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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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築地場外鮨職人が満を記して 人形町に新規開店!

[wombat] 2017年10月23日 16:00

ふらりと一人でも立ち寄れるいい空間を演出してくれるお店を見つけました

 

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人形町駅徒歩1分に2017年夏に新規開店した (Tou)

築地場内市場にて永年、有名店にて腕を磨いてきた鮨職人が伝統的な技法による江戸前鮨は勿論、同時にずっと心に期してきた驚き溢れる創作鮨の両方が楽しめるお店です。

     

 

 探検したところを掻い摘んでお知らせします。

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上:まず、ワインと共に先付をいただきました。

  旬の松茸もありまして!これだけでお腹が一杯です

下:左の皿の右は、なんとチーズです 調合した出汁に

  浸したものですって、ワインに合う すすむう~~~

 

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後はお店にて目で楽しみながら鮨職人のうんちく話に耳を傾けて味わって堪能していきましょう

 

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経験を生かして築地市場内の人脈を生かして随時、良き確かな素材を提供しております。

また、個人経営の良さを生かして極力価格も抑えているのも嬉しい限りです。

 

カウンターとテーブル合わせて16席 

静かな空間で鮨職人と楽しく話しながら時の経つのも忘れるぐらいです。

  

 

祷(Tou)

東京都中央区日本橋人形町2-6-11 五十番ビル2階

電話:03-6661-2533

HP:http://sushi-tou.jp/

 

 

 

椙森神社 べったら市2017 富くじ

[銀造] 2017年10月23日 14:00

椙森神社は、江戸時代から福徳。商売の神として信仰されてきました。毎年10月には恵比寿神大祭が盛大に行われています。

社殿には、社務所、神楽殿、水盤舎、鳥居があり、中央区区民有形文化財(建造物)に登録されています。

 鳥居の横には、神社の氏子さん達の名前が掲げられており、三越など日本橋の有名企業が信奉されていることが覗えます。

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 神楽殿では、大祭を祝うお囃子が披露されていました。 ずっと後世に伝えて頂きたいと思いました。

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 椙森神社は、江戸時代に大流行した富くじ興行の場所としても有名で、敷地内には「富塚の碑」が当時の隆盛を物語っています。

そういうわけで、「富」と刺繍された黄金色の「富くじ入れ」を頒布して頂きました。

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 皆様にも、ご利益があります様に。

 

 

◆郷土天文館 特別展「区制施行70周年記念 中央区のあゆみ~戦後の発展とまちの変化」開催中!

[巻渕彰/写楽さい] 2017年10月23日 09:00

中央区立郷土天文館(タイムドーム明石)で、特別展「区制施行70周年記念 中央区のあゆみ~戦後の発展とまちの変化~」が10月21日(土)からはじまった。今年が中央区誕生から70年目を迎えたことで、戦後の復興から今日までの中央区発展のあゆみを取り上げて展示されている。会期は12月10日(日)まで、月曜休館、入場無料。同館HP こちら>>

  

0913_674_171021kusei70ayumi.jpg中央区の誕生は昭和22年(1947)3月15日だった。当時は連合国進駐軍による占領下で、区内の主要建物が接収され、一般市民は終戦後の厳しい生活が営まれた。そうした中で、戦後復興に向かった施策が展示されている。銀座露天の整理、河川の埋め立てなどである。昭和27年、日本の主権回復によって経済発展への道を突き進むことになる。

    

昭和39年(1964)の東京オリンピック開催では主に都市改造のインフラ整備が行われ、首都高速道路建設はその代表施策であった。同時に地下鉄の開通など交通手段がこれまでの海運から陸上交通への転換期でもあった。月島以東の臨海部の都市開発も進む。晴海ふ頭の建設、国際見本市会場の開場など、工業化からの脱却の様子がうかがえる。

    

展示では、兜町金融街の成長、変化や商業街としての中央区の賑いとしてデパート群の隆盛を取り上げている。その後から最近にいたるまでの活発な再開発で生まれ変わる街の姿を見つめている。

   

