[銀造]
2012年8月27日 08:44
8月22日、日本の大手海運会社商船三井の外航クルーズ客船にっぽん丸の船内が無料で見学できるというので、葉書で応募、妻と二人で見学をしてきました。写真は、晴海ふ頭に停泊中のところを "ゆりかもめさん" が撮影して送って頂いた物です。
にっぽん丸は、総トン数21,903トン、船体の長さは約160m、乗客定員600名です。 "動くホテル"といわれるクルーズ客船だけあって、船内の設備だけでなく、応対するスタッフの接客は一流ホテルのコンシエルジェに引けをとりません。 説明して頂いたお話では、
1)クルーズ料金には、食事代が含まれていますが、さて、一日何回食事が提供されるかとのクイズ? 朝飯前の軽い食事、朝食、お茶とお菓子のサービス、昼食、アフタヌーン・ティー、夕食、その後の夜食などを計算すると、9回も食事が楽しめるそうです。
2)食べすぎたら、船内にはアスレチックの施設があります。 ご心配なく。
3)プールもあり、まさに都心のホテルが動いているようです。
4)緊急脱出用の救命ボートには、何が積まれているかのクイズ。 食料、水のほかに、何と!釣具も備品として搭載されているとのこと。
5)船内にはカジノがあり、ブラック・ジャック、ルーレットが楽しめます。 但し、現金には換金できません。 景品がもらえるとのことです。 ちょっとした、ラス・ヴェガス気分ですね。
いやぁ、ゆっくりと休暇を取って、船旅を楽しんでみたいですね。"にっぽん丸"について、詳細は、http://www.nipponmaru.jp/
晴海ふ頭の施設と、入船情報はこちらで。 海は素敵だなぁ http://www.kouwan.metro.tokyo.jp/yakuwari/port/harumi/index.html
[杏葉牡丹]
2012年8月24日 08:30
開店当時から噂に聞いていたものの、ドツボにはまってしまうのが恐くて、ずっと行かずにいました。
でも、でも、やっぱり、行ってしまったのです。
その店とは、歌舞伎・映画・演劇専門の古書店『木挽堂書店』。
歌舞伎座と文明堂の間の道に入り、茜屋珈琲店のドアの横の階段を上がれば、そこは宝の山!
歌舞伎や演劇、昔の日本映画が大好きな人にとっては、何時間いても飽きることのない場所です。
店主の小林さんは、松屋の裏にあった「奥村書店」にいらした方。
戦後の銀座の夜店から始めて、歌舞伎・古典芸能・演劇関係の品揃えが豊富で有名だった奥村書店は、著名人のエッセイ等にも登場しますが、歌舞伎座の帰りに寄ったという方もいらっしゃるかと思います。
奥村書店は古書が中心でしたが、こちらは、ポスター・チラシ・ブロマイド・色紙等の品揃えも豊富。
棚に入りきれずに、床から山積みになっている中を捜すのはちょっと勇気がいりますが、チラッと表面を見るだけでも、あっ!あんなのがある、こんなのもあると、ついつい時のたつのを忘れてしまいそうです。
ただ、古書独特の紙の匂いが余りしないので聞いてみたら、店主の小林さんが、独立して自分の自由になるのだったら、2つの事がしたかったとのことで、1つはお香を焚くことで、もう1つは音楽をかけること。
というわけで、微かにお香の匂いが漂い、流れるBGMは坂本龍一でした。
店主の小林さんに「こちらにオープンされたのは知っていたのですが、行けば欲しいものが沢山あって目の毒なので、今まで来ませんでした」と言ったら、「そういう話はよく聞きます。
でも、お気軽にいらしてくださっていいんですよ」と言って、他愛もない芝居談義にも付き合ってくださいました。
比較的お若いこともあって、昔ながらの「寡黙で取っつきにくい古本屋の店主」というイメージとはちょっと違う、気さくな感じの方です。
定休日をうかがったら、「歌舞伎公演をやっている時は原則として無休です。
だから猿之助さんの襲名の時は大変でした(笑)」とのことですが、詳細についてはホームページに出しているので、そちらを見て欲しいとのことでした。
【木挽堂書店】
