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「銀座には、なぜ超高層ビルがないのか」 購読のお勧め

[銀造] 2014年6月20日 14:00

 

 皆さん、「銀座には、なぜ超高層ビルがないのか」、ご存知ですか?
「それは、区役所が高さ制限の規制をしているからだろ」、「うん、"銀座ルール" というのがあるからだろ。」という返答が返ってきます。
 
私は、10年ほど前なら、それについて何ら疑問を持ちませんでした。
銀座が好きで、銀座通りだけでなく、並木通りとか、マロニエ通りなどを歩くのが好きでも、「何で銀座を歩くのが好きなんだろう?」とも考えませんでした。
歩道が整備されているからだけではありません。 目に優しい空間、落ち着いた建物の色、ウインドウの中の洒落たジャケットなど。
そして、銀座通りの歩行者天国。人々は、決して、急ぎ足では歩いていません。
こういうことが重なって、ゆったりと銀ブラを楽しめるのだなあ、と感じ、考えることが出来るようになりました。
 
最近、「銀座には、なぜ超高層ビルがないのか 」ということを、追及してみようという気になりました。 そんな時に、この本を教文館で見つけました。

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著者は、銀座街づくり会議・銀座デザイン協議会事務局長の 竹沢えり子 様です。
この方の講演は、築地社会教育会館での「銀座学」、紙パルプ会館での「環境まちづくりフォーラム」でお話を拝聴したことがありました。
しかし、限られた時間内での、「銀座フィルター」とか、「銀座ルール」などについて理解を深めることはできませんでした。
その後、宅地建物取引主任者試験に合格し、地区計画などの開発に関する制限などの新しい知識も出来て、違った興味も湧いてきて、この本の事を知りました。
 この本の構成は、次の様になっています。
第1章 銀座とはどんな街か
第2章 大規模開発前夜、90年代の銀座
       第一次地区計画「銀座ルール」の策定
第3章 200メートルの超高層ビルが銀座に?
       2004年から「銀座街づくり会議」が始動
第4章 銀座の声を行政に 
第5章 新建築は銀座との事前協議が必要に
     銀座デザイン協議会の船出
エピローグ
あとがき

 
 (読後感想とお勧め)
 銀座の歴史、江戸町人地の土地と建物との関係がつくりだした空間サイズを基本としている事、
銀座の街並みは財産だと大事にされてきたこと、だから銀座の街歩きは楽しいのだとか、気づかされます。
 この本の中には、「共有」という言葉が何回も出てきます。大規模開発に対して、住民、店主の方々の現状認識と将来に対するビジョンの共有、価値観の共有とか。
銀座三越の増床計画については、空中回廊の設置はどうして可能になったのかという疑問が晴れました。
歌舞伎座の建て替え計画については、なぜ、従来の高さ制限をクリアできたのかも分かりました
そして、銀座6丁目計画についても、詳細に記述されています。
 著者の方が凄い、偉いと思ったことは、豊富な語彙だけでなく、形容詞、副詞を使用した、しっかりとした文章の記述です。これが、「銀座らしさ」の文章かと感嘆しました。
そして、建築基準法とか、都市計画に関する知識が凄く豊富だなっと思っていたら、あとがきのところで、 大学の門をくぐり、ご自分がかかわってきたことについて改めて勉強したとの事。本当に敬服しました

 

 中央区在住在勤の方々に限らず、建築、宅建業、デザイナーさん、いろんなジャンルの方々に購読をお勧めします。
   銀造

 

 

アジサイの季節 <晴海トリトン>

[サム] 2014年6月11日 09:00

R0029010LS.JPGR0028987CRSG.JPG 今年は5月31日、平年より7日早く、東京地方に、「紫陽花(アジサイ)の "真の花" の開花」宣言が出されました。

そして6月5日、梅雨入り。

「花のテラス」「緑のテラス」「水のテラス」の3つのテラスと「ノーストリトンパーク」「サウストリトンパーク」の2つの緑地から構成され、600種10万株以上の植物で彩られる、晴海トリトンスクエアにも、「ヤマアジサイ」「ガクアジサイ」「ツルアジサイ」の他、所謂「西洋アジサイ」(流通名ハイドランジア)、北米産系の「カシワバアジサイ」等、多くのアジサイが植栽されています。

アジサイは交配され改良された品種も多く、

①花冠の形状 (中心部の"真の花<両性花>"を覆って花弁状の萼片の"装飾花<単性花/中性花>"が球形の花序を形成している"手毬り咲き"、装飾花が両性花を取り囲む"ガク咲き")

②装飾花の咲き方 ("一重咲き" 、"八重咲き" )

③花弁<萼>の形状(丸弁、剣弁、細弁、キザミ弁、ヘラ弁・・・)

④変化に富む花色

等々、その多様性を楽しむことができます。

今回は「カシワバアジサイ」3種(一重咲き-①、八重咲き-②、八重"玉咲き"-③)、「ツルアジサイ」-⑥、「ハイドランジア」-⑦~⑩、「アメリカノリノキ」の園芸種 "アナベル"(白-④、ピンク-⑤) を取り上げてみました。

ツルアジサイがツタと共に壁面を這う様はユニークな情景です。

尚冒頭の画像は花のテラスの ハイドランジア"エンドレスサマー"。

通常のアジサイと違い、その年に伸びた枝に花をつけるので、秋まで長く楽しめる由。

 