今回の特別展は、戦後の中央区発展の姿の一部をピックアップした展示で、どちらかというとインフラやハード面に焦点が当たっているように見えた。終戦後の大きな変化は自由な社会の構築であった。文化や教育政策が大転換した。中央区には映画会社や映画館、大衆娯楽施設なども多くあった。さらに情報発信拠点としての新聞社、テレビ関連などマスコミ関係が集結した場所である。そのような視点も忘れてはならない。@巻渕彰

 

 

「発見!てくてく きっぷ旅」開催中 11月5日まで

[銀造] 2017年10月22日 18:00

 日本橋三越で、ライオン君二頭がネクタイを着用してお洒落をしているので、ちょっと店内に入って見ました。

案内嬢に尋ねると、JAZZ WEEKをやっていたとの事ですが、その受付の横には、駅の案内板があるじゃないですか!

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黄色い表紙のチラシを入手しました。 表紙の、山手線の線路に囲まれた様なデザインの中に、

「発見!てくてく きっぷ旅 京橋ー丸の内ー東京駅ー八重洲ー日本橋 記念レプリカきっぷ(硬券)を集めて街をめぐろう!」とあります。

 中々面白そうです、早速、日本橋地区の5つのスポットを訪ねて、硬券をゲットしてきました。

江戸時代から続く食品問屋、国分さん、「こくぶ ROJI にほんばし」

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 東京メトロ日本橋駅は、

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 コレド日本橋では、地下受付で入手出来ました。

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 日本橋高島屋さんでは、正面を入った所。

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 おっと、東京駅周辺エリアの5つのスポットも巡って、全て集めたら、土日祝開催の抽選会に参加して、運が良ければ、合計500名様に豪華賞品が当たると書いてあります。 はずれても、コンプリートした記念に完歩賞をプレゼントしてくれるとの事。 

皆様も、楽しく、てくてく歩いて、夢を追っかけませんか?

 追伸:東京駅周辺エリアの5つのスポットとは;

JR東日本東京駅、KITTE、東京スクエアガーデン、八重洲地下街、大丸東京店です。

 

 

落語に登場する町並みを歩く

[達磨] 2017年10月22日 14:00

龍閑橋2.jpg龍閑町(現・内神田)と旧本銀町(現・本石町)を結ぶ「龍閑橋」は大正12年に造られた日本初の鉄筋コンクリートトラフト橋の大変珍しい橋で、龍閑町の名は、近くに旧幕府坊主「井上龍閑」の家があったことに由来するという(説明板)。

 

落語「藁人形」神田龍閑町の糠屋の娘おくまは、食うに困って女郎屋に身を売ったが、身請けしたいという西念という坊主から、金をだまし取った。恨んだ西念は藁人形を油で煮立てておくまを呪った。"藁人形なら釘を打たなきゃ"『だめだ、おくまは糠屋の娘だ』...落とし噺の一席です。

 

 

いま修復工事の常盤橋から江戸通りを行くと斜角、室町3丁目「本石町十軒店跡」です。現在は超高層オフィスビル建設中、交差点の新日本橋駅4番出口には「長崎屋跡」の説明板です。

 

宝町21.jpg落語「長崎の赤飯」は、隣地「金吹町」(現・本石町)金田屋の親父が息子を勘当して噺が始まる。母親の息子への愛情、伯父の世話で長崎の大店に婿入り、親父は赤紙つきで帰省させて八丁堀与力の娘と嫁取り算段、長崎の嫁は乞食に身を隠して400里の距離を江戸に無事到着、与力は貞女に感激して、関所破りの罪を見過ごす裁き、輿入れ予定の与力の娘は尼に、江戸でもとの鞘に収まった夫婦、最初の子供は長崎に渡して、『初節句には十間店の武者人形を送り、お返しには長﨑からお返しに赤飯が届いた』と...江戸の真ん中を舞台に、空想と現実がごちゃごちゃの人情噺の長編です。

 

 

十軒店から浮世絵小路、コレド室町、寶田恵比寿神社、椙森神社を歩いて、15分ほどで日本橋堀留の三光新道、三光神社です。

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明治初年まで日本橋浮世小路にあった会席料理屋百川舞台の一席です。

 

