大金鳥店(だいきんとりてん)
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新鮮!鶏肉専門店<大金鳥店>
中央区内には、老舗百貨店が数店舗ありますが、大通りから数本裏に入ると、小規模の個人店舗がまだまだ何軒も残っています。豆腐店、染元、青果店、鮮魚店、呉服店、日本茶海苔店、和洋菓子店等々・・・
そのうちの一軒が、日本橋浜町の大金鳥店(だいきんとりてん)。鳥肉を扱うお店です。清洲橋通りの浜町公園前の信号を人形町方面に進んで一本目を左折したところ、または甘酒横丁から明治座方面に進み、浜町緑道を越えて右折したところにあります。
とにかく新鮮です。お店の入り口のドアを開けるとショーケースがあり、その中には専門店だけあって、私にはどのように調理をしてよいのか分からない、あらゆる部位が並んでいます。その奥は、捌く作業場となっているようです。取引先に卸すためでしょうか、訪れた日は何人もの方が作業をされていました。その場で捌いてすぐにショーケースに並ぶことも、きっと間違いないと思います。
実は、肉はまだ挽肉しか購入していないのですが、挽肉は「親どり」と「若どり」の二種類があります(どちらも110円/100g)。違いを尋ねると、「親どり」は挽くのは一度で、「若どり」は三度ほど挽いているとのこと。親どりの挽肉を購入し、早速調理をしたところ、驚いたのは調理中にアクがほとんど出ないことです。浮いている脂も透明です。そして、一度しか挽いていないためか歯ごたえがあり、脂にもコクがあってうまみになっています。
鶏卵も1個からバラで購入可能です。当然ながら、新鮮でおいしかったです。
これからの季節に、参鶏湯や丸焼き用に一羽購入するのもいいですね。スーパーマーケットでパックで売られているものと比べて、新鮮さと味の違いに感動しますよ。
大金鳥店(だいきんとりてん) 住所 中央区日本橋浜町2−5−6
電話番号 03-3667-2441
営業時間 8:00〜19:00(月〜金)/ 〜18:30(土)日・祝休
毎週水曜日は、むね肉が半額だそうです。また、経営する「鳥割烹 大金」が近くにあります。
HARIO株式会社本社ビル
日本橋富沢町。マンションもちらほら建っていますが、週末ともなれば人通りが少なく、とても静かな地域です。人形町通りの堀留町交差点から2本入った大門通り沿いに、一際目を引く建物があります。ごく最近建てられたものではないことは一目瞭然。耐熱ガラス製品で知られる「HARIO株式会社」の本社建物です。
この日は平日ではありましたが、人の出入りを見かけることはなかったのですが、正面玄関と思われる足元には文化庁の「登録有形文化財」のプレートが。
同じく正面向かって右上には玄関灯が一つ飾られています。厚めで温かみのある形状が目に留まります。もしかして自社製なのでしょうか。ステンシルプレートのような社名の入った看板もステキですね。外壁のどこを観ても細部が実に美しいです。 この建物は、川崎貯蓄銀行富沢町支店として1932(昭和7)年に建設されたそうです。その後、常陽銀行東京支店、同行堀留支店として使われていたそうです。銀行建築は重厚な造りのものが多いですね。その後、当時のハリオグラス株式会社が、2000(平成12)年に創業80周年記念事業の一環として、本社をこの建物に移転したそうです。
日本は地震が多い国のせいか、古い建造物を保存することに積極的ではないように思います。建物は人が住んでこそ意味がある訳で、どのような形であれ修繕されながら大切に使われ、多くの方に観てもらい、少しでも長く残してもらいたいものです。あと個人的希望ですが、電線は地中に埋められないものでしょうかねぇ・・・ HARIO株式会社 中央区日本橋富沢町9−3 ★ハリオ・ライフ★(製品に関連する情報が掲載されているブログ) 売り切れ御免のシュークリーム<Sucre-rie>
中央区に引っ越してきた一年前に、小舟町に勤める友人が教えてくれたお店 Sucre-rie(シュークリー)。シュークリームが人気の洋菓子店です。
