[阿舒庵亭主]
2012年9月19日 09:00
ときどき立ち寄る築地本願寺の境内には親鸞聖人像のほかに色々な碑や塔がある。本願寺のパンフレットによれば芭蕉句碑、土生玄碩墓、間新六供養塔、森孫右衛門供養塔、酒井抱一墓、九条武子夫人歌碑、そして親鸞聖人像がある。
本願寺のパンフレットにはないが、片隅には日清戦争、日露戦争の戦没者の供養塔や台湾での物故者遺骨安置所などもある。児玉源太郎が寄進した凱旋釜の碑がある。と云っても釜らしきものは見当たらない。これらの碑には中央区の説明板もなく来歴は詳らかではないが、是非、説明板を検討してもらいたいと常日頃思っている。
さて九条武子は柳原白蓮、江木欣々とともに大正三美人と称された歌人であるが、何故、ここに歌碑があるのかに興味を持って調べてみた。
武子は西本願寺第21代法主大谷光尊の次女として1887年に京都に生まれている。1909年には公爵家出身で正金銀行に勤務する九条良致と結婚し夫の勤務先兼留学先であるロンドンに渡るが翌年、単身で帰国する。そのころから佐々木信綱に和歌を学ぶようになる。1911年義姉・大谷籌子裏方の早世に伴い、30歳の若さで仏教婦人会本部長に就任する。その頃、仏教に基づく教育との視点から、現在の京都女子学園・京都女子大の設立にも参画する。
1920年には夫が帰国し現在の新宿区下落合に居を構え、夫婦同居が実現される。1923年の関東大震災により崩壊した築地本願寺の再建に努めるとともに、同地に臨時救済事務所出張所をおいて救済事業の陣頭指揮をした。また、上野公園に託児所、日比谷公園には臨時の診療所を造った。これが現在の「あそか病院」の基礎となった。
九条武子は西本願寺の大谷伯爵家の出であり、大正時代の代表的麗人であるだけでなく、女流歌人であり社会事業家であった。築地本願寺の九条武子夫人歌碑の和歌は
おほいなるものの ちからにひかれゆく わがあしあとの おぼつかなしや(築地本願寺歌碑)
1928年震災復興事業での奔走の無理がたたのか、敗血症発症により42歳の若さで世を去っている。
[ジミニー☆クリケット]
2012年9月14日 13:00
9月13日(木)から、松屋銀座8階イベントスクエアで、「ベルサイユのばら展」が開催されています
「40周年記念」と銘打たれているのは、池田理代子さんが集英社の少女マンガ誌「週間マーガレット」に連載を始めたのが、1972年だからだそうです。1974年には宝塚歌劇で上演され、「ベルばらブーム」に一気に火がつきました
私が会場に行ったのは、13日の午後6時頃だったのですが、大変な盛況で、根強い人気を感じました
展示されているものは、連載されていたマンガの原稿、宝塚歌劇の衣装・ポスター・映像、アニメの原画、原作者のインタビュー映像などなど。9月24日(月)まで開催されています
「ベルサイユのばら展」のHPは ⇒ こちら
[銀造]
2012年9月14日 08:45
第31回 中央区観光大使、ミス中央の本選会が、9月8日、日本橋三越で開催されました。
会場に並べられた素敵な賞品の数々、思わず「欲しいなあ!」の声が聞こえて来ました。
さて、時間となり、会場に勢ぞろいした中央区観光大使・ミス中央候補。 どなたが選ばれても不思議ではありません。
それぞれが自己PRをした後、選出する委員さんは別会場で投票。 Uさんの甘く切ない歌声で30分間のミュージック・フェア。
さて、壇上に再び揃った応募者18名。 きっと、胸はバクバクしていたことでしょう。
あれ、一番に呼ばれた人は、自分が選ばれるとは夢にも思っていなかったみたい。
その驚きのシーンの写真をお見せしたいところですが、肖像権を尊重しましょう。
第30回の観光大使が、ティアラとケープを着用するのをお手伝い。
見事観光大使・ミス中央に選ばれた方々の詳細は、観光協会のお知らせをご覧下さい。
