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中央区観光協会実施の「中央区観光検定」に合格し、特派員登録をした観光ボランティアメンバーによる中央区の“旬な”情報をご紹介。

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限定の味 久寿餅<甘味処 初音>

[whatever] 2014年2月 6日 09:00

 いつから出てたのよ、この貼り紙 少なくとも週に一度は前を通っているつもりですが、まったく気付きませんでした 

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 なので、「待った、待った、待ってたよ〜」という待ち焦がれ感は私にはちっともありませんが、きっと多くの方が待ちわびていたのだろう・・・と思うと、じゃ、試さなきゃということで、お店の扉に手を掛けました。

 いつも「あんみつ食べたいな・・・」とショーケースを覗いては通り過ぎていたのですが、この日は思い切って中に入ると、店内は昭和の趣が残る内装で、この時はお客さんも少なかったせいか、空気がゆっくりと流れているような空間でした。

 「甘味処 初音」は、天保8(1837)年の創業。歌舞伎や落語が好きな初代が「初音の鼓」に因んで名付けられたそうです。なるほど、よく見ると扉や窓が鼓の「調べ」(紐)になってますよね。

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 家に持ち帰り、早速お皿に取り分けていただきました。こちらは通常のきなこではなく、なんとも鮮やかな「うぐいす粉」です。店名からすればそうなりますね くずもちはもっちりとしていて、黒蜜とほんのり甘いうぐいす粉と合わせると、とても上品な味になりました。美味しくいただきました。さすが人形町、間違いないですね

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 次回は、店内で風情を感じながら、味わいたいと思いました。


甘味処 初音

中央区日本橋人形町1−15−6

無休

 

 

ファストフード下町版<美奈福>

[whatever] 2014年2月 3日 09:00

 おでんが美味しいのは一年中ですが、寒さが厳しくなるこの季節は、ますます美味しく感じられます 甘酒横町から水天宮前交差点側へ一本入ったところにあるおでんやの「美奈福」(みなふく)では、お手頃な値段で懐かしい味が楽しめます。

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 注文はお店の外から。日によってお店の方が違いますが、割烹着を着たお母さんのときは、おでんを選びながら世間話が楽しめますよ。この日、お母さんはお店の奥で、座って仕込みをされている様子でした。娘さん(お嫁さん?)と思われる方が、接客をされていました。

 

 美奈福のおでんは、なんといっても値段が魅力的。100円以下のたねがたくさんあります 私は関東の生まれなので、必ず買うのが「ちくわぶ」。おでんにちくわぶ、子どもの頃から当たり前に食べてきましたが、西では食べないそうですね。美味しいのに で、おつゆは関東風の濃いめになっていますが、決してしょっぱくはありません。この日の持ち帰りは、

 

 ちくわぶ(私は2個買い)60円×2

 つみれ(2個入)80円

 たこ 250円

 

の合計450円。今半でコロッケと串カツを買っていたので、美奈福ではこれだけに抑えておきました。からしも付いてますが、これがとても辛く、結構ツーンときます

 

minafuku3.JPG ←いつもこんな感じに入れてくれます。

 

 「これが一番冷めなくていいのよ」と以前お母さんがおっしゃっていました。「家から容器持ってこようか?」と言ってみたところ、「冷めるし、ぶつかって崩れるから、ビニール袋がいいのよ」とのことなので、皆さんも余計なことをされないように!あと「すぐ帰って温かいうちに食べてね」とも。美味しく食べてもらいたい、というお母さんのプロフェッショナルな気持ちが伝わってきます。

 

 器に移し替えて、さっそくいただきました。たこは柔らかくておいしかったですよ〜 その場で食べることもできます(串に刺してくれます)ので、小腹が空いた時に立ち寄ってみてください。

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美奈福

中央区日本橋人形町2−11−12

定休日 日・祝

持ち帰りのおでんは18:00頃まで買えます。「全種類(20種)2,050円」などのセットメニューもあります。

 

人形町通り沿いのすし三崎丸と海鮮三崎港の間を入る。

 

 

新春の装いでおもてなし<ロイヤルパークホテル>

[whatever] 2014年1月14日 14:00

 皆さま、2014年のスタートは爽やかに切れましたでしょうか。
 
 仕事も始まり、すっかりいつも通りの生活に戻りましたが、近所にある「ロイヤルパークホテル」では、新春のおめでたさを感じるデコレーションでお客様をお迎えしています。
 こちらのホテルは、その時期に合わせた飾りつけでホテル利用者の目を楽しませてくれます。東京メトロ半蔵門線の水天宮前駅から直結しており、仕事帰りなど館内を眺めながら通り抜けています。
 
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干支の「午」と書かれた大凧。
左右の柱には、那須与一や源義経など武将の顔が描かれた凧も飾られていました。
実際に近くで見ると迫力がありますよ。
 
 
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押絵羽子板。浅草橋の久月製。
歌舞伎十八番の一つ、通称「助六」。本名題は『助六由縁江戸桜』。
紫色の鉢巻が凛々しいですね。右の「揚巻」の煙管を持つ姿、貫禄があります。