19:00までの営業で、平日の仕事帰りに買ってみようと寄ってみると、『完売いたしました』の掛け札が・・・ 残念と思いながらまた別の日に覗いてみても、また『完売』の札が入り口にぶら下がるばかり・・・
ということで、週末にチャレンジ。販売時間が決まっているようで、何度かその時間に合わせて行くも、またまた『完売』の札が
・・・と、なんとなく心残りのまま一年が経ち、今日こそは、と販売時間の10分前に着くように家を出発。曇ってるし雨が降る予報が出てるから、そんなに並んでいないだろうと高を括っていたら、すでに長蛇の列が。少々焦りましたが、店員さんが購入数を一人ひとり確認していて、私にも聞いてくれたということはまだ完売の数に達していないということだ、と一安心。しかしながら、私の10人くらい後ろに並んでいた方の辺りで販売数に達してしまったようです。
販売時間になり、順番に店内へと進みます。シュークリーム専門店ではないので、焼菓子、プリンやケーキ等も販売しています。モンブランをいただいたことはありますが、おいしかったです。
さて、シュークリームです。シュー皮はサクッとした焼き上がりで、表面には黒ごまがまぶしてあり、口の中でプチプチと弾ける食感と香りが、不思議にも素敵なアクセントになっています。やや固めのカスタードクリームがぎっしり詰まっていて、あっという間に胃袋へ。
平日の昼間には、並ばなくても運良く買えることがあるそうです(友人談)。ご興味が湧いた方、基本的には並ぶ覚悟でお願いします
シュークリー(日本橋小学校近く) シュークリーム 1個220円
住所 中央区日本橋人形町1−5−5
電話番号 03-5651-3123
営業時間 9:30〜19:00(月〜土)
シュークリーム販売時間
9:30〜/12:00〜/17:00〜
第25回東京湾大華火祭
日本列島各地で記録的な暑さとなり、都心でも6年ぶりに37℃を超えた8月10日、第25回東京湾大華火祭が晴海で開催されました。主催は、東京湾大華火祭実行委員会、中央区、朝日新聞社。
事前に申し込みをし、入場整理券を入手。会場は晴海主会場(中央区は他に晴海第2会場)。収容人数は約5万人(晴海第2会場は約4万2,000人)。17:00開場。会場全体にブルーシートが数ブロックに分かれて敷かれており、その上を各自が陣取るようになっていました。私が会場に到着した17:30頃は、どのシートも多くの人で埋っていましたが、前方はまだまだ余裕がある様子でした。私は真ん中のやや前方を確保。
打ち上げ開始時間の18:50まで、会場内には観覧場所の空き状況や花火の説明等のアナウンスが流れていました。先ほども述べたように、この会場は入場整理券が必要で、2名までの制限と開場時間が決まっていたこともあるためか、皆さん比較的おとなしく打ち上げ開始までの待ち時間を過ごされていたように思います。
打ち上げ時間が近づき、会場全体で10秒前からカウントダウンを行い、色鮮やかな花火が次々と打ち上げられました。都の鳥ゆりかもめをモチーフにしたキャラクター「ゆりーと」の花火も登場しました。
日本各地の花火師さんの作品はどれも迫力があり、会場全体から歓声が上がりました。また、尺五寸玉(直径約45cm)が打ち上げられると上空では400mほどに広がるそうで、振動が地面と体に響きわたり、それはそれは息を呑むほどの豪華さです。
約1万2,000発の花火が東京湾の夜空を彩りました。今年の観客者総数は、およそ68万人だったそうです。
暦の上では立秋を過ぎましたが、まだまだ暑さは続きそうです。しかしながら、迫力と美しさに暑さを忘れることのできるひと時でした。 せともの市
思い起こせばちょうど一年前のこの季節。当時住んでいたマンションの更新時期が近づいていたので、新しい土地に引っ越そうと部屋探しをしていました。
学生時代に銀座と築地でアルバイトをしていて「将来は中央区に住みたい」と思いを馳せて以来、かれこれウン十年。「そうだ、中央区に引っ越そう」と、どこかで聞いたようなフレーズの如く、昨年のこの時期に勤務先の表参道から半蔵門線に乗り、水天宮前駅で下車。
