[下町トム]
2012年12月 8日 09:00
今回もまた区内の古社や名刹を訪ねるシリーズでお邪魔します。
年末になると、いつも話題になるのが〝年末ジャンボ宝くじ〟です。ある日、西銀座の〔チャンスセンター〕の前を通りかかると、長い行列ができていました。縁起のいい日には特段多くの人が並ぶそうです。確率論からすると砂浜で超小粒のダイヤを探すようなものでしょうが、どこか夢のある話ですので、毎年人気は衰えません。
そこで、今回は〝宝くじ〟に縁のある『椙森神社』に参詣しました。古く藤原秀郷が平将門の乱の平定を祈願したという由緒を持ち、大田道灌が京から稲荷神を勧請したということです。江戸時代から霊験あらたかな社として知られ、柳森、烏森とともに〝江戸三森〟と呼ばれたということです。
もともと稲荷社ですが、後に恵比寿神も祀られて〝日本橋七福神〟に数えられています。また、第1番で紹介した近くの宝田恵比寿神社とともに〝べったら市〟でも賑わうお宮です。
江戸時代には、今の〝宝くじ〟の起源である〝富籤〟が江戸市中でも幕府の認める場所に限って開催され人気を博したということです。主に寺社の普請のための勧進を名目に行われたわけですが、当然ながら人々は信仰よりも〝一攫千金〟の思いが強かったのではないでしょうか。当時の富札をみると、とても大仰な気がします。1枚1分(1両の4分の1)もしたといいますから、とても高価なものだったんですね。
ここ『椙森神社』も〝富籤〟が開催された場所のひとつで、その歴史を偲んで、境内に〔富塚〕が建てられています。現代では〝宝くじ〟の当選祈願にこの〔富塚〕にお参りする方もいらっしゃるようです。
〝富籤〟と聞いて思い出すのは、落語『宿屋の富』です。馬喰町の宿屋に泊まった男が調子に乗って金持ち自慢のほら話をしていると、それに付け入られて、籤を買わされる羽目になるという話です。結局この籤が大当たりとなって話が大きく展開するのですが、この時に〝富籤〟の舞台になるのが『椙森神社』です。噺家によっては、舞台を『湯島天神』にしている場合もありますが、馬喰町の宿屋が斡旋しているという筋立てならば、やはり『椙森神社』のほうが本当らしく思えます。小さん師匠は『椙森神社』でやっておられました。なお、この話はもともと上方落語の『高津の富』が原話です。大阪では高津神社が舞台になっています。
まあ、富籤の当たり運はあまり期待しないで、堀留町から人形町へ、あるいは室町あたりへ、ブラブラ散策する際には是非お立ち寄り下さい。こじんまりしてはいますが、品のいい神社です。きっと何か幸運がやってくると思いますよ。
「空籤は無き人の世の小春かな」
続きを読む: 区内寺社巡礼~第6番『椙森神社』
[銀造]
2012年12月 7日 15:00
「聖路加健康ナビスポット・るかなび」では、ランチタイムミニ講座&ミニコンサートを毎月開催しています。
11月の開催内容は、
(1)健康講座として、歯科衛生士 杉山恵子さんによる「噛むことは脳のトレーニング」、
(2)ミニコンサートは、「オカリナ演奏」で、1.サリーガーデン、2)月の砂漠、3)荒城の月、4)竹田の子守唄、5)テイクファイヴ、6)コンドルは飛んで行くの6曲が演奏されました。 2)の月の砂漠を観客、聴衆も一緒に合唱しました。 中でも印象に残ったのは、「6)のコンドルは飛んでいく」です。 落ち着いたピアノの旋律が大地を、少し高音のオカリナが、ゆっくりと上空を飛んでいくコンドルを表現しているようで、南米ペルーの情景が浮かんできました。
さて、12月の予定を入手しました。12月20日、12:00より、築地3-8-5の 聖路加看護大学2号館1Fにて、聖路加看護大学 聖歌隊の皆さんと手話部の方による合唱があります。
昨年も聴きましたが、彼女らの澄んだ声は、今も脳裏に残っています。 今年も楽しみにしています。
その後、12:30からは健康講座として、「健康はお口から」が講演されます。
皆さん、歯は大事にしましょう。 歯がなくなると、弱くなり、 齢が少なくなりますよ。
詳細、今後のご参考のために、URLは、こちらです。http://rcdnp.slcn.ac.jp/lukanavi/
[下町トム]
2012年12月 7日 09:00
12月に入り、気分はすっかり〝年末モード〟ですね。お休みの日にはクリスマスや新年に備えてショッピングを楽しむ機会も多いかと思います。
中央区は〝商業の町〟でもありますから、様々な場所にユニークなお店がありますが、やはり最大の〝ショッピングゾーン〟といえば〔銀座〕でしょう。今も昔も〝銀ブラ〟を楽しむ方で賑わっています。