落語「百川」 田舎出の百兵衛、葭町の口入屋「桂庵」千束屋の紹介でに奉公に来た。新入り百兵衛は気が荒い河岸の連中だからと、釘を差されて二階に。訛のひどい百兵衛に客にはチンプンカンプン。客から使いに出された百兵衛、「常磐津の歌女文字(カメモジ)」と間違えて「外科医の鴨池(カメジ)玄林先生」を連れてきた。両先生とも三光稲荷の小道近 くに住んでいた。お前抜け作だよ、「どのくらいだ」、どのくらいじゃない。みんな抜けてらぁ~『カメモジ、カモジ、たんとではねぇ、たった一文字だけだ』と、オチも地方訛で笑える。百川の宣伝用に創られた噺とか。

 

 

和紙とともに200年  ~和紙舗 榛原 ~

[rosemary sea] 2017年10月22日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をシステマチックに取材します、 rosemary sea です。

 

今回は日本橋の老舗和紙舗(わがみほ)、榛原(はいばら)さんをご紹介します。

和紙、和紙小物から便箋、レターセットに至るまで、広く紙製品を取り扱っておられます。

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榛原さんは創業1806年(文化3年)、200年以上続いておられますが、お店は2015年(平成27年)建設の新しい店舗。

"老舗の伝統と革新"を感じとれる、目を惹く建物。

内・外装とも2016年にグッドデザイン賞を受賞されています。

 

外観などから先に申し上げましたが、もちろん本業はより輝いておられます。

お客様も多彩です。

皇室から歴代宰相、イギリスのロックスター、クイーンのフレディ・マーキュリーまで、あらゆる方のご要望にお応えされてきました。

 

業務上のおつきあいも多士済々。

竹久夢二、河鍋暁斎、伊東深水、柴田是真(しばた ぜしん)、等々。

竹久夢二・・・特派員の皆さん、テキストで学びましたね。

河鍋暁斎・・・ロズマリの「榮太樓總本鋪」さん記事をご覧ください。

伊東深水・・・ロズマリの「文明堂東京」さん記事をご覧ください。

 

榛原さんの歴史について語り始めると終わりが見えません。

歴史につきましては後日の稿でもう少し詳しく述べたいと思います。

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現在の中村達男社長は数えて7代目となります。

株式会社 榛原 広報担当の中村陽子さんにお話を伺いました。

社長の妹さんです。

 

それでは商品のご紹介です。

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・・・雁皮紙(がんぴし)

1505_062a.jpg榛原さんの暖簾(のれん)に書かれています「雁皮紙榛原」。

ここに示されておりますように、江戸時代から「雁皮紙」は榛原さんを代表する看板商品です。

 

雁皮紙とは・・・

雁皮というジンチョウゲ科の落葉低木の皮で作られた紙。

繊維が短く細いため、表面がきめ細やかで光沢あり。

そのため筆あたり柔らかく、文字を書くのに最適。

また強靭緊密さを有し、害虫に強く変色しにくいため、平安時代から絵巻物や文書、仏教経典や書籍などに利用された。

半面、雁皮は栽培が難しく製造にも手間がかかるため、現在は生産量はごくわずか。

 

太平が続いた江戸時代、町人の趣味も円熟を極めており、上質で美しい紙が求められるようになりました。

良質の雁皮紙を提供された榛原さん、現在に及ぶ基礎を作られたそうです。

雁皮紙をはじめ、各地から良質な和紙を取り揃えておられるそうです。

 

 

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・・・蛇腹便箋

「2012年にグッドデザイン賞を受賞しています。

巻紙から着想をおぼえて、書き終わったところで切り取ることのできる便箋を作りたいということで、ミシン目に沿って紙を正確に折りたたんだり切り取ったりする現代の技術も加えて新しい、より使いやすい便箋ができました。

1708_0090蛇腹便箋横書き.jpg巻紙がもとになっておりますので永らく縦書きのものしかなかったのですが、この度『横書きの蛇腹便箋』ができました。

新商品です。

お客様からのご要望も多かったので。

硬い紙を使っておりますのでカードのように1枚、2枚とご利用いただくこともできますし、お好きなだけ繋げていくことも可能です。

デザインには昔の千代紙のものを使っていますので、海外の方にもお喜びいただけるようなお品です。」

確かに、横書きなら英文字に対応できますね。

 