ロイヤルパークホテル
 

 

冬のイルミネーション

[whatever] 2013年12月20日 17:22

 12月に入ると、繁華街の夜は電飾でキラキラと眩しくなりますね銀座周辺の煌びやかさには敵いませんが、近所の箱崎公園でも冬のイルミネーションが負けじと輝いています
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日本IBMをバックにクリスマスツリー
 
 
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水天宮ピット側の金網には雪だるま
 
 冬の夜は歩く人の姿も少なくなるので、足元を照らしてくれるところがあると安心です
 ちなみに、この公園には吉田松陰があります。「箱崎町に松蔭?」と思いましたが、像が設置された由来を説明する看板が。昭和12年末に病気で亡くなった、当時箱崎尋常小学校6年生の岩井光子さんの希望で建てられたそうです。6年生で誰かの生き方に感銘を受けたなんて・・・そんな岩井光子さんに感銘を受けました。
 
***
 
 箱崎公園より数分歩いたところにあるロイヤルパークホテル。こちらも年の瀬のイルミネーションでお客様をお迎えしています。
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 昨年は、フィンランドからやってきたサンタクロースに遭遇しましたが、今年も会えるのかな・・・と思っていたら・・・
 
christmas10.jpg会えました
 
***
 
 こちらは、人形町通りの「提灯イルミネーション」。渋いじゃないですか! 1月17日まで、夜はぼんやりとした灯りが通りを照らすそうですよ
 
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新しいモノが生まれる場所<ソーシャルビジネスラボ>

[whatever] 2013年12月 5日 14:00

 中央区に住み始めて、ありがたいことに異業種の方と繋がる機会が増えました。中央区に関わる人との出会いも多く、新しいことを知ることができ、とても新鮮です。 

 台風の影響で、急遽室内BBQに変更になったイベントに招待していただいた9月某日、参加者が自己紹介を始めると「近所におもしろい場所?家?があるんだ・・・」という発見があり、後日お時間を作っていただき、お部屋も見学させていたきました。

<新しい生き方・活き方のカタチ>

ここ数年で聞き慣れてきた「シェアハウス」。シェアハウス(Shared House)は、家をシェアし、一緒に住むことを目的としています。一方で、今回おじゃましたソーシャルビジネスラボ(SBL)は、新しいソーシャルビジネスを生みだすことを目的としていて、とことんやる人のために一緒に住むこともできるという新しい生き方・活き方のカタチでした。さらに、SBLの中には、ソーシャルビジネスに取組む方が集まり、試すための格安貸しスペースもあるそうです。

<SBLのコンセプト>

SBLでは、都心に格安の貸しスペースを創ることで、社会のために活動する方向けの活動の場所を提供し、さらに、スペースを利用する方同士のマッチングや交流で、新しいソーシャルビジネスを生み出すことを目指しているとのことです。

<SBLを立ち上げたきっかけ>

SBLを運営しているのはNPO法人芸術家の村です。芸術家の村を立ち上げて活動を始めたものの、事務所を持つこともできず、打ち合わせをする場所を確保するのに苦労された経験から、自分たちだけでなく、活動を始めたばかりの人はみんな困っているはずだ、だったらみんなが集まれる場所を創ろうということで始めました。さらに、いっそのこと住居とスペースを一緒にしてしまおうじゃないかということで、この場所が始まったそうです。

<SBL全体像>

5階、4階 とことんやりたい方のための居住スペース

1階、3階 社会のために活動する人が集まる貸しスペース(500円/H)

※2階は他の会社の事務所になっています。

<SBLの入居者>

現在ご入居されている方は、志を持った熱い方々です。

「芸術家の村」の代表、柚木理雄 (ゆのきみちお)さんは、この場所を創った本人であり、自身も入居してとことんやってみたいそうです。

<運営している芸術家の村って?>

芸術家の村では、いろいろな分野で活躍する人たちで集まり、「こんなモノがあったらいいのに」を実現していくことを目指しています。

https://www.facebook.com/geijyutukanomura

http://social-artist-village.org

<詳しく取材してみました>

さて、実際の建物ですが、首都高速道路の入口「箱崎」近くの、屋上のある5階建てのビル。住宅地にある昔ながらの建物ですが、中はリノベーションされています。共同生活で最も気になる箇所(と思うのは私だけ?)のトイレ、洗面所や浴室の水回りは最新のモデルが設置されていて、清潔で非常に快適そうな印象でしたが、内壁は当初のままの趣のある砂壁が残っていました。

 

もともと店舗だったという1階部分は開放感があり、アトリエやイベントスペースとして利用する予定とのこと。マルシェのようなことをやって、地域の方と気軽に交流できるような場にしたいと話されていました。

 

3階はオフィスやセミナー等に利用できるフロアで、机・椅子・ホワイトボード・プロジェクター・Wi-Fi等、打ち合わせには必要なものは揃っていました。これだけ揃って、使用料が低料金(500円/H)で抑えられるのはありがたいです。

