中央区観光協会オフィシャルブログ

中央区観光協会特派員ブログ

中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

執筆者一覧

>>このブログについて

最近のブログ記事

「薬祖神祭」 -福徳の森-

[クラさん] 2017年10月18日 12:00

日本橋「福徳の森」の薬祖神社で10月17日(火)、東京薬事協会の主催で「薬祖神祭」が開催されました。江戸時代初期から多くの薬種問屋が軒を並べ、"くすりの町"として知られる日本橋本町は、現在も多くの製薬会社が本社を置いています。

CK1522-201710171.jpg CK1522-201710172.jpg

同祭は明治41(1908)年、東京薬種貿易商同業組合(現・東京薬事協会)が五條天神社(台東区)から医薬の神の御霊を迎え、同町で行った大祭が起源です。昭和4年(1929)年から同協会事務所建物の屋上に薬祖神社を造営し毎年例大祭を行ってきましたが、昨年9月に社殿は「福徳の森」に移転し、昨年に続いて同社殿での2回目の大祭でした。神社前の広場脇には会員名が書かれた多くの奉納提灯が配列されていました。

 

CK1522-201710173.jpg CK1522-201710174.jpg

一般の参拝では近隣の会社員等が多数参列し、数人ずつが宮司よりお祓いを受けた後、無病息災を願っていました。参拝後には"参拝賞"が手渡され、その横では特設の舞台が設けられていて"祭礼ばやし"を奉納していました。

 

CK1522-201710175.jpg CK1522-201710176.jpg

また、近くの同協会が入る「昭和薬貿ビル」では、小舟町の老舗「日月堂」のお汁粉が振舞われると共に、恒例の福引も行われ"副"を引当てた人には景品の詰まった"福袋"が配られました。

CK1522-201710177.jpg CK1522-201710178.jpg

「薬祖神祭」は、1日だけで午後の数時間の間だけですが、来年も参拝して無病息災を願いたいと思っています。

 

 

 

東洋 -「日本橋コレド前店」の「帰って来たスパゲッテイ・ミートソース」と「ナポリタン」

[滅紫] 2017年10月18日 09:00

100_2527.JPG

次の予定まで時間が空いてお茶でもと覗いたウィンドウで「帰って来たスパゲッテイ・ミートソース」を見つけました。懐かしくなり吸い込まれるようにお店に。東洋は創業60年、どこか創業当時の昭和レトロな雰囲気の店内で家族連れやカップル、年齢層も様々な方が美味しそうに召し上がっています。カレーライス、ハヤシライス、グラタンなど懐かしの日本の洋食です。迷った挙句スパゲッテイ・ナポリタン(950円)を。まずは卵スープ、付いてきたグリーンサラダにはたっぷりのポテトサラダとトマトが添えられています。

 

これだけでもすっかり気分は昭和!お目当てのスパゲッテイ・ナポリタンがやってきました。そして何とタバスコとグリーンの筒に入ったパルメザンチーズ。そういえば以前はスパゲッテイといえばこの2つが付きものでしたねー。ナポリタンにはピーマンと玉ねぎ、ハムとスライスしたソーセージ、ケチャップ味です。スパゲッテイはしっかり茹でてあり、「これがナポリタンだったわ」と少々ノスタルジックな気分に。

100_2526.JPG

 

「パスタはアルデンテ」は今やすっかり定着していますが、確か50年近く前に伊丹十三が「女たちへ」で書いたのが最初だったのではと記憶しています。随分気障で鼻もちならないと感じながらヨーロッパの香りに憧れていたのでしょうか、今でも内容を結構覚えていることに気が付きました。

 

イタリア料理の先生も時々ナポリタンが食べたくなると言ってみんなを笑わせているのですが、ナポリタンを創作した日本人て、やはり凄いですね。次は「帰って来たスパゲッテイ・ミートソース」に挑戦してみたいと思います。

 

東洋日本橋コレド前店 日本橋1-2-10 TEL 3271-0007

営業時間 10-22時 土祝は11-20時 

 

 

「おもてなしの庭」

[ジミニー☆クリケット] 2017年10月17日 14:00

緑の環境デザイン賞」の特別企画「おもてなしの庭」で、「おもてなしの庭大賞を受賞した「京橋大根河岸おもてなしの庭」が整備されて約半年が経ち、植栽も落ち着いてきました

