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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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愉快な人形町

[下町トム] 2017年10月11日 12:00

10月8日(日)に、人形町一帯で恒例の「てんてん祭」が催されました。秋晴れの休日とあって、多くの家族連れや観光客で賑わいました。ご存じのとおり、この界隈は江戸時代のはじめから繁華街として栄えたところです。400年を経て今また新たな活況を呈しています。

 

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祭のイベントはまさに多彩です。お子様向けのお楽しみコーナーがあるかと思うと、大人向けの芸妓と触れ合う企画があったり、はしご車の試乗体験では歓声が飛び交っていました。インバウンドの観光客向けの町歩きツアーも実施され、観光特派員もお手伝いしました。国際交流はこれからますます重要ですね。

 

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今回機会を逸した方も来年またこの時期に開催されますので、是非お訪ね下さい。また、このエリアでは今後もイベントや祭りが続きます。今月19,20日は〔寳田恵比寿神社〕界隈で恒例の「べったら市」が催されます。29日の「中央区まるごとミュージアム」でも人形町付近ならではのアトラクションが用意されています。来月になると、日本橋七福神の一つ〔松島神社〕で「酉の市」も控えています。

 

魅力満載の人形町界隈。なかなか目が離せませんよ。

 

 

江戸凧から世界の凧まで 約3,000点   ~ 凧の博物館 ① ~

[rosemary sea] 2017年10月10日 18:00

『ギフト、そして自分も楽しむ』をアクティブ・ビジョンとして取材します、 rosemary sea です。

 

DSC02900a.jpg凧の博物館さんに本日はお伺いしました。

こちらはおそらく "世界でただ1つの凧の博物館" 。

日本橋の超有名洋食店「たいめいけん」さんの初代・茂出木心護(もでぎ しんご)氏により1977年(昭和52年)にオープンされました。

初代は日本の凧の会も立ち上げました。

現在は二代目・雅章(まさあき)氏が館長です。

テレビ等の出演も多い三代目・浩司(ひろし)氏も関わっておられます。

江戸凧から世界各地の凧まで、約3,000点が、処狭しとばかりに展示されております。

江戸凧は"最後の江戸凧師"と云われる大正・昭和期の偉大な江戸凧職人・橋本禎造(はしもと ていぞう)氏の作です。

 

凧の博物館 川口顕裕(かわぐち あきひろ)さんにお話を伺いました。

それでは展示の凧のご紹介です。

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・・・江戸凧

「"江戸角(えどかく)"ですね。これは"義経八艘跳び"です。」

 

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「"鯉金(こいきん)"と言いますけど、"鯉と金太郎"です。男の子の節句に揚げるもので、『勇ましい』というというのを揚げるんですね。」

 

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・・・達磨(だるま)の凧

「揚げるととても目を惹きます。

更に、この達磨の絵の眼のところに蝋(ろう)を塗るんです。

揚がったときに眼がぎらぎらと光るんです。」

 

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・・・大入り凧

「お店からの依頼で『干支(えと)の大入り凧を作って欲しい。』というニーズがありまして作りました。」

 

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・・・青雲

「日本香堂さんのお線香"青雲"のテレビコマーシャルで揚げた連凧(れんだこ)の1枚です。

これは日本の凧の会の世話人をされている方が揚げたもの。

テレビコマーシャルではバックの富士山は合成画像ですが、凧の下に飾ってありますカレンダーになった写真は静岡県の富士川河川敷での凧揚げ大会のときのもの。本物の富士がバックです。

これは100枚くらいの連凧です。」

 

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・・・初代・心護さんの凧

 

DSC02898a.jpg1965年(昭和40年)エッフェル塔の前で、パリの空に初めて日本の凧が揚がりました。

揚げたのは初代・茂出木心護氏。

パリで揚げた凧は上のもの。右の画像は絵柄が初代。

「フランスへ料理の修行に行ったときのことでしょう。このことは話題となりました。

これは六角凧ですから、縦骨をはずせば筒状になります。

六角凧が一番持ち運びしやすいですね。」

 