→中央区観光大使・ミス中央ブログ
[サム]
2012年9月13日 08:45
中央大橋から相生橋に至るリバーシティ21東側の隅田川・晴海運河沿いの石川島公園。
日中の陽射しはまだまだ強いものの川面を吹く風は漸う爽やかさを覚えるようになった。
ユリカモメをはじめとする冬鳥の渡来を前に、今の季節、欄干や柵を専有しているのは留鳥の「ウミネコ」。
ユリカモメより一回り大きく、ミャーオと甲高い声で鳴く。
嘴は黄色で先端部が黒、最先端部に赤斑がある。
足は黄色、尾羽に黒い帯があり、虹彩は黄色で周りに赤いアイリング。
精悍な顔つきをしている。
暫く観察していると「座位」「羽繕い」「片脚立ち」「頭掻き」「尾振り」「欠伸」等々いろいろな仕草を見せてくれる。
[滅紫]
2012年9月12日 08:30
手土産にするワインを探しに何度かお邪魔する都度、気になっていたのは入り口のブラックボードに書かれた「テイスティングバー」の案内。週末の15時からやっているらしい。「そのうちに」と思いながらチャンスがなく友人との食事の前に待ち合わせてのぞいて見ました。
凄い人です。入り口にいるソムリエバッジを着けた店員さんに尋ねると今日は「2周年記念の自然派ワインのスペシャルテイスティング」だそうでワインインポーター9社から36種のワインのテイスティングが出来るのだそうです。会費3,500円。ちょっと遅くて今回はもう一杯だそうですが、漸く暮れてきた初秋(まだ晩夏か?)の空を眺めながら味見するのもなかなかステキです。それぞれのワインについてインポーターの担当者が詳しい説明をしてくれます。
「カーヴ フジキ」さんは明治22年「藤木酒店」 として銀座で創業。三越銀座店の増床で現在の三越新館1Fに今のお店がオープン。2周年です。
「テイスティングバー」は週末の金土日の15:00から。お店の方の案内によると9月からワイン初心者向けに「ワインセミナー」も始めたので気軽にご参加いただきたいとのことです。他に「チーズ・セミナー」などの企画もありますので、ご興味のおありの方はHPwww.ginzafujiki-wine.com をご覧ください。
参加できなかった私たちはソムリエ(ソムリエール)さんオススメのシシリーワインを購入。食事予定のお店に持ち込みさせてもらいました。軽めの飲み頃のワインで今の季節にぴったりでした。次回は時間を確認してセミナーに参加してみましょう。
CAVE FUJIKI 銀座4-7-12三越新館1F
TEL6228-6111 営業時間 11:00~20:00年中無休
地下鉄銀座駅A7出口すぐ
[銀造]
2012年9月11日 16:00
明治座140周年記念公演、坂本冬美、藤あや子 公演は、第一部が山本周五郎原作の作品「さぶ」をアレンジし、「おさん と おしの」にて上演されています。
江戸下町の人情味溢れる芝居で、お二人と準主役の勝野洋、脇役の 若林豪、おりも政夫、佳那晃子さんなどの名役者のサポートで、真面目に見られる良い芝居でした。
第二部は、二人の歌姫による「冬美とあや子の麗しのショータイム」です。
デビュー曲を披露する前の、太鼓の演奏の前の二人の掛け合いのやり取り、冬美さんの撥捌きは大変見事でした。二人の持ち歌に限らず、恋の季節、ザ・ピーナッツの銀色の道、藤あや子さんの曼寿沙華の歌に合わせた真紅のドレスもすてきでしたし。懐かしい歌の数々が替わり代わりに披露され、衣装も都度変えて美しいファッション&ミュージックショーでした。 本当に大変楽しいひとときが過ごせました。・・・・「また、君に恋してる・・・」。。いつまでも幸せな余韻が残っています。この特別公演は、9月27日までです。 お早めにどうぞ 明治座さんのHPはこちらです。http://www.meijiza.co.jp/