     ①          ②          ③          ④         ⑤

R0029005RRS.JPG  R0029002RRS.JPG  R0029035RRS.JPG  R0029008RRS.JPG  R0028995RRS.JPG

     ⑥          ⑦          ⑧          ⑨         ⑩ 

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梅雨の合間の朝の風景(銀座3丁目)

[ジミニー☆クリケット] 2014年6月10日 17:00

銀座並木通りとマロニエ通りの角に建つ、バーバリーの入っているビルを見上げると

bur1.JPGビルの窓ガラスを清掃する人たちの姿がありました

bur2.JPGただ今午前7時、梅雨の合間の、銀座の朝の風景です

お仕事、ご苦労様です m(_ _)m

 

 

銀座三越 FIFA WORLDCUP 2014 OFFICIAL EVENT SHOP AT 9F TERRACE ROOM

[銀造] 2014年6月 9日 19:12

 銀座三越の9階にあるテラス・ルームにて、"FIFA ワールドカップ 2014"の オフィシャル・イベント ショップが開店しています。

期間は、6月4日から17日(火)までです。 

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お店には、元日本代表選手の履いたスパイクや、現在の選手のユニフォーム、今回のワールドカップの開催予定などのご紹介に加え、ワールドカップ開催を祝う各国の旗がデザインされたT-Shirts、各国の応援のタオル、日本代表を応援するには必携の"サムライ・ブルー"のトート・バッグや団扇、ワールドカップのレプリカなどが販売されています。

 

サッカーファンには、欲しい物ばかりで、たまりません。 Quero todo isso

 

私は、①日本代表を応援するサムライ・ブルーの団扇、②緑とカナリア軍団の黄色のハンド・タオル

③真ん中にボールが描かれていて、そのボールの中心には、"FIFA WORLD CUP Brasil "のロゴが、ハンカチの下には、"2014 FIFA Worldcup  Brazil のロゴが入ったハンカチーフを購入しました。ご参考までに、Brail はポルトガル語表記、Brail は英語表記です。これは、使うのがもったいないので、ポケットチーフにしようっと。

商品の写真はお見せできないと思いますので、お店にてご確認下さい。

 同じ9Fでは、6月10日まで、"Abraco do Brasil "(Abraco の c は、セ・シジリャスです)というキャッチコピーで、ブラジルをご案内するイベントがあり、サンダ~リアス、ブラジル原産の黄金に輝く「い草」の様な植物で編んだ小物入れやネックレスなどが販売されています。 Ah, tenho saudade do Brasil.

 

 

 

「待ってました!」復帰の仁左衛門さん―六月歌舞伎座

[滅紫] 2014年6月 8日 09:00

右肩腱板断裂の手術で休演していた仁左衛門さんが昨年10月以来7か月ぶりに舞台に戻ってきました。歌舞伎座入り口で松嶋屋の番頭さんのお顔を見るのも久しぶり。

 

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出演するのは昼の部最後の舞踊「お祭り」。20年前に大病から復帰した時と同じ演目です。幕が開いて浅葱幕が落とされると大拍手。大向こうから「待ってました!」と声がかかると「待っていたとは有難い」と鳶頭が応えるのがお約束ですが、大向こうならぬ1階席の後ろの方からも。7か月も待たされたのですから気持ちはよくわかります。

「からみ」は中学三年生になった孫の千之助さんです。インタビューによると「復帰後のお祭りではからみはすっきりと」という十八代目勘三郎さんのアドバイスに従っているとのこと。しばらく舞台で見ない間に千之助さんもすっかり大人っぽくなってきました。隣の席の中年の男性が幕が下りたあと、「幸せ!」とつぶやいていらしたのが客席の気分を代表しているようでした。夜の部「蘭平物狂」で松緑さんの長男、大河くんが三代目尾上左近として初舞台となるのも話題です。

 

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昼の部はお国山三の「春霞歌舞伎草子」、「実盛物語」、大石最後の日」、夜の部は他に「素襖落」「名月八幡祭」です。

6月25日まで お問い合わせはチケットホン松竹 0570-000-489(10:00~18:00)

 

 

 

銀座アンナカフェ タンゴの歌が聴こえる 素敵なお店

[銀造] 2014年6月 3日 14:00

 銀座アンナカフェは、歌手の冴木杏奈さんがプロデュースする喫茶、軽食が召し上がれる素敵なお店です。
お店の中では、冴木杏奈さんが歌うアルゼンチン・タンゴの甘くて切ない歌声が流れてきます。
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今日は、お店の前を通ると、モーニングセット300円(8時から10時まで)の紹介のPOPが。
「ハワイ島ヒロ、マウンティン・ビューの自家農園(FランドRumikoのコーヒー農園)、自家栽培、無農薬、手摘みのFマウンティンコーヒーは、琥珀色の香高く、まろやかですっきりした飲み心地のコーヒーです。」とあります。

 
昼食には、「杏奈さんイチオシ」のメニューがあります。
 色鮮やかな、「スパムDON」 Que bueno

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 「具がごろごろ、たっぷり野菜カレー」など。

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冴木杏奈さんのCD、彼女がデザインのコーヒー・カップ、
フランス産のチョコレートクッキーなども販売されています。 ちょっと寄ってみませんか?
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白地に赤い歌い手のカップも素敵でした。(お値段は、すべて2014年5月30日現在のものです)
 お店の住所は、銀座2-14-18 です。
電話03-3544-9332、営業時間は8時から17時までで、土日祝祭日は定休日です。