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・・・石原さとみさん。

DSC02886a.jpg「今から5か月くらい前に撮りました東京メトロさんのコマーシャル"茅場町編"ですね。

ちょうどこの津軽凧の脇に立って撮影されました。

茅場町の案内の、茅場町駅の最寄りということですが、ここは日本橋ですし、日本橋駅の方が近いですけどね。

東京メトロさんの都合で"茅場町編"になっています。」

 

・・・紙面の都合で今回のご紹介はここまでです。

次回に続きます。

 

※ 凧の画像は許可をいただいて撮影させていただきました。

 

凧の博物館

日本橋1-12-10

たいめいけんさんのビルの5階です。

たいめいけんさんは東京メトロ 日本橋駅の上のCOREDO日本橋の裏手になります。

03-3275-2704

開館時間  11:00~17:00

休館日  日曜・祝祭日

入館料  大人200円 小・中学生100円

凧の博物館さんを含む、たいめいけんさんのホームページはこちら

http://www.taimeiken.co.jp/

 

 

 

水天宮様へのご報告

[小江戸板橋] 2017年10月10日 14:00

人形町通りを水天宮に向けて、時々、横丁に入りながら歩きます。

10月三連休の中日8日、人形町界隈の出店の周りには、子供たちがあふれていました。

親子連れで、子供たち同士で。

 

祭り・縁日に来るたび、中央区内に子供たちの姿が多く見られるようになったことが実感できます。

7日までの三日間、人形市が開かれ、華やかな風情ある街並みを見せてくれたエリアです。

10月8日は「てんてん祭り」。

「てんてん」は、出産までの十月十日(とつきとおか)の掛けことばで、10月10日前後の休日に行われる、子供たちを中心にした行事です。

 

子供が大好きな、はしご消防車、ポンプ車、白バイなどの実車が揃っています。

おや、胸に「119」を付けた、東京消防庁のマスコット、「キュータ」くんもいました。

ヘルメットの大きさで、アンパンマンに出てくるキャラクター「てんどんまん」や「かまめしどん」を思い起こすのは私だけでしょうか。

荒汐部屋のお相撲さんのコーナーは、毎年大盛況です。

力士と対戦できる「わんぱく大相撲」で、子供たちの気分は最高潮になります。

お相撲さんたちは、写真うつりがとても素敵なんですよ。

縁台将棋のコーナーもありました。

史上最年少棋士の藤井聡太四段の活躍もあり、子供たちは大人相手に真剣に盤に向かっていました。

そうそう、先日、藤井君グッズを求めて千駄ヶ谷の将棋会館に言った知人の話。

売り切れで手に入らなかったのが、加藤一二三さんのクリアファイルだったとか。

77歳で歌手デビューも果たした「ひふみん」って、思っていた以上の人気なのですね。

 

てんてん祭りの名のゆかりともなっている水天宮様に到着。

初参りの赤ちゃんや着飾った子供、パパ・ママ・じいじ・ばあばに囲まれて。

赤ちゃんを抱っこする、どのお母さんも美しい。

日々の子育ては本当に大変なのですが、すくすく育つわが子を見る目が優しく喜びに満ちています。

 

先月、生まれた孫を抱きあげるために、博多へ行きました。

ひどいつわりで、ほとんど食べることも飲むことさえできず、逆子の状態で、医師は帝王切開を選択。

入院が続くかなと思っていました。

お母さんは体がぼろぼろになるまで、赤ちゃんに力を注ぎ込み、生んでくれました。

抱きあげると、パッチリと目を開けて、私を見つめてきます。

生まれたばかりの赤子の目は、まだ映像を映し出す能力はないといいます。

でもすべてを見透かされているような心地さえしました。

時折、乳房を求めてか、右・左に大きく口を突き出してきます。

このいたいけな体は、小さな宇宙にまでたとえられます。

絶対的な愛おしさは、星にさえ比べうる重量を持っていました。

水天宮様、おかげさまで元気に育っています。

 

 

 

区民スポーツの日

[にゃんボク] 2017年10月10日 13:00

 本日(10月9日)は区民スポーツの日。月島運動場の近隣にて様々なスポーツイベントが開催されました

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私は趣味のランニングの力試しとして、5キロの部に参加してきました。ゲストランナーはなんとオリンピック 2大会連続メダリストの有森裕子さん。何とも贅沢なゲスト

 