そんな銀座で、今立ち寄ってみたいのが、銀座ソニービル8階にある〔コミュニケーションゾーンOPUSホール〕です。先月26日から12月22日まで『ベルリン・フィルin銀座』という催しをやっています。ソニーの誇る音響装置を駆使したシアターで〝至高のコンサート体験〟ができるのです。
先週、早速訪ねてみました。何でもソニーとベルリン・フィルとは縁が深いということで、今回もこの催しのために演奏された音源と映像を楽しむことができます。ソニービル8階に上がると、壁面に説明が掲げられており、改めてこの楽団のレベルの高さに気づかされます。
さて、音楽を聴いてみると圧倒的な迫力に驚かされます。2曲目がまたぼくの好きなワーグナー作曲『ワルキューレの騎行』ですから気持ちも昂ぶります。短い時間ですが、心を解き放つひとときでした。
年末といえば、クラシックでもじっくりと聴いて一年の垢を落としたくなるものです。コンサートホールですましてみるのも気持ちの切り替えになります。でもそんな時間的余裕がない方は、銀座にお出かけのついでに覗かれてみてはいかがでしょうか。入場無料、入退場自由ですので、時間の許す範囲で音楽を楽しむことができます。
当日のキャッチコピーがまた心をひかれます。「音は空気を響かせる。音楽は心を響かせる」・・・なんていかした言葉でしょう。
もしよろしければ心のメロディーを奏でてみませんか。さぁ、貴方の指定席にどうぞ♪
続きを読む: 銀座でコンサート体験
[サム]
2012年12月 6日 14:00
12月4日(火)~1月6日(日)の期間、「GINZA ILLUMINATION 2012 "ヒカリミチ ~歩き出そう、希望の光へ~" 」が開催中。
銀座通り(中央通り)1丁目から8丁目、そして晴海通りの数寄屋橋から銀座4丁目交差点までの目抜き通り沿い約1.5kmに約16万個のLEDがベルト状に敷き詰められ、煌めいている。
「震災復興支援として、日本の代表的な繁華街である銀座から明るい話題を発信したい」と昨年スタートした「GINZA ILLUMINATION」プロジェクト。今年は「スペシャル・シャンパンゴールド」という色味のイルミネーションを開発し、銀座ならではの上質さを演出できるよう工夫が加えられ、たくさんの希望が銀座の街を通り抜け、絡み合いながら空へと昇っていく様子をイメージしデザイン化されたと云う。
期間中は昨年同様、東日本大震災被災地復興支援のチャリティ募金も行われ、集まった募金は日本ユネスコ協会連盟を通じ「東日本大震災子ども支援募金」に寄付される予定と聞く。
点灯時間は15:00~24:00。
初日の点灯式にはタレントの菊川怜さんも登壇。
[銀造]
2012年12月 6日 08:30
中央区の情報と素敵な音楽を提供してくれている「中央エフエム」は、短波の周波数 84.0でラジオを聴取できますが、何と パソコンでも同時間に放送してくれています。
中央区観光協会特派員のコーナーは, Hello Radio City、月曜日のコーナーで毎週月曜日の12:30頃から約15分間、 再放送は17:30頃からです。
下記のURLで、中央エフエムを選び、PCでもお楽しみ下さい。 特に、出張先などでも聴くことができるのが、嬉しいですね http://fm840.jp/
「二人の銀座」が大好きな銀造でした。
[サム]
2012年12月 5日 13:00
銀座ソニービル屋外イベントスペース「ソニースクエア」では12月3日(月)~1月14日(月祝)の期間、「第45回愛の泉」が開催されている。
「泉にコインを入れると幸運をつかむ」というイタリア・ローマの「トレビの泉」をヒントに、1968年(昭和43年)から毎年開催されている募金活動。
今年は高さ最大10mのイルミネーション "Crystal Aqua Trees" が登場。棒状の電飾が長短様々に組み合わされたイルミネーションで、青と白の光を基調に、上部に設置されたカメラにより移り行く街の景色や人の動き、そして愛の募金に反応し、美しい光と音のハーモニーを奏でると云う。毎時00分には約1分間のカラフルな色使いによるスペシャル演出が楽しめる。
募金は東日本大震災復興支援プロジェクト助成金として、スポーツや文化活動を通じて、子供たちの "夢・チャレンジ"
サポートに充てられる予定と聞く。
12月3日17:00からはピンクのテディベア‐
PostPet生モモファミリーの「モモ妹」と、リサ&ガスパールを迎え点灯式が行われた。
12月6日16:00~、18:00~には女性5声によるクラシック・ア・カペラ・グループ「Aura」のクリスマス・ライブ開催が予定されている。