 

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・・・御朱印帳

「榛原のオリジナルの千代紙を使っておりまして、明治・大正期に作られデザインされたものです。

それをもとにちょっと色を変えたり、現代に沿うようなかたちに改変を加えたものを表紙にしています。

御朱印帳は今ブームですのでお買い求めくださる方、多いですね。

日本橋あたりも福徳神社さんや七福神がありますので、御朱印巡りをするのには良い土地ですね。

こちらでお求めになって御朱印巡りに出発される方も多くいらっしゃいます。」

女性に好まれる表紙の御朱印帳ですね。

 

 

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・・・折り紙「折の美」

「こちらも榛原のオリジナルの千代紙を使っております。

12枚が千代紙、残り12枚が民芸紙と言いまして色のついた和紙が入っています。

合計24枚です。

折り紙を折っていただいたりとか、あとは七夕の飾りを作ったりとか、そのままお菓子の下に敷いてナフキン代わりに使うとか、使いご用途はいろいろですね。」

 

 

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・・・WASHI TAPE

「使い方としてはお手紙の封にしたりとか、お手持ちの箱やノートに装飾をしたり、人それぞれですね。

鋏でも手でも簡単に切ることができます。」

これは猫の柄です。

 

 

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・・・カレンダー

「毎年榛原の千代紙の柄を使ってカレンダーを販売しておりますが、今年のものは華やかなもみじの柄の表紙で、中は季節ごと季節に合わせたお花の柄となっております。

壁掛けの大きなものもございます。」

 

 

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・・・懐紙(かいし)・四方紅

茶道で用いられる懐紙です。

白無地、色ふち、すかし入り等、各種取り揃っています。

 

 

・・・最後に、暖簾についてエピソードをご紹介いただきました。

榛原さんの暖簾「雁皮紙榛原」は明治初期に柴田是真の弟子、綾岡有真(あやおか ゆうしん)という方の揮毫を現在も同じ書体で用いられています。

榛原さん、明治から大正期にかけては毎年新しい暖簾を綾岡先生にお願いし新調されていたそうです。

明治22年12月28日、綾岡先生、書き上げて墨が乾くのを待っていたところ、夫人の飼い猫がその上をとことことこ。しっかり足跡。

弟子たちは汚れ落としを進言。すると普段温厚な先生、「ごまかして済むと思うか。」と一喝。

暖簾を縫い上げた越後屋(現在の三越さんの前身)に事情を話し、頼み込む。

越後屋さんは親切に対応、夜を徹して改めて縫い上げ、かくして暖簾は大みそかに間に合った、とのこと。

 

中村さん大変ありがとうございました。

他にも多数、ご紹介したいお品に溢れています。

ぜひご来店いただき、ご覧になってください。

そしてお買い求めも、ぜひ・・・。

 

【お知らせ】

中央区観光協会が主催するまち歩きツアー「わくわくツアー」の、"産業コース"にて10月26日(木)に、ツアー名「日本橋老舗巡り"南詰編(みなみづめへん)"」が催されます。

このツアーでは榛原さんへの立ち寄りが含まれます。

当日は広報ご担当の中村陽子さんからお話をいただく予定です。

なお、このツアーのご案内特派員にはロズマリが加わります。

参加申込につきましてはこのツアーは既に締め切られております。

ですが、他のツアーはまだ締切前のものもございます。

見どころ聞きどころ満載です。ぜひご参加ください。

他のツアーの詳細とお申込は右側のリンク集『中央区観光協会』をクリックし、"わくわくツアー 参加者募集"の項をご覧ください。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

 

 

haibara_logo2.jpg榛原

日本橋2-7-1 東京日本橋タワー

 

東京メトロ銀座線・東西線 / 都営地下鉄浅草線 日本橋駅  B6出口直上です。

駅上のCOREDO日本橋のななめ前になります。

03-3272-3801

 

営業時間 月曜日~金曜日 10:00~18:30

     土曜日・日曜日 10:00~17:30

休業日  祝日・年末年始・お盆

 

※ 詳しい営業日はホームページをご覧ください。

 

榛原さんのホームページはこちら

http://www.haibara.co.jp/

 

 

 
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