有森さん、声を枯らすような大きな声で本当に力いっぱい応援をしてくださり、こちらの力も沸いてきます。 小学生のスタートでは、わらわらと自由に動き出す小学生を前に、有森さんは「学校の先生」のような見事 な差配っぷり。お聞きするに 9年連続でゲスト応援にいらしているようで、小学校だった参加者ももう成人したとか。

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有森さんが並走しながら応援していただいたランナーの方、羨ましい。

広報の撮影班、中央エフエム ラジオシティさんもいらしてました。

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さて、私はと言えば、スタートと同時にパーンと飛び出す、若い中高生の背中を見て、「速い人、 多いな!うーん、 おじさん(私)、これでは入賞はできない・・・」と早くも諦めながら自分のペースを守って 走りました。結果は、想定外の入賞。あれ・・・前に走っていると思っていた人の数を数え間違え ていたのか、少しずつ抜いていて思ったより前に来ていたのか。(結果オーライですが!)

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立派な表彰式典の後、入賞の景品もいただき、楽しい時間を過ごすことができました。

本当に様々なイベントを趣向を凝らして開催している区民スポーツの日、ぜひ参加型で 楽しみたいですね

 

 

タロー書房と岡本太郎

[ジミニー☆クリケット] 2017年10月10日 09:00

岡本太郎氏と言えば、「芸術は爆発だ」や大阪万博の「太陽の塔」(古い)で有名な、エネルギッシュな芸術家でしたが、この岡本氏と中央区の関連で言うと、銀座5丁目にある数寄屋橋公園内の「若い時計台」があります

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この「時計台」は、時計の文字盤がになっていて、胴体の部分からは、ツノのようなものが何本も突き出しています

いかにも、岡本氏っぽいなという気がするのですが、中央区において、もう1か所、岡本太郎氏に関して、気になっていたところがありました

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日本橋室町2丁目、コレド室町地下1階にある本屋さん、タロー書房です

タロー書房さんの「タロー」のロゴが、以前から気になっておりました

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やはり、そうでした

岡本太郎氏のデザインです

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1994年、タロー書房の初代社長が書店を開業する際に、岡本氏に依頼して、制作されたものだそうです

これは、社長のご友人が岡本家の親戚であったことによるものだそうです

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店内には、「タロー」のロゴ原画も飾られていました(今まで気づきませんでした)

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さらに、タロー書房さんで印象的なのが、ちょっと書店らしくない壁紙や、店内のをつなぐ通路の上方に設けられた湾曲した屋根(のようなもの)

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お聞きすると、これらはすべて、デザイナー水戸岡鋭治氏にお願いしたものだそうです

水戸岡氏は、車両のデザイン等で有名な方です

JR九州の観光寝台列車、「ななつ星in九州」が、水戸岡氏のデザインによるものです

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そう言われると、店内の通路の感じが寝台列車通路のような・・・は気のせいか柔らかい湾曲がなぜか落ち着きます木製の書架柔らかさ温かさを感じさせてくれます

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これら店内の壁紙ブックカバー、店員さんのエプロン、お店のビニル袋の柄も水戸岡氏のデザインです

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なお、今回のブログの内容に関しましては、株式会社タロー書房永藤哲太朗取締役に懇切丁寧なご説明をいただきました

また、店内の写真のご提供もいただき、店内での写真撮影も特別にご許可いただきました

ありがとうございます

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タロー書房のHPはこちら ⇒

http://taroshobou.co.jp/index.html

 

 

時流れ 郡代屋敷 花の園 、絵図散歩 クイズの様で また楽し

[銀造] 2017年10月 9日 16:00

「郡代屋敷跡」の説明碑は、中央区馬喰町二丁目の久松警察署東日本交番の横の植栽の中にあります。

説明碑から上を見上げると白亜の殿堂らしき立派な建物があります。 日本橋女学園です。

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嘉永三年新刻、安政六年未夏再板の尾張屋清七板の東都下谷絵図では、郡代屋敷の右(東)に浅草御門、両国広小路、両国橋が表示されています)が、これはずっと以前の明暦の大火(西暦1657年)の後に設置されたものですね。

この絵図には、薬研堀も見えます。 中央区の町々は、江戸時代に計画されて出来た町なので、道は大きくは変化していないと思います。絵図を持って散歩するのも楽しいですね。