中央区銀座4ー13ー14
銀座メイフラワーハウス2階
03(6426)1362
http://homepage3.nifty.com/kobikido_shoten/
[銀造]
2012年8月23日 15:00
Cafe Bar Bistro Restaurant "Le chat souriant"は、銀座2-4-5にあり、2011年10月にオープンした、銀座レカンL'e crin の姉妹店です。ウイークデイのランチは、1千円前後で楽しめます。 今日は、8丁目まで銀ブラの後、ホリデイランチコース¥2,300を注文、大変お値打ちな料理を楽しむことが出来ました。 ¥2,300になると、サラダは、海老、いか、帆立貝、白身魚が加わり、オードブルとなります。メインは、本日の鮮魚または大山鶏むね肉のパネフリットです。今日は、目抜けのソテーを注文。
デザートは、4種類から選び、cafe'も中々美味しかったです。
夜は、やはり銀座レカンの姉妹店だけあって、それなりのお値段になります。 価値ある、ホリデイランチ、お試しあれ!なお、店名の意味は英語で言うと、The smiling cat との事です。http://www.lecringinza.co.jp/lechatsouriant/
[さとけん]
2012年8月22日 13:00
中央区の銭湯廻りもそろそろ終わりが近づきました。あと4箇所です。
今回ご紹介するのは、築地の「寿湯」と勝どきの「勝どき湯」です。
「寿湯」は築地6丁目にあり、銀座や築地市場が近く、地元の人だけでなく、近くで
働いている方もこられているような気がしました。
次は「勝どき湯」さんです。マンションの地下にあり、入口とフロントは銭湯と言うよりは
スパというイメージですが、お風呂場はサウナと水風呂がある以外は普通の銭湯とい
う感じです。タイルに船の船窓を思わせる装飾があって洒落ています。お風呂の温度
は41℃でしたが、夏場ですので、熱く感じました。
あと2箇所、湊湯と日の出湯です。皆様も夏の思い出にぜひ、銭湯廻りをお楽しみ
ください。
[小江戸板橋]
2012年8月22日 08:30
夏の帰省の季節が過ぎました。
草むらに、虫の音を聞くこともあるのですが、
いまだに燃えるような陽射し、照り返しは、どうにかなったかの様。
熱をたっぷり含んだ風が止まると、寝ていても汗がじっとりと滲んできます。
こうした寝苦しい夜は、怪談噺と相場が決まっています。
昔、映画館には、上映のシーンを描いた看板が掲げられていました。
毒々しく油絵具を盛った怪談の絵は、薄明りの中で急に現れると、ゾクッとしました。
その上映期間中は、意識して映画館の前を通らないようにしたものです。
数ある怪談噺の中で、堂々トップに君臨するのは、『東海道四谷怪談』だと思います。
四世鶴屋南北の作による歌舞伎狂言。
評判を呼んで、回を重ねるごとに、様々な趣向が取り入れられます。
戸板返し、提灯抜け、毒を盛られて・・・、思い浮かべるだけでも怖いこと。
三遊亭圓朝の落語をはじめとする演芸や、数々の映画やテレビドラマに取り上げられ、進化をしてきました。
その度に、凄みを増したり、可愛くなったり、千変万化。
主人公のお岩様を祀った神社が、中央区にもあるんです。
新川2丁目の田宮於岩稲荷神社。
四谷左門町の御家人、田宮家の屋敷社が焼失し、明治12年に移転してきたといいます。
区民有形民族文化財に指定されているお百度石は、初代市川右団次が興行を記念して奉納したもの。
新富座にもほど近く、花柳界や歌舞伎関係者に信仰され、賑わったといいます。
噺は、時代を超えた当たり狂言『忠臣蔵』のスピンオフ、夏バージョン外伝。
表の赤穂義士に比べ、同じ浪士の伊右衛門の徹底した裏の悪党ぶりは、もし役者だったら、演じて気持ちがいいだろうな。
悪を出せば出すほど、陰影が濃くなる、痛快なほどのキャラクター設定。
お岩様を、全国区のお岩様に押し上げてしまった、不義の夫、伊右衛門。
おっ。心の中の、暗い部分が共鳴している。