 

4~5階は居住フロアとなっています(計4部屋)。

 

 ***

 

 個人的に一番気になるのは1階のアトリエスペースで、外部から利用を希望する際の利用方法を聞いてみたところ、例えば私は趣味で陶芸を習っているのですが、自作の展示・販売用に一般的なギャラリーとしても利用できるとのことでした。基本的に使い方は自由とのことですが、「こんな感じに使えますか?」とご相談いただければ、一緒に話し合い、具体的にアイディアをご提案いただけるそうです。そう考えると、きっと利用する側の可能性は限りないですね。知っている者同士の集まりから、徐々に様々な世代に開かれた、入りやすくて身近に感じられるギャラリーがあったら楽しそうだな・・・と私は想像しています。 

 ホームページがあり、そちらより1階と3階のご利用状況が確認でき、予約もできるそうです。

http://social-business-lab.org

https://www.facebook.com/social.business.lab

 ちなみにですが、居住スペースですが、まだ1部屋開いているとのことです。ご興味のある方、前出のFacebook経由、またはyunoki@social-artist-village.orgよりお問い合わせしてみてはいかがでしょうか。

 「とにかく遊びに来てください!」とご入居されている方もおっしゃっています。多様なバックグラウンドの人間が集まり、このSBLから中央区のみならず、日本中、海外へ新しいモノを発信する場所になるよう、近所の私も微力ながら関わることができればと思っています。

 

 

 

"築地"のパン屋さん<オリミネベーカーズ>

[whatever] 2013年11月12日 09:00

 11月4日に開催された「中央区まるごとミュージアム2013」のバスガイドボランティアは、拙い案内だったなと反省しつつ、でもそれなりにがんばったつもりです。事故もなく無事に終了し、バス停番号1番の「築地」が集合解散場所で、肩の荷が下りてお腹も空いてきたので、近くの「オリミネベーカーズ」に寄ってアレを買って帰ろうと決めました。

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 こちらは、時々マスコミでも紹介されているパン屋さんですが、インターネットで調べてみますと、場外市場にある「つきじ折峰」という、飲食店向けに割箸、折箱、包装用品等を取り扱われている老舗がプロデュースするお店だそうです。確かに、商品を入れてくださる袋や箱のデザインがかわいいのは、そのためでしょうか。また、元シニフィアン・シニフィエにいらっしゃった方をアドバイザーに迎えられているとのこと。だからおいしい訳だ、と納得です。ちなみに「シニフィアン・シニフィエ」は、日本橋の高島屋地下1階に店舗があり、価格はお高めに感じるかもしれませんが、小麦のうまみが感じられる非常に味わいのあるバゲットを置くパン屋さんです。もちろん、オリミネベーカーズのバゲットも、外はパリっと中は気泡が入ってフワっとしています!

 

 さて、「アレ」とは「いいだこのフォカッチャ」なのですが、この日は残念ながら売り切れとのことでした。ですが、以前撮っておいたこちらをご覧ください。塩っ気が絶妙で、クセになる味です。いいだこだなんて、魚河岸の築地っぽくていいですよね!しらすバージョンもありました。この日は、こしあんぱんと、季節の栗に惹かれてモンブランのようなデニッシュを購入。こしあんぱんは、帰る道すがら、歩き食いをしてしまいました。写真を撮る前に・・・パン生地はとてもしっとりして、上に載った桜の花の塩漬けが、こしあんの上品な甘味を引き立てていました。栗のデニッシュは、栗そのものの味が感じられる、柔らかい甘さでした。

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 地域等は決まっていますが、宅配もしてくださるようです。とにかく種類が多く、いつもどれにしようかと迷ってしまいます。今月から、ドイツのドレスデンを代表するクリスマスシーズンの菓子「シュトーレン」の予約を、11月30日まで受け付けているようです。こちらもおいしそうです。

 

 余談ですが、学生時代にこちらのパン屋さんの近くにあったお寿司屋さんでウェイトレスのアルバイトをしていました。まだあるのかなと思いながら探しているときに、このお店を発見しました。この辺りは長屋があったように記憶していますが、ずいぶん変わってしまい、アルバイトをしていたお寿司屋さんは見当たりませんでした。でも、近くの児童館は変わらず残っていて、とても懐かしく感じました。

 

 どれも美味しそうなパンばかりですので、こちらに寄ってからお好みのパンとともに、築地や明石町界隈、隅田川テラス辺りを散策されるのはいかがでしょうか。

 

 

 

orimine4.JPGレジの後ろに並ぶ

ミルキーブレッド(左) 葡萄ブレッド(右上) ハードトースト(右下)

 

orimine3.jpg存在感たっぷり。本当においしいバゲット


 

orimine2.jpg素朴な形のスコーン。ミルクティーにぴったり

 

 

orimine5.jpg大納言小豆がずっしりもちもち。一番スキ

 

orimine6.jpgまだまだあります。迷っちゃいます


オリミネベーカーズ 築地七丁目店