omotena003.JPG

場所は、かつて京橋川に架かっていた京橋北詰西側橋のたもとになります

中央通りに面していて、通りの向かい側にはポリスミュージアム警察博物館)があります

omotena002.JPG

京橋川は、水運の要所として大変賑わっていたそうですが、1964年に開催された東京オリンピックに合わせて首都高速道路を整備するにあたり埋め立てられました

omotena001.JPG

この一角には、「京橋大根河岸青物市場跡」の記念碑があります

omotena004.JPG

江戸時代、京橋北詰西側の河岸地は、大根を中心とした野菜荷揚場で、新鮮な野菜を提供するが立っており、この河岸は関東大震災まで続いたそうです

omotena005.JPG

もうひとつ、「江戸歌舞伎発祥の地」の記念碑もここにあります

omotena008.JPG

これは、寛永元年1624年)に猿若座(のちの中村座)の猿若勘三郎中橋南地(現在の京橋1丁目周辺)で櫓を上げたのが始まりで、これを記念したものです

omotena006.JPG

また、整備工事の際、埋め立てられた京橋川護岸が見つかり、その一部も人々の目にふれるように整備保存されています

omotena007.JPG

京橋京橋川に関する説明板中央通りに面してあり、歴史がわかりやすく書かれています

omotena009.JPG

街歩きに適した気候になりました

銀座からも、日本橋からも、東京駅からも歩いて来れる距離ですので、「京橋大根河岸おもてなしの庭」に立ち寄ってみてください

omotena010.JPG

 

 

緩いけど、緩いだけじゃない。緩さは魅力。  ~ 生活道具屋 surou ~

[rosemary sea] 2017年10月17日 09:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をワン・アイテムとして取材します、 rosemary sea です。

 

水天宮に程近い人形町1丁目の角、生活道具屋 surou さんがあります。

スロウ、と読みます。"緩"という字が表記されることも。

インテリア・雑貨を中心に、生活を少しだけ贅沢にしてくれそうなものを揃えてあります。

緩(ゆる)いながらも正直に、真摯にお客様に向き合うことをモットーに営業されているそうです。

 

surou を運営する有限会社SALコンサルティング 代表取締役 河合源(かわい みなもと)さんにお話を伺いしました。

人形町のお生まれで、ここのお店のところが「あつみや食堂」さん。

ご実家が営まれていたそうです。

それから、経営に携わるもうお一方は奥様とのこと。

 

surou さんの店名の由来・・・

人形町にお店を出されたのは2008年(平成20年)。

それ以前のお店からお店の名は『スロウ』。

あまりせかせかとやりたくないし、かといってあまりのんびりしていると『大丈夫ですか?』なんて思われるのもどうかと。

だったら名前に「スロー」ってつけちゃえば、だってスローだもんって言える。

(・・・いやはや、ごもっともです。)

だけど「スロー」だとどんぴしゃすぎるので、そこで昔読んで、好きな本に「中国行きのスロウ・ボート」。

村上春樹さんの処女短編小説集。

そこからの「スロウ」をもってきて、ローマ字にして「surou」。

それだけでは何を売っているかわからないのでサブタイトルに「生活道具屋」。

でも実際はこちらの方が先に決まっていたそうです。

懐かしさと新鮮な響きの同居、しかもまだ漠然としている、珍しい名前のお店になりました。

DSC02956a.jpg DSC02957a.jpg

店舗デザイン・内装・塗装など、全てに関わられたそうですが、このお店の最大の特徴は「足場板の床や棚、テーブル」。

お寺の工事に使うような板材、だそうです。

使い回しの杉板そのものです。

そしてコンクリートの床。ところどころに工事作業時のメモも残されています。

味がありますね。『緩い』ですね。

 

それではお待たせしました。商品のご紹介です。

DSC02955a.jpg

 

・・・sol x sol (ソルバイソル)松山美紗さんアレンジの多肉植物

DSC02947a.jpg

sol x sol は多肉植物専門店。

とにかく多肉植物に特化して、その普及に力を注いでいます。

「松山美紗さんはNHK Eテレの『趣味の園芸』にも多肉植物の講師として出演されたことのある方。その方のアレンジした多肉植物が人気です。委託仕入で販売しています。ちょっとしたギフトにもよろしいですね。」

ちなみに多肉植物の後ろに立つ人物が河合社長です。


DSC02948a.jpg

・・・FUTAGAMIの真鍮(しんちゅう)生活用品

FUTAGAMIは富山・高岡の真鍮鋳物メーカー、株式会社二上が立ち上げた生活用品ブランド。

真鍮は耐腐食性が強く、しかも加工が比較的容易。

また風合い柔らかく光沢も優雅。

使えば使うほど表面が酸化し、独特の味わいが出る。

「無垢の真鍮を使った生活用品で、変わったところではテープカッターや照明、栓抜きなどもあります。

色合いなどが経年変化していくのを楽しんでいただく商品です。」

 

DSC02953a.jpg

・・・日事記(ひじき)  丸川商店

「10年日記帳です。

表紙のところに"松阪もめん"が使われています。

日事記はとても人気がある商品です。」

継続して書き続けられる工夫がされています。

それは1日分の記入欄を1行から2行ほどのサイズにして、気楽に毎日書き進められるように、と。

週末に1週間分まとめ書き、というのもできるように。

また、紙は・・・裏うつり少なく、書き味良く、程よい厚み、手触り良く、目が疲れない色合い・・・これらの条件を満たす紙選びをされたとのこと。

 

