登場する猫たちは、本当に見る人の心を癒してくれます。

 

このシャトンdeミューを立ち上げた有志の一人でもある山中さん、今回は15年前の初心に戻って、自分を絵の世界に導いてくれた「光の中で...」というシリーズの新たな作品に挑戦しているのだそうです。

 

「ボザール・ミュー」のオーナー美有さんも、しょっちゅういらしているとの事なので、生まれ変わった「シャトンdeミュー」で、山中さんの新作と共に、沢山の猫好きの方たちにまたお目にかかって、猫談義で温かな気持ちになるのが、楽しみです。

 

シャトンdeミュー

銀座7-5-15 銀座蒲田ビル4F

電話(6228)5667

ck1203_20140401 (1).jpg


山中翔之郎 個展

「光の中へ...再び」

4月10日(木)~19(土)

12時~18時30分(最終日は17時まで)

会期中は無休

ck1203_20140401 (6).jpg

 

 

 

江戸バスで 楽しく巡る 花見かな

[銀造] 2014年4月 3日 18:00

 4月2日朝、清々しい朝です。
思い立って、江戸バス南循環で、お花見に出かけました。
中央区役所前の築地川亀井橋公園、祝橋公園の桜が見事です。
20140402 001.JPG20140402 002.JPG20140402 005.JPG

 
ほどなく、京橋築地小学校、築地本願寺横を通りましたが、

こちらの桜も待ちに待った温かい春の訪れを歓迎するかのように、満開です。
20140402 006.JPG20140402 007.JPG
 
聖路加国際病院前でも、鉄砲洲児童公園でも朝の光を浴びて、ソメイヨシノが微笑んでいるようです。
20140402 010.JPG20140402 021.JPG
 
バスは、南高橋を渡り、新川、中央大橋を渡り、佃島小学校の前に差し掛かりました。
20140402 022.JPG20140402 025.JPG
 晴月橋周辺の桜も見事です。晴海トリトン、勝どき駅前、豊海町を経由して、勝鬨橋を通過しました。

勝どき橋西(ニチレイ本社前)で下車して、隅田川テラスの桜を満喫することにしました。

 外国からのお客様も、こちらの桜を撮影していました。Ouh! Beautiful !

20140402 036.JPG20140402 038.JPG

 

 江戸バスが区民の足として利用できるようになり、早や4年。
料金は消費税込100円で、一日乗車券は300円。

乗り換え指定場所で、乗換券をもらうと100円だけで、お安く移動できます。
 さあ、あなたも江戸バスで花見に出かけませんか?
北循環の花見は、こちらの以前のご報告をご覧ください。
/archive/2010/04/post-307.html

おっと、昼食、お散歩の前後のお食事は、美味しものがいっぱいの、築地でどうぞ