目的の不動産屋のある人形町交差点近くまでの道のり、人形町通り沿いの歩道上は蒸し返す中、たくさんの人で賑わっていました。せともの市が開催されていたのです。「この空気、やっぱりいいな」と感じながら不動産屋に到着。他の地域も探す予定ではいましたが、まず人形町界隈でいくつか物件を紹介してもらいました。やはり直感を信じてよかった・・・他の地域で探すことはありませんでした。間違いではなかった、中央区に引っ越してきたことは。毎日が楽しいです
と、前置きが長くなりスミマセン。今年も「せともの市」の時期がやって参りました。毎年8月第一月〜水曜日に催され、今年は5日〜7日の3日間。残業と重なってしまい、6日(火)のみですが覗くことができました。
水天宮前交差点から人形町交差点にかけて、人形町通りの両側は販売店のテントがずらっと並びます。ワクワクしますと、せともの市を紹介しておきながら言うのもなんですが、私は週末の趣味として陶芸教室に通っているので、新規に陶磁器を購入することはそうそうありません。しかし、このように産地の違う商品を一度に見られるのは勉強になり、自分の作品作りのヒントにもなります。でも、せっかくなので何か記念に購入しようと物色していると、気になるお店を発見。お店の名前は分かりませんが、どうやら古い器を扱っているようです。ドキドキしますなぜなら、時代を経てきた食器類だけは時々購入することがあるからです。
江戸時代に使われていた蕎麦猪口や小皿。少しくすんだ染付けは、味があり美しいです。明治〜大正期に作られたというガラス類など、素朴な姿につい見入ってしまいました。蕎麦猪口も手頃な値段でいいなと思ったのですが、今回はガラス製品を購入。
陶磁器に限らず、ガラス製品、木製品も販売されていました。季節ごとに食器を使い分けるのも趣があっていいものです。大観音寺の前では、電動ろくろを体験できるようでした。来年のせともの市で、皆さんもお気に入りを見つけてください。壽堂の氷羊羹もおいしですよ。
せともの市(今年は終了しました) 毎年8月第一月〜水曜日に開催
東京メトロ日比谷線人形町駅または半蔵門線水天宮前駅下車
人形町に涼を求めて<壽堂 氷羊羹>
梅雨明け後の連日の猛暑も少し和らぎ、しばし過ごしやすい日が続いていますが、それでも日が高くなれば、家の中は蒸し暑くなってしまいます。室内での熱中症が意外と多いというニュースが頭をよぎり、少し前に見かけた、人形町にある壽堂(ことぶきどう)の入り口横の貼り紙を思い出し、涼を求めに身支度開始。
壽堂は人形町通り沿いにあり、「黄金芋(こがねいも)」という銘菓が看板商品で、お店の近くを通るとほんのりにっきの香りが漂っています。が、今回の目当ては「氷羊羹(こおりようかん)」。
氷羊羹って何だろう?あずきバーみたいなものなのか・・・とあれやこれや想像しながら、3本くださいとお店の方に注文。冷凍庫から出てきた実物は、なんとも可愛らしい、竹串に刺さった羊羹でした。心の中で「おぉっ!」と感嘆の声を上げ、支払いを済ませ家路を急ぎました。
大きさは1〜2cm角、長さ7cmほど。口触りはさっぱりしていてべたつかず、上品な甘み。ダラダラと溶け崩れることがなく、しゃりっとしているのにしっとりした味わいでした。2本、3本と食べ進めたいところをグッと我慢して、残り2本は冷凍庫へ。また暑い日に大切にいただきます。
8月上旬に、人形町通りでせともの市が開催されます。氷羊羹は夏季限定の商品とのことですので、お越しの際は氷羊羹でひと時の涼をお楽しみください。
京菓子司 壽堂(ことぶきどう) 中央区日本橋人形町2−1−4
氷羊羹 1本100円
東京メトロ半蔵門線水天宮前駅7番出口が便利です。
せともの市
毎年8月第一月〜水曜日開催(2013年8月5〜7日)
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