DSC02951a.jpg

DSC02952a.jpg・・・Sghr (スガハラ)のオリジナルデザイングラス

「作家という感じではなく職人が作っている、というグラスです。

職人がいっぱいおりまして、職人がデザインしています。

これは泡の入っているグラス。

量産できますが非常に個性的な一品です。」

職人がひとつひとつ作り上げた、流れるような美しいフォルムのグラスに仕上がっています。独特の輝きも特徴です。

 

DSC02950a.jpg DSC02949a.jpg

NuRIE(ぬり絵)とカルトグラフィー(白地図)  株式会社マルアイ(○愛)

「ぬり絵にもいろいろなバリエーションがあります。

ロールみたいなものがあったり、箱のタイプもあったり。

塗って楽しんでいただける商品です。」

「同じメーカーなのですが、白地図です。

自分でアレンジして作っていけます。行ったところを書くとか。」

自由感覚の、大人のための多彩な使い方のできる白地図。

インテリアとして飾ることもできるかと。

ちなみにロールタイプにぬり絵は長さ2,280mmの超ロングサイズ。

塗り甲斐がありそうです。

 

河合社長、ありがとうございました。

この他、気になる商品がたくさんお店に溢れています。

思わず手にとってしまう、触れて感じる、生活に潤いを与える一品。

いかがでしょう?お手許に。

・・・ご紹介しました他にもおすすめのギフト用のものも取り揃っています。

 

DSC02959a.jpg生活道具屋 surou

 

日本橋人形町1-12-11

リガーレ日本橋人形町1階

 

東京メトロ半蔵門線水天宮前駅が至近です。

水天宮の角、新大橋通り右側を茅場町に向かい100m、信号の交差点角です。

 

03-5641-7663

営業時間  火~金曜 12時頃~19時頃

      土曜 12時頃~18時頃

      日・祝日 13時頃~17時頃

(『緩い』ですね。この緩さが魅力です。)

定休日  月曜、第1・第4日曜

 

※ 詳しい営業カレンダーはホームページをご覧ください。

生活道具屋 surou さんのホームページはこちら

⇒  http://surou.livedoor.biz/

なお、今後移行予定のホームページはこちら

http://surounn.com/

 

 

縁起 神無月のえびす様

[あすなろ] 2017年10月16日 16:00


江戸中期から続く、日本橋恵比寿講べったら市。

日本橋界隈の商家が商売繁盛を願って恵比寿神を祀る

お供えのため、市が立ったのが始まりです。

べったら市_1.jpg
写真は昨年の様子

 

宝田恵比寿神社周辺には多くの露店が軒を連ね、

夜は提灯が彩り、19日はお神輿が出て、独特の雰囲気を

醸し出します。

べったら市_2.jpg

 

べったら漬けは、「運がべったり付く」と、縁起の良い

言われもあります。

伝統を味わってみてはいかがでしょうか。

べったら市_3.jpg

 
日本橋恵比寿講べったら市
開催日:10月19日(木)~20(金)

 

 

桃六さんの桃太郎団子 ~京橋の老舗和菓子店~

[東京ダンボ] 2017年10月16日 09:00

先日、中央エフエム㈱の「Hello! Radio City (ハローラジオシティ)」収録に東京スクエアガーデンB1Fにあるスタジオに行ってきました。

 

東京ダンボは初めてだったのですが、ジミニー☆クリケットさんと五月雨ジョージさんとご一緒に楽しく収録させていただきました。ありがとうございました。

 

収録の打ち合わせの中で、MCのJUMIさんから「桃六」さんの生醤油団子のお話が出たので、収録の帰りに早速「桃六」さんに行ってきました。

「桃六」さんは明治2年創業の老舗和菓子屋さんで、現在は5代目が味を継承しているとのことです。

 

IMG_2256.jpg 2.jpg2.jpg

東京ダンボも「桃六」さんのお団子、どら焼きは何度か購入したことがあり、家族そろって大好きなお店の一つです。

 

お団子は小ぶりなサイズで3つ餅スタイル、味は生醤油味と漉し餡です。

 

毎日お店で手作りされたお団子を焼き、ちょっと焦げ目のついたところに、お店のすぐそばにある「ぬり彦」さんから仕入れたお醤油の味が染みていて、香ばしくとてもおいしいです。漉し餡に使われる小豆も毎日お店で手作業で炊いています。

 

IMG_2257.jpg2.jpg

お団子と一緒に写っているのは「沖の石」といって、桃六オリジナルのアンドーナツ風のお菓子で、こちらもいけました。

 

また、「桃六」さんは歌舞伎役者さん等が差し入れに使われることも多く、中でも国民栄誉賞女優であった森光子さんが御贔屓にされていて、森光子さんの代表作「放浪記」が2017回上演されたことを記念して、今年からどら焼きに「放浪記」と焼き印を押したものを販売開始しています。ずっしりとして食べごたえがあるけれど甘すぎないお味です。

 

IMG_2250.jpg3.jpg

ご自身やご家族で楽しまれるだけでなく、差し入れやお使い物にも最適な「桃六」の和菓子、京橋周辺にお越しの際は是非お立ち寄りください。

 

京橋桃六:中央区京橋2-9-1 ☎3561-1746

キャプチャ.JPG